
総合評価
(196件)| 35 | ||
| 85 | ||
| 62 | ||
| 6 | ||
| 0 |
powered by ブクログ病院のベッド上にて読了。自由に外に出れないという、普段とは違った環境の中で読んだからなのか、1話1話がより一層心に染み渡る。
0投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この本を読むために、1作目と2作目を再読した。 1作目2作目は読む度やっぱり名作!!!ってなりながら読んだけど、それから読み始めたので、3作目はちょっと疲れた感じは否めなかった、、。 中盤、少しパターンに飽きてしまった、、。 病気と死ばかりで、、。 しかもなぜ違う場所の違う喫茶店なんだろう、と、、。 でもラストの話はまた違ってちょっと甘酸っぱくていいな、と思ったらこの話のラストも、、。 4作目は購入、5作目も借りてあるので、私の情熱がもう一度盛り返してくれる内容だと嬉しいなぁ、、(自分本位w)
0投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ『コーヒーが冷めないうちに』の第三弾。 不思議なカフェで、過去に戻るためのコーヒーが淹れられるのは時田家の女子のみ。 時田流が営む喫茶フニクリフニクラから、今回とある事情で舞台を函館の喫茶ドナドナに移し、4人の心を救うお話し。 どんなに頑張っても起きてしまった過去は変えられない。 過去に戻る意味をそっとナビゲートする、時田和が本当に好き。 過去に戻る不思議なコーヒーを淹れられる7歳の和の娘幸の魅力も満載! そして、ドナドナのママ(時田流れの母ユカリ)も素敵すぎました。 ドナドナの常連さんたちの、大切な人を想う4つのお話し。 人の命が消えるのは悲しい事だけど、残された人がどう生きていくのか。 それを深く考えさせられるシリーズです。 第一話 「ばかやろう」が言えなかった娘の話 第二話 「幸せか?」と聞けなかった芸人の話 第三話 「ごめん」が言えなかった妹の話 第四話 「好きだ」と言えなかった青年の話
17投稿日: 2025.06.28
powered by ブクログシリーズ3作目。今回も涙です。 特に第二話の「幸せか?」と聞けなかった芸人の話が心に来ました。 第四話の「好きだ」と言えなかった青年の話は、ラストが衝撃的で、悲しかったけれど、でもそれは不幸ではないと思いたいです。 以下ネタバレ注意です。 「夢に向かってがんばる人には、自分が一番大事にしているものを贈ってあげるといいんだって。夢に向かってがんばる人は、必ず、がんばれない時がくるから。つらくて、苦しくて、夢と現実を天秤にかけて、選択する時がくるから。その時にね、一番大事なものをもらった人は、もうすこしだけがんばれるんだって。結局、一人じゃないって気づくんだって。応援されてることに勇気をもらうんだって。だから、幸は、玲司お兄ちゃんにがんばってほしいから、この本をあげるの」(p379〜、時田幸) 「人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから…」(p382、作中登場本『もし、明日、世界が終わるとしたら?100の質問』著者)
2投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログシリーズ三作目、不思議なコーヒーを飲むと過去や未来へと行ける不思議な喫茶店。今回は場所が変わり函館に、そこにもまた過去を、未来を覗きたいと願う来訪者が現れるのであった。 この作品のコンセプトともいえる過去も未来も変えられない、ただ自分の気持ちは変えられる、その外側の世界を変えるのではなく内側の世界を変える話が私はとても好きです。来訪者はみな家族を失っている心にどこか隙間がある。その隙間を自分が変わるという気持ちで埋め合わせ、自分の未来を切り開いていくきっかけにするのがとても良いです。 幸せになるために生まれてきた私たち、その私たちが自分を変えたいと願うその温かな気持ちこそ、生き続けていくために必要な心の温かさなのだと思う。
19投稿日: 2025.06.02
powered by ブクログシリーズ第3弾。順番通りに読んでないけれど、今回は東京にある喫茶店フニクリフニクラではなく、北海道函館にあるドナドナが舞台。ドナドナのオーナーである時田流の母時田ユカリが海外に行ってしまった事から流と数、そして数の娘である幸が期間限定でお手伝いに。 ドナドナも過去に戻ることが出来る喫茶店なのですが、未来に行く事も出来るなんてビックリ! 4篇のストーリーどれも泣けるけど、第3話の「ごめん」と言えなかった妹の話と第4話の「好きだ」と言えなかった青年の話が良かったです。 でも、病気で亡くなってしまう人の話が続くと結構読んでいるのが辛くなります。特に最後のお話はショックで…。しかし、ラストに記された時田ユカリの言葉にすごく救われました。
14投稿日: 2025.05.30
powered by ブクログシリーズ3作目。登場人物が多すぎてメモしてばかりの始まり。「もし世界が明日終わるとしたら?100の質問」というのが作中に出てきた。実際に出版してほしいぐらい。 ※人の死、自体が人の不幸になってはいけない。なぜなら死なない人はいないから。
0投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログ舞台は北海道の喫茶店。なんと、ここでも過去に戻れる席が存在する! そろそろ流と計が再会する話もほしいところです。あ
0投稿日: 2025.05.15
powered by ブクログまたまた「コーヒーが冷めないうちに」の続編!ドキドキで嬉しい気持ちで読んでいたのに、だんだん悲しいというか感動してしまいました。
44投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
毎回ちょっとあらすじ忘れてるとこから始まる。 と思ったら、今回割と突然の展開で始まってたっぽい?ついていくのちょっと大変だった。 シリーズ3作目ともなればこっちももう現実を変えられないのに戻る意味はあるのかとか一切思わないけど(その人にとって戻る意味は確実にあるから)、出たねー意味ないと考える人。 絶対最終戻るだろ君と思ってたら案の定だった。 それにしても過去や未来に行ける制約だらけの席があるっていうとんでもぶっ飛びファンタジーなのにそこ以外は恐ろしいほど現実的な展開用意されてたな今作も。 菜々子は生きると思うじゃん奇跡起きて。 シビアすぎるー。
