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学校の「当たり前」をやめた。
学校の「当たり前」をやめた。
工藤勇一/時事通信社
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総合評価

149件)
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    素晴らしかった。 異なる意見の他者とも、最上位目標を共にしていれば、対話を通してお互いを認めながら打開策を作り出せる。 意見が違っていても協働する道が探し出せる。 諦めそうになったときにまた読みたい本。

    1
    投稿日: 2025.11.09
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    全部読み終わってないけど、本棚登録。 いずれまた、公立の学校で気になること知りたいことがあれば手に取ろう

    0
    投稿日: 2025.05.31
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    本書では、今の学校は手取り足取り、世話をし過ぎて、自律してない大人を育ててしまっている。そして、壁にぶつかると誰かのせいにしてしまう。それは、子どもたちや保護者がサービスの「消費者」であり、「当事者」ではないからとしています。 「自ら考え、自ら行動し、自ら決定し、自ら行動する」=「自律」であり、「社会でよりよく生きていける」ひいては「よりよい社会を作っていく」ために必要な資質であるとも。 工藤先生の実践は、学校規模、地域規模のものも多く取り上げられていますが、学級単位、授業単位でも活用できそうなヒントがありました。 複数人が集まれば、見解相違が出るのは当然のことで、その対立自体はごく普通のことである。目的を再度確認し、起きた「対立」を自分たちの力で解決する貴重な機会を失わせないことをマインドセットにし、できることからやってみようと思います。

    12
    投稿日: 2025.02.27
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    この校長の下で働くのはだいぶしんどそうだな、と感じる取り組みも無きにしも非ずだったりしますが、これまでの慣習を常に見つめ直す姿勢は全教員の新たなスタンダードにしていくべきだと感じました。魅力的な社会や大人の提示が子どもたちの自己肯定感の向上に繋がるという考えもストンと腹落ちした。

    1
    投稿日: 2025.01.31
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    工藤校長が辞めたものの例は以下があった ・学力の定着をより効率的に図るという目的のため、中間テスト・期末テストを廃止 ・生徒が楽しむという目的のため、体育祭を生徒会主催に ・専門性を活かし、すべての生徒に責任を持てるよう、担任を廃止 これらは現行の教育は手段が目的化していることが多すぎるので、目的から逆算した手段をもう一度考え直すことで、より良い教育現場を実現させるという一貫性を持った考え方に基づくもので、どれも納得できる内容だった。

    0
    投稿日: 2024.12.08
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    目的意識を持つことと、そもそもの最高目的を何にするのか?ということの重要性を再認識した。 世間の現状把握と、子どもたちの自己実現や幸福追求のために、頑張っていきたい。

    0
    投稿日: 2024.11.04
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    素晴らしい本でした 新採の時に読んだ大村はま先生「教えるということ」以上の衝撃と言おうか、それ以上の大きな感動を与えてくれた本でした 工藤先生のよな先生が増えれば、日本の教育、世界は変わって行くと思います 自分も同じ考えを持つ教師として努力精進していきたいと思います

    0
    投稿日: 2024.09.08
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    この本が発売された当時、物凄く話題になったが、いつか読もうと今まで引き延ばしてきた本。コロナの流行前に出版された本だが、今読んでも革新的で、今学校は今後みんなにとって開かれた場所となっていくだろうと思う。しかし、コロナの流行で、1人一台端末が導入されたり、授業は一斉授業から生徒が学習内容や進度を決めて行うものへ変化したりするなど、ものすごいスピードで変わり続けている。私も学校関係者だが、自分が行なっていることは当たり前ではなく、常に変化したいという視点を持ち続けたい。

    1
    投稿日: 2024.09.02
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    宿題や定期テストをなくすことができるのか。あたりまえに学校でやっていることに疑問を投げかけ、生徒にとってためになる教育とは何かについて考えさせられる。

    1
    投稿日: 2023.12.16
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    些か時代が古いか、、、 響く言葉は多々あったが、コロナ前の構想だったのでICT活用の部分などは特に古かった。 それくらい教育はここ5年で劇的に変わってきている。 保護者地域が責任者当事者になる という事はとても同意。今も消費者意識、お客様感覚が根強いと感じる。

    0
    投稿日: 2023.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生徒、部下、後輩、子供、そして自分自身も含め、人は誰しも、人を育てていると思う。全ての「育てる人」が、育て方を考えるきっかけをくれる本だと思う。 「大きな対立があっても、上位目的を見据えて対話を図れば、必ず合意形成に至る」という言葉は、全ての人が上位目的に対して真摯に向き合ってくれることを前提とした、言わば性善説的なものではあるが、この希望は常に頭に置いておきたいと感じた。ここを諦めてしまうと、何も動けなくなってしまう。 例えば実社会においても、一部の利己的な人が、上位目的を達成するためのフリをして、実際は自分の利益のために行動するようなことが散見される。しかしその行動が見過ごされている根底には、その集団の中で上位目的が適切に共有されていないことが原因としてあるのではないか。集団の全員が当事者意識を持ち、上位目的を理解しそのための手段を画策していれば、一部の人の誤った行動は淘汰できるのではないかと思う。「流されない」ことは、それだけで社会を良くする効果がある のだと思う。 OECDやコンピテンシーといった言葉を学べたのも良かった。教育にはゴールがないと成り立たない。これからの社会における人間のゴールが設定されているという事実を初めて知った。 そんな社会の中で、自分はどのような人間を育てたいのか。学校の正解、社会の正解は様々な観点で話し合われ、上記のように提示されているが、人一人ひとりに焦点を当てたものでもきっとない。これからの社会ではどのような人間が幸せに生きることができるのか。難しいし、正解など無いのかもしれないが、ゴールを見誤らないようにしたい。

    1
    投稿日: 2023.08.30
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    大変面白かった。大学時代の卒業制作時に読んでいたら私の設計も変わっただろうにと思ったが、まだ当書出てなかった、笑、これからに活かす!

    0
    投稿日: 2023.08.16
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    目的意識が大事だということを実感させられました。これは教育に限らず民間企業でも私生活でも同様だと思います。 自分は何を実現したいのか。誰のどんな問題解決に貢献したいのか。今慣習も含めてやっていることは実現したいことにどう貢献しているのか、どんな改善が有効か。考えて実行することが大事。 その上で、教育において最重要の目的は、子どもたちが社会で活躍できるようにすること、社会をより良く変えていけるようにすることであり、そのためにはいろいろな情報や人や機会・経験に触れさせて、自分や社会について考えさせることだというメッセージに強く共感した。そのために大人に求められる接し方は、やってあげることではなく自分で考えてできるように支援することであり、そのように自分自身が取り組む姿を見せることだと強く思った。

    0
    投稿日: 2023.06.12
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    〈何故、この本を手に取ったのか?〉 「改革」「手段と目的」といった、私が日頃からよく気にしているワードが垣間見え、以前から気になっていた本でした。 〈どんな本か?〉 キーワードで言えば、「目的」と「対話・心理的安全性」を教えてくれる本だと思いました。 手段が目的化することはよくあります。 目的には最上位目的があることもよく認知されていると思います。 しかしながらこう言ったこと時たま意識しようと自らが自らに働きかけないと、目の前の作業に集中しすぎ、視野が狭くなり、忘れがちなことです。 そして、みんな違うという多様性を受け入れている状態を大前提に、目的をみんなで共有すること、これが対話(心理的安全性)には大事だと思いました。

    0
    投稿日: 2023.05.26
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    工藤氏の行動力と明確なビジョン、リーダー性には只々感服するばかりでした。と同時に、身につまされる思いにもなりました、私には、リーダーになる覚悟も素養もまだありません。しかし、まずは、自分にできること、気が付いたことから、やってみようと思いました。

    3
    投稿日: 2023.05.07
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    目的と手段の不一致、手段の目的化。 私も『学校で何をするか』よりも、『学校に行く』ことが目的になっていて、大した学びもないままに学生時代を過ごしてきたように思います。 校長や教員に恵まれなかったといえばそれまでですが、他責にするのは好きじゃないのでそうは言いません。しかしながら、子どもらは、自分で目的や手段を明確に出来る力もまだまだでしょうし、それを導いてあげるのが学校をはじめとする教育現場であるわけです。やはり、強いリーダシップのある校長や教員が不可欠です。 先生達にも読んでほしい本でしたし、親として、自分の子にも伝えてあげたい内容が沢山でした。 教育現場だけでなく社会や、仕事の場でも役立つお話しがあり大変満足です。

    4
    投稿日: 2023.04.12
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    義務教育の一番の意味って和を学ぶ事と思っていましたが、自律を学ぶ場所。 すごく納得できました。確かに何か悪いことが起きれば、何かのせい・何々が悪いなど、自分も含めてそういった不満先行が最近特に多い様な気がします。 100%学校教育のやり方でそれが起きているわけでは無いと考えますが、学校で過ごす時間も多いのでやはり大きな部分になるのでは無いでしょうか。 このシステムが公立学校でできるんだなという驚きと、娘2人が中学卒業していて凄い差があるなと思いましたが、これは自分が学校教育に興味がないからわからない所為なのか、本当に差があるのか。また、教育委員会の差で起きている事なのか、校長の力量なのか。 実はすごく怖い事が起きているような…

