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海の境目
海の境目
桃山アカネ/講談社
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    ざっくり刺さってしまった。頭がぐるぐるする。薄氷を踏むようなメンヘラのいる日常の表現が真に迫っていてすごい。 家系、家系、家系! 三つ子の魂百までも、キリンジは「わたしがわたしを追いかける」と歌うけれども、本当に追いかけてくるのはもっと大きなものなんじゃないかと最近思う。 結局どこまで行っても逃げられない、救いなんてないかもしれない、でもそのままどこまでだって行っていいし、誰かが一言「大丈夫」って言ってくれたら、その時は海の境目にいる。向こう側へは行けなくても。 最後、じゃ……また、って言って別れるのが、いろんな思いに胸が痛くなる。

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    投稿日: 2019.09.22