2投稿日: 2025.05.11
powered by ブクログ2巻目を読まなくても話は分かるがどういう経緯で函館に行ったのかとか登場人物が分からなくて雑念が入り話にのめり込むことができなくて感動や涙が出ますのコメントが多いのに感情がついていけなくてよかったで終わったのが残念。 背表紙だけで何巻か分かるようにして欲しかった。 いい作品なのにと悔しいと思ったが読まずに2巻を借りればいいのに引き込まれて読破してしまった自分が悪いのだと気づく。
1投稿日: 2025.04.18
powered by ブクログ4話収録されていて、前半の2話でボロ泣きでした。 今回は「人の死」に焦点があてられていたので、これ以前の2巻よりは内容がやや重め。
0投稿日: 2025.04.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
玲司と菜々子の思いが通じてよかったと涙したのに、まさかの訃報…言葉を失いました、、、そこまでの流れが青春で好きだったので自分的には悲しかったです あとはさっちゃんの存在がかわいくて頑張ってコーヒーを注ぐ姿を想像して癒されました
0投稿日: 2025.03.28
powered by ブクログこの作品では死について描かれている部分が多かった。でも、そのひとつ一つが温かくそして優しかった。「よく、あきらめないでがんばったわね。よくがんばった。魔法じゃないんだから、あの日私があなたに声をかけたからって現実が一変したわけじゃないでしょ?苦しい状況は何一つ変わらなかったじゃない?でも、未来に向かってがんばろうって幸せにならなきゃってがんばったから、今のあなたがあるんでしょ?」という言葉は特に好き。辛い時、悲しい時に手を差し伸べてくれる人、話を聴いてくれる人は私の周りにもたくさんいる。でも、それで辛い現実が変わるわけではない。それらの優しさを受けて自分で言動していくこと、あきらめないで向き合っていくことができるからこそ幸せを手に入れるんだと思う。もちろん、周りの優しさに感謝することは大切。でも、幸せになろうとがんばった自分のことを誇りに思うことも大切だと感じた。私も、夢に向かって頑張っている時に辛くなって、その夢と現実のギャップに疲れてしまうことってある。でも、その時に誰かの優しい気持ちに救われる。応援してくれる人がいるんだ。1人じゃないんだってまた頑張れるようになる。命あるものはいつか必ず終わりが来る。でも、その死を苦しいものとして受け止めすぎないで生まれてきてくれた命、生き抜いた命を大切に、忘れないでいること、自分の命を幸せに生き抜くことが大事だなって気付いた。
1投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログ『コーヒーが冷めないうちに』シリーズ3作目 このシリーズは表紙が好きすぎて全部単行本で揃えたいと思っています。 今回は喫茶店が東京から北海道の函館に変わり、心機一転。まさか過去に戻れる喫茶店がもう一店舗あるとは…。アルバイトも常連さんも変わって人が多く混乱笑 短編4編全て感動。毎度毎度この短い中にストーリーを組み込めるのが凄すぎます! ただ少しマンネリ化してきちゃいました。亡くなった人に会いに、言い残したことを言いに、後悔したことを謝りに。過去に戻る理由がパターン化されてきてる気が…。次あたりからストーリーに違いが出てくると嬉しいですね〜
0投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログシリーズ3作目。舞台を東京から北海道へ移し、時間移動できる喫茶店を営む流と数。今回も色んな想いを持ち来店するお客さん。展開が少々マンネリ気味か?
0投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログまたまた感動できる話が4つも、、、最高でした。 今回は函館が舞台!頭の中で想像するお店の雰囲気と少し変えて読んでみました。一つ一つの話の主人公が抱える思いや会いに来てもらう側の人の事とか全てが本当に面白医師、感動!特に私は姉妹の話が気になりました。私も2人姉妹の長女なので共感できるところもありました。 続きも読みたいです!
95投稿日: 2025.01.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
優柔不断は身の破滅のもと。 本当に本当にその通りだと思う…今まで何度失敗してきたことか… まさか物語小説を読んでいて啓発されるとは! 今作では函館が舞台になっていて驚いた。 函館山から見える夜景の中にハートが隠れている←これほんと!?!!来月確かめるのが楽しみ! こんな終わり方、あり!?最後の最後で涙目になってしまった…
1投稿日: 2025.01.07
powered by ブクログ人の死は辛く切ない。 愛すれば愛するほどに。 でも人はやがてそれを乗り越えて生きてゆく。 想い人が心の中に生き続けるから。 最後のユカリさんの言葉が全てを表している。
1投稿日: 2024.12.30
powered by ブクログコーヒーが冷めないうちにのシリーズ3作目 過去に戻れる喫茶店は函館に。 今回は死をテーマにした話が多かった。つまりはそれだけ切ないもどかしい物語である。 もし、明日、世界が終わるとしたら?100の質問という本を中心に話が進んでいく。 人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから…
28投稿日: 2024.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
①コーヒーが冷めないうちにシリーズはやっぱり感動と面白さ満点!ずーっと読んじゃう! ②人の死が不幸にする訳じゃないという言葉がすごく刺さった!その人の気持ちや生き方次第!人は不幸になるために生まれた訳じゃない! ③100の質問、時田ユカリさんが書いてたんかい!予想外過ぎてびっくりしたー!!
