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安倍「一強」の秘密
安倍「一強」の秘密
石橋文登/飛鳥新社
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総合評価

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    様々な政治家の裏の顔が分かるので、読み物として面白い(途中よく分からないところは飛ばしたが)。 ただ、著書が安倍晋三と親交があるので、肩入れしてるのではないか?と感じるところもある。 安倍政権に対して肯定的なスタンスを貫いているが、それが政策に対する支持からくるものなのか、それとも個人的な関係からくるものなのか分かりかねる。 もし後者であれば、人として高い評価を持っているということだろうが、政治家を評価する際は前者を重視すべきなのでは? 個人的な感情移入が散見される本でした。

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    投稿日: 2020.05.09
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    安倍内閣とはどんな内閣なのか、誕生から現在までを一記者の目で物語のように記した本。小泉内閣や民主党政権(鳩山、菅、野田)などもちらりと出てくる。日々のニュースでは小さなトピックを追い過ぎて分からなくなっていたことが、歴史の流れで掴めることや、安倍首相の性格と成長なども書かれているので、とてもわかりやすい。安倍一強の秘密とは、結局のところ、東日本大震災前後に政権を担った旧民主党政権のあまりの酷さを国民が記憶したこと、政策的に一枚岩にはなれない野党の現状によることが大きいとしている。

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    投稿日: 2019.12.18
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    安倍政権が強い最大の理由は、選挙に勝ち続けたこと。 んじゃ、なんで選挙に強いかといえば、自民党自体が毎度一定数は票数を確保できるのであり、野党に票が集中しなけば勝てる。それに気がついて、野党の票が割れるように動くから。 序章でもう試合終了か。 そのあと、本章に入ると、筆者の記者人生を辿りながら、自民党の政局の裏を語り出す。 その論は的確で、歴代首相についてのマスコミの伝え方が、その時々の状況、誘導によってどれだけ歪んでいるのか、議員同士の力関係や思惑なんかが浮かび上がって実に面白いのだけど、結局また、本のタイトルが浮いてしまうやつかあと思っていたのだけど。 終章において、本の内容を簡単に総括、その上で安倍総理の強さを「代紋」を大事に、変節して来なかったことと説く。 そして長期政権の功罪についても。 上手いなあ、と素直に思った。 読みやすい。

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    投稿日: 2019.10.30