
総合評価
(31件)| 4 | ||
| 10 | ||
| 13 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログかなさんのレビューで気になって積読リストからお取り寄せ。 三日月から満月までが営業日の、福岡薬院裏通り古いビルの二階にある小さなお店「文月」が舞台。薬院は大好きな街!実在するのかと思うくらい、なじみの地名が出てきてワクワクする。コンパクトな福岡の街それぞれの個性や食べ物、人の魅力も紹介しつつ、物語が展開。 ≪本が読めて手紙が書ける店≫らしいから誰かに手紙を書きたくなる。≪こつまみ≫がおいしそう。今宿に出雲大社の分院があるなんて、縁結び祈願に行ってこよう。 小説の良さについて、「物語の力ってすごい」「架空のことなのに、ずっとこころに響いてくる」という言葉にうなずく。自分のペースで生きるなんて素敵だなあ。七夕の願いごとにも個性が出ていて面白い。続きがあるようなので取り寄せてみよう。
20投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
福岡薬院の裏通り、古いビルにあるお店 「文月」は《本が読めて手紙が書ける店》。 開いているのは三日月から満月の夜の間だけ。 色々と上手くいかないことがあるときに 店主のつくる"ちょいごはん"が人々を癒してくれる⟡.· 短編集になっているのだけど、内容が結構重めだったりそれぞれ色んな悩みを抱えていて…あとモヤモヤすることもちょっとあったけど、、(•ᴗ•; ) 最後にはまるっとおさまる。それは「文月」のご飯やドリンク、店主の人柄に触れたことでそうなるようです。 店主にもお客さんたちと同じような時期があったんだなとびっくりしたし(今の姿からは想像できなかった) だからこそ理解してあげられるし癒すことができるんですね。 博多弁がずっと出てきて、最初はもういいよと思ってしまったけど(すみません汗)だんだん慣れてきてなんだか自分も喋れそうな気がしてくる笑 自分の身近にも「文月」のようなお店があったら幸せだろうなと思った。 巻末にはみかづきレシピが載せてあって企業秘密を知れて嬉しくなった!(笑)おさかなのスープ作ってみたいなぁ♩¨̮ 続編もまた読みたいと思う(*^^*)
6投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ落ち込んでいたので、心が柔らかくなるようなものを読みたくて、この本を再読しました。 料理や行事ごとがいっぱい織り込まれていて、溢れてくる季節を感じ、ゆっくりした気分になれました。 ふと、自分の生活を省みると、季節は、暑い寒いでしか感じず、気づくと一つの季節が終わっています。夏になって、この前まで冬だったのになんてこともあります。 仕事に忙殺され、仕事の人間関係に苦しみ、心も蝕まれていくようです。 そろそろ私の人生も転機かもしれません。
2投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログ福岡の薬院の裏通り、古いビルの二階にある小さなお店。文月。 本が読めて手紙が書けるお店。 営業日は三日月から満月の間だけ。 店主はいつも眠そうなふんわりとした柔らかい雰囲気の文さん。 お店で出される季節の野菜を使ったおつまみならぬこつまみがとっても美味しそう
8投稿日: 2025.05.29
powered by ブクログ本のない、絵本屋クッタラの奏くんの彼女のことを知りたくて手に取りました。 悩みを抱えた人たちが導かれるように立ち寄る文月は、文さんの人柄とおいしいお酒と料理にフッっと肩の力がぬけ、前を向いて力強い生きていく元気をもらえる場所。とても素敵です。ただ、会話が博多弁(?)なので、最後までちょっと慣れなかったのが残念。
0投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ月暦が開店の目印。 なんだかとっても素敵だなと思って 読み進めました。 ひとつひとつのお話と 美味しいお料理。 肩に力が入っている毎日だから ちょっとほっとする時間の 大切さがわかるし 近くにこんなお店があったら 通ってしまうなとおもいました。 お料理もたべたい!