0投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログシリーズ3作目の作品 心残りになっている想いを伝えるために過去に戻りたい、という気持ちはきっと誰もが思うことかもしれない。 毎回飽きさせることなく心に沁みる物語をたくさん生み出してくれる作者は、やっぱり今回もすごかった。 幸が読んでいる『もし、明日、世界が終わるとしたら?100の質問』という本が最初から最後まで出て来て、幸がみんなに問いかける。 その度に、明日世界が終わるとしたら、自分だったらどうするんだろう?と考えさせられる。 きっと明日世界が終わるとしても、生を諦めないで、心残りがないように今日を生きるということなのかなと思った。 生きることも死に対しても深く考えさせられる作品である。 その本の最終ページのあとがきに記されている言葉が、深く心に突き刺さる。 『人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生きてきたのだから…』
13投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログミステリのような最後の伏線回収が素晴らしい 特殊能力が引き継がれる…って増殖するような?暖簾分けするときの初めの一人はどう現れるのか?謎は深まるばかり…
0投稿日: 2024.10.29
powered by ブクログ「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ第3弾。 過去に戻れる喫茶店は、北海道にもあった!? 函館にある「喫茶ドナドナ」で起きた、切なくもどかしい4つの物語。 1番印象に残ったのは第4話。 「好きだ」と言えなかった青年の話。 人なんて、いつ死ぬかなんてわからない。(中略) 明日が来るかどうかなんて、本当は誰にもわからない。当たり前の日常が、いかに大切で、大事な人がそばにいることがどれだけ幸せなことなのか… 〜本文より抜粋〜 本当にそう思った。当たり前の日常がおくれるのは幸せなことなんだと。
13投稿日: 2024.10.21
powered by ブクログ第3作 今回は函館の喫茶店でで流れの娘幸、数、流が店員として登場。 死んだ親へ、死んだ妻へ、死んだ妹へ、好きな人へ、時を超えた四つの物語。このシリーズは心が温かくなる。
0投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログ姉から借りた本、シリーズ全部持っているらしいが何故だか4作目から持ってきてくれて今回は3作目…笑 まぁ、それでも内容はしっかり理解できて楽しめる。 大切な人との別れは必ず誰にでも訪れる。そんなとき人は生きる希望を無くしてしまうこともある。だけど人間には本来どんな困難も乗り越えていける力がある。人の死自体が人の不幸の原因になってはいけない。人は必ず幸せになるために生まれてきたのだから… これから先もずっと覚えておきたい言葉
11投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログタイトル通り、思い出が消えないうちに、 大切な人に会い、自分の想いを伝え、相手の幸せを誰よりも願いたいです。
13投稿日: 2024.09.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『コーヒーが冷めないうちに』の3作目。今回は「死」がテーマだったんじゃないかと思う。 最後の文章が胸に響いた。 人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから… 死が不幸の原因とならないように今をどのように生きるかは自分次第だ。今の人との繋がりを大切にしていきたい。
2投稿日: 2024.08.15
powered by ブクログさらっと読める短編集で温かい気持ちになれるから、長編や少し硬い小説に疲れた時にピッタリの作品。 自分の死や大切な人の死を受け入れ、変えられない現実を前向きに生きていくことって難しい。この小説は、悩んで辛くて、でも踏み出そうとする瞬間を共有できる。みんな幸せになってほしいと純粋に応援したくなる。 面倒なルールはあるけれど過去や未来に行ける不思議な喫茶店。心地よい時間が流れていそうで是非ともコーヒーを飲みながらこの小説を読んでみたい。
0投稿日: 2024.07.13
powered by ブクログ良くも悪くも続編。淡々と読み進みました。 短編に一貫して出てくる「100の質問」の著者が最後に明かされたことで、短編が一つの話にまとまった感じがしました。
1投稿日: 2024.06.24
powered by ブクログこのシリーズも前回の2つに続きとても良かったです。読んでると元気をもらえてポジティブ思考になれるのが好きです。またこのシリーズ読みたいです^ ^
15投稿日: 2024.06.06
powered by ブクログまずいきなり札幌に飛んでてびっくり。 死んじゃう話があって、いつかとか明日とかまたって何気なくいうけど、そんな当たり前当たり前じゃないんだよなって思う。普段そんなこと思うことないから尚更。そのとき思ったことはそのとき伝えないと。冷静さと素直さ謙虚
1投稿日: 2024.05.31
powered by ブクログ今回は「フニクリフニクラ」ではなく、北海道函館てある「ドナドナ」が舞台。 『コーヒーが冷めないうちに』のシリーズ第3弾。 ドナドナの店主が不在の間、フニクリフニクラの時田流らが函館にやって来て営業をする。――― 第2弾の「この嘘がバレないうちに」を読了してから少し間を開けて読んだので、新鮮な気持ちで読めました(*´˘`*) 過去に戻れたら……未来が変わらなくても、伝えたいこと。自己満ではあっても、伝えたほうも伝えられたほうも心が温かく穏やかな気持ちで別れられたのは確か。 現実にこんなタイムリープはできるはずないから、その日その日で大事に過ごさなきゃいけないね。と。 言わなきゃ伝わらないことたくさんあるしね。
2投稿日: 2024.05.24
powered by ブクログどの話も感動した。私も『もし、明日、世界が終わるとしたら?100の質問』を読んでみたいと思った。 特に印象的だったのは第4話だ。菜々子が亡くなる結末は予想していなかったので驚いた。しかし、両片思いだった2人だが、玲司が思いを伝えることが出来て良かった。人は必ず幸せになるために生まれてきているというユカリの言葉が心に残った。
2投稿日: 2024.05.15
powered by ブクログ東京の喫茶店「フニクリフニクラ」だけじゃなく、北海道 函館市にも時間を移動できる喫茶店「ドナドナ」があった。そこにいる幽霊は黒服の老紳士。海外に出かけているオーナーの時田ユカリがところどころに重要人物であるところも気になる。4話目が一番衝撃的だった。
1投稿日: 2024.04.07
powered by ブクログ「もし、明日、世界が終わるとしたら」この問いかけを見たとき、世界が終わる=地球が爆発するとかそういう次元の何かかと何故だか想像してしまう自分がいた。が、この本を読み進めていくうちに捉え方が変化していったように思います。自分も、その周りも、この世界も、永遠なんてなく明日終わりがくる今日はいつの日か必ずやってくる。今日という日の尊さが胸に押し寄せてきて苦しくもあり、大切にしたいと心に留めておきたいなとも思える作品でした。
