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中国人は見ている。
中国人は見ている。
中島恵/日経BP
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総合評価

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    私たちは当たり前と思っていたり良いと思っている習慣でも、他の文化や習慣の人たちからみたら不思議だったり理解できないということがよくわかって、おもしろく、びっくりし、そして勉強になりました へえ〜の連続 自分の常識が正しいとおしつけないこと。 ??と思っても何でかな?何か思い違いがあるのかな?と一呼吸置いて相手の立場になってみること。 そういう気持ちをいつも忘れないようにしたいなと思います

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    投稿日: 2024.02.24
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    日本の常識は世界では常識とは限らないことを、身近な中国の事例で紹介してくれる1冊です。多様性が必要とされる時代ですが、外国文化から学ぶべきものは多いようです。 【特に印象に残ったフレーズ】 「外国の事情を知ることで、翻って自分や自分の国を客観視したり、見つめ直したり、視野が広がったりすることがある。」 「これからの時代は「どこまでが常識の範囲なのか」の判断がますます難しくなる。日本人同士でも20代と50代では「常識」はかけ離れている上に、これからは外国人社員も増えていく。」 「人間が抱くイメージ、先入観というものは、必ずギャップがあるということを認識しておくのが何よりも大切ではないか。」 変化に対応するためには、多様性が必要といわれます。自分と同じでないことがおかしいと考えるのではなく、「なぜ、自分と違うのだろう」「違うと、どういったメリットがあるのだろう」という視点を持つために、外国の事情を知ることが役立つことは多いようです。 【本のハイライト】 ・日本人は中国のキャッシュレス化やIT分野などに関心を持つ人は多く、ビジネスという観点では、従来にはなかった展開が今後ますます増えていくだろう。だが、お互い相手について知らないことはまだあまりにも多い。そのことを普段あまり意識もしていない。 ・外国の事情を知ることで、翻って自分や自分の国を客観視したり、見つめ直したり、視野が広がったりすることがある。日本人は国民の同質性が高く、日本人同士では詳しく説明しないことがある。それが外国人にはわかりにくいが、日本人はのことに気付かないし、気付くきっかけもそれほど多くはない。 〇仕事の仕方の違い ・日系企業の得意先が中国になり、日本人が中国人に気を配らなければならない場面が増えてきた。立場が逆転することも多くなった。そうした変化に気付けない日本人は、従来通りに中国人に接し、コミュニケーションに支障をきたしているという。 ・中国人が、日本人上司のことで理解に時間がかかるのは、推測+期待+テレパシー、日本人の村意識、心遣いの3つ。 ・これからの時代は「どこまでが常識の範囲なのか」の判断がますます難しくなる。日本人同士でも20代と50代では「常識」はかけ離れている上に、これからは外国人社員も増えていく。 ・厳しい競争社会で生きてきた中国人にとって、日本の社会は弱者に「手を差し伸べる社会」と見え、「温かい」と思うことがあるが、「生ぬるい」と感じるようだ。 ・中国の日系企業は、中国的な仕事の進め方と日本的な仕事の進め方の「はざま」に位置している。そこでどのようにして双方のよいところを生かし、折り合いをつけ、現地のビジネスで成果を上げていくかは、古くて新しい問題であり、現地の経営者も頭を悩ませている。 ・中国がコネ社会だというイメージを日本人は持っているが、中国人から見ると、日本も相当な「コネ」社会。何度も雑談しながら「探り」を入れるし、相手の「格」を見る。今の中国はものすごいスピードで変化しており、まったく知らない相手、偉い相手でも、実力とアイデアがあれば相手も受け入れる。 ・中国人とアポイントを取る際は、会えたらラッキーというくらいの軽い気持ちで構える。どうしても必要なアポなら、何度もしつこく連絡するしかない。相手は迷惑と思うことはないし、真剣度を試している部分もある。 〇日本人の中国観 ・なぜ多くの人が同じようなステレオタイプを抱くのか、その経緯や理由を知ることや、そのこと自体に関心を持つことは、自らの姿を顧みて、相手からどのような目で見られているのかという客観的な視点を持つきっかけになる。物事をステレオタイプで見るのは、どの国でも同じ。 ・人間が抱くイメージ、先入観というものは、必ずギャップがあるということを認識しておくのが何よりも大切ではないか。

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    投稿日: 2021.01.14
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    去年出張で帰国した際に、中国関係の新書の新刊だっていうので手にした一冊。1年間積読にしていましたが、出張のフライトのお供で読了。 中国人が日本をどう見ているかを中心に中国あるあるもちらほらと。中国で働く身としては、どう見られているかを意識していこう。 中島さんの本は前にも読んだことあるな。同じ日経のシリーズで。

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    投稿日: 2020.12.26
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    ★3.6(2.75)2019年12月発行。中国に何回か出張したことを思い出してみると、なるほどなぁと。それと、中国社会の変容が垣間見ることができましたね。30年前は、中国を旅行するのに、中国語が離せないと大変だったが、今や地下鉄に乗るのも英語表記があり、大都市なら自由に行ける中国。それより、ネット社会が日本以上に急速に浸透する中国では、キャッシュレスが当たり前で、現金やクレジットカードでは買い物すらできないと。ウィーチャットに信用スコア、アリババとテンセントが中国の未来を変える予感が・・・。

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    投稿日: 2020.10.18
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    かつては中国語を学習し、20世紀後半には幾度も中国大陸は訪れたが、この20年以上中国には行っていない。まだ、古き良き時代の雰囲気を残していた頃の中国人たちのことはそれなりにわかっているつもりでいた。近代化し、北京や上海などに住む豊かな都市生活者の中国人が、いまの日本のことをどう見ているか、日本のどこに関心を示しているか、わかり易く解説されていた。

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    投稿日: 2020.09.21
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    <目次> プロローグ 第1章ごめんなさい、その接待はご遠慮くださいー食文化 第2章ここがおかしい日本の会社ー仕事 第3章贈り物をしたらなぜすぐにお返しするのー人つきあい 第4章なぜ中国人は大阪派なのかー社会 第5章テレビの中国特集で流れる謎のテーマ曲 あとがき 201/12/9初版 言われてみれば、自分でも違和感がお互いにあって、 それを理解ようにしてきたようなことが書いてある

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    投稿日: 2020.02.08