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子どものための哲学対話
子どものための哲学対話
永井均、内田かずひろ/講談社
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総合評価

73件)
3.6
12
21
23
4
1
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    「子どものための〜」というタイトル通り難しい言葉は出てこないし易しい言葉で書かれているけれども、ホッブズの社会契約論の話やニーチェ、スピノザ、カント、、、などの考えがベースにある話で構成されていて、大人もちゃんと読めばなかなか読み応えがある!面白い!

    7
    投稿日: 2025.10.24
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    子どものための、と書いてあるけど、小学生でこの本にあるように、自ら問いを立てて考えられる人はどのくらいいるんだろう……? 簡単な言い回しでも何度も反芻して、やっと理解できる(かな?)というレベルでした。 でも腑に落ちる内容もあり、読んでよかった!ありがとうペネトレ!

    0
    投稿日: 2025.10.16
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    子どものための本なので、難解な言葉は出てきません。絵や4コマ漫画も分かりやすくて楽しいです。 でも、内容は哲学なので、よくわからない項目もあります。禅問答みたいです。 中には、くるっと180°見え方が変わってくる項目もあります。 「こまっている人を助けてはいけない?」の4コマ漫画みたいにできるといいなあ、と思いました。

    1
    投稿日: 2025.10.11
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    表紙がわからず、本の中の一節だけをブックカバーにして、陳列されている本のイベントにて購入 わかりやすい哲学、誰にでも始められる哲学

    0
    投稿日: 2025.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    子供向けではあるが、理解できないところも多々あった。 学びのあったところ: うそはついてもいいけど、約束は破ってはいけない 約束はしなくてもよいのに、自分でしたこと。 どんなにくだらない用件だったとしても、すでにしてしまった約束というのは、そのことで重みをもってくる。 相手は、自分のもっと大事な用件よりもその約束のほうを優先してくれているかもしれないから。 専門家は、好みの違いが何を意味するのかってことに関する考えを持っていて、それを言葉で言うことができる。 自分に起こるいろんないやなこととか、不愉快な気分なんかを、自分の中でうまく処理する方法を身につけている人が、ほんとうの意味でのおとなである。 ある感情がわかってきた原因をよく理解すると、その感情が薄れたり、消えたりすることがある。つまり、頭でよくよくわかっていないから、いつまでも心でもやもや感じてしまう。 哲学についてもっと学びたいと思った一冊である。

    0
    投稿日: 2024.10.03
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    哲学を話す猫と会話している、という設定で進むので読みやすい。ただ、内容は小学生とかだと少し理解が追いつかないかなと思います。大人の自分は楽しめました。

    0
    投稿日: 2024.06.21
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    定数αありきで、XやYを求めていたけれど、 実はαは変数だったのだ。 つまり、基点としていたものが無くなると、 全てが振り出しに戻ってしまう。 何を信じるか、考えさせられる一冊だった。

    0
    投稿日: 2024.04.01
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    対話形式ですらすら読めて、かわいい挿絵も多く楽しい。だけど難しい。所々に今の自分の悩みを考えるヒントがあった気がするので参考にしたい。手元に置いて定期的に読み返したい。

    0
    投稿日: 2024.03.09
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    子どものための〜とあるが、内容が分かりにくい?と感じたのは自分だけかもしれないが、スッと頭に入ってくる感じではなかった。 子ども向けの話し方ではあるけど内容は大人向けな気も。難しくてもまた読みたい、と思う本もけっこうあるけど、この本はそうは思えなかった。何故だかは分からないけど感覚的に。

    0
    投稿日: 2024.01.29
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    小学生の時に読んだものだが、大人になっても読んでいい本。 内容は哲学的で考えさせられることだし、何度も間を開けて再読したい。

    0
    投稿日: 2024.01.04
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    難しい。こども向けとあって、文は平易だが内容は難しかった。作中にもあったが、この本を読むのは遅かったのかもしれない。高校生くらいのとき読んでいれば、理解できる箇所はもっと多かったと思う。時をおいて再読してみたい。

    0
    投稿日: 2023.11.26
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    子どものための本だけあって、分かりやすかった。猫のペネトレと僕との対話で話が進む。「クジラは魚か?」とか「地球は丸いか?」など、普段はあまり考えないことを深く考えることができて、楽しかった。

    2
    投稿日: 2023.11.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    子どものための、と冠しているけど、大人でもなるほどなと思える部分が多くて、面白かった。 ぼくと、猫のペネトレの、対話形式の哲学書。 個人的に面白かったのは、ネクラとネアカの話。 「根が明るいっていうのはね、なぜだか、根本的に、自分自身で満ち足りているってことなんだ。なんにも意味のあることをしていなくても、ほかのだれに認めてもらわなくても、ただ存在してちるだけで満ち足りているってことなんだよ。根が暗いっていうのはその逆でね、なにか意味のあることをしたり、ほかのだれかに認めてもらわなくては、満たされない人のことなんだ。それが下品ってことさ。」 自分と夫の違いは、こういうことなんだと腑に落ちた。ちなみに、夫がネアカ。 それから、右翼と左翼の話が面白かった。 「そもそも対立っていうのは、ほとんど前提を共有しているもののあいだでしか、起こらないんだよ」「対立っていうのは、つねになかまうちの対立なのさ」 真逆だと思っていたものが、同じ土台の上で別の方向を向いているだけっていうの、考えたことなかったけど、言われてみればそうだなと納得した。