5投稿日: 2024.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ『コーヒーが冷めないうちに』の三作目です。 もし過去に戻ることができるのなら、誰に会いたいと望むのか、そしてどんなことを伝えたいと思うのか、改めて考えさせられる一冊でした。 今作は、いずれにしても『人の死』に関係するお話でした。 幼い頃に死んでしまった親。 成功をずっと望んでくれていた妻。 大好きな妹。 もう会えない幼馴染以上の大切な人。 舞台は前作までの東京の『フニクリフニクラ』ではなく、函館の喫茶店へと変わっていますが、過去に戻ったり、時には未来に行ったりしながら進む物語の雰囲気は同様です。 今作では、どのお話にも『もしも世界が明日終わるとしたら…100の質問』という本の質問が何度も出てきます。なかなかつらい状況設定が提示されて、明日世界が終わってしまうならどちらの選択をするか、という二択が質問されるものです。 その質問について、初めは何気なく「ああ、そんな質問集みたいなものが流行っている時期があったな」などと私も感じていたのですが、今作の話を読み進めていくうちに、それは本当に『もしも』の話なんだろうか、と思うようになりました。 人は、いつ、どこで、どのように死ぬのかなんて、選べない。それなら、『明日世界が終わるとしたら』は、『もしも』じゃなくて本当に『明日』のことなのかもしれない。そう思ってみれば、確かに人生は選択の連続で、戻ることのできない二択もしくはもっと多くの選択肢から一つを選ぶことの繰り返しなのだと改めて気付かされました。 誰でも、『明日世界が終わる』ことを知って死んでいけるわけじゃない。明日終わるのは、私の世界かもしれない。それなら、私は『今日』何を選択したらいいのか。 本文で展開する物語と相まって、軽やかな文章の裏にあるのは重たいテーマだったように思います。 過去は、変わらない。 現実も、変わらない。 でも、未来は。 まだ来ていない未来は、気持ち一つで変えることができるのかもしれない。 前作以上にそんなことを感じさせてくれる一冊でした。 まだシリーズの続刊があるようなので、続きを読むのを楽しみにしています。
3投稿日: 2024.02.29
powered by ブクログ大好きなシリーズ3作目。 伝える相手がいるうちに、大切な言葉を伝えたい。 「ばかやろう」が言えなかった娘の話 「幸せか?」と聞けなかった芸人の話 「ごめん」が言えなかった妹の話 「好きだ」と言えなかった青年の話
1投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ大切な人が死んでしまったら? 自分を残した相手を恨む、後を追おうとする、自分の幸せを手放す。 このように人の死自体が不幸な原因になってはいけない。 なぜなら、死なない人はいないから。死が人の不幸の原因であるとしたら、人はみな不幸になるために生まれたことになる。そんなことはない、人は必ず幸せになるために生まれてきたのだから。 また私たちはタイムトラベルをできるわけではないので、今を生きる相手にリアルタイムで自分の気持ちを伝えておく必要があると思った。明日世界が終わるとしたら、自分はどんな行動を起こすだろう。 死に対してどのように向き合うかのきっかけをくれた本でした。
3投稿日: 2024.02.10
powered by ブクログコーヒーが冷めないうちに、の続編。 一つ一つの話が読みやすく、胸に迫る。改めて自分の生き方についても考えさせられた。
2投稿日: 2024.01.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第三弾。娘、芸人、妹、青年の話。言えなかったことを言いに過去に戻る人たちの話。「人の死自体が人の不幸の原因になってはいけない。死なない人はいないから。人は必ず幸せになるために生まれてきている」by時田ユカリ。「もし明日世界が終わるとしたら?100の質問」の著者。優しいお話。
1投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログ涙なしでは読めなかった〜! このシリーズ本当に大好き♡ 今回は言いたいことが言えなかったから 過去に戻るお話! 言っても現実は変わらないが、、、 気持ちは変わる、、、。 奥が深すぎる!!! 1日1日を大切にしたいと思った。 『人の死自体が、人の不幸の原因に なってはいけない。なぜなら、 死なない人はいないからだ。 死が人の不幸の原因であるならば、 人は皆不幸になるために生まれて きたことになる。 そんなことは決してない。 人は必ず幸せになるために 生まれてきているのだから……』
1投稿日: 2023.12.10
powered by ブクログあまり考えずにサクサクと読み進められて一日で読了することが出来た。捻りのない内容は、王道の展開なため、難しい本の合間に娯楽としてストレスなく読める本であった。
13投稿日: 2023.11.10
powered by ブクログ最後の文章がとても良かった。 人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。 なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。 確かにその通りで、別れは寂しいものだけれど 不幸と思うのはやめようと思った。
32投稿日: 2023.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても多くの人が亡くなるが、人が亡くなることは当たり前で、そのことで不幸になってはいけないということが最後に書いてあった。
6投稿日: 2023.07.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「コーヒーが冷めないうちに」シリーズの3作目。どれも同じような話なのでややマンネリ感はありますが、1作目でなぜ流さんが函館に居たのかに対する回答があったのは良かったかな。…ただ、その理由自体はややキレイごと過ぎる感はあったけど^^;。 4話目が良かったけど、違う展開だった方が良かったなと思ったり思わなかったり…。
2投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログシリーズ3作目。場所が函館に移ったもののお店のメンバーが変わらないので最初はなんで?東京のお店は?と知りたい情報が多すぎましたが、その辺の問題がわかってくるに従い物語に集中できました。話だけで実際出てこない新たな登場人物(ユカリさん)にも興味津々でした。
7投稿日: 2023.05.31
powered by ブクログシリーズ第3作。北海道に舞台がうつってます。 シリーズを通して似ているので、若干飽きてきた感は否めません。いいお話ではありますが。
4投稿日: 2023.05.31
powered by ブクログ「コーヒーが冷めないうちに」に初めて登場するルールなどが各短編の際にも書かれていたり、各短編のストーリーラインが似ている事が多く、少しつまらないと感じた。また、登場人物も多く混乱する場面が多々あった。ただ、人生のヒントになるようなフレーズが前の2冊より多かったように感じたのは良かった。