0投稿日: 2024.10.26
powered by ブクログ2024年45冊目 小説はスナック菓子(軽く読める)この例えに驚いた。 自分の知らない世界に連れ出してくれるのは間違いなく小説だ。この物語も文月のカウンター席に自分が居合わせているよな感覚で読み進めた。 想像力や心の豊かさを得られるのも、心に響く言葉が溢れているのも小説だ。 1年を七十二候に分けると約5日ごとに季節か変わる…知らない事を知る事が出来るのも小説だったりする。 毎日暑くてしんどいけど確実に季節は変わっている。 短冊のラストにほっこり、来年文月の梅酒レシピで梅シロップを作ってみよう。
0投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログ「本のない絵本屋、クッタラ」を読んでから気になっていたこちら。 三日月から満月の夜の間だけという営業スタイルと、お店のコンセプトがマッチしてて、幻のご飯屋さんのような隠れ家のような感じが、読んでいてほっこりしました。 がっつりご飯を食べるんじゃなくて、季節を感じられるこつまみ3品と飲み物っていうセット、それもお酒じゃなくてもいいっていうのがいいですね。ちょっと落ち込んだ日とか、なんとなくまだ帰りたくない日とか、おもんなかった飲み会のあととかに寄りたい。 店主の文さんが、過干渉でもなく、無関心でもない、そんな距離感を保ってくれる感じが素敵だと思います。忙しい日々だと、空を見上げることもあまりないけど、文月の常連になったら、月の満ち欠けをみるのが自然と習慣になるだろうし、心が癒される気がします。 連作短編集なのですが、1話1話しっかり内容があるので、私は登場人物の名前がなかなか覚えられず、何度も戻りながら読みました。お恥ずかしながら、常に、この名前みたことあるけど、誰やっけ?状態でした、、 でもお話自体はそれぞれおもしろかったのでよかったです!2作目も今年中に読みたい。
0投稿日: 2024.03.18
powered by ブクログほっこりしたい人にぴったり。 派手な出来事はないけれど、店主の文さんがつくるお店「文月」の雰囲気も、美味しそうな「こつまみ」もなんとも心地よい作品です。
1投稿日: 2024.02.23
powered by ブクログ福岡薬院の裏通り、古いビルの2階にある小さな お店「文月」は、本が読めて手紙が書ける店。 営業は三日月から満月の夜の間だけ。店主の文が つくる優しいご飯に癒されるほっこり美味しい物語。
1投稿日: 2024.02.22
powered by ブクログいろんな人の視点で描かれている。お店という1つの場所で所々接点がもたれてるので同じ時間が流れている感じもすき。自分に作るご飯も本に描かれてるようなもの食べたい。
0投稿日: 2024.02.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 福岡薬院の裏通り、古いビルの2階にある小さなお店「文月」は《本が読めて手紙が書ける店》。開いているのは三日月から満月の夜の間だけ。仕事でうまくいかなかったり、恋愛が不安だったり、誰かと話したかったり、家に帰る前にちょっとどこか寄りたいとき、店主の文がつくる気の利いた季節のちょいごはんが、誰の心もやさしく癒してくれます。 ・小学生の時友達に貸した本がボロボロになって返ってきた。 「ちゃんと文のところに戻ってこられて、本は喜んでいると思うよ」 「だったら貸さなければよかった。そうしたらいつまでも綺麗なままでずっと私のところにいられたのに」 「でも、前よりも、ずっとこの本のことを好きになれたんじゃないか?」 →こういう風に言えるお父さんが素敵 「手紙の良さは、書き直しができることだ。よく考えて推敲できるぶん、自分の想いがまっすぐに伝えられる。」 【個人的な感想】 美味しそうなご飯がたくさん出てきてほんわかした雰囲気だけど、飽きずに最後まで読めた。
0投稿日: 2024.01.27
