
総合評価
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powered by ブクログ異世界転生系のお子様もの。異世界の日々を、良い大人たちに見守られながら暮らしていく。主人公は記憶と現在とに困惑し、両親に死んでも良いと思われ放置されてなかなか悲惨だが、周囲の優しい大人たちのお陰で生きているので悲惨さは薄まって心温かに見守れる。存在を知らなかった異母弟を、放っておけないと引き取る優しさがあるが、子どもが子どもを育てるヤングケアラーを連想させて少ししんどい。主人公は少しずつ人々との交流を通して世界を知り、ゆっくり大人になっているようでほっとする。前世の常識と照らし合わせると全く異なる部分が多く、主人公が今生きる世界の設定が細かで一緒になって楽しめる。 子どもが成長していく様を見守る大人の気分を味わえる、大好きな作品の1冊目。
0投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ前世の記憶を取り戻して、自分のことや周りのことを大人の目線で見るようになった鳳蝶。自分のことは愛してくれなかった父に愛されて、将来自分の死の原因になるであろうレグルスのことを全く憎もうとしないのがすごい。子供に原因はないと分かっていても、悲しいことから目を背けるために憎んでしまうこともあるの思うから。鳳蝶のことが大好きで、すっかりお兄ちゃん子になったレグルスや、鳳蝶が次に何をするのか楽しみで仕方がないロマノフを始めとした周りの大人たちが見ていて楽しい。周りの人たちと一緒にいるときの鳳蝶は少し子供っぽく見えて、嬉しくなった。
0投稿日: 2021.05.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
麒凰(きおう)帝国・菊乃井伯爵家の一人息子、鳳蝶(あげは)、五歳。 流行病の高熱で生死を彷徨って、何とか目を覚ましたら、全く違う世界の記憶が生えていた。 まんまるな体型のワガママで癇癪もちな自分に愕然。 前世はどうやら料理、裁縫と某菫女性歌劇団を愛する乙女男子だったようで。 ようやく今の生活に慣れてきた矢先、突然父が愛人の息子、義弟・レグルスくんを連れてやってくる。 愛されて育てられた無邪気な義弟に、白豚な兄は兄性愛を爆発させ、彼の未来のために領地の発展を誓う。 孤独な彼への両親の態度がツライ。 メイド長のロッテンマイヤーさん、エルフの師匠たち、冒険者たち。 そして人間味溢れる、神々。 徐々に増えていくあーくんの味方の暖かさにほっこり。 頑張るチビくんたちに、もう少しゆっくり成長してほしい気持ちにも。 これ以上、彼らが傷つきませんように。
2投稿日: 2020.10.10
powered by ブクログ小説家になろうサイト掲載のファンタジー作品。現代日本、中世ヨーロッパ、古代中国王朝の要素が入り混じった独特の世界観。すみれの花咲く~な某歌劇団も重要なモチーフのひとつに。癖の強いタイトルながら、物語は軽快でほのぼの。兄(五歳)が確信したBad Endの未来が現実になるかどうかは謎ですが、引き金となる異母弟(三歳)との仲はすこぶる良く、続巻も楽しみです。書籍版は書き下ろし短篇付。
0投稿日: 2020.09.18
powered by ブクログ異世界転生もの。 ふくよかな幼児に転生したフツメンのオトメン。 料理や裁縫もドントコイなスキルで弟を育て上げる。 貴族に産まれたが育児放棄され両親には疎まれる、身の上が悲しい。 スローライフな日常は神様込みで楽しい。
1投稿日: 2020.06.29