1投稿日: 2023.05.24
powered by ブクログシリーズ3作目。 今回の舞台は北海道の喫茶店「ドナドナ」。 幸の愛読書「もし、明日、世界が終わるとしたら?100の質問」が、いいスパイスとなって物語を展開させていく。 「人は必ず幸せになるために生まれてくる」 そうであって欲しいなと思う。 そのことを忘れそうになった時、「ドナドナ」のようは場所が救いになりのだろうと思った。
13投稿日: 2023.05.20
powered by ブクログ過去に未来に、そして死の意味は びっくりした。たぶん前作「コーヒーが冷めないうちに」も読んだはず。実はほぼ記憶ないんだが。 でも、本作は(あとから忘れるかもしれないけど)少なくとも最終話最後の数ページの超想定外のインパクトが強烈過ぎて、余韻がじんじんと残ってしまった。え?え?って感じ。 死が人の不幸の原因になってはならないという作者の言葉、肝に銘じます。今はまだ限定的にしか受け入れられないけれど。 追伸 作者さんは茨木の人なんだな。なんか親近感湧くな。で、過去作読んでなかった。これを機会に読んでみよう。本作を手にとったのも偶然乱読だから、読書って楽しいな。
4投稿日: 2023.05.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「コーヒーが…」シリーズ3作目です。三部作の集大成ということもあってなかなか読み応えがありました。しかし、結末は少し悲しいものでしたね。
2投稿日: 2023.05.14
powered by ブクログ「好きだ」と言えなかった青年の話 泣けました コーヒーが冷めないうちには 読み直すたび泣けます 起きた過去は変えられないけど 未来は変えることができる 起きた現実は切ないけど変えられない、 気持ちだけ 少し変えられるかもしれない
3投稿日: 2023.05.07
powered by ブクログ設定は大きくは変わらないけど、喫茶に姉妹店があったなんてね。 場所は変われど気持ちを伝えるために皆、時空をとぶ。3冊目となると、こんな喫茶がホントにあるのではないかという気すらしてくる。 馴染みの客人がふらっと立ち寄るさまが、自然でいい。
0投稿日: 2023.05.06
powered by ブクログ人はいつ死ぬかわからない。死について考えさせられる本。 日常の日々で、いつか死と向き合う時が来ると改めて考えさせられた。 個人的に最後の青年の話が良かったと思います。 伝えたいことは、ハッキリ言わないとだめだなって思う。なかなか言えないだろうけど・・・ 「100の質問」って本はかなり気になります。 どれだけ、しょっぱいのだろうか・・・
2投稿日: 2023.05.05
powered by ブクログ舞台は何故か函館の喫茶ドナドナ。でも、フニクリフニクラと同じタイプの店で、同じルールで時間移動を望むお客さまが訪れます。全編に登場する本「もし、明日、世界が終わるとしたら? 一〇〇の質問」が、悩む背中を押してくれて、「自分を置いていきなり死んだ大切な人を幸せにすることができる。自分が幸せになることによって。」と教えてくれました。
4投稿日: 2023.05.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
久しぶりに読んだ作品だったけど変わらず面白い。 最後怒涛で、もう何が何だか… 詰め込みすぎ感は否めないと思ってしまって! でも好き。すいすい読める作品でいいと思いました!
0投稿日: 2023.04.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ3作目、2018年9月出版。 このシリーズはいいですね、やっぱり大好きです。なんとも言えない読後感が本作にもありました。 絶妙な展開で舞台は函館「喫茶ドナドナ」に。新たな個性的な登場人物も増え、停電のシーンを紙面を暗転させるという演出などとても楽しませてもらいました。強いて言うなら、悲しい死が多すぎたかな。 素敵な文章もたくさんありましたが、特に心に残った以下の2つをメモとして。 夢に向かってがんばる人には、自分が一番大事にしているものを贈ってあげるといいんだって。夢に向かってがんばる人は、必ず、がんばれない時がくるから。つらくて、苦しくて、夢と現実を天秤にかけて、選択する時がくるから。その時にね、一番大事なものをもらった人は、もうすこしだけがんばれるんだって。結局、一人じゃないって気づくんだって。応援されていることに勇気をもらうんだって。(時田幸) 私は思う。人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから……(『一〇〇〇の質問』あとがき) 『一〇〇〇の質問』はぜひ読んでみたい、出版希望で。
1投稿日: 2023.03.25
powered by ブクログシリーズ3作目。2作目から時間を空けずに読んだが、ユカリさんという新しい人物が時田家に登場し、舞台が函館に移った事もあり、新鮮だった。どれも心温まる話ではあるが、死別というテーマが常にあり、少し悲しい感じも受ける。
1投稿日: 2023.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今回も良かったー なんと舞台は函館!読み始めた時は、今がいつでどーなるんやと思ったけど、すんなり読めた。 相変わらず素敵な喫茶店でコーヒーを飲みながら読みたくなる本。 最後の話、玲司と菜々子の話が印象的。 よくある青春系の恋愛モノ系って嫌いやけど、ハッピーエンドかと思ったら菜々子が死んでしまってそれでも玲司は夢を叶えてという映画によくありそーな内容やったけど、なんか印象に残った。
2投稿日: 2023.02.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今回はちょっと死にすぎな気がする。 死別した人に会いたいからここに人が集まるのなら分かるけど、元々この喫茶店の常連さんが大切な人を亡くし過ぎ。
0投稿日: 2023.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前作では倉田くんの言葉に惹かれたけど、今回もユカリさんの言葉が印象的だった。 いつかこの考え方に救われる気がする。 「人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから…」 それと、世津子ちゃんのセリフも記録。愛です。 「私は死んでも、ゲンちゃんが活躍すれば嬉しいし、とっても幸せなの。死んだ私を幸せにできるのはゲンちゃんだけだからね?」 「私は、私の人生全部でゲンちゃんのこと愛してる」
4投稿日: 2023.01.30
powered by ブクログ評価が低いのは3冊をセットで読んだから疲れたせいもあるかも知れない。でも、人の死であなたは不幸になってはいけないというメッセージが込められていて、そう思うように生きていく決心をするためのシリーズ本。
0投稿日: 2022.11.10
powered by ブクログ今回もすごいよかった、、、 ゆかりさんすごいよほんとに。読んでるとほんとに前向きになれるし、今を大切に生きようって思える! 最近ストレスで大切な人に後悔するようなことばかり言っちゃうからちゃんとしようと思った。 次の作品も楽しみ!
