
総合評価
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powered by ブクログ社長の心構えとして、二重人格であることや、一流に触れること、孤独な状況を常のものとして受け入れることなど、経験者としての覚悟が伝わってくる部分があったが、一方で、社長の報酬や接待を受ける際の話として、現場の社員と比べて自分の過ごす時間にそこまでの価値はないという認識を前提に、自制することを美徳とすることや、社長車ではなく満員電車で出勤していたことを美談として語る下りは、常に最高のパフォーマンスを維持する必要があり、その意味で一般社員とは隔絶された存在であらねばならない社長職にたいしての覚悟が足りないように感じた。 全般的に、前時代的な価値観の押し付けと、自慢話が鼻についたため、星2つ。
0投稿日: 2024.10.14
powered by ブクログこの人の本を読むと正義感を揺さぶられる。正しいと思ったのならなぜ言わないんだ? と。部下や同僚とのコミュニケーションの取り方や仕事に対する価値観なども殆ど全ての点で共感できる。それなら大人しくしていることはないだろう、と言われているような気がする。
0投稿日: 2024.01.28
powered by ブクログななめ読み ・減損会計、一時的な特別損失と無配、その後利益 ・ゴマスリばかり。謙虚でいよう 家庭を顧みずに仕事に集中してきた人に共感し得ないところは多々あるものの、尊敬し学ぶべきところもあり。
0投稿日: 2023.04.09
powered by ブクログ伊藤忠商事の社長・会長を歴任し、中国全権大使などの経験もある実業家、丹羽宇一郎による新書。バブル時代に膨らんだ不良債権を一括処理し大幅な赤字を出すも、膿を出し切ってその後最高益につなげるなどの手腕で知られる著者が、社長を目指す者や社長に向けて、社長とは何か、社長に必要な要素は何かを書いた本。 各章にて、社長が気をつけるべき点やあるべき姿をが丹羽のエピソードと共に語られており面白い。例えば上述の不良債権一括処理のエピソードは、「社長は攻めと守りを同時に行うべき」との教訓とともに語られている。丹羽は、バブルで溜まった不良債権を整理するため、赤字状態の子会社を売却したり、リストラしたり、守りの活動をしていた。同時に収益構造を見直し収益源を掴むためファミリーマートを巨額で買収するなど攻めにも取り組んだ。「攻めと守り」を同時にしているのは、要は攻めるために守っているからである。丹羽はこれを「まず、どこを攻めるかを決めてから守ることです」とまとめている。 このほかにもさまざまなエピソードや教訓が語られているが、社長とは、会社・事業の行く末を決める意思決定を一定期間任された者であり、だからこそ職務において謙虚に、勤勉に、人の信頼を大切に、後継や社員を大切に育て、現実的に、理想を追い、清く・正しく・美しくあるべきであり、人間としては他と同じ一人の人間として驕らず、健康に、過度な期待をせず・・・一言で言えば、会社の意思決定のために全力を尽くす人なのではないかと思った。 社長は何を考えているのか、社長は一体何なのか、何をしているのか、これを読んで少し理解できたような気がする。 なお、丹羽さんの若い頃(バブル時代など)は自由だなと思うが、そこまでできないにせよそれぐらい本来会社の中の行動は自由であっていいのかもしれない、やりたいことをやっていいのだな、と思った。
0投稿日: 2022.10.16
powered by ブクログ伊藤忠の元社長の本。タイトルがいい。 直(じき)ゴマ、間(かん)ゴマ、という言葉を初めて聞いた。本人に直接ゴマをするのが直ゴマで、別の丹羽さん人経由で間接的に本人に伝わるのを待つのが間ゴマ。 間ゴマの方が勿論高等技な訳だが、丹羽さんは、別に間ゴマを推奨しているわけではなく、社長になると、あの手この手でゴマすり攻めに会い、いつの間にか傲慢になっていくから気をつけるべし、という戒め。 社長の苦労なんて、実際にやってみない限り、絶対に分からないだろう。経営者ってつくづく孤独な職業だと思う。
4投稿日: 2022.07.30