    0
    投稿日: 2023.10.31
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    「上品な人は道徳的な善悪なんてたいして重視しないから、けっこう平気で悪いとされていることができるからね。逆に、下品な人は、道徳的な善悪を重視しがちだな。-達成される目標じゃなくて、過程そのものを味わえるようになるって点は同じだな。それが、人生が遊びである人があまり悪いことをしない理由だな。」 「人間は自分のことをわかってくれる人なんかいなくても生きていけるってことこそが、人間が学ぶべき、なによりたいせつなことなんだ。そして、友情って、本来、友だちなんかいなくても生きていける人たちのあいだにしか、成り立たないものなんじゃないかな?」 「ちゃんとした人っていうのは、自分の未来のために自分の現在を犠牲にできる人のことなんだ。逆に、自分の現在のために自分の未来を犠牲にしちゃうのがどうしようもないやつさ。」 「約束を守る」という約束 「もし、きみがだれかに対して、そういう世界の中心がそこにあるって感じたなら、それは愛だよ」 「対立っていうのは、ほとんど前提を共有しているもののあいだでしか、起こらないんだよ。」 右翼と左翼は対立していない。 右翼……民族の伝統の中で培われたものの見かたや、精神的なよりどころとしての国家の役割を重視する考えかた。 左翼……民族とか国家に縛られない、民衆の創意と自発性を信頼する考え方。 世の中が人に与えることのできる一番重い罰は死刑。つまり、死ぬつもりならなにをしてもよいということを暗に認めている。認めざるをえない。

    0
    投稿日: 2023.10.17
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    猫との対話形式で話し言葉で書いてあるから、子供でも大人でも読みやすい。 内容自体は哲学なだけあって小難しいですが。 かんがえかたを教えてくれるっていう感じ。全ての問いに"こうだ"という答えが出るわけではないのが哲学っぽい笑 今見てる立ち位置から考えない、多角的に考える、こうするのはどうかな?などなど、思考のヒントがもらえるので大人子ども問わず頭硬くて困ってる人は読んでみてもいいかも笑 親子で読んで、内容について話し合ってみるのも楽しそう。

    0
    投稿日: 2023.08.23
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    わかったような気になったりわからなかったりするけど考えるきっかけにはなる が、実際に考えれてはいない あと読んでいると私はどうしようもない人間なんだな…と理解した

    0
    投稿日: 2023.04.24
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    薄いけど、ちゃんと哲学していた気がします。 クジラは魚か、哺乳類のくだり、どこかで似たようなくだりを見たな、と思って数秒考え、「あ!葬送のフリーレンだ!」と思い出せました。収斂進化。本筋とは関係ないけど、記憶力が仕事をしてくれた。 本筋に戻ると、記憶が人を人たらしめるのではないのかな、と思いました。

    7
    投稿日: 2023.04.02
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    QK読書会から。 「子どものため」と言いつつ容赦がない。ネクラとネアカの話とか。子どもは大ダメージ食らわない?いや、大人だからこそ食らうのかもしれないな……。 永井均定義の"ネアカ"の人物は、私がまさに「こういう人でありたい」と思う、理想の生き方考え方だったな。 愛は2種類あるという話、個人的にとてもイメージが湧きやすかった。「愛」の種類は沢山あるけど、それを上手く言語化してくれたなあと思った。 新しい世界の見方を提供してくれる一冊だと思う。

    0
    投稿日: 2023.02.14
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    青い鳥はもともとそこに居たのに気づかなかったのか、それとももともとは青くなかったのか? そこに在る、居る、ということは、見える、さわれる、ということと同義なのか?見えないもの、さわれないものは、無いということなのか? 社会契約論とか、実存主義(?)とか、難しい言葉でよく語られていそうな話が子どもと猫の対話という形で述べられていて、薄いんだけど内容はとっても濃い。普段目を向けることのない、当たり前だと思っていることに疑問を投げかけて、考えたり人と話したくなったりするきっかけをくれる本。

    0
    投稿日: 2023.01.28
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    身近な問いで、クラスでみんなで考えるきっかけには良いかと思います。 ペネトレがさも自分が正しいかのように、教えるような口調なので、対話?となりました。 また、上品・下品など、なぜそう言い切れるのか分からないので、モヤモヤ… 子どものためのというには、ペネトレの表現が難しかった気がしました。

    0
    投稿日: 2023.01.16
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    哲学の本だけど、子ども向けの本だからか、言い切り型の文章が続き、いい歳の大人としては、「世の中はそんなに単純に生きれないよ」とモヤっとしたのは正直な話。一つのテーマを深く追求することもない。でも、家事の合間にふと本のテーマが頭をよぎり考え込む。だからきっと子どもたちの心にも、考えるきっかけ、思考の種を植えてくれる、そんな本だと思う。

    1
    投稿日: 2022.09.27
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    考え方次第で世界の見え方は変わる、ということを子どもはこれで学ぶのか。処世術を紹介しているとも読める。そのコツとかヒントが示されている。総じて言っているのは、自分の頭で考えなさい、ということ。

    1
    投稿日: 2022.09.12
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    三年前、ぼくが小学五年生の時から家に住み着くようになったペネトレという猫はとても不思議な猫なんだ。 名前もへんだけど、なによりおかしいのは人間の言葉を話すってこと。 でも普通の人が言うようなことは絶対言わない。ペネトレは人間はなんのために生きているのか」とか「学校には行かなくちゃいけないのか」そういう問題について話すんだ。 ペネトレのいうことは普通の人とは全然違う。でもよく考えてみると、ひょっとしたらペネトレの考えが正しいんじゃないかって思えてくる。 そんなぼくとペネトレの対話の記録 前半はとても読みやすく、うーんなるほどな〜と思わず考えてしまいような内容で、子どもが物事の考え方を学ぶ本としてとてもいいと思った。 けれど、後半に進むにつれ難しくなってきて、大人の私でも理解できない部分があったり、言い分が断定的、固定的でちょっと怖いなとすら思えてきたりした。 こういう考え方もありますよという提示までであればぜひ薦めたい一冊だと思えたけれど、こうだ!と言い切られてしまうと、それを多感な時期の子どもには薦めにくいなと思った(自ら手にする分にはまた違うと思うが)。

