前世の記憶がある悪役令嬢のヴェロニカ。自分が投獄されるのを回避するのではなく、自らバッドエンドに向かって突き進んでいくのが、危なっかしいけど楽しい。「悪役令嬢」というにはかなりお人好しに見えるけど。ヴェロニカの思惑を阻止しようとしているラファエルだけど、なにもしなくてもうまく行かなかったのでは?と思ってしまった。思い込みの激しいヴェロニカと、ヴェロニカと一緒にいるのが心底楽しそうなラファエル。2人が一緒にいるのを見ているのがとにかく楽しい本だった。