powered by ブクログリーダーは常に弱い者の立場n立たなければいけません。 読書は自分のs高能力を高め、論理的な思考や想像力を鍛えます。 人間は自分では物事を理解しているつもりでも、実際には限られた知識や経験に基づく理解で判断していることの方が圧倒的に多い。
0投稿日: 2021.12.15
powered by ブクログ丹羽宇一郎さんの仕事論はこれまでにも読んだが、本書はトップとして組織を率いること、仕事に臨むことの覚悟にフォーカスされた内容と言えると思います。「清く正しく美しく」を信条に、若いころから上司にも意見を言うなど、真摯に仕事をされていたという。社長という地位に甘えず責任を果たす、人とのつながり、社員の喜びを大切にするなど、ここには、MBA的ではない、良い意味での日本の会社の強さ秘密が表れているように思います。近年はそれがうまく発揮されなくなっている感じですが。。
0投稿日: 2021.07.05
powered by ブクログ2021年6月2日読了。 ⚫︎いざというときには動いてはいけない。 これはビジネスで決着をつけるときの鉄則です。 弱い犬ほどよく吠えるとも言います。 動かないのは、こちらの意思が固いことを相手に 伝える一つの手段です。 ⚫︎社員の信頼を得るにはどうすればいいか。 まずは「情報を共有する」ことです。 ⚫︎「温情と冷酷さの同居」 マキャベリの「君主は愛されるよりも恐れられる 方がはるかに安全である」を自分なりに解釈する と、「理想のリーダーは愛され、かつ恐れられる 存在である」 ⚫︎1849年、米国カリフォルニアのゴールドラッシ ュ期に一攫千金を求めて集まった採掘者たちは 49ersと呼ばれ、みんな困窮を極めて悲惨な目に 遭いました。大金持ちになったのは、金の採掘に 加わらず、採掘に要するジーンズや生活必需品、 輸送手段を提供した事業化でした。 ⚫︎P76 アリストテレス曰く、「勇気は、行き過ぎた勇気で ある「無謀」と、勇気の不足である「臆病」の “中間”の状態にあるとき、初めて徳として成立 する」 撤退の選択を裏付けるのは、徹底した現場主義 です。現場に行って正しい情報を仕入れてこそ、 それに基づく的確な判断を下せます。 ⚫︎弱者の立場に立つのは、社会的な地位ある者の 責務です。それが「ノーブレス・オブリーシュ」 (地位ある者の義務)の意味するところでしょう。 「強い心」とは、負けない心であると同時に、 弱者に寄り添える心のことです。 ⚫︎「株主第一主義」はノーベル賞を受賞したアメリカ の経済学者ミルトン・フリードマン(1912〜2006 年)が主著「資本主義と自由」(1962年)で提唱 したことに始まります。 しかし現在の社会状況は、中間層が台頭して社会と 企業の利益が一致していた戦後20〜30年とは 大きくその様相を変えています。 ⚫︎何があっても絶対に相手を裏切らない。 そうすれば、相手もこちらを裏切らない。 私はそうやって彼らと付き合ってきました。 ⚫︎P152 社長業を続ける祭、精神衛生上、大事なことが いくつかありますが、部下に必要以上の期待を かけないことを心がけていました。 期待をすると、その期待に添ってもらえない場合、 不満やイライラが募ります。 ⚫︎P172 利益至上主義とカンパニー制の落とし穴。 後者のデメリットは情報の横断などが しにくくなる。 ⚫︎勢い余って組織や仲間を無視して、単独で行動して はいけません。自分を支持てくれる先輩や上司に 相談し、ともに動いてもらうことです。 それは自分の思いを実現する必要条件でしょう。 ⚫︎P186 江戸幕府の「天下のご意見番」、大久保彦左衛門 (1560〜1639年)歴史上、最も有名な諫言(かん げん)の士は、唐時代の皇帝太宗(李世民、在位 626〜649年)に仕えた諫議論大夫の魏微 (580〜643年)でしょう。 ⚫︎P211 チームや組織を改革するにはどうしたらいいか。 構成やシステムを変えたくらいで、その組織が 変わることもなければ、利益を上げることも できません。問題は組織の形ではなく、 組織を動かしている人間の心を変えることです。 人間の行動を決める精神を変えることです。 ⚫︎弱い者は力を誇示しよう、人に勝とうとして優しく なれません。一方、真に強い者は自らの強さを自覚 しているために、他人に力を誇示する必要がありま せん。だから強くなればなるほど、人に優しくなれ るのです。