    4
    投稿日: 2023.04.12
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    学校とはなんの為にあるのか。本当考えさせられました。 学校は人が「社会の中でよりよく生きていける」ようになるために学ぶ場所、その目的を達成する為の手法は、いくらでもあり、宿題や定期考査、生徒指導など、従来通りの手法に疑問をもち、撤廃や改善を進める筆者に感銘をうけました。 旅行会社とのタイアップによる企画型の取材旅行やスケジュール管理なども、なるほどと思いましたし、自分の子供は今年中学1年生ですが麹町中学校に通わせたいなとおもいました。 固定担任制の廃止は、うちの子供の中学校でも今年から導入したようです。今後、麹町中学校をケースモデルとした公立中学校も増えていく事を期待したいと思います。 ・「不登校」にしても、ベースに「学校へ行くのが当たり前」という価値観があるから「問題」と捉えられているのであって、学校が大人になるための一つの手段にすぎないという考えが普通になれば、「不登校」という言葉すら存在しなくなるでしょう。

    3
    投稿日: 2023.04.12
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    娘が小学校に通いだして自分の小学校時代からほとんど進化していない教育手法に嫌気がしていた。ランドセル・PTA・教材の現金集金などやり方なども変わらず、教員不足やブラック労働・いじめ・不登校など全くもって改善をしていない。これは学校だけが悪いのではなく保護者も含めて「学校ってこういうもの」という当たり前が改善できなかった原因だと思う。 こういったことは文科省の指導要領などが悪いと思っていたが、この本には公立中学校でも校長が本気になれば現代の教育として最適なものに近づけるということが書かれていて一保護者という立場ではあるが子供の教育環境を良くできないか、と思いこの本を手に取った。この本は自分が学校に対して考えていた不満や問題に対して公立中学校長が言語化してその解決策を実体験から示していてとても興味深い内容となっていた。 この本で共感したことは多くあるが特に印象に残ったものとしては ・学校に行くことが全てではない。やりたいことがあればそれにコミットする(囲碁の例) ・宿題の出し方、やり方 ・学校は人が「社会の中でよりよく生きていける」ようになるために学ぶ場所 ・トラブルを学びに変える ・企画型取材旅行 ・学校という不動産の活用 ・進路を狭めるとその後の進路は広がる ・多数決の弊害、少数派意見の尊重 ・小さな改善を重なることでオセロの駒が一気に返される日がきっとくる。 現代の高校ではN高とかオンラインの学校もあるが、実質的に卒業までに必要な授業時間は一般的なリアルの高校の20%程度で済むと聞いたことがある。つまり8割の時間は自分の本当にやりたいことにつかるということ。私が望む教育はこの8割の時間に学校でしか経験できない体験型学習や世代を越えた交流などを充実させて、子供たちに「社会の中でより良く生きていける」ようになってほしいと思う。

    6
    投稿日: 2023.04.12
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    子供の中学校でも、定期テストが少なくなり、固定担任性が廃止されている。 工藤校長の行動が、結果として、良かったからこそ、世の中に浸透してきている、ということなのだと思う。 学校に限らず、当たり前をやめる、というのはとても難しいことだと思う。 目的のための作業がいつの間にか目的になってしまうのはあるあるなので、常に日々の行動を疑ってかからなければいけないし、個人ではできない、複数人の目がなければ難しいと思う。 課題のリスト化はそのまま自社でもできると思った。その際は、従業員から上がってくるものでなければならない。 早速やってみる。 学校における子供のように、会社における従業員に「自律」を促せるような組織でありたいと思った。 上司は従業員の成長、自律を考えなければいけないが、直接的に成長を促す、ということがマイクロマネジメントで引っ張り続けることなのか?と難解さを抱いていたが、 別の本で読んだように、間接的に成長を促す、つまり、経営者自身が成長をし続けて、それを見せ続けることで、従業員の成長に間接的に寄与する、ということを学び、今は随分とスッキリしている。 ↓メモ 大半の部分は、法令よりも「慣例」によって動いているだけです。校長が覚悟を持って、自らの学校が置かれた立場で何が必要かを真剣に考え抜くことができれば、いくらでも工夫できるものです。 作業」を早く終わらせるべく、「へん」だけを先に 20 個書き、その後に「つくり」を 20 個埋めていくなんて「作業」をした人もいるでしょう ★心が行動を決め、行動は心を変える ノートの取り方については、「黒板を写す」のが日本の学校では主流となっています。しかし、黒板をただ書き写すだけでは、「書き写す」ことが目的となりがち 対立は当たり前、もしそこに対立があれば、対話を通じて合意形成を図ることで、生徒が自らの言葉で話せるようになることが合宿のねらいです そのためにまず最初に行ったのが、課題のリスト化 ★リストづくりは、教員自身の「自律」を高めるために取り組みました。もし、リスト化を私が単独で行えば、教員による業務改善は、「やらされる」ものとなる ★学校は子どもの「自律」を育成する場 学校を良くするためには、校長や教員だけでなく、保護者も地域住民も、「学校を良くするために、自分たちは何ができるか」という視点を持たなければなりません 世の中はろくなもんじゃない! 大人なんてなりたくない」と考えているような人間は、自力で解決する姿勢を放棄し、誰かのせいにするからです ★宿題や定期考査の全廃、固定担任制の廃止

    6
    投稿日: 2023.04.11
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    根本的な目的を意識する。目的のためにやるべきことをやる。 そんなシンプルなことが困難であるが、それを乗り越えることはできるというメッセージが胸を打つ。 自分が何のため誰のために仕事をしているのかを改めて考え、仕事で対立している人の顔を思い浮かべて彼ら彼女らに少し優しい感情を持つことができた。

    1
    投稿日: 2023.04.08
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    この本を読んで好きな言葉が2つできました。一つ目は感情をコントロールする事、そしてもう一つがトラブルを学びにかえる。今の時代コミュニケーションを円滑にしていく中でいつも怒ってる人、なんとなく付き合うのを遠慮してしまう人、逆にこの人ともっと仲良くなりたいと思う人、いろんな方がいる中でこの感情のコントロールができている、できていないはこの子供の時から作られているんだということがとても大切なことだとおもいました。私自身感情のコントロールできてる方かなとは思いますが、人それぞれ熱くなるところポイントは人それぞれです。相手とお話している時にこの言葉を話してあげればその人も少しは冷静になるのかぁと感じました。もう一つのトラブルを学びにかえる、失敗を学びにというのは聞いたことありましたがトラブルというフレーズが私には刺さりました。ただのトラブルで終わるのではなくそこから学びの財産に変えることわかっていますがすべて仕事の中でやれているかというと三分の1くらいだと思いますので、いろんなトラブルの報告から学びがあるかを考えチェックしていこうと思います。 本についてですが学校の目的はその人が人生をより良く生きるための手段であり、いくことが目的ではないこと。そんな本来の目的を今一度考えるきっかけになりました。会社もその人がよりよく生きるための手段です。その中で本人にも学びややりがいを与えることができ、人生80年の長い人生で仕事をこれから50年くらいする時代に会社で仕事をすることが楽しみの一つになってもらえるように精進しようと思います。

    5
    投稿日: 2023.04.06
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    これはやり方では無く、在り方の本だ。教育から社会を良くする。このメンタリティ尊敬する。 学び 上位目標に意識を向けて慣例に流されない 考えや対立はあって当たり前、そもそも人は違う どんな荒れてる場でも粛々と課題を解決していくだけ 人は動かない、戦略を持って to do 目的とセットで考えよう 対話+聞いてすり合わす 粛々と課題解決のメンタリティ

    0
    投稿日: 2023.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    flierの動画を見て、仕事のヒントになると思い購入する。 学校現場の話に重点はおいているものの、一般企業でもこの本の考えは通用すると思う。 「手段」「目的」を意識しすること。また、目的を達成するために手段があるが、やることが目的になっていないかなど、当たり前を疑うことが大切ということを学んだ。 また、工藤勇一さんの教育観や人生を振り返りが記載されている章は、参考になる点が多かった。 仕事が教育関係の方は読むことをお勧めする。初任から管理職まで重要な考え方が書かれおり、参考となる点が多々あるからである。 以下 読書メモ 後日記入 ・

