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魍魎桜 よろず建物因縁帳
魍魎桜 よろず建物因縁帳
内藤了/講談社
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総合評価

21件)
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    強い恋慕と悲恋。離れたくない想いは強い呪いとなって人々を怯えさせたけれど、桜を大切に思う人たちによって、想いが繋がっていくのに心打たれた。春菜の仙龍への想いも強くなって、恋心と仙龍の寿命がどうなっていくのか気になる。

    0
    投稿日: 2025.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    魑魅と魍魎って別々のモノなんですね。 自分の代わりに人柱となったお坊様を、魍魎になりはててまで共に在りたいと願い続けた大姫の恋心がとても切ない。 魂は添えずとも、身体だけでも一緒でありたかった願いを叶える為に古桜を曳く場面が印象的でした。 迎えに来てくれたお坊様も、ずっと大姫の未来を願っていたんだろうなぁ……。

    1
    投稿日: 2025.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2025.03.16読了。 最初のお家の排水管、いや怖い。髪の毛いっぱい出てくるとか気持ち悪い以外のなにものでもない。 人の気持ちは難しくて、好きとか執着とか嫌いとか、違うはずなのに同居もするし、自分ではどうしようもないくらいぐちゃぐちゃになることもある。もちろん奥さんがいると知っていた女も悪いとは思うけど、なにより男が絶対悪い…と個人的には思う。 で、人って…と思ったら、桜の話は正反対な純愛で。なにも悪くない人が死んでしまうのはやりきれないけど、これも自分ではどうしようもない気持ちってところでは排水管の話と一緒なのかなあ。 桜のおばあさんとお坊さんが一緒になれたのはよかったなあと思う。 最期に桜が咲くんだろうなあと思ってはいたけど、本当に咲いてよかった。きっと怖いくらいにきれいで荘厳で切ないんだろうなあ。

    0
    投稿日: 2025.03.16
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    よろず建物因縁帳シリーズ、5作目。 ここにきて春菜のサニワの能力が随分と上がってきたな。仙龍の曳き家師としての采配も見事だけれど、サニワの春菜と組んでこそ、というのがより分かるようになってきた。そして彼らを支えるコーイチや教授、生臭坊主など、チームとして安定感があって、皆大好き。怪異描写はほんとに怖いけど、次はどんな因縁を祓ってくれるのかなとワクワクする方が勝る。 今回は、祟られてしまった方がほんとに何にも悪いことしてなくて、可哀想なのだが、古い時代を遡っての悲恋噺に念の重みを相応に感じたし、最期にもうひと花咲かせた桜の描写が実に見事。スッキリとした終わり方で良かったデス。

    1
    投稿日: 2023.08.31
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    シリーズ第5弾。 祓い時を引き寄せるサニワなる主人公と曳家が樹齢数百年の桜を曳くお話。 今回もおもしろかったです。 桜のもつ神秘的な風景と、そこに1組の恋を絡ませた設定もありがちであるにも関わらず、ただただ読み進めてしまう仕上がりです。 このままシリーズを読み進めて終わってしまうのを残念に感じながらも次作を読まずにはいられない・・・おすすめです。

    0
    投稿日: 2023.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    このお話、映像で見てみたいなぁ。最後の曳くシーンは迫力もあり綺麗だろうなぁ。 仙龍の因縁、とけるといいなぁ

    0
    投稿日: 2022.11.24
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    08月-16。3.5点。 長野の田舎で地滑りが発生。その際に人柱と思われる骸骨が見つかる。春菜は仙龍の依頼を受け、調査に。。 面白かった。人柱の高潔な人物と、その人物への想いの強さ。ラストの奇跡も非常に良かった。 いよいよ仙龍のしがらみへと、舵を切った感じ。次作も楽しみ。

    0
    投稿日: 2022.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    地滑りした場所から人柱が発見された。 そこは古くからお坊さんが人柱として土地を守ってくれていると言い伝えがある場所。 しかし、それから何故か老婆の幽霊が出る様になる。 その老婆は「お寺に行きたい」と言い背中に乗るのだがその重さが墓石程あると言う。そして老婆を見た人達に次々と不幸が起こる。 そして遂に春菜に死霊がとり憑いてしまった。 老婆はその土地の大姫で僧侶とは恋仲であった。 大姫は代々受け継がれていた人柱として埋められる筈だったがそれを僧侶が代わりにやったのだった。大姫は毎日毎日埋められた場所に死ぬまで通い続けたのだ。 大姫が亡くなるとその亡骸はあまりに重く動かせなくいつしか桜が咲く様になったのだ。 死しても尚、僧侶の側にいたかった。 あまりにも強い想慕。 春菜のサニワとしての力がどんどん強くなっている気がする。てか、仙龍とは結ばれるのかしら?