    1
    投稿日: 2022.06.30
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    哲学書と自己啓発本がおり混ざっており、評価も難しい。自己啓発本というジャンル自体はろくでもないが、それに哲学的バックグラウンドが合わさるだけで評価を難しくする。 この本の作者(ペネトレ)は、様々な問題に対して答えをあまり用意していない。これにより、読者は作者が何を言いたいか考えなければならない。『この本のほんとうの意味っていうのは、この本の読者のひとりひとりにとって、それぞれちがっていていいのさ。だいじなことは、自分で発見するってことなんだ』 『ネアカな人や上品な人はちがうよ。そんなものなしに、未来の遊びのための準備それ自体を、現在の遊びにしちゃうことができるんだよ。他人のための奉仕それ自体を、自分の娯楽にしちゃうことだってできるさ』これ、二つ上の社会不適合先輩に聞かせたい

    0
    投稿日: 2022.05.17
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    どこかの書評から。これ、確かに子どもが最初に触れる哲学としては打ってつけ。そっち方面にまるで疎い自分も、本書で言わんとすることは何となく見えたし、これを取っ掛かりに、哲学に興味を抱く向きもあり得ると思われる。あとがきから見えるように、有名哲学者の思想が、かなり広範囲に網羅されているみたいだし。

    0
    投稿日: 2022.04.18
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    理解できない部分は多くあったが、それはそれで良いと思った。正しいと思っていることが、実は正しくないこともある。常識を疑ってみることが大事。

    0
    投稿日: 2021.11.20
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    子供向けのようで大人向け。 哲学とはなんぞやといった、とっかかりを与えてくれる良い作品だと思います。

    0
    投稿日: 2021.11.13
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    子供のころに一度は考えたことのあるような話について、本当にそうなのか?と考えを提起させてくれる。 遊びに関すること、社会の公式ルールのこと、見方などについて印象的だった。

    0
    投稿日: 2021.11.09
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    ネコと男の子の問答的な対話。明確な答えを教えてくれるのではなく、考える過程を示してくれる。読むことによって問いがさらに深まり思考のトンネルに入っていく感覚。これをきっかけにぐるぐる自分で考えを深め、自分なりの答えを導き出す感じ。こらからも読み込んでいきたい本。そう、遊ぶために生きているし、ネアカになりたい。

    0
    投稿日: 2021.11.05
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    「人はなんのために生きるの?」 「どうして勉強しなきゃいけないの?」 「“遊ぶ”ってどういうこと?」 「右翼と左翼って?」「ネアカとネクラって?」  なんとなく通り過ぎてしまうさまざまなテーマについて考えるきっかけをくれる、頭を使う=哲学することの入門書のような本。ペネトレという名の人間の言葉をしゃべる理屈っぽいネコと、飼い主の少年との対話篇という設定が可愛らしい。字が大きく、一つのテーマが数ページと短いので、サクッと読める。そこでとっかかりを掴んだら、もっと自分で掘り下げてみようという気持ちになる。子どものための、というタイトルではあるけれど、大人にも読み応え十分。  印象的だった部分を引用。 --- ペネトレ: たとえばね、きみのクラスに、いやなやつがいりだろう。(中略)でもね、どんないやなやつだって、そうならざるをえなかった必然性というものがあるんだ。どうしようもなく、そうなっちゃってるんだよ。その人はね、自分がであってきたいろんな問題を自分の中でうまく処理するために、そういう人格をつくることがどうしても必要だったんだよ。そうでしかありえなかったんだよ。その人がそうでしかありえなかった理由が、ぜんぶすっかり理解できたら、その人に対してきみがいだいている感情は、消えてなくなるんだ。(p.61-62) ---  今わたしが最も興味を持っているテーマというか概念?である、岸政彦さんが提唱する「他者の合理性」。人には人の乳酸菌♪じゃなくて合理性、あるいは必然性があるのだということ。すなわち、人が何か言ったりやったりするとき、側から見ると不合理と思えたとしても、その本人にとっては「そうせざるをえなかった理由」が必ずあるはずだ、ということ。それを前提にして、人の話を聞いたり理解しようとしたりすることで、その人に抱いていたネガティヴな感情が徐々に消えていく。わたし自身、意識するようになってからこのことを身をもって実感している。岸政彦さんは社会学者で、この本の著者は哲学者。分野を跨いで似た内容が違った切り口から書かれているのを読んで、きっと物事の本質に近い考え方なんだろうなあと改めて感じた。

    1
    投稿日: 2021.10.11
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    面白かった かなり噛み砕いて書いてくれてて、読みやすいけど、やっぱり取り扱ってる内容自体が難しいし深い。深く考えようと思えばどこまでも深く考えられそう

    0
    投稿日: 2021.06.15
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    802 SPRING BOOK GUIDEで家入レオちゃんが紹介していた一冊。子ども向けだけれど、大人にこそ難しいことが多い。じっくり思考にふけりたい時におすすめ。

    0
    投稿日: 2021.05.01
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    平淡な文で書かれているようで難しい。後半の対話は子供には難しすぎる気がしますわ。上品と下品について気になりました。存在してるだけで満ちたりしている→上品、青い鳥を捕まえるとそれは青い鳥でなくなり、家で飼っている鳥が実は青い鳥。

    0
    投稿日: 2020.12.18
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    右翼と左翼は正反対と思っちゃうけど  対立って仲間内で起こることだと思うと  なるほどなーと思ったり。  哲学。。考えだすとよく分からなくなるけど、、  たまには何か不思議に思うことを  誰かと意見を出しあって話したいなー  疲れたらこれから見る夢を想像して  眠りましょう