    1
    投稿日: 2023.03.10
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    『世の中まんざらでもない。大人って結構素敵だ!』『「はやく大人になりたい」こどもを育てたい』…著者からのメッセージを紹介します。 p183~ 『君たちにメッセージが2つある。1つは人として本当に大切なことをしっかりと分かってほしいということだ。(中略)とにかく忘れてはいけないことは命を大切にすること、人権を守ること、犯罪をしないことだ。絶体に忘れるな。もう1つは、信用を得ることだ。信用を得るためには時間がかかる。信用は行動の積み重ねでしか得ることはできない。(中略)信用を得るために全員に特に努力してほしいことは、掃除だ。掃除は誰にでもできるが、(中略)しっかり汗をかくくらいやってほしい(中略)これをしっかり続けていけば、信用が何かということが必ず分かるはずだ。掃除を通じて学校をピカピカにしよう』 「宿題は必要ない」「クラス担任は廃止」「中間・期末テストも廃止」 『当たり前』といわれてきたこと を『疑う』『見直す』 『目的はなにか』 『対立があってもいい』 『トラブルが生じたら対話する』 中学校校長として学校改革するなかで生まれた言葉たちを読むと、『このようなな教師がいるんだ!』『実際に学校教育を変えた人がいるんだ!』『実際に自分の職場でも生かせるかも!』と、大いに励まされました。 多くの人は、工藤さんのようにはできないかもしれないけど、『自分のできる範囲』で、まずは、『周りの人を楽しませよう♪』くらいならできるかも? 例えば、『いじめ』『ハラスメント』状況を発見したら、『それって…、いじめ(ハラスメント)じゃない?』と、ボソリと呟くだけでも意味があるのではないか?だれも聞いてなくても、その独り言は自分が聞いている。自分にうそをつかない。それだけでも、なんだか、いろんなことが救われる気がするのです。 著者の工藤勇一さん、勇気を与えてくださりありがとうございます。この場をお借りしてお礼を申し上げます。m(。-ω-。)m

    30
    投稿日: 2022.12.24
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    1.ずっと前にテレビで紹介されて以来、気になっていたので読みました。 2.中間テストやクラス担任という学校生活では当たり前の習慣を廃止してきた著者の努力を書いたものです。 昔のしきたりに囚われている学校がここまで変化するためには相当な努力が必要です。著者はその努力をいとわずに当たり前を疑っては改革を行ってきました。「教師とは?」「学校とは?」「教育とは?」という本質的な問いから始め、それにそぐわない行為は徹底的に切り捨ててきました。こうすることで、生徒自身の成長を加速させますし、企業の人たちも賛同してくれます。 3.WHYから始めることがどれだけ大切なのかがわかる本でした。この本では学校でしたが、会社でも同じことだと思います。意味が分からないルールがずっと残っており、上司からの指示でやらされているという体験をしたことがある人は多いと思います。そんななかで、本書は自分で変えていくという選択肢の見本となる本でした。 本書を読んでいる際に気づいたのですが、もし自分が上司になって「こうあるべきなんだ」と思った瞬間がダメになる瞬間だと思いました。こう思った時点で先入観に囚われますし、押し付けにしかなりません。そうならないためにも常に「WHY」に戻るということが大事なのだと思いました。

    7
    投稿日: 2022.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    宿題の全廃や定期テストの廃止、固定担任制の廃止など考えられないような政策が多く書かれており、非常に興味深い内容でした。 自分がもし、宿題の全廃などが取り入れられた学校で生活していたらどうなっていたのだろうと、想像しただけでワクワクします。 全ての学校に書かれている事柄が当てはまるかは分かりませんが、一つの考えとして知るべきだと思います。

    0
    投稿日: 2022.08.14
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     今、不登校に苦しんでいる子どもたちや、その保護者の方々の中には、誰かを恨んでいる人がいるかもしれません。その多くは一方で、自分自身を強く責め続けてもいます。私はそうした人たちに「とにかくもう自分を責めないでほしい」「あなたは何も変わらなくでもいい」と伝えたいと思います。  一般に不登校になってしまった子どもの母親の多くは、特に苦しい思いをしています。こうなってしまった原因は自分なのかもしれない」と責め続けます。そして苦しくなっ思いは、夫や家族、他の誰かに向けられます。残念なことに、こうした母親の様子は、不登校の子どもの姿に色濃く影響を与えることとなります。子どもはさらに自分を責め、ほかの誰か、そして母親を責めることによって、ある意味、自分自身を安定させようとしているかのように見えます。  誰かを責め続けている中で、人は自律のスイッチを押すことはできません。まずは、人を責め、自分を責めることをやめさせなければなりません。  学校は子どもに学びたいという気持ちをどのように持たせてあげられるか、一人ひとりの学びをいかに保障するかを徹底的に考えなくてはいけません。繰り返しになりますが、もしそれができないのであれば、別の方法で学ばせてあげればよいのです。  学校は「社会の中でよりよく生きていける」ようになるための場所です。  不登校のありようはさまざまで、必ずしも、麹町中での対応もすべてがうまく行くわけではありません。しかし、少なくとも学校が「手段」の一つにすぎないことは、教師こそが理解すべきだと考えます。それができれば、不登校は世間で騒がれているほど深刻な問題にはなりません。むしろ、学校へ行かない子どもがいても、周囲の大人が平気な顔でいられるような社会がよいと考えます。  ある行動を「問題」だと言わなければ、それは問題にはなりません。そういった視点で子どもたちを見ていくことが大切です。何かができなかったとしても、それは、その子にとっての発達の一つの場面での状況であって、周りの環境を少し変えるだけで解決できることがあります。子どもの発達は、それぞれです。じっと座っていられないのが問題だとする「小1プロブレム」も、椅子を変えてみたり、座る場所を変えてみたり、座っている時間を変えたりすることで、全然問題ないということがあります。むしろ、「座っていなさい」と叱られることで損なわれる自己肯定感について私たちは考える必要があります。大人が作り出した問題(それは「幻想」かもしれません)で、子どもたちや、それを守らせようとする大人が疲弊していくのは残念なことです。  この点を強く認識させてくれたのが、森俊夫氏と黒沢幸子氏の書籍でした(『森・黒沢のワークショップで学ぶ解決志向ブリーフセラピー」ほんの森出版)。この本には、日常生活で役立つ多くの知見が盛り込まれていますが、中でも印象的だったのは、ある中学3年生の女の子とその母親の会話です。  かいつまんで説明すると、ある日、女の子が家で食事をしているときに、母親が「どうしたの?食欲ない?具合悪そうだけど」と聞いてきます。その女の子は、そんなふうに感じていなかったので驚くのですが、その言葉を受けて「ひょっとしたら、いつもより少し食欲がないかも」と返します。すると、母親は、「何かあった?友達に何か言われた?」と、さらに追及してくる。そのうち、女の子は「そういえばAちゃんに○○と言われた先生にも○○と言われた」、と嫌なことを次々と思い出し、本当に気持ちが悪くなって、トイレへ駆け込んでしまうという話です。  このエピソードに類する話は、至る所にあります。「忙しいでしょ。疲れている?」と言葉を掛けるうちに、元気をなくしてしまう子どももいれば、「受験勉強、大変だね」と繰り返し言われる中で、プレッシャーに潰されてしまう子どももいます。つまり、大人が取るに足らない問題を取り上げ、言葉にしてしまうことで、問題となってしまうことがあるのです。  私は人に仕事をお願いする際、「責任と権限」を意識しています。  人は創意工夫ができるからこそ、やりがいをもって物事に取り組むものです。そこには緊張感も生まれますし、リスクを負って取り組むという覚悟も生まれます。逆に、お願いをするが内容を事細かに指示すれば、受ける側は工夫を凝らそうとは思わず、粛々と作業を遂行するだけになってしまいがちです。人は裁量権とともに、責任とリスクを背負ってこそ、質の高い仕事をするものだと思います。  しかしながら、学校という組織においては、教員自身がリスクを負いにくい面があるのも事実です。  その点で、コミュニティ・スクールの指定校等に与えられる。東京都の教員公募制度は、優れた仕組みだと考えています。教員公募制度とは、校長が自校の教育方針などを示し、それに賛同する教員を募集するものです。本校では、コミュニティ・スクールに指定された直後から、毎年度、この制度を利用して3、4人の教員が異動してくるようになりました。  公募制度を利用して異動してきた教員は、教育理念に賛同し、自らも成長しようと、また、頑張ろうという意思が強く働きます。これは周りの教員にもよい影響をもたらします。教員の自律を図る上でも、コミュニティ・スクール指定校に与えられる教員公募制度は、良い仕組みであると考えています。  教育界では近年、子どもたちの「自己肯定感の向上」が課題として指摘されています。これは私の課題意識と共通するところなのですが、「自己肯定感」という言葉がやや硬く難解で、一般の人には通じにくいものだと感じています。私はもっと分かりやすい言葉で生徒たちに伝えたいと思い、本校の最上位目標を次のように設定しました。  すべての子どもたちが「世の中ってまんざらでもない!大人って結構素敵だ!」と思える学校。  学校が掲げる目標としてはやや砕けた表現ですが、小難しい専門用語よりは、はるかにシンプルで分かりやすく、保護者の方々にも支持してもらっています。  そのためにも、私は子どもたちを自律させることが大切だと考えています。  何か課題に直面したとき、どうすれば解決できるかを自らの頭で考え、周囲を巻き込みながら解決へと導いていく。そうした力を養うためには、前提として「世の中ってまんざらでもない! 大人って結構素敵だ!」と思える環境づくりをしていくことが不可欠だと考えます。 「世の中はろくなもんじゃない!大人なんてなりたくない」と考えているような人間は、自力で解決する姿勢を放棄し、誰かのせいにするからです。  子どもたちが自律し、「早く大人になりたい」と思うためには、私たち大人が子どもに手を掛けすぎず、自分で考え、判断、決定、行動させる機会を与えることが大切です。宿題や定期考査の全廃、固定担任制の廃止などは、そうした狙いの下で行いました。  子どもは、大人がきめ細やかに手を掛ければ掛けるほど自律できなくなることを、大人たちは今一度、全員で認識する必要があると考えます。