0投稿日: 2021.06.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
元伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎さんが自身の経験を通して、リーダーが持つべき資質と能力について語った本。 組織とメンバーが持つポテンシャルをどう生かすかはリーダーの能力次第。リーダーの器以上に組織は大きくなりません。組織を活性化させるリーダーになるために備えるべきものは何か。それについて本書に書かれています。 部長や課長など組織のリーダーになる人必見の一冊です。
0投稿日: 2021.05.30
powered by ブクログ読もうと思った理由 大企業の社長の考え(経営全般・指導監督・人生哲学など)を知りたいと思ったから 気づき ・いざというときに動いてはいけない ・お金は追いかけると逃げていく ・見たくないものから目を背けない ・真剣なケンカが信用を生む ・社員の信頼なしに改革はできない ・人の行く裏に道あり花の山 ・現場に行って目と耳で確認する ・孤独に負けない ・強い心で弱者の立場に立つ ・清く正しく美しく生きる ・お金では買えない価値を見直す(信頼) ・何事も一流に触れよ ・不義理を覚えたほうがよい ・常に顔を見て言葉を交わす ・権限と責任を明確にする ・嘘は必ずバレるもの ・実力主義でチャンスを与える ・強い絆が離職を止める ・後継は未熟者に任せよ ・社長のいちばんの喜びは社員たちと感激、感動を共有 すること ・社長の器以上に会社は大きくならない 社長の器以上に会社は大きくならない。社長でなくてもその立場立場で同じことが言える。夢をもって、部下にも持たせて語ることも大事と思い自省しました。
0投稿日: 2021.04.01
powered by ブクログ『清く正しく美しく』 これが1番みんなの憧れであるけどいろんな欲や怠慢でみんなが出来ないこと。社長のポジションになると人よりいろんな視線を毎日浴びる。だからこそ、毎日の生活が人より緊張感があるんだろうな。私ももう少し緊張感がある毎日にしたいなと思わせられた。
0投稿日: 2021.01.20
powered by ブクログ社長の器以上に会社は大きくならない、という言葉がずっと頭にあり、 どういう心構え、研鑽をおこなっていくべきか、先人の知恵をお借りしたく本書を手に取る。 清く生きる。最後は社員との絆。常に自己研鑽する。身の丈をわきまえる。でも一流を知る。 など 大変参考になった。
0投稿日: 2020.10.28
powered by ブクログ元中国大使で伊藤忠会長でもあった丹羽氏による、社長としてやるべき忠告をまとめた本。丹羽氏の本は初めて読むが、言いたいことを簡潔に、わかりやすく述べている。参考となることが多く、勉強になった。 「(20年前に述べたこと(今も思いは同じ))企業の経営者は大きな夢や目標に挑む意欲や気力を失って小さな安逸に埋没している。グローバリゼーションの荒波が押し寄せるなか、変わることを恐れて世界に取り残されつつある。社会のリーダー、わけても企業の社長は日本の未来を見据えて変わらなければいけない。それなのに社長の器は小さくなるばかり。そんな社長は早くやめなさい」p4 「経済界における「攻め」とは、事業の拡大であり、買収であり、投資です。「守り」とは事業の縮小であり、子会社の売却であり、社員の整理です。苦しい経営環境の中では、トップは縮小・売却・整理で「守り」を固めようとしがちです。しかし、守るだけなら経営はさほど難しくありません。社長は利益の根源を作って雇用を守らなくてはならないのです」p23 「いざというときには動いてはいけない。これはビジネスで決着をつけるときの鉄則です。弱い犬ほどよく吠えるとも言います。動かないのは、こちらの意思が固いことを相手に伝える一つの手段です。席を外したりして動けば、迷っていることを相手に悟られます。「ああ、気持ちが揺れているな」「誰かに相談に行ったな」という弱みを見せた瞬間に勝負がつくのです」p25 「重要な決断を下す時、社長は狂うがごとき気迫と確信を持たなければならない」p28 「社長が社員を信頼し、社員が社長を信頼する。