
ブリタニカ草稿 ──現象学の核心
エトムント・フッサール、谷徹/筑摩書房
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総合評価
(2件)3.5
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
[ 内容 ] 現象学の始祖エトムント・フッサールが、『ブリタニカ百科事典』の求めに応じ、「現象学」の項目のために執筆した、ドラマチックな推敲のあとが窺える四つの草稿の集成。 変化しつづけたフッサールの思索が成熟した時点で書かれた本書は、まさに“現象学とは何か”その核心を語る。 そのため、完成稿(第四草稿)は、始祖自身による最も完備した好適な入門書ともなっている。 これら草稿は、ハイデガーとの共同作業を経て完成したが、とくに第二草稿には両者の一致と相違が如実に現れていて、20世紀を主導した両者の現象学的哲学の本質を考えるための重要なヒントもここにある。 詳細な訳者解説を付す。 [ 目次 ] 第四草稿(最終稿)(純粋心理学、その経験の場、その方法、その機能;現象学的心理学と超越論的現象学;超越論的現象学と絶対的に基礎づけられた普遍的学問) 第一草稿(「純粋」心理学としての心理学的現象学;心理学的現象学との対比における超越論的現象学) 第二草稿(改訂の試み)(現象学の理念と意識への還帰;純粋心理学の理念;現象学的心理学と超越論的現象学) 第三草稿の序論部分 第三草稿の結論部分 [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
0投稿日: 2014.11.07
powered by ブクログフッサールが、「ブリタニカ百科事典」の「現象学」の項目について書いた原稿。 現象学というものがどういうものか、ということを知るにはまず読みたい本。
0投稿日: 2011.01.03
