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閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室
閻魔堂沙羅の推理奇譚 負け犬たちの密室
木元哉多/講談社
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総合評価

21件)
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    閻魔堂沙羅の推理奇譚シリーズの二作目。 一作目と比べて一話が長くなっている気がした。 一作目ともまた違ったテイストが味わえて面白かった。 またシリーズ物であるが故の面白さも相まって面白い。 自分には見えていないものも、他人からは色濃く見えるというのは誰にとっても同じなのだと改めて思った。 生き返りをかけた10分の沙羅との霊界推理ゲーム はしたくはないけど沙羅には会ってみたい。魅力的なキャラ。

    0
    投稿日: 2024.12.05
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    自分の死の真相を閻魔の娘沙羅の前で推理する。 シリーズ2作目。真相が明らかになることで、今までとは違う人間関係や他人の姿があらわになる。 そこからの展開でいつものパターンも提示するのが、シリーズ物ならではの面白さですよね。

    0
    投稿日: 2024.07.26
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     閻魔堂沙羅シリーズ第二弾。今回は仕事熱心だが暴力を辞さず息子にも暴力を振るって妻に離婚された刑事、探偵の皮を被ったゆすり屋、成功するための努力は惜しまないがそれ故に他者に対しても厳しい、というより当たりが強く、他者を慮る気持ちが皆無な会社社長の三人が「自分が死んだ事件」の推理ゲームに挑戦していく。三人とも「殺されるほどではないけど痛い目にあってもまぁ納得するよなぁ。(二人目はそうではなく悲劇的な最期を遂げても当然)」という感じで読み、前回よりも謎解きの難易度が上がっていて楽しく読めた。地獄の住人だからこそ説得力がある沙羅の話も魅力だと思った。

    0
    投稿日: 2024.05.08
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    冥界の推理ゲーム第二弾。 今回の挑戦者はなんか癖のある方々、誰が何の為に俺を殺したのか。 サブタイトル作を含む三編。 沙羅ちゃんが可愛く人生を説いてくれます。

    0
    投稿日: 2023.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2021/9/16 いままでずっとよみがえったらうまくいく人ばっかりだったので驚いた。 なかなかに後味悪くて慄いた。 このシリーズの私の楽しみは生き返った後どうなるかなんだなと思った。 謎解き苦手なのでね。

    2
    投稿日: 2021.09.17
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    短編が3つ。 2本目は結果が個人的に好みではなかった。他のストーリーは死んで生き返ることで過去の行いを振り返り反省していく場面があり、そこが良かったが、このストーリーはそれが無かった。確かに悪人ではあったが、仕打ちとしてはそこまでする必要があったとは思えなかった。嘘をついたことが原因かなと一瞬考えたが、そこに関する描写もなく裁かれたので関係なさそうだった。 基本的には面白かった。謎解きもふわっと予想できるものがあるが、細かい部分まで詰めることができるほどは浅くないため楽しんで読める。 それにこれを読むことで、生まれ変わった気持ちで生きていくことの重要性を考えさせられる。実際に死んで、そのことを忘れた状態でも、自分の行いを反省して人生をやり直していくことに力をもらえる。 自分も今がその瞬間だと思えば、行動できるはず。

    0
    投稿日: 2021.05.16
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     閻魔堂シリーズの第2段。閻魔大王の代わりに死者を裁く娘の沙羅ちゃん。裁かれる死者は色々な年齢、職業、性格な人達ばかり。でもどの人も好きになれるのですが、今回どうしても好きなれない人が登場しました。そんな人はどんな結末になるのかなと思っていたら、なるほど、これは怖い。  基本的にハッピーエンドが好きな私にとって、この作品はとても好きです。読み終わった後のスッキリ感が好きです。作中は散々ヤキモキさせられますが。。。

    0
    投稿日: 2021.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【収録作品】第1話 武部建二 43歳 刑事 死因・刺殺/第2話 池谷修 30歳 ゆすり屋 死因?/第3話 浦田俊矢 34歳 会社社長 死因・撲殺

    0
    投稿日: 2021.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    と2はドラマで観たものだった。3の殺人者を隠す仲間たち。それ本当に仲間かな。ただの喧嘩でかばうのはいいとして、殺人でしょ?その場では逮捕されなくて良かった、て思うかもしれないけど、人一人殺したことには変わりはないのよ。被害者の身内の人が悲しんでいるのを見て、そのままでまいられるの?ずっとそのことを背負って生きて、何も無かったことには出来ないのに。ときを戻して救われたのは浦田だけじゃなく、犯人と仲間達もだよ。

    0
    投稿日: 2020.12.23
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    二作目にして難易度アップ! 犯人当てのみならず、死因当てとか密室トリック当てとかにバリエーションも増えています。そして、無事に生き返りを果たした彼らの人生がそのあとどうなるのかも読みどころ。 しかしそれにしても、第2話の恐ろしいこと。まあまったく同情はできないので、ある意味すっきりする話と言えるかもしれませんが。ついに気になるあの人(笑)も登場です。やはりとんでもない存在ですね。 一番難しかったのは第3話。ロジックなら時間はかかっても考えれば解ける気がしますが。トリックはやはり難しいなあ。ヒント貰ってもこれは解けなかった……! 犯人を二択まで絞るのが精一杯でした。生き返れない(苦笑)。

    0
    投稿日: 2020.11.19
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    「閻魔堂へようこそ」。閻魔大王の娘・沙羅を名乗る美少女は浦田に語りかける。元甲子園投手の彼は、別荘内で何者かにボトルシップで撲殺され、現場は密室化、犯人はいまだ不明だという。容疑者はかつて甲子園で共に戦ったが、今はうだつのあがらない負け犬たち。誰が俺を殺した? 犯人を指摘できなければ地獄行き!? 浦田は現世への蘇りを賭けた霊界の推理ゲームへ挑む!

