
総合評価
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powered by ブクログ10月-05。3.5点。 花咲小路シリーズ。夜だけ開店するカフェ。店主の甥がバイトしに来るが。。。 面白かった。店主の過去が抜群な設定。
0投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ花咲小路商店街シリーズ4巻目 今回の舞台は三丁目の「喫茶ナイト」 語り手は、会社を辞めて仁太叔父さんの経営する 喫茶ナイトで暮らし始めた「望」 料理をすることが好きだった望は 喫茶ナイトで今までにはなかった食事を提供することになる。 喫茶店とは言いながらも、現在では古い映画を借りられるレンタルショップとしての役割のほうが多いこのお店。花咲小路商店街では唯一、深夜も営業している喫茶ナイトでは時々、叔父の仁太に相談事を持ち込む人がいる。古い映画をぼんやりと見ながらじっと待っていると、人々は叔父にポツリポツリと話をし始める。 話を聞いた叔父は あにはからんや 人々の困りや悩みに「艀」を作っていく。 叔父はこの町の騎士(ナイト)なのか? 自分のことを話さない叔父の正体とは? というお話。 あにはからんや (意味:どうしてそんなことを考えようか。意外なことには)という言葉がぴったりなこのシリーズの少しのファンタジー。 そして、艀を作ってやるだけだ。という距離感。 渡るも渡らないも決めるのは本人。 でも決めるためにお膳立てが必要ならやってみるよ。 それぞれが自分の役割を理解し 出しゃばらずじっと信じて見守っている。 本の中の言葉を借りれば 「自分で生きれる場所を作れる人間がいれば、生きる場所を探せる人間もいる。辿り着いた場所で自分の幸せを探す人間もいれば、与えられた場所でしっかり立つ人間もいる。他人と違うことを、逃げ出したことを、耐えきれなかったことを悔やんでいてもしょうがない」 シリーズものなので、最初から出てきている人たちの その後の生活が散りばめられていて、成長していることや、健やかに生きてることに感動したり、ときめいたりしてしまう。 きっとこの巻の主人公「望」もこの先この商店街で 会社を早々に辞めてしまったことを胸にチクっと留めながらもやりたいことや、商店街の中での自分の役割を理解し、生きていく場所を見つけていく。 今からとても楽しみです。
23投稿日: 2025.02.11
powered by ブクログ今回の舞台は三丁目にある 【喫茶ナイト】 ナイトってカタカナだから紛らわしいけど 花咲小路商店街のnight(夜)を守るKnight(騎士) 高潔な意志をもった誰かのために闘う騎士 花咲小路商店街に住む人達が夜な夜な相談するために訪れる そしてその悩みを解決する まさに騎士 仁太さんカッコよかった 望くんも仁太さんと一緒にいて自分のやりたいことが見つかってよかった そして淳ちゃん刑事とミケちゃん よかったー
1投稿日: 2024.11.16
powered by ブクログ喫茶店のナイト 夜の営業であり、夜を守る紳士である。 ナイトは誰なのか?登場人物のそれぞれがとても紳士で一癖あるけれど根っこは優しく芯が通った人ばかり。ナイトがたくさんだ。 喫茶ナイトでの悩み事相談からその一つだけでなく関わってくる色々な問題を見事に解決‼︎ 花咲小路商店街には不思議な力を持つ人の多いこと‼︎ 引っ越ししようかしら...
11投稿日: 2024.09.05
powered by ブクログ今回のお話の舞台は、三丁目にある〈喫茶ナイト〉 ナイトと言っても〈夜〉という意味の〈NIGHT〉ではなく、〈騎士〉の方の〈KNIGHT〉らしい。 深夜営業のお店〈喫茶ナイト〉には、DVDやVHSが棚いっぱいに置いてあって、時折出てくる映画のタイトルが、物語を先へ先へとつなぐ役割を果たしているようです。 今僕(堂本望)は、独特の渋い雰囲気の仁太叔父さんと2人で暮らしていて、店に訪れた人たちの、夜にならないと話せないような悩み事を、仁太叔父さんが見事に解決していきます。 前回にも登場したおなじみの商店街の人たちの協力もあって、次々と悩みは解決されるけれど、みんながいい人だから、何もかもを徹底的に暴かなくても、すべてがまぁるくおさまってとても気持ちがいい。 知り合いだらけの商店街では、それがほんとうの優しさっていうことなのかな。 単発的な問題解決の物語ではなく、商店街での時間の流れも感じます。 お店の後継ぎ問題も避けては通れないし、最後に何が起こるのだろうとわくわくしながら読みました。 過去じゃなくて、未来を見つめて生きていく、誰かのために戦う騎士仁太叔父さんは、最後までかっこ良かったです。
41投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログシリーズも早いもので四作目。私自身もすっかり商店街になじんだ感じがします。 新しいメンバーが増えるのも楽しいですが、もともとの面々の生活が伺えるのも楽しい。
