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ゴッホとゴーギャン ──近代絵画の軌跡
ゴッホとゴーギャン ──近代絵画の軌跡
木村泰司/筑摩書房
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総合評価

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    前半は副題の「近代絵画の軌跡」のほうが内容を表していたように感じる。印象派が当時の保守的なアカデミーの芸術観に対して何がすごくて、浮世絵とかのジャポニスムもどう影響を与えたのかという初歩的なことからピサロらをはじめとした個別の画家をテンポよく紹介して印象派入門としても使える。 中盤以降はゴッホとゴーギャンの関係を軸に2人の伝記パートで、作品解説は少ないが短いコメントも的確で満足できる。最初期のバロック的なゴッホの作品や象徴主義とゴーギャンの関係なんかは知らなかったので勉強になった。いわゆる日本人のイメージする近代絵画史のトロの部分を味わえる本。

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    投稿日: 2025.10.28
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    印象派からポスト印象派、ゴッホとゴーギャンの時代へどのように表現方法が変わっていったのかが歴史に沿って書かれておりわかりやすかった。 美術展とかの前に読み返したい本。

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    投稿日: 2025.10.17
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    絵は知ってたけどどういう人生歩んでたとかどんな人だったのか知らなかったし、 当時の情勢も分かって面白かった

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    投稿日: 2024.06.25
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    タイトルの2人だけでなく、 印象派からピカソまでの、 特に我々日本人が一番好きな時期における 西洋美術の流れがよく理解できました。

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    投稿日: 2022.05.26
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    ゴッホとゴーギャンを中心に描かれた、印象派の発展と、当時のフランス社会美術界についての足跡。 あらためて勉強になるし、勉強してから観る絵画はまた感慨深い。

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    投稿日: 2021.11.08
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     2019年11月に日本で公開される英仏米合作映画『ゴッホ 永遠の門』を視聴する前提知識として読むことにした。  印象派の登場で大きく動いた西洋美術が20世紀に歩を進めるまでの道程を、特に後期印象派、ゴッホとゴーギャンを中心に紹介してゆく本。西洋美術史は大学時に一コマ受講していたが、大分忘れていたので助かった。  また、この本は美術史における技術的な面を解説する一方で、ゴッホとゴーギャンの人生そのものにも焦点を当てている。彼らが当時のフランス社会・フランス美術界にどう影響され、またどう影響を及ぼしたのかを、彼らの人生を基に紐解いてゆく記述はとても面白かった。  尾崎放哉然り太宰治然り、波乱万丈な芸術家気質の生き様は、歩みたくはないと同時に強く惹かれるものがある。幸不幸という価値判断を寄せ付けない、自分の命を燃やして眩しく輝く恒星のような生き方は、やっぱり読んでいて気持ちが良い。

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    投稿日: 2019.10.27