powered by ブクログ福岡薬院の裏通り、古いビルの2階にある小さなお店「文月」が物語の舞台…。本が読めて手紙が書けるお店がコンセプト、店主は文さん。三日月から満月の夜にだけ開店し、四季折々の食材を使ったおつまみならず「こつまみ」を提供する…。4人掛けのテーブル席がひとつと、カウンター席があるのみで、古いおもちゃや本が心地よさそうに配置されている、そんな隠れ家のようなお店…。 ここで提供されるお料理は、文さんのお母さまが遺した「みかづきレシピ」帳をもとにしたもので、家庭料理的なものです。そして毎月23日をふみの日として、希望したお客さんにレターセットを提供しその1年後まで文さんが保管しておいてくれるサービスもあります。 このお店を訪れるお客さんたちは、どこか疲れている感じの人が多い印象です。このお店で少しだけ元気になってまた日常に戻る…文さんはお料理や飲み物を提供して、ほのかによりそってくれる印象かな…。そう、ほのかにがこの作品だとしっくりいくかな…。巻末の「みかづきレシピ」は、料理が苦手な私でも作れそうな感じです。
51投稿日: 2023.10.26
powered by ブクログこんなお店があったら、ゆっくり食事を味わいたくなります。こつまみと言われるおつまみも美味しそうで、店主の文さんの柔らかい性格も大好きです。
3投稿日: 2023.06.29
powered by ブクログおつまみをこつまみと記載するような、優しく暖かい隠れ家的な居酒屋。人間がほっとするためには自分の意識だけじゃなく、そういう環境が必要で大事なんだな、と。レシピがある本は全て神…
2投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログどのお話も人情味が溢れていて、とても好きな本になりました。文月私も行きたいです!本当に存在しないかな〜
2投稿日: 2023.06.09
powered by ブクログこんなカフェあったら行きたい! 福岡弁も可愛いし、知らなかった福岡の街の魅力が盛りだくさんで福岡に行ってみたくなる。 お話もそれぞれほどよい長さで元気がでる。 前向きに明日も頑張ろうと思える本だった。
3投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログ三日月から満月の間だけ営業している、本が読めて手紙が書けるお店「文月」。 ちょこっとつまめるおつまみならぬ「こつまみ」と、手作りの梅酒や新茶、福岡の地酒などの魅力的な飲み物をのんびり楽しめる隠れ家のようなお店。 あー!いいなぁ、いいなぁ。そんなお店近くに欲しいなぁ。 辛い事があった日、何と無く煮えきれないモヤモヤした気持ちを消化し切れない日、自分にご褒美をあげたい日…そんな時にふらりと立ち寄れる居場所があったら素敵だな。 ⚫「物語の力ってすごいですよね。架空のことなのに、すっと心に響いてくれるんですもん。 カッコいい言葉で書かれたノウハウ本やインターネットの相談サイトでは見つからんようなことが、小説の中だとあっさりと納得できたりするけんね」 編集の仕事をしてる男性の章が印象に残ってる。 最近、物語を通していろんな仕事の一面を見る事が楽しい。 ほっこりするグルメ短編集は読みすぎて食傷気味かな?なんて思っていたけど、とても癒された。いやぁ、福岡行ってみたか~。
1投稿日: 2023.06.04
powered by ブクログおつまみ「この店ではこつまみという」のようにちょい食べできるお店。いろんな人が癒されに行く。 三日月から満月までしか営業していないけど、癒されに行ってみたい。
23投稿日: 2023.05.02
powered by ブクログ短編集なのかな。ちょっと物足りない、この先が気になるところで終わる感じ。続きが読みたくなってよいのかも。(それぞれのお話に続きはあるのか?) 文さんの人を癒す力、いいな。東京では発揮できなかったけれど、お父様の生まれ故郷の博多で落ち着いた。こつまみとおすすめのお酒を片手に、読書と手紙を書きたい。
7投稿日: 2023.03.24
powered by ブクログ作中モヤっとする事件が起きても、最後はほわっと包み込んでくれるような物語。 登場人物それぞれが、ただ迷って泣いているだけでなく芯の強さを見せてくれる場面も多くあり、読んでいて前向きにさせてくれる本だった。