「社長って何だ」という問いの核心には、「社員との信頼関係」があります」p44 「(2・6・2の法則)組織にはさまざまな人間がいます。優等生もいれば劣等性もいます。だいたいは優等生が2割、普通の人が6割、劣等性が2割という割合で構成されているものです。2割の怠け者を排除すると、6割の普通の人から怠け者が生まれ、2割の働き者がいなくなれば、やはり普通の人から働き者が出てくる。最終的に2・6・2の割合は変わらないことになります」p47 「エリートや有名人とも、人が嫌がるような人とも付き合うことができなければいけない。大げさに言えば、そういう二重人格射的でなければ組織を束ねていくことはできない」p48 「大学に入ると、勉強よりも学生運動にのめり込みました。大学の自治会委員長として演説をし、反体制、反権力で駆け回りました」p50 「(マキャベリ)君主は愛されるよりも恐れられるほうがはるかに安全である」p55 「「人の行く裏に道あり」は、「みんなで渡れば怖くない」の真反対となる教えです。つまり「みんなと同じことをするな」と付和雷同を戒めた言葉です」p60 「現場はすべてを語ってくれます。新聞でもインターネットでも、楽に得たデータや情報だけで判断すると、手痛いしっぺ返しに遭う危険性があります。あるいは専門家の言葉だからといって、そのまま鵜呑みにはできません。株や為替のストラテジストやアナリストの年初予想も、年末に読み返してみると、ほとんど外れていたりします」p66 「日々最善の選択をしなければ「あの時にやっておけばよかった」という後悔が残ります。それは、できたのにやってないということです」p77 「(会社経営で最も大切なこと)今までお世話になってきた会社に恩返しをする、あるいは企業活動を通じて社会に貢献する」p120 「(アメリカ・ビジネス・ラウンドテーブル共同声明2019)声明は顧客、従業員、サプライヤー、地域社会、株主(投機目的を除く)といった利害関係者の価値創造に貢献することが企業の目的だと述べ、具体的には従業員への公正な給与や手当て、地域社会の支援、環境の保護などを挙げています。「企業は株主のために存在する」としてきたアメリカ型資本主義の大転換とも言える言葉であり、自らの行動を改める言葉だけではなく、投資家への理解を求める言葉でもあるでしょう」p122 「ひとたび生活水準を上げてぜいたくな生活に慣れてしまうと、今度は社長を辞めて生活水準を下げるときにみじめな気分を味わうことになります。だからワイフには「社長になって給料が増えても生活水準は上げるな」と伝えていました」p128 「運転手付きで空調の効いた高級車で送り迎えをしてもらい、会社のお金で飲食するような生活をしていたら、世間の常識からどんどんずれてしまいます。そのほうがよっぽど危険です。私の電車通勤をマスメディアは盛んに取り上げましたが、こちらからしてみれば至極迷惑なことでした」p129 「社長は寸暇を惜しんで勉強しなければなりません。私は読書をすすめます。私は毎日、就寝前の30分間は必ず読書に当ててきました。お酒を飲んで帰っても、出張から疲れて帰ってきても、その日課を欠かしたことはありません」p136 「欧米人も中国人、ロシア人、韓国人も、やっぱり日ごろの付き合いがものを言うし、縁やよしみを大事にします。いや、誠心誠意付き合えば日本人以上に義理堅く、日本人以上に信頼できるとさえ感じます」p137 「長く社長をやると、ゴマの匂いに慣れて、ゴマをすられていることがわからなくなります。すると、どんどん熱いゴマ、匂いの強いゴマを求めるようになります」p155 「権力は年月とともに必ず腐敗します。トップは経営の道筋をできるだけ早くつけて次世代に渡すことです」p158 「社長から社員に大事なことを伝えたいときは、文書や映像ではなく、実際に顔を見せて自分の言葉と肉声で伝えたほうが、はるかに心に響くということです。トップがみんなの前に顔を出すことは、思っている以上の効果があるのです」p180 「(良い時は1/3。悪い時は3倍)成功して周りから声援と拍手を受けても調子に乗らず、「まあまあ勘弁してください」と喜ぶのは1/3程度にしておく。逆に間違いを犯して謝るときは、自分が十分と思う程度の3倍謝ったほうが賢明です。