    0
    投稿日: 2022.07.20
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    塾で働いていますが、手段の目的化とその弊害ということから始まる改善、改革、取り組みに感銘を受けました。「最上位の目標設定」は教育のみならずビジネスにおいても常に重要視すべきことだと感じます。生徒はすごく素直で、「何でこれをやらないといけないの?」という疑問は当然のように感じています。私自身、「何故やるのか」という部分こそ必ず伝えるべきだと改めて意識していきたいです。保護者の当事者意識という部分も非常に共感しました。「生徒の自己実現に向けた最高の協力者」と実感し、健全なコミュニケーションを取っていきたい。生徒の進路指導、やりたいが見つかる環境作りに悩んでいましたが、本書の麹町中学校のような環境はその一つの答えのように感じ、今後のヒントを沢山もらいました。本書に出会えて良かったです。教育業界の垣根を越えて、多くの方々に読んでいただきたい名著です。

    0
    投稿日: 2022.07.17
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    学びの本質を取り戻す 学校にあるあたりまえを問い直し再構築 スクラップアンドビルド こどもたちの成長を信じ 教育の在り方を改めて考え直す とてもいい著作でした。 処女作らしいが 理系らしい整った構築された文章で とても読みやすかった。

    0
    投稿日: 2022.07.16
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    こんな学校に行きたかった、と思わせるような内容。 今社会人になって思い返せば確かに目的を忘れたような行事や授業やイベントがたくさんあった。 しかし、そこに疑問を感じて実行するのはどう考えても容易ではない。著者の実現力に感服する。 会社も同様ではないだろうか。 目的を履き違え意味のない会議や業務に溢れてると思う。 手段と目的を明確にし、自律した人となるというのが著者の思想であるが、 学校だから、会社だから、という範囲にとどまらないものであることは間違いない。 誰もが最初に通る学校でこのことを学べることに大きな意義がある。

    0
    投稿日: 2022.06.30
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    共感することが多かった。 「これは何のためにしているのか」という上位目的を常に意識することで、ルールや仕組みをゼロから見直す。それを生徒も保護者も教師も自分事として考える。 社会そのものにも言えることだな~。 ・大切なのは、固定観念にとらわれず、上位の「目的」を見据えながら、最適な「手段」を見つけ出すこと。 ・「学校に来る」こと自体は、社会の中でよりよく生きていけるようにするための一つの「手段」にすぎない。 ・大人たちが「問題」と捉えるからこそ、それが「問題行動」と見なされてしまう。 ・私たちにとって大切なのは、考え方に違いがあることを「当たり前」のことと捉えた上で、上位目的を見据えながら、合意形成を図っていくこと。 ・現状の学校と保護者の関係を見ると、保護者が「消費者」、学校が「サービス事業者」と化しているような状況が見受けられる。その結果、子どもが自立する機会が失われる。

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    投稿日: 2022.06.03
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    ☆学校とは子どもたちが、「社会の中でよりよく生きていけるようにする」ためにある ☆学校は来ることが目的ではない ☆分からないことが分かるようになるために、1つ目は分からない事を聞いたり、調べたりする。2つめは繰り返す ☆私服登校期間 ☆行動の教育。心はみんな違っていい。 ☆①何を教えて②どう教えるか ☆トラブルをどう学びに変えるか。相手を許さないのであれば、許さないことによって起きるリスクは自分がずっとおうことになる ☆動かない人を動かすには、戦略が必要。そのためには自分を知り、相手を知り、どの言葉を選んで、どのタイミングで発するか、さまざまな工夫がいる。 ☆課題のリスト化 ☆保護者も地域住民も、学校をよくするために自分たちは何ができるか ☆教員同士は〜さんで呼び合う ☆問題は作られる

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    投稿日: 2022.04.02
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    工藤先生の学校改革、どれも魅力的で今すぐにでも我が子を彼の思想が根付いた学校に通わせたいと思う。 その反面、この本に書かれている内容は学校においてできること、つまり教師やそれに関わる教育機関が行っていくべきことで、残念ながら一保護者が容易に取り組めるものではない。(ぜひ学校の先生、特に校長先生に読んでもらいたい。) 工藤先生が親向けに書いている本もあるようなので、そちらを読んでみることにする。

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    投稿日: 2022.03.02
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    当たり前となっていること、定期テスト、宿題、担任性・・・これらの目的を徹底的に考え、生徒のための行動に落とし込んでいく。 一教師として取り組む意識はあるが、学校全体となると難しいだろうなぁ。 それこそ、手段で終わってしまいそう。 教育って数字に現れない分、情熱が全てだからな… ★自律 社会でよりよく生きるには自律が必要。 組織といっても結局は個人が自律できていないと弱い。 学校はそんな社会を過ごす準備期間。 来ることが目的ではない。 ★指導に差をつける 命や人権等、本当に必要なことはしっかりと、逆に服装などは簡単に。 そのためには、本質目標があり、さらには職員で共通理解されているうえでの指導にあたれると良い。

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    投稿日: 2022.01.19
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    とても良かったけど、学校てなんだ!で聞いた内容だったので、流し読み。あと、学校てなんだ!のほうが面白かった。

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    投稿日: 2022.01.14
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    いや、公立高校でそんなことできんだ、ってびっくり。 目的に立ち戻ってゼロベースで考える、言葉で言うのは簡単だけど実際にはなかなかできない。スッゲーなと思う。 でも、これ書いている人いたけど、この素晴らしい教育環境を特定の場所に住んでいる人しか享受できないという、不平等感。なんとも言えない気持ちが残ったのも事実。

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    投稿日: 2021.12.26
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    とても面白かった。教職免許をとる際の必読書にしてもらいたかった(無理でしょうけど) 。  定期テストはなんのためにやるのか、本当にそれで単元が身につくのか(一夜漬けの知識ですよね、ホント) 。試験に慣れるため?イヤイヤ、それは教師が生徒を「評価」するため。。。  麹町中の様な学校が全国に広がれば先生も生徒もwin winだと思うのに、では、できないのは何が問題なのか。。そこを考えるきっかけとなる一冊。

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    投稿日: 2021.12.11
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    知り合いに薦められて、読みました。 前年を踏襲して目的が何だったのかわからず、行動は学校に限らず多いのだろう。 自分が小中学生の頃書いた各学期の目標なんてただ書いただけで、それを達成しようと行動したか何を目標としていたか全く覚えていない。 大人になってから立てた目標を人にわざわざ言ったこともないし、人に見られるところに貼ったこともない。 目的は何か、そのためにどんな手段を講じるかを心がけたい。

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    投稿日: 2021.11.23
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    総評 徹底した目的思考で「学校」という長い年月の積み重ねで慣例が作り続けられてきた組織に改革をもたらす取り組みが記載されています。一見すると教育関連に限定された学びかと想像されるタイトルですが「目的と手段の在り方」「自律のために大切にすること」などビジネスの原理原則も詰まった一冊です。 オススメの読み方 本著は実際の取り組み事例も複数紹介していますが、その事例だけをかいつまんで実行に繋げるような短絡的な読み方にならないことが重要になります。「全ては目的のために」という前提を大切に、自分の組織や学校ではどのような手段が適切かをイメージしながら読み進めることでリアリティが増すと思われます。

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    投稿日: 2021.10.20
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    工藤勇一著『学校の「当たり前」をやめた。』を読了した。途中で中断して、再開して読み終えた。 中断した理由は、「学校の目的」について考えたかったからだ。 学校の目的とは何か、すなわち教育の目的とは何か。それは、 ①子ども自身のため ②他人のため の2点であり、 ①子ども自身の選択肢を増やすため ②社会の選択肢を増やすため と言い換えることもできる。 しかし、筆頭に上げるべきは①であり、子どものために教育があると言える。①が原因で、②が結果とも言える。 工藤校長の学校改革は「主体性」で貫かれている。 生徒の主体性、教員の主体性、保護者の主体性を引き出すための学校改革を成し遂げてきた。 それができたのは、工藤校長自身が主体的であったからに他ならない。 「学校を良くしたい」、「理想の教育をやりたい」という主体性があればこそ、粘り強く考え、取り組むことができたのだ。 学校は詰まるところ、「何を」「どう」教えるかが大事であろう。前者は「カリキュラム」であり、後者は「教え方」であるが、現行の法律の中でも充分に取り組めることを工藤校長は示した。 そして、この両者に、生徒の主体性を引き出すための工夫が施されている。カリキュラムに魅力があれば、また教え方が魅力的であれば、生徒の意欲は増す。主体性を引き出すことが教育の本質であることを工藤校長はよく心得ている。 本書が売れているのは、教育に関して問題意識を持っている人が多いことの証左であろう。本書に対する反論の書もあるようだが、読む気がしない。批判をするのは容易だから。改革を成し遂げるのは困難だから。