    1
    投稿日: 2022.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夜中に春菜の家にお婆さんがくるのは怖かったなぁ。 でもやっぱり全体的に怖くはなく、怪異の原因がわかってからが、あっさりとし過ぎてしまい残念。とはいえ桜を曳いてるときに花が咲くというのは美しい終わり方だった。

    3
    投稿日: 2021.12.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    評価の高い本書から「よろず建物因縁帳」シリーズ初読みしてみました。 ちなみに著者の作品も初読みです。 いやぁ~、ドハマりしちゃいそうです(^^; 曳き屋・仙龍と広告代理店のキャリアウーマンであり、サニワ(審神者)の春菜のW主演作。 昔から地滑りが続いていた猿沢村の地滑り現場から発見されたのは、この地の言い伝えで地滑りを鎮める為に人柱となった坊主の亡骸。 その直後から近隣で目撃されるようになった老婆の霊。 そして老婆を見た村人は次々に急死していく。 曳き屋・仙龍と共に老婆の霊の調査に乗り出した春菜。 言い伝えを聞き、老婆の謎を解き明かそうとする春菜が見たものは、自身を蝕む老婆の呪い。 春菜が金縛りにあうシーンでは臨場感がありすぎて恐怖を体験しました。 そして、代々隠温羅流導師は42歳の厄年で命を落とすとの言い伝え通りに仙龍に付き纏う黒き鎖。 ひそかに想いを寄せる仙龍のため、春菜は自らのサニワと向き合うことを決意する。 古くから土地の人に魂呼び桜と呼ばれてきた枝垂桜の古木。 ついに仙龍と春菜はその桜が人柱として命を捧げだ坊主を想う娘の亡骸から生まれたことを突き止め、坊主の亡骸を祀る為に建立される御堂の側へ桜を牽くことで彼女の魂を鎮めようと試みる。 密かに仙龍を想う春菜の一途な想いは、死んで霊となっても人柱となった僧を想う老婆の姿と重なる。 おぞましい怨念と純愛が見事に共存した作品。 同シリーズ作品を追いかけることになりそうです。 説明 内容紹介 土地を支えていたのはミイラ化した人柱だった。漆喰の繭に包まれた坊主の遺骸が発掘されると同時に、近辺では老婆の死霊が住民を憑き殺す事件が多発。曳き屋・仙龍と調査に乗り出した広告代理店勤務の春菜が見たものは、自身を蝕む老婆の呪いと、仙龍の残り少ない命を示す黒き鎖だった――!ひそかに想いを寄せる仙龍のため、春菜は自らのサニワと向き合うことを決意する。 魂呼び桜には恋と呪いが宿る。 祓い師・仙龍の死期が迫るなか、彼を想う春菜が下した決断とは――。 ☆☆☆ 土地を支えていたのはミイラ化した人柱だった。 漆喰の繭に包まれた坊主の遺骸が発掘されると同時に、近辺では老婆の死霊が住民を憑き殺す事件が多発。 曳き屋・仙龍と調査に乗り出した広告代理店勤務の春菜が見たものは、自身を蝕む老婆の呪いと、仙龍の残り少ない命を示す黒き鎖だった――! ひそかに想いを寄せる仙龍のため、春菜は自らのサニワと向き合うことを決意する。 内容(「BOOK」データベースより) 土地を支えていたのはミイラ化した人柱だった。漆喰の繭に包まれた坊主の遺骸が発掘されると同時に、近辺では老婆の死霊が住民を憑き殺す事件が多発。曳き屋・仙龍と調査に乗り出した広告代理店勤務の春菜が見たものは、自身を蝕む老婆の呪いと、仙龍の残り少ない命を示す黒き鎖だった―!ひそかに想いを寄せる仙龍のため、春菜は自らのサニワと向き合うことを決意する。 著者について 内藤 了 長野市出身。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年に『ON』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞しデビュー.。同作からはじまる「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズは、猟奇的な殺人事件に挑む親しみやすい女刑事の造形がホラー小説ファン以外にも支持を集めヒット作となり、2016年にテレビドラマ化。近著に『BURN 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』(上下巻・角川ホラー文庫)、『夢探偵フロイト -てるてる坊主殺人事件-』(小学館文庫)。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 内藤/了 長野市出身。長野県立長野西高等学校卒。デザイン事務所経営。2014年に『ON』で日本ホラー小説大賞読者賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    4
    投稿日: 2021.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今までのシリーズで一番好きな話。桜を曳くシーンは文章で読むだけでも鳥肌が立ちましたが、映像化されたらさぞや綺麗で悲しいんだろうなあ…。このシリーズは実写化は難しいと思うんですが、隠温羅流の職人たちの勇姿をぜひこの目で見てみたいといつも思います。

