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モンテ=クリスト伯(5)
モンテ=クリスト伯(5)
A・デュマ、新庄嘉章/講談社
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総合評価

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    長編だったが、どんどん先が気になり、飽きずに完読。4巻から伏線を回収していき、いよいよ復讐完了の5巻は早く先が知りたくてすぐに読んでしまった。この本の主題はキリストの教え。モンテクリスト伯という題名である理由がわかった。 何十年も前の訳なのに、全く古臭さを感じずに読むことができる新庄訳は素晴らしい。この翻訳本がもっと現代でも広まれば、外国文学読者の裾野が広がるのではないか。

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    投稿日: 2020.07.19
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    1815年、ナポレオンの時代。 主人公エドモン・ダンテスはマルセイユの一等航海士で、恋人メルセデスと結婚しようとしていた。結婚式の最中に突然身に覚えのない反逆罪で逮捕され、14年間投獄される。 獄中出会った司祭のおかげで、脱獄し、巨額の富を手にする。 その後モンテ・クリスト伯爵として自らを陥れた者たちに復讐する。 1844年に書かれた昔の作品であるので、言い回しが古かったり、遠まわしすぎる言葉だったりするのだが、よく考えられた伏線などがはりめぐらされていたりして古さを楽しめる内容だった。 絶望から這い上がって復讐する話の代表作ではないかと思った。

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    投稿日: 2012.10.12