    0
    投稿日: 2020.09.23
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    漠然と疑問に思っていることを 論理的分析し納得できる答えを提示してくれた 永井氏の哲学へのコダワリというか姿勢というかにも 尊敬します

    0
    投稿日: 2020.07.09
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    小中学生が過ごす日常を元にして、それから派生する「哲学的な問い」を一緒に住む猫、ペネトレが問いかけるようにして進む話。 内容はきれいに善悪で切れないことも多く、実際に子供に教えるのはとても難しいような気がするが、大人でも多くの学びがあって、面白い本。 哲学とは「答えのない問いを勝手に立てて、それを勝手に探る学問」であるという見方は面白かった。 だから、人それぞれ哲学があるのは普通の事。 そう思えば、哲学も手の届かない高尚なことではなくなりますね。 いいなと思ったこと。 ・ネアカとは自分を持っていて、やりたいからやる人。ネクラとは周りの目線ばかり気にして認めてもらうためにやる人。 ・自分に起こるいやなことや、不愉快な気分を自分の中でうまく処理する方法を身に着けるのが大人になるという事。 ・人間は自分のことをわかってくれる人なんかいなくても生きていけるという事が、人間が学ぶべき何より大切なこと。 ・将来、より深く、より楽しく、人生を遊びきるために勉強する。 ・未来の準備そのものを現在の遊びにしちゃう。 後半は人の人生というよりは、そもそもの世界の成り立ちは?みたいなトコに視点が行ったので、あまり共感できなかったけど、なかなか面白かった。

    0
    投稿日: 2020.06.05
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    考えなくてもいい、どうでもいい、考えたってどうしようもない。 哲学はそういった感想が多い、というかそう思ってしまうのは仕方がない。 でも、いつからそう思うようになったのか? なんで無駄と思うようになったのか? 「いつ」「誰に」そう「思うように」「させられたのか?」 そういったことを、尊敬する哲学の教授が言ってたのを思い出した。 この本は「問い」に対して答えている猫に、問いの「答え」を求めてはいけないと思った。 読む「姿勢」で、かなり受け取る側が変わってしまう恐れがあると思った。 一緒に考えながら、読んでいくのは「哲学」だし、あくまでも、ひとつの思考であって、そこから自分はどう思うかが大切なんだと思う。 なぜなら、それが正しい答えだと思い、考えることをやめる。この思考をとめるというのは、哲学の真反対を行ってるからだと感じるから。 だから、答えを求めちゃいけないんだなと。 本屋をみてみても、「自己肯定力を高めよう」とか、何かの答えを求めるために、自己啓発本を読んだりする人が多いと感じる。 もちろんそれも大切だけど、結局は自分がどうしていくか。それが大切にもかかわらず、「自分」を鍛えることを今までほとんどしてこなかった。(言い方をかえるなら、子どもの時は自然にできていても、歳をとるにつれてできなくなってしまった) 日本に住んで日本で教育を受けてきたから、答えばかりを与えられて、疑うことをしてこなかった。 自分が信じているものが、本当にそうなのか、本当に正しいのか、他の人に正しいといわれたからそう思ったのか、そうした今までの自分と向き合わせてくれて、本当の自分を見つけることができるのが「哲学」なんじゃないか。と思う。 結局何が正しくて、結局なんだったの?! じゃなくて、答えのないものに対して考え続けることが大切だと思う。その行程が重要。 だって、この世界で生きていくには、ほとんど答えのない問題に対して向き合っていかなければならないんだから。

    1
    投稿日: 2020.05.29
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    2020.5.6 哲学ってよくわからんな。考える必要のない事を屁理屈こねてややこしく考えてる感じ。最後の対話に書かれているように「こういうはなしはどれもある場所に立った人にだけ意味をもつ」そういうことなんだろう。

    0
    投稿日: 2020.05.06
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    いつか結構ピンと来る日が来そう。普通に面白かった。 ネクラとネアカの定義をバッチリ書き切っていてオオっとなった。

    0
    投稿日: 2020.04.01
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    面白かった。 うん、面白かったな。 どう面白かったのかを言葉にすることは難しい。 でも、面白かったことを言葉にするという「遊び」は楽しい。 この「遊び」を続けているうちに上達する人たちがいて、 上達した人たちをもうならせるような「遊びの達人」が居る。 「遊びの達人」は遊ぶうえでとてもためになる存在にもなるから「遊びの達人」という仕事がある。 人間は遊ぶために生きている! 哲学を知らなくても楽しめた。 本文中に哲学者の名前とか、どういう思想なのかが出てこないことが少し不安になったけれど、解説でざっくり誰の思想なのかを教えてくれたので、気になるところは自分で更に本を買ったりして知識を掘り下げることもできそうで安心した。

    0
    投稿日: 2020.03.31
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    たいてい本はその大筋を掴む意味で後書きを先に読んでしまいます。が、読んで??? 本文も大まかに8割程度は理解できませんでした(泣)。こういう哲学的思考から離れてしまった哀しさを思いました。文中にあった(p127)“問いそのものを自分で立てて、自分のやりかたで、勝手に考えていく”そんな思考を自由に解放する余裕を持ちたいと思いました。ボーッとする時間自体も減ってしまった今。かと言って、最先端のツールを自由に使いこなせてもいない自分。なんとなく中途半端な孤独感を感じてしまいました。再読候補作です。

