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スルタンと生け贄の花嫁
スルタンと生け贄の花嫁
ミシェル・コンダー、藤村華奈美/ハーレクイン
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    文句なしに面白かった!! ハーレクインの王道中の王道ストーリーながら、読み始めると、一挙に作品世界に引き込まれる。 ヒロインはとある砂漠の国の一部族長の娘。 彼女の父親は国王に深い怨恨を持っていて、そのために第二王子を誘拐してしまう。 囚われの王子を解放するために近付いた彼女と王子は、初対面ながら激しく惹かれ合うものを感じた-。 二人とも立場が立場だけに、その惹かれ合うもの-シンパシーを否定しようとします。 逃げた王子が逆にヒロインを連れ去って捕虜としたときから、二人の関係は逆転。 ヒロインは余計に彼に反発するも、娘の身柄の引き渡しを要求しに王宮に現れた父親が -娘の体面を傷つけた代償に、と結婚しろ。 と迫ったことから、契約結婚を余儀なくされるのだが、、、 暑さも忘れて灼熱の砂漠世界にハマりこむには、やはり王道物語がいちばん。 でも、それだけじゃなく、ちゃんとヒロインヒーローの心理描写もきめ細やかだった。 素敵なアラビアンナイトの物語り。

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    投稿日: 2018.07.25