1投稿日: 2022.11.06
powered by ブクログフニクリフニクラのこじんまりした喫茶店の雰囲気も好きでしたが、北海道のドナドナも素敵でした。 『コーヒーが冷めないうちに』の電話の裏側が見られたし、新キャラクターたちが相変わらず優しい人たちで、安心して読めるシリーズです。 作中作の「100の質問」、実際に読んでみたいです。
3投稿日: 2022.09.14
powered by ブクログ約半年ぶりにコーヒーが冷めないうちにシリーズを読んだ。相変わらず時々涙を誘うストーリーであり感動した。ただ最後の場面で玲司が過去に戻り菜々子に告白したとき、無事手術が成功して一緒に暮らすことを予想していたのだが、まさかの菜々子が死んでしまいとてもショックだった。そのため後味がスッキリしなく星4とした。また舞台が全て函館であり、情景をイメージしながら読めたのは面白く、ここまで函館を舞台にした小説は初めてだった。
0投稿日: 2022.08.22
powered by ブクログ『コーヒーが冷めないうちに』の第3弾、今作は函館の喫茶店「ドナドナ」‥ここでも「フニクリフニクラ」のようにルールを納得した上で臨んだ時間に、短時間ではあるけど行ける‥読み終えてみて、特に第4話‥切なくなりました!スムーズに読めるのですが、私は皆さんが仰るようには泣けませんでした。人は必ず幸せになるために生まれてくる‥心に残りました!
5投稿日: 2022.07.23
powered by ブクログ続編が読みたくなって。 あいかわらず、過去に戻るためのルールがめんどくさい。 だからこそ人間ドラマに深みが増す。 ラスト2行がたまんない。 では、「コーヒーが冷めないうちに‥」
1投稿日: 2022.05.29
powered by ブクログ久しぶりにシリーズの続きを読んだ。 読んでいるうちに以前の話を思い出しながら。 心が温かくなる話だったと思っていたけど、今回の話は読んでいて辛くなる話もある。過去に戻れても現在は変わらないルールは実際には行った人の気持ち行動を変えている。ただ、亡くなった人の現在は変えられないのだけれど。会いたいと思う人に会えたら自分は何を話すのだろうとこの本を読むと思い浮かべる。
13投稿日: 2022.05.24
powered by ブクログ人の心は見えない 相手はなんとも思っていなくても、相手の気持ちを勝手に想像して言い出せないことがある いつか言おう・言えたらいいなと思っていたとしても、明日が来るかどうなんて誰にもわからない 当たり前の日常が、いかに大切で、大事な人がそばにいることがどれだけ幸せなことなのか 言おう そう思った時・そう感じた時 想いは伝えよう そんなことを考える本でした
2投稿日: 2022.05.19
powered by ブクログ過去に戻れる喫茶店のシリーズの本を、この本で初めて読んだが、凄く面白くて引き込まれた 是非、このシリーズの別の本も読もうと思った
0投稿日: 2022.05.15
powered by ブクログてきとうに読みすぎたのか話の流れを追えなくなってきてる気がする。けど容姿はわかるかな。伝えたいことは伝えないといけないよね。
0投稿日: 2022.05.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本作は舞台が東京から函館のカフェに移ります。 函館山の中腹に位置しており、夜は漁火や紅葉のライトアップがみえたり、季節によって違う顔を見せるので物語に奥行きが出ているように感じ、函館編とてもよかったです。(北海道行きたい欲も高まります) なぜ未来の流と数は北海道にいるのか?という前作の疑問も解けてすっきり。 前二作ではあまり驚きという展開はないように感じが、今回は意表をつく展開の所もあり。 自分的には三作目が一番ウルウルでき、楽しく読めました。
1投稿日: 2022.04.14
powered by ブクログ過去に戻っても未来はかわらない。でも過去に戻ることで後悔な想いを吐いてくることで。 これからの自分の人生が好転していく。人生一度きり。
1投稿日: 2022.04.07
powered by ブクログ読みおわった日付:2022.4.5 ~本の内容に関すること~ ■本の要点 函館の喫茶店ドナドナには、東京の喫茶店フニクリフニクラのように幽霊がいて、その席に座った人はたくさんのルールに縛られながらもタイムトラベルができる。 大切な人を亡くした人々の思い出とこれからの話。 ■感想、意見 ユカリさんがカッコいい。 「人はいずれ死ぬ。残された人は、死に囚われるよりも、その大切な人の想いや愛を糧に幸せに生きていこう」というようなメッセージを受け取った気がする。 きっと身近な人だけじゃない。ペットもそうだ。 自分の幸せを作っていこうと思った。 ■調べたいこと 函館の名所 ■本を読むことになったきっかけ コーヒーが冷めないうちに、のシリーズを読みたいと思っていたから。 ■本の中で気になった言葉 「私は、私の人生全部でゲンちゃんのこと愛してる」 ■所要時間 2.5時間
0投稿日: 2022.04.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
舞台は大好きな函館!!毎年旅行に行っていたのに最近はなかなか行けず…行きたくて悶々としてたのでこの小説読むのが楽しくてたまらない!函館山や五稜郭タワーからの景色、ラッキーピエロ、ベイエリア…大好きなものたちが次々と思い浮かんでとにかく楽しかった!ちょっと違った楽しみ方もできちゃってなんだかお得!(笑) ものがたり自体もこのシリーズの中で1番好きだと思った。他作品に比べると故人とのエピソードが多いけど、よくある御涙頂戴話ではないのがいい。タイトルともかなりマッチしている。 私は第四話が1番好き。こんなに読了後の満足感が高いのは久しぶりのような気がする。まさかこの本通して出てくるある本の著者がこの方だったとは。ほぉぉ…。と思わず声が出てしまう。 俺の嫁になる!のシーンもかなり好き。 やはりこのシリーズで1番好きな作品。
1投稿日: 2022.04.05
powered by ブクログ「コーヒーが冷めないうちに」シリーズの第三作。第二作の数年後を描いた作品であり、舞台は喫茶店「フニクリフニクラ」から、時田流の母親が経営する函館になる「ドナドナ」に移っている。とはいえコンセプトは同じ設定なので、あまり函館を意識することはない。 過去の作品と同様に四話からなる短編構成であるが、時田家にまつわる話も少しずつ散りばめられており、時田家の過去がさらに明らかになっていく。