    6
    投稿日: 2020.03.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やさしい言葉で書かれた簡単なようで難解でおもしろい本。このことを示すのに、おわりに書かれた補助線のたとえがとてもわかりやすいと思う。 --- 「こういうはなしは、どれも、たまたまある場所に立った人にだけ、意味を持つんだ。別の場所に立っている人には、無意味で、ただごちゃごちゃしているだけなんだ。図形に一本の補助線を引くだけで、急にその図形の見えかたが変わることがあるだろ? ぼくのはなしは、補助線みたいなものさ。その、補助線が引かれることで、ある人には、世界と人生の見えかたが変わるけど、別の人には、なにも変わって見えない。ただ、よけいにごちゃごちゃするだけなんだ。それに、おなじ人にとっても、まだ早いかもしれないし、もうおそいかもしれないんだ。たまたまおなじ種類の問いを持った人だけを救える、と言ってもいいな。」 --- これから先、折に触れて手に取り、繰り返し繰り返し読み返していく類の本。ハッとする箇所はそのたびごとにきっと違うだろうし、前にはわからなかったことがすとん、と胸に落ちたり、見える景色が少しずつ変わっていったりするのだと思う。

    0
    投稿日: 2020.03.01
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    川上未映子さんがあさイチで紹介されて、すぐに図書館で予約してやっと読めた。 この本も最近の私で言う神谷美恵子「生きがいについて」同様、図書館で借りるのではなく、手元に置いて事あるごとに手に取りたい本だ。 "「遊ぶ」っていうのはね、自分のしたいことをして「楽しむ」ことさ。そのときやっていることの中だけで完全に満ち足りている状態のことなんだよ。そのときやっていることの外にどんな目的も意味も求める必要がないような状態のことなんだ。つもり、なんのためにでもなく生きている状態だな。ただそれが楽しいから遊ぶんで、それによってなにが実現されるからでもないんだよ。" 13ページ 

    0
    投稿日: 2020.02.29
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    タイトルに「子供のため」とあり、対話形式で読みやすく書かれてはいますが、大人が読んでも正直よくわからない所は多いです。(自分だけ?) 明確に「著者が言いたいことはこれだ!」と掴めないと、すっきりしない人にはモヤモヤしてしまうかもしれません。 本文の一節に「ニュートンは新しい物を見つけたわけじゃないんだ。新しい物の見かたをしただけなんだよ。」とありますが、本書の魅力もそういった「新しい物の見かた」が詰まっている点にあると思います。 考えの収束点としての「答え」より、動的に「考え続けること」の面白さを学ぶには良いです。

    2
    投稿日: 2020.02.28
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    中学生の男の子と言葉を操るネコの哲学問答。小難しい用語を使わず、日常のふとした疑問を掬い上げ敷衍していくスタイル。結論ではなく、材料を提示することで読者の思考を促すことに主眼が置かれており、それはしっかりと達成されているように思いました。

    0
    投稿日: 2020.02.23
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    哲学科の大学教授による哲学の本。猫が基本的な問題について、猫目線で解を示す形で進行する。哲学がどんな学問かもなんとなく掴める。 ネクラとネアカ、幸せの青い鳥、将棋が遊びになる話、犬が碁を打つ話、いやなことをしなければならない時の話などが印象に残っている。

    0
    投稿日: 2020.01.11
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    帰省中、母の本棚から発見。それってどうゆうこと?と考える余地を残してそれぞれの話題が終わる。考えることは楽しいよね。2020/1/7

    1
    投稿日: 2020.01.07
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    哲学とは、問いそのものを自分で立てて、自分のやり方で、勝手に考えていく学問。 「子どものための哲学対話」という題で手に取ったが、 大人も考えさせられる内容だった。 短編で進められており、読みやすかったが、 自分には難しい内容も多かった。 自分が学んだこととしては、 ものは多面性ということだ。 目の前の問い?課題?について、 多面的に考えることで、視野が広がったり、解決の糸口が見えたりするのかもしれない。

    0
    投稿日: 2020.01.07
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    あさイチで、川上未映子さんが紹介されてたのをきっかけに購入。 平易な文章で、ページ数も少ないんだけど、これを「読み終わった」と言える日はくるのか? 死ぬまでにある程度理解できたらいいな、と思うくらいあらゆることが詰め込まれていた。 ・困ってる人を助けてはいけない? 体験してない苦しみに共感することは、それをエンタメ的に消費することと紙一重だと思うので、頷きながら読んだ。 当事者と自分との断絶を無視して、分かるよ同じだよ、と言えてしまう人は信用したくない。 ・元気が出ないとき、どうしたらいいか? 楽しいことは、それ自体で満ち足りているから忘れても平気。 嫌なことは、忘れることで自分にとって重大な何かが失われてしまう気がするから、何度も反芻してしまう。 たしかに…。嫌な記憶に何年もこだわり続けてしまうのは、そこに自分の核だったり、譲れないものがあるからかも。 そう考えると、自分とは何かを考えるヒントがそこにある気がしてくる。 ・「強さ」について 失敗を重ねてばかりでも大丈夫、ここぞというときに決められたらいい。って番組内で川上さんが仰っていたのは、この章からきてるのかなと思った。 ネアカとネクラ、上品と下品についての記述を読んで、昔何かのインタビューで、蒼井優さんが「自分の人生に集中してる人が好き」と言っていたのを思い出した。 人間として正しい姿はそれだ、と感じつつ、自分からは程遠いので印象に残っていたのだ。 ネクラで下品な人には、借り物でいいから理想を設定することが必要だと本には書かれていたが、悲しいかなそれが難しい。 満たされてるわけじゃないけど、ただ日々を過ごす以上のことができない。 折に触れてまた読み返しつつ考えたいと思う。

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    投稿日: 2020.01.04
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    子どものための哲学対話(講談社文庫) 著作者:永井均 ベネクトの言うことが正しいじゃないかって気がしてくる子どもや大人も考え方が変わるベネクトの40の対話 タイムライン https://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

