前世の本では悪役令嬢のエラーナが、アイデアを出し、仮の旦那のユーフランが複雑な機械を作りまくる。それが基本の物語。竜石に刻むのがコンピューターの集積回路ぽい。まあなんていうか、無茶苦茶な設定というか、ユーフラン無双。何でも作りまくり。これでいいのか。隣国の王子を助けて拾ってきたり、いろいろ家畜を殖やしたり、王都に出てコース料理を作ったりと、いろいろ事件はあるけどね。ああ、二人の仲が進展しそうな雰囲気が出てきた。

お互いに好きなのに、自分が好かれている自信は全くないラナとフラン。仲がいいのは間違いないのに、夫婦というより友達か家族という感じでもどかしくなる。結婚の経緯を考えると仕方がないところはあるのかもしれないけれど。前世の記憶をフル活用して作りたいもののアイデアを出すラナと、それを実現していくフラン。お互いに相手のことを凄いと認めている関係は楽しくなった。２人が作り出したもので多くの人を驚かせるところももっと見たくなった。

今回も面白く読ませて頂きました。 前世持ちのヒロインとチートなヒーロー。 この巻でも二人によって新商品がドンドン量産されます。 が、二人の関係はドンドンとは進まず...相変わらずのジレジレ。 ですが、新商品のおかげで無事国王様に「緑竜セルジジオス」の国民と認められ、巻尾ついにお互いの「言語化が難しい」気持ちを手紙に書き合う事に！ ヒーローの書いた没手紙読みたかったなぁ～ 次巻ではもうちょっと二人のイチャイチャが読めるはず！と、期待してます。