
総合評価
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【評価はパス】いや長かった、私には悪くないけど
新しい事を始めようとしたときに、必ず抵抗があるものだそうで、事の大小に関わらず、その組織が民間企業であろうと官庁であろうとアカデミック界であろうと、さらにはその事の意義にもよらず、必ずあるのだそうで。それは、新しい物を産み出す発明や開発の苦労とは、全く異質な苦労だそうで。このAiに関する活動の時期は、公私にわたり多忙だったのか、初耳のことばかりでした。一応、専門分野は異なりますが、学の一端にいるので、好奇心で読み始め、同情心と同じ境遇に遭ったときの実用書として読み進め、達成感とため息とともに読了しました。いや、ご苦労をなさったものです。本書の長さが苦労を表現していますね。ダイジェストの説明では、苦労が伝わらないでしょうね。私だったら、作者のように無私高潔、生真面目なスタイルではなく、もっと・・・と考えたりしました(笑)。医学界は「学」の世界でも一番プライドが高いとされていますが、その中も分化しているのですね。私の場合、経済学者に意地悪されたことが(泣)。 余談ですが、作中に出てくる「省(会)議室」は、その省庁で一番格式の高い会議室とされているそうです。一度入れて貰ったときの印象は、まぁ、少し大きな企業の役員会議室程度のものでしたが・・・。本書で私が不足と唯一つ感じるのは、この一連の出来事の略年表を巻末に付けて欲しいと思うことです。目次でも兼ねますが、年表形式の方が見やすいと思うので。
0投稿日: 2020.02.17
powered by ブクログ海堂尊のAiを推進する背景、理由、歴史を一堂に取りそろえた本。官僚と学会の偉い人との戦いは消耗するな。頭の硬い人たちや、利害が関係する人たちは。官僚の梯子外しは恐ろしい。著者の主張は、「死体はCTやMRIで撮影して、画像診断料を専門家の放射線科医にチキンと支払って、後で参照できるようにレポートを残しておきましょう」ということだな。
0投稿日: 2018.10.11
powered by ブクログ筆者が概念提唱者である”Ai”(死後画像診断)に関しての、着想時点から同書発刊時までの普及・啓蒙活動、強力な反対派(学会上層部の一部、司法、警察、厚生労働省の上層一部など)との闘いを時系列に追った書籍。 2011年発刊で、”明るい兆しが見えてきた”時点で記述は終わっているが、残念ながら2016年現在でも厚生労働省の厚い壁(と巨額の無駄遣い)は解消されていないようだ。 筆者は数多くの書籍を執筆されており、Ai普及を側面攻撃・市民への理解浸透に活用することも狙っている...が、恥ずかしながら自分は知らなかった(”バチスタ”も読んでいないし、観てもいなかった)。 小説よりも事実の方が余程ドロドロ(或いは幼稚だったり)で、救いようが有るのか?と感じてしまう。 筆者が、”フィクションとノンフィクションを並行して執筆するとストレスが強い”、と言っている点にも納得できてしまう。 これからも引き続き、巨悪に抗って欲しいと思う。
0投稿日: 2016.11.09
powered by ブクログ日本の解剖率は2%台で先進国中ぶっちぎりの最下位。死因不明社会に意義を唱える海堂尊が、Aiにおける4000日をえがく。Aiは素晴らしい技術ではあるが、それを阻むものは、解剖学者、厚生省官僚など、日本の悪しき壁が、それらを阻んでいる...