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    投稿日: 2019.12.14
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    さらっと読める。納得できない部分や理解できない部分があって考えるので、それはそれでいい。 軽いので何度か読み返せそう。

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    投稿日: 2019.11.28
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    小学生くらい?の「ぼく」と猫のペネトレの対話。 「ロダンのココロ」の内田カズヒロの挿絵もほっこりする。 が、どっちかというと、かえってモヤモヤしてしまった気がする。 無闇な懐疑は非生産的なのはわかる。 けれども、どうしてその問いが取り上げられているのかとか、なぜその考え方については疑われていないのか、どういう基準だかわからないのだ。 例えば、ただ存在しているだけで満ち足りている人は「上品」で、周りから認めてもらわないではいられない人は「下品」、これは生まれの問題だということ。 たしかにこの二つは対極にある存在だと思うけれど、どちらが上という価値判断の可否や、価値基準の「品」って何なのかがよくわからない。 「言葉の意味はだれが決める?」については、言葉の意味には本当の意味を知る「権威者」を認める一方で、権威者ではない多数派が間違った意味で使うようになりやがてそれが定着することにはそうなる必要があったから、とする。 矛盾だとまでは思わないけれど、すっきり整理できない感じがする。

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    投稿日: 2018.09.04
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    「ぼく」とネコの「ペネトレ」の間で交わされる、哲学的なテーマについての対話40編を収録している本です。 著者の本の中では、『翔太と猫のインサイトの夏休み―哲学的諸問題へのいざない』や『倫理とは何か―猫のアインジヒトの挑戦』(ともにちくま学芸文庫)も、やはり哲学する猫との対話というかたちをとった哲学の入門書ですが、本書がもっとも読みやすいように思います。 一つひとつの対話は独立して読めるようになっていますが、永井がこれまでくり返し論じてきた〈私〉をめぐる問いへと収斂しているようにも思えます。そうした視点から本書で示されている問題をもう一度考えなおしてみるのも、おもしろいのではないかと思います。

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    投稿日: 2017.09.09
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    このひとのことばには毒がある。どこか胡散臭いが刺激的でもっともっと読みたくなる。それを狙ってのことなら、このひとはとんでもないイケズなひとだ。 子ども向けということもあって、書きたいこと、考えていることのほんの少ししか入っていない。考えるなと言われると考えずにはいられない、ちょっとしか見えないと全部が見たくなる、実にイケズである。 子どもに向かって語る時、大人と違って、ことばを持たない。ゆえに真実としてその直球を偽りなく語らねばならない。池田某が真っ直ぐに語りかけるのに対して、この猫はペネトレと言いながら嘘にまみれている。池田某と猫の語り口は恐ろしいまでに異なるけれど、ほんとうのことを語るという点で、これほどまでに真剣に遊んでいるひとはいないと思う。ほんとうのことを語るためには、騙らないといけない、どうも人間というのはそんな風にできてしまっている。それを知りながらものを考え書いていくことと、そうでないのとでは大違いである。哲学者として、ふたりともその役を本気で演じてくれている。だからこそ、惹かれてやまない。

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    投稿日: 2017.06.30
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    考えるきっかけ、入り口に。 それにしても、なにをきっかけに読もうと思ったのか思い出せなくてもやもや。なんかの記事だったかな…。

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    投稿日: 2017.04.22
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    子どもではないが、よくわからない。 特に後にいくにつれ、わからない。 それにペネトレがぼくの飼い猫なら、有無を言わさずぶん殴っているだろう。 かわいくないからね。 >友情って、本来、友だちなんかいなくても生きていける人たちのあいだにしか、成り立たないものなんじゃないかな? >うそと約束は違うよ。ぼくらは、概して人はうそをつかないって前提のもとで暮らしているけど、自分からすすんで「わたしはうそをつきません」って約束した人なんかいない。それに対して、約束をした人は、その約束をわざわざ自分でしたんだ。しないこともできたのにだよ。 >とにかく、まず、やりはじめてみることだね。つまり、なにかをやりとげようとしないで、ただ、やりはじめようとするんだよ。やりはじめるだけでいいって考えるんだよ。 ふと、続けていけばいいのさ。 どんなしごとでもそうなんだけど、なんとなく調子が出てきて、もっと続けたいと思うところでやめるのがコツだな。

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    投稿日: 2017.03.19
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    普遍的な疑問を主題として対話形式に平易な文で書かれた永井哲学の本である。なんのために生きるのか、に対する回答は刺激的であった。著者の意図からやや外れた解釈かもしれないが、ゆとりを持つことの大切さも考えた。また、満ち足りた状態を「上品」とするのは見事な表現だと思う。社会契約論についても概要を掴めた気になった。ただ、各々疑問に対する回答が明示されてるのは良いが説明不足なのは著者も認めており、気になるなら自分で考えろ、とのスタンスであることに注意されたい。あくまで″永井″哲学の入門書なのだ。

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    投稿日: 2016.12.20
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    うわー置いてけぼりやった。わからへんかった。友人が永井均さん好きなので、読んでみたけど、終始置いてけぼりやった。