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    投稿日: 2021.09.15
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    【読み始める前…】 学校教育には、これまでずっと続いてきた当たり前が数多く存在している。そこに違和感をもたずに仕事を続けてきたから、働き方改革と言われ、AI時代を迎えても、何も行動せずに、同じような仕事をしてしまっている。 何かを変えなければ、同じような教育を繰り返してしまう。 新たな時代のフェーズが始まっている今、一人一人が「当たり前」を疑い、教育を変えようと動き出さなければならない。 そのヒントを、この本から得られればと思う。

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    投稿日: 2021.08.06
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    これまでの学校の常識を覆す改革を次々と進めてきたカリスマ校長。中でも、修学旅行を旅行会社とタイアップして子どもたちに企画させるという取組が印象的でした。 組織に根付いた前例踏襲を良しとせず、常に子どもたちの未来を考えて、改革を進める著者の意志力と行動力、そして周りを上手く巻き込む調整力にただただ感服します。 目的がはっきりしないまま、毎年度やってるからと漫然と繰り返すのは何も学校現場に限った話ではなく、ビジネスでも同じだなと。目的と手段を取り違えないように、思考停止に陥らないように、日常の当たり前を疑いながら生きていきたいものです。

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    投稿日: 2021.07.18
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     いつも聞いているpodcastの番組に著者の工藤勇一さんが登場して、ご自身の学校改革のお話をされていたのですが、その内容がとても興味深かったので手に取ってみました。  工藤さんは、学校教育の「目的」は“「自律」する力を身に付けさせる”ことだと考えています。その課題感をもって、工藤さんは数々の改革に取り組みました。教師の立場、教育委員会の立場、校長の立場・・・、さまざまな職責での工藤さんの実績は、どれも独創的でありチャレンジングなものでした。  特に、東京の「教育困難校」に赴任した際の経験談は強烈でしたね。

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    投稿日: 2021.06.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白い。これまで読んだ本にもあるように、目的意識をもつことの大切さを改めて感じた。中学校での校則やテストの設定など目的を明確にするからこそ変えられたのだと思う。 ・宿題はできないをできるようにするプロセスでないと意味がない ・単元テストは再テストあり ・目標は、自分が達成したい目標を、自分だけが分かる形で、自分のタイミングで作るのがよい ・作文を書かせるなら他者意識が大切 ・心が行動を決め、行動は心を変える。 ・差別心は完全には消えないが、意識して差別をしないことは誰にでもできる。そうした人間になることが大切。 ・トラブルをどう学びに変えるか ・許さないことでか起こる新たなリスクは自分がずっと背負うことになる。 ・人はそもそも動いてくれない。初めはリーダーなんて誰もできない。だから戦略が必要。 ・教育する学校こそ時代に敏感でないといけない。だからこそルールの見直しを! ・ノートは見返すためにある。 ・課題のリスト化を数値化して教師で行うことで、主体的に学校改革が進められる。 ・対立は当たり前。合意形成を図ることが大切。 ・働き方改革=時間を削るではなく、大切なことに時間をかける。 ・子どもの問題行動は、発達の今の状況に過ぎないと考えられる。 ・特定のことを極める=可能性を広げる。

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    投稿日: 2021.05.30
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    定期テストも宿題も担任も無意味な校則をやめる。なぜ、何のためにするのか分からないものはしない。社会と学校のルールが違いすぎることが多くて疲弊していた学校に新しい考え方を取り入れた。管理職など上の人にこそ読んでほしい。

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    投稿日: 2021.05.19
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    麹町中学校長として学校改革を行った著者によるこれまでの経験談と学び。 改めて感じたのは下記の3点。 ・当たり前に対して常に疑問を持ち続けること。 ・目的と手段をはき違えない ・上位目標から発想を全てスタート(時に立ち返る) 当然、これらはビジネスにも通じるものであり、多くの点で参考になる内容だった。 一方で、やはり物事を進めていくには、どれだけ周りを巻き込むことができるのか?が重要である点、 その巻き込み方は色々あれど、その本人の熱意という要素の大きさがいかに重要であるのか? その熱意を持った上で実際に主体的に動くこと・・・これがないと巻き込みは成功しない。 「当たり前に対して常に疑問を持ち、目的と手段の観点から、改善をし続ける」 これを自分自身励行していく。

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    投稿日: 2021.05.01
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    学校のそもそもの役割とは何か。 目的、存在意義を改めて問い続ける中に、 現在の在り方が正しいのかどうか、ゼロベースで考えながら形を作る営み、取り組み方の事例を学べる本です。

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    投稿日: 2021.04.17
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    『#学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革』 ほぼ日書評 Day372 黒板のチョーク入れが灰皿と化し、廊下側のガラスは全て破壊され、金髪の生徒が闊歩する「中学校」に赴任した時のこと。 "何があっても、僕は君たちのことを嫌いにはならない自信があるんだ。でも、もし君たちが犯罪行為をしたら、その時は警察を呼ぶことになるかもしれないよ。命に関わること、人権に関わることを、犯罪はダメだ。これだけは覚えておいてほしい" こうしたメッセージを発信し続けたら、どうやら工藤(著者)は違うらしい…との評判が飛び交うようになった。 掃除は誰にでもできる。この学校をピカピカにしよう…と言い続けていると、生徒たちは教室が綺麗になることに快感を覚え、結果、自分たちできれいにした教室を、壊したり汚したりすることが無くなった。封鎖された図書館やトイレが開放され、廊下の窓にもガラスが嵌められた。 Amazonなどでは、単なる「武勇伝」ではないかという評も多く見受けられ、一方で「普通の」公立校には無理との感想も多数。その狭間で、実行・実践した成果は認められても良かろう。 https://amzn.to/2P9yJ1J

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    投稿日: 2021.03.26
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    テストや宿題など当たり前のように存在しているものをなくすのは特に学校のような組織では非常に大変だっただろう。 それをやり遂げる際に繰り返したのが、目的と手段を取り違えないというキーワード。 これに照らして考えると、なくしてもよいものは自分の周りにもたくさんあることに気づく。 大きな変革を成し遂げたが、それは他の先生と一緒に改善点をリスト化してつぶしていく地道な活動の結果で、革命のような言葉は一度も使ったことがないというフレーズが刺さりました。

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    投稿日: 2021.03.24
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    先日、同著者の『麹町中学校の型破り校長 非常識な教え』を読んだので、以前から話題となり気になっていた本書を読みました。宿題やクラス担任の廃止などを実現させ、魅力的な学校づくりに邁進していることで有名な麹町中学校長の著者が、理想的な学校教育のあり方について率直に述べています。最上位の目的は何かと常に問い、生徒を自律させるにはどうすればいいかを考え、教員・生徒・保護者などさまざまな人たちと対話することで、いくつもの学校の「当たり前」をやめてきたといいます。そのシンプルな理念には大きく賛同するとともに、一教員として理想の実現のために行動していく勇気を持つことができました。 ただ、この麹町中学校は東京の「名門」中学校であり、地方の一般の中学校とは生徒の家庭環境や進学志向、学校施設の充実などにおいて違いがあるものと推測します。すなわち、松岡亮二『教育格差』で示されたような生まれ(家庭状況や居住地など)による教育格差が、著者の取組の成否に影響を与えたのではないかということです。他にも、教育活動に協力してもらえる多様な人材が近隣にいるのかどうかといったこともあると思います。 しかし、そういったことは著者の主張の本筋ではないでしょう。それぞれの置かれた環境でできる改善は何かと考え、それを着実に進めていくことが大切であり、その意識を私たちが持つことこそが大切です。そう思うと何だかワクワクしてきます。本書を読みながら、こういうことを生徒たちに伝えたいと思うことがたくさん思い浮かびました。まずはそれらを整理して形にしていきたいと思います。

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    投稿日: 2021.03.17
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    以前から気になっていた本でしたが、ようやく読みました。 定期テストもクラス担任も廃止、ということで、一体、どのような手法をとったのだろう、と思いましたが、単元ごとにテストをしたり、学年団で生徒の様子を把握するようにしたり、と、読めばなるほどな方法が紹介されていました。 とはいえ、教育現場において取り得る具体的な方法は、それぞれにおいて事情が異なるので、実はあまり重要ではありません。 著者の姿勢として素晴らしいのは、上位の目的に基づいて考え、行動することだと思います。 学校に限らず、人はしばしば手段と目的をはき違え、手段の目的化が起こりやすいもの。 「手段の目的化が起こっていないか」という問いの大切さを、改めて思い知らされた1冊でした。

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    投稿日: 2021.02.28
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    前半は実例も多く、面白かったです。 後半は、思い出語りという感じですが、「感動の結末。やってよかった。」よりどういう過程でそうなったのかをもっと詳しく知りたかったです。 日頃自分が子供たちに指導していることの中に、改めて考えてみると何でだろう?と思うことがたくさんありました。 心のどこかで「管理職の考えが変わってくれないと どうにもならない…」と思ってしまいますが、自分に手の届くところから変えてみようかなと思います。 学力をつけることが目的ではなく、社会でやっていける力をつけることが目的だと言うことを忘れず 子供たちと共に成長していこうと思わせてくれる1冊でした。