0投稿日: 2013.04.24
powered by ブクログ☆☆$$思っていた以上に、学術よりで細かかった。$$だが、ニュースとも連動しており、$$Aiへの反発が描写されていて面白かった。
0投稿日: 2012.09.23
powered by ブクログ小説ではありませんが、何やら面白そうな話題なので読んでみました。 アカデミズムの逆説的な馬鹿馬鹿しさは素人目線には面白かったです。 ただ、どうしても専門用語的なものが多くなり、読み疲れましたが…汗
0投稿日: 2012.02.20
powered by ブクログ戦う作家、海堂尊先生の、法医学者(の一部)、厚生労働省、警察庁、そして在京民放TVとの闘争の記録。というより未だ闘争中。医学界の敵味方が(多分)実名でバンバン出てくる。 ご本人の本名が江沢英史であることを発見。 かなりの分量で読み切れずに失礼、でもAi普及闘争の激しさはよく判りました。
0投稿日: 2011.09.06
powered by ブクログ本書は著者がAi(死亡時画像診断)の普及、導入を目指し講演や学会での論文発表など資料を示し、東奔西走する10年間の活動を綴ったものである。 一連の作品にも触れられているが、あの黄色の表紙のデビュー作『チーム・バチスタの栄光』で、Aiと云うものが世間に知られるきっかけになった訳だが、実は面白くかっこいい物語を書きたかっただけだ、と打ち明けている。どうやら誤解していたみたいだ(--;) 2005年時点でAiを施行してる医療機関は、世界初の千葉大を含め6ヵ所だったのが、2010年には、なんと44ヵ所までに広がった。 一人の病理医の立場からAiという概念を思い付き、10年間研究しても学会上層部は取り合わない。Aiの実績のない人物に名誉毀損で訴訟を起こされたり、様々な圧力と闘っていくなかで、やがて行政や政治が重い腰を上げていく・・・・・。読み終えて執念というか熱意を感じた。思わず凱歌を挙げたくなってきたぞっ。エー、エー、アイ!(おぉ間違えたか(笑)
0投稿日: 2011.08.20
powered by ブクログ小説家としての海堂氏に、Aiを普及すべく努力を重ねる医者としての真の姿を重ね合わせると、小説の背景がさらに納得できる。
0投稿日: 2011.07.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アツい! ケンカには熱い主張と客観姿勢、ポジショニング取りが大切なんだなと思いました。そこまでの覚悟があって、かつ、勝とうとするから熱いんだろう。
0投稿日: 2011.07.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2011-062。 小説の中だけのものだと思っていたが、Aiは海堂尊提唱だった。 導入への闘いが、ひたすら続く。
0投稿日: 2011.06.18
powered by ブクログ日本の解剖率は2%台で先進国中ぶっちぎりの最下位。犯罪行為や虐待が見逃される「死因不明社会」解消のためには、CTやMRIで死体の画像診断をすればいい。無名医師だった海堂尊は10年前にAi(死亡時画像診断)の概念を思いつく。「中立、平等、透明、迅速」なAiは、たちまち世に広まるかに思えたが、そこに立ちはだかったのは厚労省官僚と解剖に固執する“解剖至上主義者”たちの厚い壁だった。『チーム・バチスタ』をもしのぐ超興奮、苛立ちと爽快感が入り乱れる、前代未聞の知的ノンフィクション(「BOOK」データベースより) ガッチガチのAi推進ノンフクション本でした。 ちょっと読みたかったのと違う・・・。 あんまり専門的すぎて、斜めならぬ真横読みしてしまいました。 すみません、海堂さん・・・。
0投稿日: 2011.05.10
powered by ブクログ■「これぞ!」ってぐらいの海堂ワールドな作品だけど、決して小説ではなくてひたすらドキュメンタリー。(笑) ■小説家としてではなく、医師としてAiを推し進めてきた作者の10年超えに亘る『Ai布教作戦』(勝手に命名。でも決して「活動」ではなく、これは「ミッション」だよね)を小説家である作者が綿々と綴ったもの。 ■ぶっちゃけさすがにこのボリュームは最後まで読み切るのもなかなか辛かった(結局、GW前からずっとこれを読んでたような気がする)けど、内容はわかりやすくて面白かった。それにしても官僚は...。(苦笑
0投稿日: 2011.05.09
