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市場のことば、本の声
市場のことば、本の声
宇田智子/晶文社
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総合評価

6件)
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     那覇で古書店を営む方のエッセイ集。本を通しての繋がりも書かれているが、それよりも、お店がある市場で繋がっている漬物屋さんやコーヒー屋さんたちとのやりとりが楽しい。本への書き込みについて「いつか自分のものではなくなるのだから、あの世に持っていくことはできないのだから、買った本も図書館で借りた本のように大事に扱ってほしい」(p201)という意見には賛同できないけれど。その本をとても大事にしているから、その本に書かれていることを自分の心身にとことん染み込ませたいから、書き込みをするんですよ。

    1
    投稿日: 2025.09.01
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    宇田さんの本は、もう何冊か読んでいます。日本で一番小さい本屋さんで、沖縄の市場内にあるという物珍しい「ウララ」という古書店を経営しています。 一度行ってみたい店なので、憧憬を込めて出た本を読んでいます。 色々な商店と並んで古本を売るって楽しそうです。生計立てられるのであればこういう生き方したいけれど、女房子供を養ってとなると簡単ではないでしょうね。

    1
    投稿日: 2021.06.17
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    沖縄で古書店をいとなんでいる女性のエッセイ。 穏やかな文章で、 小さくて狭い本屋の仕事や、市場での近所づきあい、 日々の暮らしのことなどが語られる。 雑多なことを忘れ、心が落ち着く本。

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    投稿日: 2020.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    そういえばしばらく随筆を読んでなかった。どうも気持ちに寄り添えないことが続いたからか。これはその点楽に読めた。この人も私も本が好き。

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    投稿日: 2019.02.13
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    沖縄の市場で小さな小さな古本屋を営んでいる女性がいる。 なんとなくあこがれを抱いてしまうような人生だけれど、ずっと続けて営んでいくことは、そんなに甘いものではなく、辛いこともあれば、何にもないこともあれば、予期してなかったこともあると思う。 本の中で、「灯台守」の話があった。日本の端っこで一人小さな本屋で本を売る彼女は、灯台守のようだと思った。それは孤独な仕事ではあるけれど、その灯を必要としている人が必ずいる。 遠く離れたどこかの誰かのために灯を絶やさない灯台守の言葉を、わたしは丁寧に拾いたい、と思った。

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    投稿日: 2018.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    沖縄も市場で古書店を営む宇田さんのエッセイ。 お店のこと、本のこと、市場でのこと、ちょっと思ったこと…。 きちんと街と共に暮らしてる感じがして、いいなぁと思う。

    0
    投稿日: 2018.07.16