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    投稿日: 2021.02.27
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    久しぶりの星5めちゃくちゃ良かった 具体的だし現実的だし理想的でもある 他の本も読んでみようと思った 一般的な学校では対立やトラブルを避けて仲良くしなさいという教育。けど工藤先生は、いろんな人がいるんだから対立やトラブルはあって当たり前、むしろチャンス、その時に対話を通して解決するプロセスが大事と語る。確かになあ。

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    投稿日: 2021.02.21
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    宿題、固定担任制、定期試験など、学校の「これって必要?」と思われる、目的を見失った制度を廃止。 代わりに社会で役立つ力や考え方を経験から学ばせる。 そう!これが学校で身につけたかったこと!と声を大にして言いたくなることばかりでした。 放課後の学校校舎の使い方も参考になりました。学校はもっと地域に開かれた場所になるべきだと思います。 「手段の目的化」が行われていないか疑う姿勢は学校教育だけでなく、あらゆる面で参考になると感じました。 すぐには無理かもしれないけれど、できるところから変わっていってほしい。教育に対する望みを再認識しました。 小学生以下のお子さんを持つ方には、絶対に参考になる一冊です。

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    投稿日: 2021.01.24
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    学校の在り方を最上位の目的から考え、手段が目的化していることや、課題となっているところを徹底的に改善していく。学校は学校としてのルールに縛られすぎで、社会とシームレスな形になっていない。そこを大人が問いを持ち、当たり前を変えていかない限りは、子どもは変わらない。

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    投稿日: 2021.01.24
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    学校教育の新たなあり方について考えさせられる。内容は非常に面白い。ただ一教員ができることは限られていると思った。何かを変えるためにはそれなりのパワーが必要だが、本の内容のように行動するには相当な覚悟が必要だと思った。

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    投稿日: 2021.01.13
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    学校の「当たり前」をやめてみた。 ―生徒を変えた! 公立名門中学校長の改革―(教育・教養系) 筆者(工藤勇一先生)は、「当たり前」に行われてきた学校教育活動を、「社会の中でよりよく生きていけるようする」ために学校があるという“教育の原点”に立ち返って見直しを行った。 常に上位目標と、優先順位を念頭に置き、それらの「目的」を達成するために最適な「手段」を再構築する中で ・固定担任制の廃止 ・定期考査の廃止 ・運動会でのクラス対抗の廃止 ・宿題の廃止 など、学校現場で「当たり前」に行われてきた制度を次々と廃止したのである。 一方で、 ・卒業生や地域人材の活用 ・旅行会社と連携した企画型の修学旅行 ・職場体験の充実化 といった、これまでになかった制度も生み出し、社会に開かれた教育課程の実現も図っている。 これらの改革の最終地点は、 冒頭にも述べたように、社会の中でよりよく生きていけるようにするための学校教育の創造であり、 自律した子どもたちの育成にある。 一教員として改革をすることは、ほぼ不可能だと思う。校長にでもならない限り。 ただ、教育に対する考え方の幅が広がった。 私も宿題やる意味あんのかなって思う。 答えを書き写すことが、目的化されてしまっているから。 だから、教員になった時は、探究型の、調べ学習のような、知識を再構築するような、そんな宿題を出せたらいいなって思う

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    投稿日: 2021.01.08
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    保護者の立場としてすぐに実践できる部分は少ない(学校や宿題の無理強いをしないぐらい)けれど、広く知られることで多くの学校が変わる可能性が増えるだろう。

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    投稿日: 2020.12.11
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    教育困難校とまではいきませんが、問題のあるクラスで小学校時代を過ごしました。しんどかった。 工藤先生の取り組みをこの本で読んで、20年経って小学生だった頃の自分が少し救われた気持ちになりました。 工藤先生の取り組みが全国に広がって本当に浸透して実践されたなら、悲しい学級崩壊は無くなると思います。 学級崩壊を経験した人、学校が嫌いだった人、教師に不信感しかない人、読んでみてほしいと思います。

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    投稿日: 2020.11.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「わからない」ことが「わかる」ようになるには二つの作業が必要。わからないことを聞いたり、調べたりすること。もう一つは繰り返すこと。 勉強週刊よりも勉強の中身が大事。宿題は一律に課されるが、人によっては不要だったり、いたずらに負担になったりする。 目標があって、そこに手段がある。そこをはき違えてはいけない。 みんな仲良く。も幻想。全員個性等々は違うのだから。だからこそ、命を大事にする。差別をしない。人を傷つけない。といったことを伝えていくことが重要になる。 江戸時代の寺子屋、読み書きそろばんが中心、自学と学び愛が中心になる。わからないところがあれば聞いたり、教えたり教えられたりが中心になる。 麹町中では8つの目指す生徒像がある。阿蘇塾でも作るか?? 麹中アフタースクールはとてもいい取り組みと思う。 午後3時30分~午後6時 今後のためにも読んでよかったと強く思える一冊でした。

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    投稿日: 2020.11.13
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    上司から「今の仕事の目的をきちんと考えろ!」と言われ続けているが、この本からも学んだ。 大切なのは、固定概念にとらわれず、上位の「目的」を見据えながら、最適な「手段」を見つけ出すこと。 また、極端に相反する考え方も、その1つか2つ上の目的を確認し合えば、同じ目的を目指していることが分かったりするというフレーズも共感しました。 常に、「手段」が「目的」とならないように行動したいです。

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    投稿日: 2020.11.08
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    目的と手段を間違えないこと、とてもシンプルなことから学校を変えてきた方。 考えてみれば当たり前なんだけれど、それができない、不思議だよな。

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    投稿日: 2020.10.12
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    先に読んだ本のおさらいの内容もあり、また再度認識した一冊。 メモ~ p48 叱るものさしを(優先順位)を考える 一番叱りたいいのは、命を脅かすことをしたとき。次に人権や犯罪にかかわること。それ以外の、日常的に注意をする(授業中に漫画を読むとか、服装違反とか)はあと。軽く注意をうながす。 p70 アクティブラーニング 主体的、対話的で深い学び 寺子屋は生徒同士が教えあい、江戸末期日本の識字率は非常に高かった 明治維新以降、教員による一斉講義形式の授業になった。 p81 リーダー指導は教員の仕事 フォトコンフィールドワークや模擬裁判、放課後の学校開放しての塾と、おもしろそうな内容がいっぱいの学校。公立でこんなとこいけたらラッキーだね。 職員室で電話対応ができない先生がいたり、教員同士は~先生ではなく、さん付けで呼ぶなど驚き。でもそうだよね、と納得。 だがしかし、いい本だからとだんなに読むようすすめたら、言い方がえらそうだったらしくケンカになった。チェッ。

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    投稿日: 2020.10.04
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    麹町中に行ってる生徒になりたい、 息子にも そんなチャンス有ればいいのに。 あ、もう高校生だが。 スケジュール帳を中学生で使えるって、人生の財産だと思う。運動会のエピソードも よき。

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    投稿日: 2020.09.27
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    工藤勇一さんが、2014年に東京千代田区立麹町中学校の校長に就任してから行った教育改革についてまとめた一冊。「学校のあたりまえ」を疑うところから始めた工藤さんの学校改革は、「宿題廃止」「クラス担任廃止」「中間・期末テスト廃止」とこれまでの「中学校」の常識からは外れた内容だが、それらすべてにはっきりとした理由がある。改革すべてが生徒・教師の自律性を重んじることを前提とした改革であり、縦割り→フラット組織に移行しつつある日本のビジネス業界においても非常に参考になる一冊だと思った。

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    投稿日: 2020.09.18
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    多くの先生がこの方のように考えてくれたら、日本の学校はとても素晴らしいものになるんだろうな とりあえず学校関係者の方々にはぜひぜひ読んでいただきたい

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    投稿日: 2020.09.05
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    どうにかお願いだからどこかしこの学校関係者保護者にすぐ読んでほしい。学校の可能性は大きいのに、若くて過敏な十何年間もの時間を無駄にしたという後悔を減らしてほしい。 大人になって学ぶこと得ることもたくさんあるが、やっぱり若い頃に培った力は大きい。 教員の子供だけど学校は嫌いだし社会性なんて全然得てないしそんな人はいくらでもいるでしょう。 教員はあっぷあっぷでがんばっているのに。

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    投稿日: 2020.09.02
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    学校の存在理由は「子どもたちが社会の中でより良く生きていくための力を育むため」 →【自律】させる。※今の手厚すぎる指導は・・? 本書のヒット内容ベスト3 ・大人が勝手に「問題視」して理想を掲げるから「問題行動」が起きる。←個人の意思を叱ることで損なわれる自己肯定感の方が問題。 ・動かない人を動かせてこそ本物のリーダー。 ・現在の「同質性を求める」「異質を排除する」教育ではダイバーシティ時代に通用しない。

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    投稿日: 2020.08.25
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    すごく面白い 大事なことは目的 学習指導要領も人格の完成を達成する手段である。学校も手段。行くことが目的になってはならない