powered by ブクログAi推進派からの一方的な視点ではあるが、それゆえに好き勝手言いまくることで醸し出される面白さ。 約10年に渡り、Aiの社会浸透を目指して活動する海堂氏の行動遍歴がよく解る。厚生労働省や解剖至上主義者への批判は辛辣で読んでいて痛快。主張がシンプルで繰り返し登場するので、Ai推進の理由、及び注意すべき事項がよくわかる。ただし、pp385-393辺りの話/図が冒頭近くにあると、もっと理解が進むと思う。私自身、p389とp391の図で法医学提唱システムの問題を提示されて「なるほど!」と頷かされました。 しかし、厚生労働省や解剖至上主義者がなぜ旧態然の思考に囚われるのか、いまいちよくわからないので、彼らの主張も聞いてみたいところ。どちらにしろ、私は官僚は嫌いですが。
0投稿日: 2011.05.07
powered by ブクログ帯表 ベストセラー作家vs.官僚・学会コングロマリットの壮絶バトルロワイヤル! 「10年シカト」「連続ハシゴ外し」「怪文書攻撃」「卓袱台返し」など思わず絶句の仁義なき反撃にもメゲず、海堂尊は突き進む! バチスタ・シリーズを支えるリアル・ワールドが今、赤裸々に明かされる。 バチスタとは異次元感覚の面白さ! 帯背 アカデミズム闘争4000日
0投稿日: 2011.04.30
powered by ブクログ一言で言ってしまえば「象牙の塔の老害&変革を好まない官僚相手の11年におよぶAi闘争の歴史」と言うことになるのでしょうけど、あまりにも長すぎ。脱稿当初は1,000ページを軽く越えていたというのですから半分以下に減量されているとは言え、やはり長すぎ。ただ、世の中の状況は著者の望んだ方向に進み始めたようなので、今後の著作には「Ai至上主義臭」が薄れるかもしれないという意味においては意義のある作品と呼べるのかもしれません。
0投稿日: 2011.04.22
powered by ブクログごめんなさい~~~!途中挫折。面白かったけど、頭に入ってこなかった~~(汗)挿絵が好き!「医者のたまご」のかたですよね。挿絵見るだけでも、面白い。それで、満足してしまった気もする。在住の県はAi実施してないみたいだけど、一応頼んでみようかな。いつ?誰ん時?・・・いや、自分とか・・・でも、身内にとっては、とってもありがたいと思います。Aiって。
0投稿日: 2011.04.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
基本的にAiが何かを押さえておかないと結構辛い。 Ai=死後画像診断 (Autopsy Imaging Project) 第一部と第二部に大まかに分かれていますが、一貫してここ10年くらいをまとめて書いてあります。 海堂氏曰く『Aiのメモとして』だそうですが、メモはこんな一冊の本にならない! 花も嵐も踏み越えて を地で行く海堂氏。 面白いけど、頭稼働させないと解読不能かも。 それでも海堂氏だけあって、かなりやさしく書かれている。 奮戦しながらの海堂氏にエールを送る。 コレを読んで思った事。 死因が判らない患者遺族はやっぱり死因を知りたい。 が、今の状況では『解剖』でしか判らないという。 しかも解剖したからといって全ての死因が特定出来るわけではない。 たった3%の解剖率で何が判るんだろうか? しかもその後の結果待ちは約10ヶ月。長すぎる。 Aiならほんの数時間。 私の母が亡くなった時、Aiがあれば、キチンと診断してもらえたと思った。 なぜなら私の母は急変での院内死だからだ。 遺体を傷つけず、死因が判ればそれで御の字だ。 遺体にメスを入れる抵抗は遺族にならなければ判らない。 悔しい。 たった3%の解剖率。Aiは死亡した人の全てを診断してくれる。 映画やドラマになって、Aiは一派に広く浸透し始めている。 私が死んだ時に、Aiが普及している事を祈る。
0投稿日: 2011.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「現実は小説より奇なり」とはまさしくこの本のためにあるような言葉ですねぇ。この本を読む限り、海堂さんの主張が実にまともに思えるんだけどなぁ…。 厚労省官僚および病理学会・法医学会上層部の自己権益を守るためのえげつなさはおぞましい限りです。 少なくとも、学術論争をせず(=「逃げた」と言われても仕方ない)裁判に訴えた東大某教授の行為は、素人眼からみても学者として最低・軽蔑されても仕方ないと思うのですが、こういう輩がトップにいる病理学会は救われないですねぇ。
0投稿日: 2011.03.04