    0
    投稿日: 2021.01.29
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    土地を支えていたのはミイラ化した人柱だった。漆喰の繭に包まれた坊主の遺骸が発掘されると同時に、近辺では老婆の死霊が住民を憑き殺す事件が多発。曳き屋・仙龍と調査に乗り出した広告代理店勤務の春菜が見たものは、自身を蝕む老婆の呪いと、仙龍の残り少ない命を示す黒き鎖だった――! ひそかに想いを寄せる仙龍のため、春菜は自らのサニワと向き合うことを決意する。

    1
    投稿日: 2020.09.03
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    発掘された人柱と、それに関わる老婆の死霊。今回もまた因縁の深そうな怪異がたっぷりです。魂呼び桜にまつわる伝説はロマンチックなものともいえるけれど、それを恋慕の情ととるか執念ととるかでかなり印象が違ってきます。終盤まではとにかく不気味で怖い。迫りくる仙龍の寿命に対するリミットにもぞくぞくさせられます。ああして目に見えてしまうのも、怖いし嫌だよなあ。 自らのサニワとしての力と向き合い、仙龍の因縁を断ち切ろうとする春菜の強さと健気さが、読者に安心感を与えてくれる印象です。ひどくつらい立場のはずなのだけれど、彼女の頑張りはとても心強くて。ぜひともあんな因縁は断ち切ってもらいたいものです。 そしてラストのシーンの美しさが圧巻。情景を思い浮かべるだけで鳥肌が立ちそうな心地でした。

    1
    投稿日: 2020.05.30
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    よろず建物因縁帳シリーズ 第5弾。 最初に向かった先は普通のお宅だったが、そこでサニワ?を 発揮して、女の敵をケチョンケチョンにしてやった。 メインの話は、地滑り現場で八百年程前から語られている 伝承通りに人柱が埋まっていたのだが、同時に老婆の霊も 目撃されるようになり、調査を依頼された仙龍達。 樹齢800年を越える枝垂桜に秘められた真実が明らかになる。 今回は2回ほど泣きました。憑き御寮に出てきた庭師も 登場して、いい仕事してました。 隠温羅流導師を継ぐ者は、他界する前夜に 決まった現象が起こるという。 仙龍の寿命を思わず逆算してしまい 呪われた宿命から早く救ってくれと春菜に願う今日この頃。

    0
    投稿日: 2020.01.01
  • なんて、せつなくも愛しい物語なんだろう。

    人柱の坊さんと、魂呼び桜。かなり泣かされました。私は春菜が苦手ですが、今回はさほど気にならずに読めました。いい話でした。

    0
    投稿日: 2019.10.31
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    好きなシリーズの最新作。 因縁がらみの建物を移す曳き家の仙龍と春奈が活躍する。 「主人公が嫌い」って意見もあるが、私には理解できない。フツウにまっすぐで好感のもてる主人公だと思うのだが考えすぎでは……? 読書なんて感じ方は人それぞれだし、キャラの好みも千差万別でいいとは思うが、私は春奈に好感を持っている。 今作では重役の浮気に本気で怒る所や自然におばあちゃんの手を握る所(+「わんこ」発言)、過去に遡れば一作目の赤子に関係する哀しい真相に感情を乱すところなど、勝ち気で強気、仕事以外では不器用でやや融通が利かないが、そんな青臭いところも含めて応援したくなる。 仙龍との微妙な距離感や恋愛面でのもどかしすぎる進展ぶり、小林教授やコーイチ、和尚など魅力的な周囲の人物との掛け合いも楽しい。 いちいち登場人物にイライラしながら読むのも不毛だし(どこで切るかは自由)、キャラクターに愛着持ってシリーズを追っかける方がストレスフリーでずっと楽しい。 今回は地滑りで発見された人柱の遺骨と樹齢八百年の枝垂れ桜にまつわる悲恋。 終盤であきらかになる真相はあっさりめだが、それまでの過程が面白い。ホラー描写もさほどグロくはないが、そこに絡む人間関係がテンポよく描写される。 一人称「僕」のおっとり穏やかな小林教授やわんこ属性のムードメーカー・コーイチなど、脇を固めるキャラの朗らかさが恐怖を中和してくれるので、キャラクター小説としても安定の読み応え。仙龍は相変わらず寡黙男前カッコイイ。 特にラストの桜が咲く場面は映像的に美しく胸に迫る。 祟られた人たちは災難だったけど、数百年地すべりから集落を守り続けてきた実績を加味すれば……でも偶然掘り出しただけで祟られるのは気の毒だなあ……。