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    投稿日: 2015.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人間は遊ぶために生きている! 【人間は何のために生きているの?】という問いに【遊ぶため】と答えるセンス。 【遊ぶ】とは【自分のしたいことをして楽しむこと】【そのときやっていることの中だけで満ち足りていて、そのとき やっていることの外にどんな目的も意味も求める必要が無い状態】【なんのためにでもなく生きている状態】と定義する 結局、人間は「遊ぶ」ために生きている。遊ぶとは、自分のしたいことをして楽しむこと。やっていることの中だけで完全に満ち足りていて、他にどんな目的も意味も求める必要がない状態、なんのためでもなく生きている状態をいう。楽しいから遊ぶのであって、それによって何かが実現されるからではない。 人生が遊びである人は、達成される目標じゃなくて、過程そのものを味わえるようになるので、そういう人はあまり悪いことをしない。将棋そのものが好きな人にとって、勝つという結果が大事なのではなくて、勝とうとしながら将棋するという過程自体が大事。 ぺネトレ「人間だって、ほんとうは、おんなじだよ。今の人間は、なにか間違ったことを、みんなで、信じこみあっているような気がするよ。それが、今の世の中を、成り立たせる為に必要な、公式の答えなんだろうけどね。でも、その公式を答えは受け入れない事もできるものだってことを、わすれちゃいけないよ」 ぼく「猫のことは知らないけど、人間は、自分のことを本当に分ってくれる人がいなくては、生きていけないものなんだよ」 ぺネトレ「そんなことはないさ。そんな人はいなくたって生きていけるさ。それが人間が本来持っていた強さじゃないかな。」 「ひとから理解されたり、認められたり、必要とされたりすることが、いちばんたいせつなことだっていうのは、今の人間達が共通に信じこまされているまちがった信仰なんだ」 「人間は自分のことをわかってくれる人なんかいなくても生きていけるってことこそが、人間が学ぶべき、なによりたいせつなことなんだ」 学校なんか行かなくたっていい。うそをついてもいい。クジラは魚だ。地球は丸くない。……ぼくの家の猫のペネトレは、そんな普通じゃないことばかり言う。でも考えてみると、ペネトレの言うことの方が正しいんじゃないかって気がしてくる……。子どもも大人も考え方が変わる、ペネトレとぼくの40の対話。

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    投稿日: 2015.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ◆猫のペネトレ、超猫すぎる。◆あまりピンとこなかった。それはきっと、わたしの内側から発した問いではなかったから。◆確かに中学生くらいのときに読むと刺激的だったかもしれない。もっともっと言葉の可能性を耕しただろうと思う。◆一番深く残った印象は、哲学って、対話・問答なんだ……ということ。言葉はベクトルを持つものであるということ。昨年末からずっと気になっているテーマ。しばらく追いかけることになりそう。 【気になった対話】 人間はなんのために生きているのか? 善と悪を決めるもの こまっている人を助けてはいけない? 原因がわかると感情は消える? 友だちは必要か? 右翼と左翼ってなに? 死について ※読後にとても さびしく、孤独になった。 対話なのに。みんなは ならないのかな。

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    投稿日: 2015.04.13
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    わかりやすくキャッチーな言葉で読者に哲学を投げかけ「考える」ことを考えるきっかけをくれる本。 小学生の頃にはじめて読んでから、ずっと大切にしています。タイトルには「子どものための」とあるけれど、二十歳を過ぎた今でもこの本を理解できてはいません。分からないまま死ぬのかも。

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    投稿日: 2014.10.17
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    永井先生のおっしゃる「下品なネクラ」側の人間としては、多くの発見やヒントに満ちていて、何度も読み返したくなる予感がします。 1点の違和感は、「上品」「下品」は生まれつきという点。 子どもを見ていて、人間は皆、自己承認欲求を生来もっているような気がします。「上品なネアカ」は幼少期に周囲の大人から、自分の楽しんでやったことを肯定あるいは称賛される経験をたくさん積み重ねた結果なのではないかな。 アダルトチャイルドはその反例。そんな気がします。

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    投稿日: 2014.08.26
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    中学二年生の男の子とペネトレという名前の猫の哲学対話です。 空想を用いた思考実験を平易な言葉で伝えるもののようでもあります。 なかなか面白いトピックを2ページだとか3ページだとかで語り合い、 答えを出していく形式。 この、猫のペネトレがやっかい者で、ときに難癖のように、 常識から外れたことを平然とのたまったりしますが、 それが、この本の醍醐味であり、大体、常識ってなんだろう、 そんなものは正しいのかどうか、みたいな問答の連続なのです。 まず、「人間とは何のために生きているのか」という 問いから始まります。 宗教的ではなくて、哲学的な答えがさらりと述べられ、 それは「遊ぶため」だという。 遊ぶっていったって、ひまつぶしだとかぶらぶらするとか、 そういう意味ではないんですよね。 自分のしたいことをして、それに夢中になることが遊ぶということだそうです。 そして、その後はよくわからない、言葉自体は簡単なのにその論理がつかめない 言葉でけむに巻かれるようにその章は終わっていきます。 そういう、とっかかりまで作者が連れていってくれて、 あとは自分で考えましょう、というようなのが多かったような気がします。 与えてくれる知識もあるんだけれども、それよりか、 考えるようになるための導火線に火をつけられる感じがします。 これ、子どものための、って銘打たれていますけれど、 まじめな子どもだったら、勉強そっちのけで考えてしまって、 成績が落ちかねません。そこらへん、利口さも兼ね備える気持ちで、 本書を読む若い子にはいてほしいですね。 僕としては、「青い鳥」の話と、「社会契約」の話がなかでもよかったかなぁ。 とくに「青い鳥」は僕の第二作目の小説のネタとして小さくながらも扱ったような 感じもしていたりします(幸せを求めていなくなる女の子の名前がミチルでしたし)。 あと、上品と下品という概念が紹介されていましたが、 僕としてはもうなんでもいいやみたいな感じで読んでしまいました。 最終章によると、 __________ こういうはなしは、どれも、たまたまある場所に立った人にだけ、 意味を持つんだ。別の場所に立っている人には、無意味で、 ただ、ごちゃごちゃしているだけなんだ。 __________ ということだそうで、 つまり、僕が読んでいてすごくごちゃごちゃしているなと思った部分はけっこう ありましたが、それを違う人が読むと、全く違う印象を持ちうるということですね。 人によっては、そのトピックに触れるのが、はやいとかおそいとかもあると 書いてありましたし、たまたまその分野のその問いの周辺を考えていた人には、 響くものだということだそうです。 最後、解説とあとがきは、大人の僕が読んでも、 ごちゃごちゃしていてわかりませんでした。 まぁ、室内の暑さのせいで頭を使いたくなかったのもあるかもしれませんが、 それはそれとしても、僕もまだまだ頭がかたいということなんですかね。 精進します。