1投稿日: 2022.03.26
powered by ブクログ『コーヒーがさめないうちに』シリーズ第3弾 今回の舞台は函館にある喫茶店「ドナドナ」 「フニクリフニクラ」と同じように ”その席”に座ると、望んだどおりの時間に戻れる。 「フニクリフニクラ」は唯一ではなかったんだ… と思うと、いつものようには気持ちが入り込めなかったが それでも、読み進めるうちに あぁ、やっぱり好きだわ、と思う。 そして、最後の1ページで じーーーーん。 この1ページで やっぱり第4弾も読みたいと思ってしまった。
5投稿日: 2022.03.23
powered by ブクログ「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ3作目 今回の舞台は函館にある「喫茶ドナドナ」 東京にある時間を移動できる喫茶店「フニクリフニクラ」と同じように ここにも時間を飛び越えることができる不思議な都市伝説があった 今回もいろいろな理由で「コーヒーが冷めるまでの」短い時間だが、時空を超えて会いたい人に会いに行く。 喫茶店らしく、登場人物たちの常連客感が感じられ 1作目→4作目→3作目とイレギュラーな順番で手に取った私は慣れるまでに 少し居心地が悪く、登場人物たちの人となりを理解できるまでに時間がかかってしまった。 やっぱり シリーズものはちゃんと順番に読んだ方がいいですね。 まっ そんなところを除けば、時空移動をする人たちはそれぞれなので、1話完結で読みやすい。 今回は本自体にも素敵な仕掛けがあるので 最後まで飽きずに読むことができた。 いろいろと騒がしい日常が続く いま 本の世界に心をたゆませるのもいいですよ。
1投稿日: 2022.03.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「夢に向かってがんばる人には、自分が一番大事にしているものを贈ってあげるといいんだって。夢に向かってがんばる人は、必ず、がんばれない時がくるから。 つらくて、苦しくて、夢と現実を天秤にかけて、選択する時がくるから。その時にね、一番大事なものをもらった人は、 もうすこしだけがんばれるんだって。結局、一人じゃないって気づくんだって。 応援されてることに勇気をもらうんだって。」(P.379〜P.380) 「人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから・・・・・・」(P.382)
1投稿日: 2022.02.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちょっと亡くなる人の話が多すぎて悲しい気持ちになりました。 特に最終話はなんだか救われない気持ちに…。 もともと物悲しいニュアンスのある作風ですが 今作は特に強く感じました
1投稿日: 2022.02.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
夢に向かってがんばる人には、自分が一番大事にしているものを贈ってあげるといいんだって。夢に向かってがんばる人は、必ず、がんばれない時がくるから。つらくて、苦しくて、夢と現実を天秤にかけて、選択する時がくるから。その時にね、一番大事なものをもらった人は、もうすこしだけがんばれるんだって。結局、一人じゃないって気づくんだって。応援されてることに勇気をもらうんだって。 人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから…
1投稿日: 2022.02.08
powered by ブクログ前作、前々作から続けて読んでいます。他の方が言われているようにパターン化といえばそうかもしれませんが、どの回も自分がこの立場だったら…と考えてやっぱり心を動かされてしまいます。第4段も読みたいなと思いました。
8投稿日: 2022.02.01
powered by ブクログ昨年、書店でシリーズ第4弾の「さよならも言えないうちに」を見つけたのだが、第3弾である本書が既に出版されていたことに気が付いた。もう第2弾の「この噓がばれないうちに」で終わり、2番煎じじゃもう終わりだろうと高を括っていた。近所の書店を巡りに巡ってようやく見つけた。初版だった、あまり売れていないのかな。 4つの話で構成されているが、第1話がちょっと長すぎて、第4話があまりにも短すぎた。準主役の玲司が主役であるだけに、もう少し細やかな描写、更なる心の葛藤、後日談の更なる展開等が進んでいれば、それだけで作品価値が高まり、もしかしたら映画第2弾も夢ではなかったはず。残酷さを深堀する表現は読者へのダメージを加速させるが、今回の様に逆に表現をあっさりし過ぎると肩透かし感が増してしまうのでバランスは本当に大事。 近日中には第4弾を読む予定ではあるが、ここで示した課題が克服されていることを望む。
1投稿日: 2022.01.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ページの一部が黒で白文字のページがあり、なぜだろうと思っていたら、 停電中の会話を表している。なかなか考えた方法と感心した。 例のごとく4話からなる、過去・未来へ移動しての会話からなっている。 しかしまぁ、この主人公である時田家の家系図がわからずらい。 本文とは、あまり関係ないのですが・・・
0投稿日: 2022.01.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
時系列でいうと、1冊目の時点から15年後の2030年で、今より未来になってしまった。そして舞台も函館となる。設定は同じだが、行動することで変わると後押ししている。第1巻目の計の未来行のはなしの回収 特に第1話が秀逸。なるほどそう来たかと意外な展開。いい加減なゆかりさんの深慮策謀とうまくかみ合っている。順番が逆だったら悲惨。 100の質問が小道具として使われる。そういう本が出版されているかと思えば、著者はゆかりさんであった。でも、発行したら売れそう。究極の決断を迫られて、気づかなかった心理に気づく。 函館のついてよく調査していて、街並みの様子など作者が函館出身かと思ったほどの函館愛にあふれている。さりげなく、フニクラの常連の二美子も両親は函館。作者にとって縁のある場所か?