    1
    投稿日: 2020.09.03
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    閻魔堂沙羅シリーズの第二弾。 被害者が地獄の入り口の閻魔堂で自分が誰に殺されたのかを推理するパターンは、基本的には前作と同じ。ただ、前作の4話収録が3話収録になり、長くなった分で被害者の生前の生き様が深く描かれていて、より小説らしくなっている(前作はクイズみたいな感じがあった)。 シリーズはこれ以降も続き、現在4巻出ているが、デビュー作が売れたから続刊したのだとしても刊行のペースが異様に速すぎないか? そこが一番のミステリーに思える。

    0
    投稿日: 2019.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全部で3篇併録されている。 内容としては、中編小説と云ったところだろうか。 今回は、沙羅自身から推理を解くためのヒントが提示される。ただし、提示された理由は結末を見れば分かるだろう。 運命は、そう簡単には切り返しできない。善行を働けば、悪事を働けば、それに応じた返しがくると感じる。

    0
    投稿日: 2019.01.29
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    第2弾。第1章は予測しやすい内容で少し拍子抜け。全て前作と同じ調子で進むかと思いきや、第2,3章は変化球あり、楽しめた。

    0
    投稿日: 2018.11.08
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    第2話は結末が読めず、いつものパターンで終わってしまってよいのか、それ以外ならどんな結末があるのか?と最後まで目が離せない。被害者が犯人の立場に立って推理するというのが斬新。「友達をつくるために野球をやっているんじゃない」とか「結果が出なければ意味がない」とか(上位の者が)「俺の言うとおりやればいいんだ」というスタンスとかはまたもや「はねバド!」とのリンク。

    0
    投稿日: 2018.09.02
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    同じようなパターンに陥るかなと思ったけど、2巻目も面白かった。ついに閻魔様が登場したけど、沙羅ちゃんと閻魔様の対決なんかも見られたらまた一興かもしれない。

    0
    投稿日: 2018.08.14
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    面白かった。中編三つ。      被害者による犯人当てゲーム。     人には色んな人生があって、色んな人がいて、色んな殺され方をする。    面白い。

    0
    投稿日: 2018.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

     『閻魔堂沙羅の推理奇譚』の続編である。前作に登場した4人は、概ね善人であり、こんな死は気の毒だと感じるだろう。「負け犬たちの密室」というサブタイトルがついた本作は、3人とも人間的に問題ありというのが対照的だ。  世の中に完璧な人間などいなければ、誰からも恨まれない人間もいないだろう。3人とも頭は切れて、仕事はできる。人を見る目はそれなりにあると、自身は考えていた点でも共通している。ところが…。  1人目、43歳の叩き上げ刑事。彼曰く、刑事には「毒」が必要。手荒な捜査法も厭わず、家族には逃げられた。当然、多くの逆恨みも買うだろうが…。彼を殺した犯人そのものは、薄々予想できるが、事件の構図には呆れてしまった。あまりにも浅慮すぎる。本作中、この刑事だけは同情の余地があるだろう。  2人目、30歳のゆすり屋。初めての犯罪者である。即刻地獄行きのはずが、沙羅は彼にもチャンスを与える。しかし、見た目は美少女でも、彼女は閻魔大王の娘なのだ。因果応報にして、自業自得。犯罪者としても大成できなかった男の悲哀。このシリーズの中でも、ビターな1編。その刑には、ちょっとだけ同情する。  3人目。34歳の会社社長。元プロ野球選手だった彼は、現役引退後はジム経営で成功を収めていた。勉強と努力を重ねて、ここまで来た自負がある。そんな結果にコミットする男が、かつてのチームメイトに向ける目は、冷ややかだ。  とはいえ、彼は仕事に厳しいだけで犯罪者ではない。富裕層と呼ばれる人たちは、このようにして地位を築いたのだろう。自分には真似できない、ストイックな生き方だ。しかし、人の上に立つことにより、見えなくなるものもあるのか。  3人中文句なしに「負け犬」なのは、ゆすり屋だろう。刑事は家庭生活でしくじったという点では「負け犬」か。社長は野球で「負け犬」になったことをばねにして生きてきた点で、他の2人とは異なる。彼なら再起できるに違いない。  それぞれの人間たちの生き様が訴えかけると同時に、推理の楽しみが味わえるこのシリーズには、さらなる続編を期待したい。次は、全員が犯罪者というパターンを読んでみたい気がする。

    1
    投稿日: 2018.06.07
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    いいシリーズになってきた。1話のボリュームもちょうどいいし、少し物足りないけど難易度もいい感じ。時折変化球を入れないと飽きるだろうけど、この感じで続けて欲しい。

    0
    投稿日: 2018.06.01
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    今作も面白かった。前作に比べたら毒っ気があったかな。一度死んで変わるもの変われないもの。全部お見通しなんだろね、閻魔様には。

    0
    投稿日: 2018.05.28
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    2018年61冊目。パターンが固定されてしまう縛りがある中で、アクセントを加えてきたのは良い試みだと思う。トリックに力を入れた作品もあったし、次作で更なる広がりを見せてくれるのかが楽しみ。

    0
    投稿日: 2018.05.27