「ごめんなさい」では「誤って済むなら警察はいらない」と世間は許してくれません。「本当に申し訳ありません」と加えても「本当に反省しているのか」と疑われます。3倍ほど誤って初めて「そこまで反省しているのなら、もういいだろう」と許してくれるのです」p198 「最近、多くの若者が「将来、幸せになるために今、何をすればいいかわからない」と言いますが、同じような考えを持った仲間と同じような生活をしている限り、状況は何も変わりません。今までとは違う何かに挑戦することです。そのためには海外に出て、自分が見る周りの景色を変えることをお勧めします」p208 「権限を与えられると、人はそれだけ張り切って働きます。場合によっては、能力以上の力を発揮します。権限を与えられた人間が自ら考え、決断してゆくことで能力が磨かれるからです」p209 「私が社長に就いたとき、女性役員を将来3割にするという目標を掲げました。その場合は必ず2人同時です。1人だと役員会などで発言できません。私は女性だけの会議に1人で出たことがありますが、やはりなかなか発言しづらいものです」p217 「中小企業の経営者は、あえて言うならワンマンであるため、長く続くと後継者が育ちません。つまり社員はトップに尽くす一方で頼りきりとなり、自ら経営する意欲を失うなどして後継者が育たなくなるのが普通です」p223
1投稿日: 2020.09.28
powered by ブクログ・減損の決断をしたのは明るく晴れたゴルフ場で ・49年のゴールドラッシュで儲けたのは、掘った人ではなく(49ers)ではなく、ジーンズや交通を提供した人 ・リーダーは愛され、かつ恐れられる必要。両方が無理な場合は恐れられるべき。(君主論) ・日本の経営者の高齢化、高齢トップの企業ほど業績低い
0投稿日: 2020.08.09
powered by ブクログ読了。 内容としてはかなり常識的、且つ良識ある至言の数々なのだが、他の著作と重複する内容が多く(殆ど?)、目新しいものは無かった。ただそれは著者の行動哲学が一貫して、ブレがない証左でもあるので、揶揄されるような話ではない。寧ろ敢えてこのタイミングで、過去述べてきたことを改めて物申す著者の意図の方に興味がある。
0投稿日: 2020.06.04
powered by ブクログ2020.05.31 読了 初めて丹羽宇一郎氏の書籍に触れた。たまたま立ち寄った本屋で気になって手に取ったものだ。自分は社長になんぞなろうとは微塵も思ってはいないが、規模は大小あれ組織のリーダーに なるには、どういった姿勢や能力が必要か、何か得られるものがあるのでは無いかと期待して購入。大企業の社長がどういった視野、意識でいるのかも知りたかった。 丹羽氏の名前は何となく聞いたことがあったが、伊藤忠商事の元社長ということは知らなかった。 記憶に残った言葉 ・Do your best everyday ・清く正しく美しく
0投稿日: 2020.05.31
powered by ブクログ2020/05/01丹羽宇一郎「社長ってなんだ」☆☆☆ 絶対的な信念 戦略方針の決断 やり抜く決意 組織を上げた熟考そして結果責任 社長業の基本についてMBAなど勉強の道具はあるが 最終的にはその人の全人格をかけた個人個人の独自な経営方針 撤退する勇気 アリストテレスがアレクサンドロスに教えたもの 日本企業の欠点は撤退する勇気の欠如 先輩の失敗を隠し先送りするうちに失敗は増殖 手に負えなくなる 山一証券の例 エリートの条件 仕事に対する情熱・気力そして明るさと精神力の強さ 高い志を持続できる倫理観 勉強する習慣は知的な能力の基盤 欧米のトップエリートは超勉強家 経営幹部は博士号を持って経営学のオーソリティー 瀬島龍三 権限と責任の明確化 言葉の定義を明確に3へのこだわり 経営にはその人の本性が出る人間性 嘘はダメ人生を暗くし会社を暗くしそして社会を暗くする(203)