13投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログシリーズ4冊目。 僕はどうしても、受け入れることができず、会社を辞めて、花咲小路商店街の叔父の店に居候する。 人には言えない秘密の相談事を聞く、夜だけ開いている、喫茶店ナイト。 日常の様々なトラブルから始まり、最後は淳ちゃん刑事とミケさん、食事処あかさかの今後、僕自身や仁太叔父さん自身の生き方、すべて引っくるめて上手くおさめてしまった。 何となくこのままセイさんのことが暗黙の了解になっていくのだろうか? シリーズの今後がどうなるのか、気になる。
1投稿日: 2022.02.18
powered by ブクログ今回の舞台は夜だけ営業する喫茶店兼レンタル映画ショップのナイト。 花咲小路の住人らしく、ナイトのオーナーである仁太もやっぱり少しだけ特殊な能力を持っていて、その能力を商店街の平和のために密かに使っている。そして最後に明かされる仁太の過去は、想像を遥かに上回る意外なものでした。 これまでの作品で主役を張った面々が脇役で登場して話を盛り上げる、シリーズものならではの楽しみも味わえ る作品でした。 こんなに凄い人達が普通に暮らす商店街が本当にあったら楽しいだろうな。
0投稿日: 2020.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「子供をちゃんと大きくなるまで育てるのは、親の仕事だな?」 そう思うから頷いた。 「でもな、本当の意味で子供を大人にするのは、親じゃないんだ。」 「じゃあ、誰?」 仁太叔父さんが、にやりと笑った。 「〈親〉じゃない〈他の大人〉の、仕事なんだよ。そして、どういう大人になるかを考えて決めるのはそいつ自身の問題なんだ。」
0投稿日: 2019.05.10
powered by ブクログかっこいい! 本当にナイトだった。 この商店街は幸せな気持ちで終われるから、いつ読んでも安心です。 次も楽しみです!
1投稿日: 2019.04.13
powered by ブクログ展開が意外過ぎ。 この後を知りたいような、知らないでおいた方が良いような。 でも楽しみがまた増えた。
0投稿日: 2019.04.04
powered by ブクログ曰くありすぎ商店街でも珍しい、深夜営業の喫茶店? この商店街のメンツ、面白い。 このまま続けちゃうと、あやしい店だらけになっちゃう。
0投稿日: 2019.02.16
powered by ブクログいやぁ、凄かった。 さんざん張り巡らされてヤキモキさせられた伏線を、見事に回収するラスト。 しかも今作だけでなく、これまでのシリーズの要素も踏まえた上での回収。 ただ、主人公の望が内包する悩み(というとなんだか失礼な気がするが)の扱いが軽いというか雑というか…。 今後のシリーズで、望が自分自身を中心に考えて自分で一歩を踏み出せる事を願う。 って、このシリーズ、続くよね? 四丁目から始まって一丁目、二丁目、三丁目とこれで終わらないよね??? 帯はフォントも含めてバッチリ! 無駄な言葉が一言も無いのにすべて表現されている!
1投稿日: 2019.02.14
powered by ブクログいつもより深刻な難しい話だった・・・が、この花咲小路でなら何とかなるんだろうな。 次巻(文庫になるの)を待つ!
0投稿日: 2019.01.04
powered by ブクログ生粋の商店街メンバーでない人物が語り部だからか、これまでよりも一歩引いた感じの視点に感じた。色々な悩みが喫茶ナイトに持ち込まれますが、最期にするっとまとめてほどけていくのが気持ちいい。
0投稿日: 2018.12.31
powered by ブクログ新聞広告を見た嫁さんからのリクエストで購入。 嫁さんは同じ作者の「東京バンドワゴン」シリーズも好きなようで、毎年GWに出るシリーズの今年の分を読んでないのが気になっていたらしい。 実は、あのシリーズ、あまりのマンネリ化に『もう、いいか』と思って今年は買わなかったので、似たようなテイストだとちと困ったなというのが正直なところだったが、そう言ってもおられず。 こちらはこちらでシリーズ4作目らしい。 今回の(ってこれまでのことはを知らないけど)中心人物は、喫茶店<ナイト>を営む仁太とその甥の望。 仁太は喫茶店というよりはレンタルビデオ屋と言うべき風変わりな店を営みながら街の人たちからのよろず相談承りを行っており、街の人の描写とともにその相談事の顛末が描かれる。 事の顛末とは言え、解決への道筋つけて後は流れに任すみたいな流儀で、問題がシビアな割には緩~い収束のさせ方をして、そんでもって次という展開。 街の人間関係は地縁血縁が濃く現実にはこんなのはないよなぁと感じるが、こういうのに郷愁や憧れを抱くかどうかも、この話に対する評価の分かれ目のひとつ。 映画の題名を冠した章区切りで、オールド映画ファンとしては昔の映画が話の折々で登場するのは嬉しいが、あまり筋には絡まず物語の彩りか匂いにしかなってないのもいささか拍子抜け。
0投稿日: 2018.12.14
