かつての自分のように、家の前でうろうろする存在が。 それで納得するなら、さっさと聞きにくれば 終わったのでは？　と思いますが。 本人（？）にとって、それは勇気がいる事でしょうし。 ちっちゃくごたごたが続いて さらに友人だと思っていたのは…ですし 踏んだり蹴ったり、な高校生活になっているかも？ 結局は優しい世界になってはいますが ちょっとご都合主義っぽい気もします。

両親が海外に暮らす蒼真は結月という作家の屋敷に居候している。屋敷にはたくさんの妖怪が出入りしている。この生活に慣れてきた蒼真の高校生活最初の夏休みの出来事が描かれている。成長していく蒼真が微笑ましい。蒼真や妖怪達の活躍が面白い。この手の話にありがちな強引さもなく丁寧な描写、暖かい文章、迫力があるアクションシーンととても楽しめた。 続編を求む。