0投稿日: 2020.05.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「人の行く裏に道あり花の山」 さすが、逆を張る某青山の商事会社のOB。 もう少し面白いことを言っているかと、かすかな期待で読んだが、やはり、成功者による成功譚の域を出ておらず。正論ではあるが、新たな気づきは少なかった。 「日本人は、組織や全体のために身を尽くして働くというメンタリティーを根底に有しています。日本の企業は、社員を大切にしてみんなの士気をあげ、苦しい時もみんなで負担をしあうという風土です。」 果たして、今もそうだろうか。自分も大いにそう思うところがあるが、このメンタリティを信じている時点で、実は時代遅れなのかもしれないと、自分は危機感を抱いてはいる。 過去のご自身の成功譚は、面白く読みごたえはあった。ファミマ買収の交渉、 「ーいざというときには動いてはいけない。」 交渉時の様子が、なかなか迫真の描写だった。
0投稿日: 2020.03.27
powered by ブクログ嫌いな内容ではないが、これまでの本と比べても特に新しい話はなかった。 毎回題名のつけ方はうまいと思うけど。
0投稿日: 2020.02.22
powered by ブクログ伊藤忠商事で社長を務められた丹羽氏による、タイトルずばりの、”社長”の心構えや役目などについての本。東証一部上場の大企業と、中小の自営業では会社の規模も大きく違い、本書で述べられている事の一部(社外取締役や会長職などの役目など)は私自身には参考になりませんでしたが、社長への心構えや、仕事に対する考え方等は、自戒の意味を込めてどこかに書き留めておこうかなと思いました。 「いざという時ほど動いてはいけない。弱い犬程、良く吠えるものだ」、「経営者の第一条件は、自分が物事を何も知らないということを自覚していることだ」、「撤退する勇気、自分の失敗を認める勇気を持つ」、「経営の決定権や人事権など権限が大きいからこそ謙虚でなければならない」等々、他にも参考になる一節が著者自身の経験を基に紹介されています。 紹介されている内容に目新しい印象はありませんが、それだけ普遍的な事柄なのだというような気がします。
0投稿日: 2020.02.12
powered by ブクログ成功者だけあって、言ってることは正論、耳の痛い話が多かった。だけど、自分に役立つかどうかは別物かな。
0投稿日: 2020.01.29
powered by ブクログ★4.3(3.29)2019年12月発行。元伊藤忠商事社長、元中国大使の著者。この著者の本は何冊も読んだが、間もなく81歳。伊藤忠もこの社長のお蔭で商社No1になったのかなという感じですね。日本のいや大企業の社長が皆このような方であれば、日本経済ももっとよくなっていたのかも?清く、正しく、美しくをモットーに。だけど、それもこれまで失敗を重ねてきたから、この境地に達したのかなぁという感じですね。若い時に、会社で嘘をつき、仕事で失敗し会社に大穴を開け、上司に歯向かい。すべての経営者、リーダーへの遺言書ですね。
0投稿日: 2020.01.25
powered by ブクログ人からお借りした。元伊藤忠の社長である丹波さんの本。 古き良き時代を熱意をもって駆け抜けた人なんだろうと思う。 ・リーダーは孤独であれ ・清く正しく美しく ・現場を見よ ・弱者の立場に立ち、強い者、上のやつにも喧嘩を売れ ・そして自分が上の立場になったら、そういう奴を大事にしろ ・寸暇を惜しんで勉強し、(夜のおねえちゃん含め)一流に触れること みたいな、私が書くと途端に陳腐になるような、ある意味よく聞くことが書かれております。 リーダーかくあるべし、の内容は古臭く感じるものもあるけど、結局は今も同じなんだろうなー。結局こういう人が社会に必要なんだろうなって思う。そして私向いてねえんだよなー。 ああ、主婦になりたい…サラリーマン向いてねえよ私…(弱気モードで感想を終えんとす)
0投稿日: 2020.01.20
powered by ブクログ社長をやるには覚悟が必要で、全てを捧げなければならない。そして謙虚でなければならない。ということが全編に渡り書かれていた。そうだなと思うが、そういう内容だろうなーと予見してたので、本として新たな発見は乏しい。
0投稿日: 2020.01.13
powered by ブクログ読む価値あります。って今までの丹羽さんの本と同じ。何故同じ内容で何回も出版されるのか。でも読む価値あります復習になる。
1投稿日: 2020.01.06