    1
    投稿日: 2019.09.24
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    シリーズ5作目。恐ろしいほど桜が美しい、という思いはしたことがあるので、このように魍魎と組み合わさったときの恐怖はどれほどのものかと思います。今回は地滑りにより漆喰の繭に包まれたミイラ化した人柱が発見されることから始まり、その後老婆の死霊が人々を憑き殺す事件に発展します。仙龍の42歳という期限も気になりながら魂呼び桜の哀しい物語に没頭しました。曳きのシーンは本当に圧巻で、目の前に広がる光景を想像して涙が出そうでした。今回何度か春菜に見えた足元のものはなんだったのでしょう。まだまだ目が離せません。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    ホラーにしては優しく安心して読めるシリーズ。キャラ設定が秀逸。ストーリーとは関係ないが毎回かな?美味しそうなお菓子が出てくるので検索してしまう。翁飴。買うぜ。

    0
    投稿日: 2019.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2019/4/16 やはり素晴らしかった。 スタートはゆっくり目で今回は冷静に読めるかな?とか思ってたのに実は春菜が危ないってなった辺りからグングン引っ張られ、クライマックスでは私は通勤電車にいなかった。 桜と僧侶と大姫を呆然と見ていた。桜吹雪の中、奇跡に感動していた。 びっくりした。文字を読んでいる感覚が全くなかった。 高砂からのほんの3ページほどだけど、本の中に入れたみたいだった。驚いた。 それにしても仙龍、ツンが過ぎるよ。 もうちょっと心配して動揺してよ。かっこいいけどさぁ。 コーイチに春菜が危ないって聞かされた時のやり取りも見たかったよ。 じらすよね~内藤さん。 春菜を連れて行ったことを後悔してるかな?とか想像を逞しくしてしまったわ。 仙龍もコーイチもちょっとしたしぐさがかっこいいんだわ。 かばう位置に立つとか振り返って春菜の安全を確認してから行動開始とか。 細かいところがニクイ!好き!

    2
    投稿日: 2019.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何度も言っていることですが、今いちばん楽しみにしているシリーズです。 シリーズ開始当初から読者の間で好かれていない様子の春菜ちゃん、私は大好き。可愛げのないところが可愛いんだもん。美人でファッショナブルで、ズケズケした物言い、いろいろと上から目線で、好きな人にもつい強気に出てしまう。憎めません。 そんな彼女が今回はいきなりガールズトークを喜んでいる。そんなの春菜じゃねぇ!と思ったら最初だけでした(笑)。ほっ。 地滑りが起きたせいで発掘されたのはミイラ化した人柱。それを移送したら現れるようになった老婆の幽霊。 このシリーズお得意の悲恋は今回もたまらなく切ない。これまでで最も怖くなかった気はするけれど、でも夜中に目が覚めて、ババアに乗りかかられていたらめちゃくちゃ怖いか。 何でも曳きますねぇ、仙龍さん。42歳で亡くならない可能性も出てきたから嬉しい。あきらめの悪いサニワ春菜、仙龍を死なせんといて。

    1
    投稿日: 2019.02.11
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    内藤了『魍魎桜 よろず建物因縁帳』講談社タイガ。 曳き屋・仙龍シリーズ第5弾。やっとパターンに馴れたのか、シリーズの中では一番面白く読めた。 長野県の山中から発見された奇妙なミイラ。ミイラが発見された直後から近辺に老婆の霊が現れ、関係者に次々不幸をもたらす。曳き屋・仙龍と共にこの奇怪な事件の調査に乗り出した広告代理店勤務の春菜が見たものは……

    1
    投稿日: 2019.02.03