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    投稿日: 2014.08.02
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    私は高校生でこの本を読んだ。「子どものための」なんてタイトルがついているが、 よくよく考えると、一番良い時期だったのかもしれない。 もっと若い(幼い?)ときに読んでおけば良かったな~なんて思ってもいたが、 自分の考えもしっかり持っていなかった時期だ、ともすれば『学校には行かなくても良い』 『死ぬつもりなら何をしても良い』といったような(正しい抜粋ではないので注意) ことを真に受けて、はたまた実行に移してしまっていたかもしれない。 しかしそれは間違った使い方で、いわばこの本は「諸刃の剣」だ。 自分の考えや自分の中のルール、道徳をそれなりに持っているならば、絶対読んで頂きたい。 余談になるが私は高校倫理を履修していて哲学に興味を持った。別に哲学で大学に入る気もなかったが、 「センター倫理」よりももっと高いレベルで倫理について触れることのできる良書だと思う。 著者の、いや、ペネトレの言葉を借りれば、 『学問は、本来、勉強なんかじゃないさ。この世でいちばん楽しい遊びなんだよ。』 ー本書はまさにその考えを体現しているのではないだろうか。

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    投稿日: 2013.02.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

     子どものための哲学対話で、永井均さんは、人間はなんのために生きているのか?という問いに、遊ぶためさ、と言いきっている。そして、根が明るい人は、なにか目標のために努力しているときも、なぜかいつもそのこと自体が楽しい人で、根が暗い人は、何か意味のあることをしたり、ほかの誰かに認めてもらわなくては、満たされない人、とも言っている。  これを読んで、自分の生きる目的は、自我を守るため、であったり、満たされない何かを補うため、だったり、つまり、自分は、根が暗い人で、生きているというよりも、何を恐れて追われているような気がしてきた・・・

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    投稿日: 2012.09.09
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    今までわたしが読んできた中でも屈指の難解な本。子どものためとか嘘。本当に子どものために書いているのならあんなに高度なあとがきを付けない。 自分にまつわるすべてのことやものを疑うということに重きを置いていて、突き詰めるとガタガタと地面が崩れ落ちてしまう類の話だとおもった。わたしはこのひとの言葉はなにかの足しにはなるかとしれないけれど、その言葉すら必ずしも真実というわけではないのだから、という一歩引いた姿勢で読んでいました。 わたしはどうも自分の頭で考え続ける根気というものが足りていないようで、考えているうちに嫌になってきてしまった部分も多かったのですが、心に残ったこともいくつか。そのうちのひとつが、そのままの状態で満ち足りているということを人間はなかなか理解できない、ということ。それは他人からの理解を求めてしまうという引用した文章と密接に関わってくる箇所ですが、思い出したのは、日本でこうやって生きていると満ち足りるというのはひどく難しいように感じるけれども、わたしはインドにいた時に、そのままの状態で満ち足りるということを身をもって体感したのではないか、ということ。あの感覚なのかな。

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    投稿日: 2012.04.26
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    面白い。 ただ「子どものため」なのか、分かりやすくしようとして、逆に分かりづらくなっている印象がある。

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    投稿日: 2012.04.01
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    何か疑問に抱えていると、人はその答えに興味関心をしめし求めます。疑問に感じた時点で、他人にとってどんなにつまらないことでも、その疑問を解決することは、当人にとっては人生に関わる問題になり、無関心ではいられなくなるんですね。 じゃあ、そもそも疑問に思わなければ?・・・。大切なのは、自ら学ぶ姿勢や探究心の源は、「疑問」!! 身近な疑問に気づき、自分で考えるきっかけになる本になる!!…はず。

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    投稿日: 2011.07.05
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    「子どものための」って書いてあるけど、柔軟さを忘れた大人のためだよなぁ。 子どもに大きなことを言う前に、もう一度、考え直してみるべきことがいろいろ。 ペネトレの発言にすべて共感する必要は全然ないけど、許容はすべきかと。狭量すぎる自分を再発見

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    投稿日: 2011.04.03
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    目からウロコ、というよりも指差し確認であるかのような印象を受ける。 常々思うことは、上品でない人間は大嫌いということ。それは勿論所作も含め、ここで書かれているような「上品」さも当然乍ら該当するのである。 うんうんと頷き、数多の出来事を思い返す。ひとつ言えるのは「下品」な人間ほど面倒臭い。ろくなことにならないのである。

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    投稿日: 2011.02.22
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    永井均著【子供のための哲学対話】読了。友人に薦められて購入してたものの、なかなか読まずにいた。ちょっと時間を持て余したので、読んでみたら一時間ちょっとでサクッと読めてしまった。

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    投稿日: 2010.12.02
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    裏表紙の「学校に行かなくてもいい」の一文に惹かれて。 これを読んで心軽くなる学生がいるかもしれません。 そして、いままで疑問に思ってもいなかったことについて 立ち止まって考えてみる面白さがあります。

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    投稿日: 2009.10.17
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    頭の中を心地よくかき回される感触。 題名通り子供向けの、平易な文章で書かれていますが、その内容はむしろ、「この世界で当たり前とされていること」を受け入れた――受け入れざるを得なかった――大人の頭をぐらぐら揺さぶるものです。

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    投稿日: 2009.09.01