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古代史講義【宮都篇】
古代史講義【宮都篇】
佐藤信/筑摩書房
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総合評価

3件)
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    古代日本の宮室・都城について、最新の発掘調査による成果を踏まえつつ、個々の事例毎に解説されている。かなり詳細な知見が蓄積されてきているのが分かり、発掘調査に携わる方々には頭が下がる。読んでいて奈良に行きたくなった。

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    投稿日: 2020.09.04
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    これは大変いい本だ。15の論考すべてに驚きや感動がある。 最初に目次を見たときには鳥羽殿・白河殿・法住寺殿についてや平泉についての論考があるのに、福原京は無いので意外に思ったが、載ってることにじゅうぶんな意味はある。 「平安京」は町家とともに寝殿造を最初の都市住宅として評価する。前提としてさらっとそれ以前の、平城京の貴族の住宅を塀で囲われた古墳時代以来の豪族居館としてるのにはたまげた。なんという表現だ! 「多賀城」の書き出しも好き。

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    投稿日: 2020.06.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    <目次> 第1章  飛鳥の宮々~大王宮から飛鳥宮へ 第2章  難波宮~改進政権の宮と天平の都 第3章  大津宮~滋賀の都の実像 第4章  藤原京~中国式都城の受容 第5章  平城宮~古代王宮の実像 第6章  平城京~奈良の都の特質 第7章  恭仁京~天平の新京造営 第8章  紫香楽宮~聖武天皇の夢の都 第9章  長岡京~新都造営の実像 第10章  平安宮~千年の都の形成 第11章  平安京~都市の発展と貴族邸宅の展開 第12章  白河・鳥羽~古代宮都の変貌 第13章  大宰府~対外交渉の拠点 第14章  多賀城~城柵国府と街並み 第15章  平泉~奥州藤原氏の首都 <内容> 古代の宮都と大宰府・多賀城・平泉を考古学の発掘成果を多く取り入れながらまとめたもの。最近の発掘によって従来の見方がだいぶ変わったことがわかる。授業の組み立てにも影響しそうだ。

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    投稿日: 2020.04.08