1投稿日: 2022.01.15
powered by ブクログ死を題材にした作品。シリーズもの。 まず本書から読み始めたのだが、映画『コーヒーが冷めないうちに』はみていたので、話はある程度把握ずみ。 小説物語よりも著者の思想が少し前にでていた印象。死をどう捉えるかにこだわっているようにみえてしまった。
0投稿日: 2022.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前回までの話の方が私は好きでしたが、最後の話が良かったです。 菜々子さん亡くならないと思ったのにな。亡くならないで、怜司君と幸せになる未来を想像していただけに、残念な気持ちになりました。 あとユカリさんが怜司君に説明していた所を読んで、現実は変わらないけれど、気持ちが変わることで変わることがあるというこの本の主旨が、分かりやすく伝わってきました。確かに気持ちが変わることで、頑張れたり勇気を貰えることってあるよなと思いました。 「もし明日世界が変わるとしたら」でもあるように、人生何があるか分からなく、もしかしたら急に大切な人が亡くなってしまったり、遠くに行ってしまうこともあるかもしれない。だからこそ、周りにいる人を大切にしようと改めて思わされました。 「私は思う。人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから……」
3投稿日: 2022.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今回は亡くなった(亡くなる)人に会いに行くお話。 前向きに生きるように、変わっていきますが、 どれを読んでも泣けます。 最後の後書きで、救われた感じがしました。
2投稿日: 2021.10.31
powered by ブクログ3作目。楽しみに読む。が、人が亡くなりすぎて、病気ってわかったら、もう助からん気配がしてしまう。死ぬ前提で読み進めてしまう。
0投稿日: 2021.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
好きなシリーズです。 ・「ばかやろう」が言えなかった娘の話 ・「幸せか?」と聞けなかった芸人の話 ・「ごめん」が言えなかった妹の話 ・「好きだ」と言えなかった青年の話 どの話もしんみりとさせられて、でも心が温かくなるのがいい。 ただ、病気で亡くなる人がちょっと多いなぁとは思います。 菜々子ちゃんは治っても良かったのでは?
1投稿日: 2021.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
時空を移動する「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ第三弾。 舞台は神保町ではなく、函館の姉妹店のような場所に移動。 本作も前作と同じようなテーマである。引用すると 「私は思う。人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから……」
1投稿日: 2021.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2回目。最後の話、嘘でも「嫁になってる!」って言ってくれるの本当いい。 100の質問、私もしてみたいなあ。毎日を、後悔しないように生きる。大好きな人には、大好きを伝える。
0投稿日: 2021.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
三部作の中で一番好きだなぁ!今回も亡くなった人に会いに過去に行くのだが、過去にも未来にも行くができることを知ってる人に会いに行くって、少し残酷な気もした(*´-`)(未来から自分に会いにきたってことは、自分じゃ亡くなるってこと!?)って絶対に気づくはず!!それでも、登場人物たちは、いつも通り明るく振る舞って、自分よりも相手の未来を祈っている。素敵な話だなぁ。自分だったら、取り乱すだろうな(*´Д`*) 最後の話は特に印象深かった。明日会えるとは限らない。明日伝えれるとは限らない。いつ誰が居なくなってもおかしくないのに、幸せな時はそれすら気付かない。失って気付くなんて辛すぎるけど、できる範囲で今を大切に生きようと思わせてくれた。
4投稿日: 2021.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
コーヒーが冷めないうちにの第三弾。一作目からのテーマは過去に戻れるが過去で何をしても今は変えられない。ただ、今の心の持ち方は変えることができて未来に向かって歩き出す。というもの。特に今作は4話とも、他人の死を不幸にしない。人間は必ず死ぬのだから、人の死は人を不幸にしてはいけない。自分の中に生きる故人を幸せにするため、自分は前向きに生きる。というもの。このテーマ自体は前作の4話目に触れられてたので、少し間延び感を覚える。もう一度、ここで強調しておいて、次に繋がっていって欲しいなと思う。またもう一つの時田家の謎も一作目は時間移動のルール。二作目は幽霊の正体と進んできたので今回は幽霊の過程がわかるのかなと期待していただけに進展なく少しがっかり。これが、最終に向かって伏線になっていくのかが気になる。
0投稿日: 2021.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の言葉がよかった! 人の死自体が不幸の原因になってはならない。んー、なるほど。 幸の夢に向かって頑張ってる人は必ず頑張れない時がくるというのも、本当にそうだと思った。 悲しい話が優しい話になる物語。 過去、未来に行って会った人が今後とも生きてる世界線もあったらいいなと思いました。 このシリーズは本当に優しい。
0投稿日: 2021.09.14
powered by ブクログシリーズ第3弾。喫茶店の名前が違うぞと思ったら、函館にも過去に帰れる喫茶店「ドナドナ」があるようで、今回はそこが舞台。個人的には今までので一番良かったかも。
0投稿日: 2021.08.23
powered by ブクログ待て待て待て!関連する人間にそんなボコボコと難病にかかる人が出てくることないって!!過去や未来に行ける以前にそっちが不自然やって!!
0投稿日: 2021.07.31
powered by ブクログとにかく素敵な本。 最後の章は涙が溢れました。 このシリーズの登場人物に悪い人はいないし、読んだ後は心が浄化されて前向いて生きていこうと思えます。 コーヒー飲みたいな。(笑)
1投稿日: 2021.07.16
powered by ブクログ今回は函館編。数の娘「幸」ちゃんがかわいい!気の置ける場所って大切だなとおもった。そんな場所になれる人になりたいな。
0投稿日: 2021.06.08