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    投稿日: 2020.08.13
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    正直「当たり前をやめる」ことは特別なことでもなんでもなくて、普通に行われる社会にしていきたいと思った。 言葉は厳しいけど、会社でもどこでもアップデートし続けなければ廃れてしまうだけ。 学校にはまだまだ「それは何のためにあるの?」ということが暗黙の了解で存在している。 社会の一人一人が同じ意見になる必要はないが、よりよい社会に向けて意見を交わして少しずつ改善していく。 それを「当たり前」にやってのける工藤先生。カッコ良いです。ありがとうございました。

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    投稿日: 2020.08.10
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    最上位目的を考えることが大切 その下に目標や小さな目的がある 小さな改善を積み重ねていくことが大切 掃除をすることで信頼が得られる 自分が言ったことが分かってももらえずイライラする事がある 人がそもそも動いてくれないもの動かせるようになってこそ本物のリーダー初めは誰もできない 多数決で終わりにせず少数の意見がどのような理由なのかを深掘りする

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    投稿日: 2020.07.26
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    小学校教員の私から見ると、テストのくだりあたりは至極当たり前のこと。全体的にも、そんなに真新しいことを言っているようには思えない。

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    投稿日: 2020.07.25
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    学校教育の問題として「手段の目的化」が取り上げられている。 例えば「ノートのとり方」に関して、 本来は自分で学習を振り返るという目的でノートをとるという手段を用いるのに、教師によってノートがA、B、Cと評価を付けられることで、ノートを綺麗に書くことが目的となってしまている。 このような「手段の目的化」がさまざまな場面で見られることを教えてくれた。 とても読みやすく、これまでの学校の概念が覆される。 おもしろい!

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    投稿日: 2020.07.23
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    道徳教育についての部分が印象に残った。 道徳教育の目的は行動。 「心のあり方」以上に「行動すること」が大切。 立派なことを考えていても行動できない人より、邪な理由でも行動できる人になりたい。

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    投稿日: 2020.07.15
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    千代田区立麹町中学校長の本。 とても読みやすく勉強になることばかりだった。 定期的に読み直したい1冊。

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    投稿日: 2020.07.05
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    学校だけでなく、会社など組織運営の参考になる。 心にとめておきたい言葉などいくつかあったが、期限なので、図書館に返却。そのうち読み返したい。

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    投稿日: 2020.06.19
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    どうかなぁ?と思う考え方もあったけど、ほとんどのことは同感だったし、私の周りの先生も実践していることだった。 改革、と書かれているが、子どものために良いやり方を考える、なぜこの指導が必要なのかを考えることって当たり前だと思っていた 実践できていない学校が多いのだろうか

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    投稿日: 2020.06.11
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    教育への情熱がスゴい。 当事者意識、最上位目的のコンセンサス、そして、当たり前を疑って常に改革意識を持つこと。 ビジネスの場面でも活かせることがたくさんあると感じました。 漫然とした現状を打破したいと考えるビジネスマンにとって、エネルギーをくれる一冊。 名著だと思います。

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    投稿日: 2020.06.05
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    「やってみたい!」この事に着きます! こんな校長先生の元で勉強したいです。 学校の当たり前は、おかしいことが多すぎます。 服装、頭髪。それだけでどれだけ指導するか、指導されるか。生徒と教師の関係が悪くなるだけです。 こちら側が指導しやすい、みんな一緒、おかしい! 子どもに目を向けましょう!世界に目を向けましょう!頑張る所、矢印の方向が違います。 でも、悪気がない!それが正しい!正義何だと!思っている先生方が多すぎます。とっても真面目なんです!先生って…。 難しいです。 組織の中では…。工藤先生の様に校長先生にならなければ、できません。校長先生でもここまでできる方はいないと思います。こんな学校が増えて欲しいです。

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    投稿日: 2020.05.25
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    学校は何故あるのか。何のために存在するのか。改めて考えさせられる本です。常識に捉われず、常に変化を求める。そんな姿勢がより良い学校つくりに繋がっているのだと感じさせられました。

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    投稿日: 2020.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    参考になる点はいくつかあったが、今の教育現場を変革することには難しい点もたくさんあると感じた。 折しも、9月入学論が囁かれ始めた。変えることなど想定していなかった、4月始業3月年度末。この本のように、今こそ決意を新たにして、変えられなかったことを変えることが必要ではないか。そんなことも改めて感じた。 P.28より引用 「(前略)そもそも学力を、『ある時点』で切り取って評価することに、意味があるのでしょうか。たとえ中間考査が行われる5月中旬時点で解けなかったとしても、7月中旬までに完璧に習得していれば、通知表に『5』をつけてよいのです。学習に『早い』『遅い』は関係ありません。テストを実施する目的は何でしょうか。『学力の定着を図る』ためのものでなくてはなりません。ここにも、『目的と手段』のねじれが見られます。」

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    投稿日: 2020.04.29
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    窓ガラスが全部割られた中学校で子どもたちと掃除を徹底して普通の学校に立て直すとか、現実にできるんだなー。そこまで人を変えられるんだなー。 チーム担任制、宿題の撤廃、子どもたちに力をつけるための独自のプロジェクトなとなど、どれも理にかなってて素晴らしいの一言。   少しでも真似できることはないかと思って読み始めたけど、工藤先生の熱意と行動力がありすぎて、取り組まれてることの規模も大きすぎて今の私にはとても実践できそうにない。   けど、先例に囚われず、理想とするものを目指して手立てを考えて実践していくというスタンスは、確実に見習わなければ。

    11
    投稿日: 2020.04.23
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    目的と手段を取り違えることなく、またこれまでの当たり前を当然のこととせずに子どもを第一に向き合うことで、こんなにも大きな変革ができる 目的意識をもって、今の当たり前を見直し、新しい当たり前を構築する

    2
    投稿日: 2020.04.20
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    ちょっと斜に構えて流し読みしていたのだが、今回のコロナ騒ぎでじっくり本を読む時間ができたので、改めて読んで、勝手な思い込みに反省した。 現場の教員をずっと続け、その時その時の子どもたち同僚と向き合い続けて、どうして?いちばんの目的は?ということを自身に問い続けてきた筆者の地に足のついた内容で、共鳴できることが多かった。「目的と手段を取り違えない」「上位目標を忘れない」、「当たり前」なのだけれど、ふと立ち止まらないと素通りしてしまうことも現場では多いのかもしれない。たとえば「なぜ」定期テストを廃止したのか、「なぜ」オリエンテーション合宿を行うのか。「なぜ」学校はあるのかが語られていて、いくつも刺激を受けた。特に、世の中だって学校だって、様々な文化的・習慣的・民族的背景を持つ人、価値観を持つ人が集まって成り立っているのだから、「対立」が起きるのは「当たり前」。それをどう有機的に乗り越えさせる術を身につけられるようにするかという視点は、本当にそのとおりだと思った。 最近、個人的には「対話」という言葉がキーワードで、いろいろなこととつながってきている気がする。 世の中ってまんざらじゃないな。大人だって結構素敵だ!と年若い人たちが感じられるような「大人」でありたい。

    6
    投稿日: 2020.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長先生の本。学校は何のためにあるのかを考え、改革を行ってきた。工藤先生の考えは「学校は子どもたちが、『社会の中でよりよく生きていけるようにする』ためにある」というもの。これは、誰もが納得しそうだ。しかし、現場はどうだろうか。本来の目的を再確認して、最適な手段を再構築する。学校のみならず、さまざまな場所でこの方法は活用できそうだ。 読み終えて、いますがすがしい気持ち。生徒思いだと思えたから。対立を恐れず、信念をきちんと伝える姿勢は、見習いたいと思う。身の回りの当たり前を疑い、疑問を持ち、考える。そんな習慣を持てたらいいな。 以下、私が共感した部分、覚えておきたい内容など。 ・わからないところを勉強しなければ意味がない(宿題の廃止) ・ある時点で切り取って評価しない。テストの目的は学力の定着である。(定期考査の廃止) ・「勝ち組」「負け組」意識をなくす。(固定担任制の廃止) ・どうでもいいことと、どうでもよくないことを分けて叱る。 ・人は行動が大切である。良い行動をすることにより評価されるのであって、心のありようはわからなくて当たり前。 ・不登校の生徒は、自分自身を責め続けている。その母親も自分を責め、家族に影響を与える。誰かを責め続けている状態では自律のスイッチが入らない。子どもに学びたい気持ちを持たせるには?いかに学びを保障するか?を考えなければならない。 ・学びをアクティブラーニングに変える。社会がそのような仕組みだから。対話、発信、受取、合意形成。 ・トラブルを通して、主体的に仲直りするプロセスを体験させる。相手を許せなかったとしても、許さなかったことによって生じるリスクもあることを伝える。 ・社会で求めらる資質を目標とする。言葉にすることで、生徒にとっても教員にとっても意識付けしやすい。 ・当たり前を疑う。目的を意識する。新しい当たり前を作ることができると信じる。