0投稿日: 2023.02.13
powered by ブクログ個人経営のカフェに行きたくなる。 カフェ店主文さんのお店を訪れるお客さんたちのちょっと温かい物語。 問題が解決するわけではないけど、前向きになる匂わせハッピーエンド的な終わり方も良かったです。 ゆるっと幸せな気持ちになれる小説です。 福岡に行ってみたくなりました。
1投稿日: 2023.01.26
powered by ブクログ最初は、方言が読みづらいのと、有り得ないような営業形態が引っかかって、微妙な感じで読んでいたけど、途中から方言にも慣れ、お店の雰囲気にも慣れて、楽しく読めました。 どうしてこういうお店なのか?文さんって何者?という疑問がどうでも良くなってきたところで、少し色々分かります(笑) 人間みんな、色々抱えながら頑張って生きているんだなと、改めて思える一冊でした。 福岡、大昔に行ったっきりなので、行ってみたくなりました。
0投稿日: 2022.08.24
powered by ブクログみんな日常のなかでちょっとしたつまづきがあって、それでもおいしいごはんや周りの人のやさしさに支えられて生きている。 じんわり温かくなるお話でした。 ありがとうございます。
0投稿日: 2022.07.10
powered by ブクログほっこりと心が和む物語。 福岡薬院の裏通り、古いビルの2階にある「文月」は本が読めて手紙が書ける店。サイコーだわ。 開いているのは、三日月から満月の夜の間だけ。 そこが静かな空間で心安まる感じ。 店主の文がつくる気の利いた季節のちょいごはんが来る人の心を優しくさせる。いいです。 通いたくなるお店。 近くに欲しい。
18投稿日: 2021.11.28
powered by ブクログ本が読めて手紙が書ける店「文月」。 小さなおつまみ略して“こつまみ”と美味しいお酒が訪れた人たちの心に寄り添う優しい連作短編集。 舞台は福岡。 営業期間は三日月から満月の夜まで。 落ち込んだ日、疲れた日、誰かと話したい日、そんな夜のお供にしたくなる一冊。
0投稿日: 2021.01.13
powered by ブクログちょっと寄り道ができる店あったら良いと思う。 「こつまみ」には強く惹かれる。 マカンマランの賄いにも通じて面白かった。
0投稿日: 2020.12.31
powered by ブクログ博多の三日月から満月までの間しか営業しないお店「文月」を舞台にした短編集。 どのお話の登場人物も、自分の生き方に真面目に一生懸命に向き合っていて、その疲れを文月で癒やしている。 こんな行きつけを見つけたいと思いました。 共感できる言葉も多く、 忙しい毎日の中で、文月のお客さんのようにふとひと息つけるようなお話でした。
0投稿日: 2020.10.22
powered by ブクログ博多が舞台。三日月から満月までしか営業していないカフェのほんわかした店主さんとお客さんのお話。 2020/6/9
0投稿日: 2020.06.09
powered by ブクログとってもやさしい物語 東京を舞台にしたものが多い中で福岡が舞台 知らない街でもなんかうれしかった こんなお店 あるといいねえ しあわせはおなかから そう思いますよね 著者は現役のカフェ店主とか どんなお店かしらン ≪ 季節ごと 月の満ち欠け 身を浸す ≫
8投稿日: 2020.03.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表紙がとても良い感じ。すっきり、とはいかない章もありましたが、それはやっぱりこういう時代だから。今をきちんと生きる人達のあれこれを受け止め、時に励ます「文月」というお店が、本当に私の近くにあれば・・・と思います。人に惑わされず、自分らしく月日を重ねるって本当に難しい。ちょっと休憩できる場所が欲しいのは皆同じなんだと思う。最後のレシピもとても良かったです。7月までもう少し。最後の皆の短冊を見ていたら私もなにか願い事を考えたくなりました。#NetGalleyJP
0投稿日: 2019.06.01