    1
    投稿日: 2020.03.25
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    参考になった、というよりは、自分も同じ考え方をしていたので、このまま突き進んで大丈夫!というように背中を押してもらったような一冊でした。 これは何のためにあるのか?本当に子どもファーストの活動なのか?いつも考えながらやっているつもりだが、突き進んでみればここまでできるんだなーと感じた。 たしかに担任制で、当たりハズレを子どもが感じるのは、全体として見てみれば、よくないことであるし、単元ごとのテストも納得がいく。 一方で、いろんな教員がいて(いや、いるべきで)、AIの代替は効かない職であるが、いろんな学級で揉まれながら、出会いに感謝しながら、成長していく部分があるので、この学校がやっていることが全ていいとは思わない。 だけど、やっぱり、行事ややり方を子どもファーストで見直したり、子どもや周りの大人を納得させられる行動だったりが大切だし、そういう視点を失わないようにしたいもんですね。それと、勉強と行動力は失えないな。

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    投稿日: 2020.03.19
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    生徒を相手とした、学校が舞台の話し。 でも、会社を舞台とした、上司部下を相手の話としても、十分参考になる話だと痛感。 つまりは、いつの時代も課題と悩みは変わらない。 つまりは、人間は進歩しないという事なのかもしれない。

    4
    投稿日: 2020.03.16
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    自分の頭で考え、自律した大人になるために当たり前を疑う。常に上位目標が何であるかを見失わない。責任と権限が、やりがいを生む。

    0
    投稿日: 2020.03.12
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    「目的と手段を取り違えない」「上位目標を忘れない」いつも目の前の子供たちのための最善を考えること。そのためだったら「当たり前」も疑う。 学校では、子供たちが社会に出たときに生かせることを教えたいと再確認した。 「変革を阻んでいるのは法律・制度よりも人」対話することの大切さも改めて学んだ。

    0
    投稿日: 2020.03.11
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    工藤校長のこの改革には、基本的には大賛成である。ただ、一方で、どうしても頭から離れなかったことがあって、それがこの本では解決されなかったので、星は辛めだけど3つにした。 その解決されなかったこととは、こんなに素晴らしい教育を受けられるか、受けられないかということが、「たまたま麹町中学の学区に住んでいるかどうか」ということだけで決まってしまうという問題。もちろん、わざわざ引っ越して、あるいは越境を認めてもらうだけの理由があれば、この教育を受けることはできるかもしれない。でも、千代田区麹町エリアという、都内でも有数の不動産価格が高いエリアに引っ越せるだけの経済的な余裕、あるいは、越境を認めてもらえるだけの「特別な」理由がなければ、あとは「このエリアに住んでいてラッキー」という偶然性だけで、この素晴らしい改革の恩恵に預かることが出来るというのであれば、公教育としてはどうなんだろうと思わずにはいられないのだ。 これが公立中高一貫校で入試でもあれば、エリア外の子供にもチャンスは開かれるのでまだ納得はできる。でも、同じ公教育で、一方では学区という縛りでブラック校則にがんじがらめにされて学生生活を送らなければならない生徒もたくさんいることを思うと、麹町中学のことを手放しで絶賛できない。同じ公教育でありながら、この改革の恩恵を受けているのは、ほんの一握りの、たまたまラッキーな何百人の子たちにすぎないのだ。 また、工藤校長が転勤された後、後任の校長がこの内容を引き継いでくれる保証もない。トランプのように、前任者のやったことをすべて否定するのが自分の仕事と思ってるような校長が赴任してきてしまったら?この点も心配になってしまった。 さらに、上っ面だけ舐めて、うちも改革しましたとドヤ顔する学校がこれからたくさん出てくるのだろう。工藤校長の理念には本当に共感するし、行動力実行力は尊敬するし、麹町中学のような学校が増えてほしいと願わずにはいられないが、前途は多難すぎる気がして仕方なかった。

    7
    投稿日: 2020.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    学校の「当たり前」をやめた。という題名通り、学校に蔓延る当たり前を見直さなければならないと再認識させられる内容であった。正直、この本に記載されている実践例が全ての学校で同じような効果を上げることができるかどうかはなんとも言えないが、試してみる価値は大いにあると感じた。時代によってスタンダードは大きく変わってくる。そのことを学校教員のみならず、保護者・生徒・地域の人々が認識し、今の時代にあった教育のスタンダードを作り上げていくことが重要であると考えられる。また、作り上げたスタンダードに満足することなく、何か改善点はないかと常に疑問を持ち続けることが教育界にとって重要なことであると感じた。教育関係者だけではなく、全ての日本国民が読むべき本なのではないかと、心の底から感じた。

    0
    投稿日: 2020.02.26
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    「学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 ―」読了。カンブリア宮殿でも出ていた工藤先生の書籍。宿題なし、定期考査なし、固定担任制なし…さまざまな改革を打ち出して、注目を浴びている麹町中学校での取り組みや、工藤先生の考え方が紹介されている。やっぱりそうだよな~ということはたくさんあって、取り入れられるとこはどんどん取り入れられるかと思う。固定担任制の廃止は賛否あるだろうが個人的には賛成(ついで学年学級制も廃止した方が良いとも思ってます)。改革し続けることが良いことばかりではないかもしれないけれど、目的とかビジョンを持って行動する姿勢はとても共感できる。「学校は何のためにあるのか」という根源的な問いに立ち返って…というのには考えさせられた「授業は何のためにあるのか」とか「部活は何のためにあるのか」とか、考えなければならないなと。

    0
    投稿日: 2020.02.22
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    まず、工藤さんは「恵まれた環境にあるから改革ができる」と思われがちかもしれないが、想像を絶する困難校で改革した実績もあり、現場のことを知らない頭でっかちではないことは特にこの本の後半を読めばわかるので、そういった理由で敬遠している人もぜひ読んでほしい。 【ここからレビュー】 実際の教育現場は、「手段の目的化」に溢れて、それに生徒も教員も疲弊している部分がかなりあると思う。 それを防いだり改善したりするために、「最上位の目的は何か」を考えることが重要である。本当にその通りだと思う。 そうすれば、「教師と生徒」「教員間」「生徒間」の対立構造も改善されると思う。 【実践できそうなこと】 「トラブルを学びに」「生徒、保護者が消費者、学校がサービス業者ではない、一緒に考えよう」という内容、私は理解しているので、それを他の人にうまく伝えたいと思う。 あと、「書いてあることは声に出して読み上げる必要がない」などは会議を通してすごく思う。自分が何かの主任になったら、ムダな時間を減らしたいと思う。 「掃除」→「信用を得る」「自分たちでキレイにすれば自分たちで汚さない」の理論はかなり説得力があると思う。すぐに声かけの中に取り入れようと思った。

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    投稿日: 2020.02.15
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    学校だけでなく、他でも応用できる考え方かな、と。 達成すべき大きな目標を叶えるために どうすべきか、無駄や慣習をどうなくしていくか。 子どもたちが早い段階でそういった考え方に触れて成長していくと すごいしっかりとした大人になりそう。 本質や本懐を揺るがすことなく、いかに取り組んでいけるか、実生活でも考えていきたいな、と思いました。

    0
    投稿日: 2020.02.10
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    「手段の目的化」が起こらないように,何のためにやっているのか目的をしっかりと考えるようにしたいです. 「早く大人になりたい!」と生徒に言ってもらえるような教員になりたいです.

    1
    投稿日: 2020.02.09
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    公立の学校であっても、変わることができる。工藤校長の最上位目的を意識とした、改革には驚かされた。学校教育の「当たり前」であった、宿題や固定担任制、定期テストなどを廃止した改革は、ある意味革新的かもしれないが、子どものためになっているのかを考えると、確かに疑問が浮かぶ。自分の教育が、本当に子どものためになっているのか、考えて行動することが大切であることを学ぶことができた。工藤校長の、対立はあって当たり前、それを対話を通して乗り越えるという言葉が印象に残った。

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    投稿日: 2020.01.31
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    2020/1/13 麹町中学校の工藤勇一さんの本の内容は目からウロコですね。 以前読んだ本の内容ともかなりかぶるところがあってので思い出しがてら読んでみたという感じですが、今までの学校の当たり前をもう一度見直して、なんでそれをしているのか、この目的は何なのか、を改めて照らし合わせて考えなくてはいけない時期に来ているのだなあと思います。 ここに書いてあった改革と呼ばれることの全てをいきなり実施するのは多大な労力が必要で、正直自分にはそれを捌ききるだけの力量はないと思っているので、もう一度ここに書いてあることを自分なりに咀嚼してから自分なりの考えを持って、変えていった方が良いことを見つけて変えていきたいなと思っています。 今までも自分は疑問と感じていたことに、それは間違ってないし、変えていっていいんだ、となんだか後押しをしてもらったような気持ちになりました。

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    投稿日: 2020.01.13
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    東京都内の名門公立中学校における教育改善実践。 これまでの教育実践に裏打ちされた考え方のもと、目的を達成するために行った実践は、どれも納得のいくものでした。 全ての学校ですぐにこれを実践!と言うのはなかなか難しいでしょうが、考え方を取り入れることはできるはず。 教育実習に行く前に読みたかった一冊でした。

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    投稿日: 2020.01.13
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    これから目指していくべき学校の在り方であると思った。真似するだけではよくないと思うが真似していきたいこと、方向性が多くあり読んでよかった

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    投稿日: 2020.01.10