
ゼニガタ 深夜0時の闇金居酒屋
辻森惺、永森裕二/竹書房
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総合評価
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powered by ブクログ辻森惺、永森裕二『ゼニガタ 深夜0時の闇金居酒屋』竹書房文庫。 ピカレスク映画脚本のノベライズ。 たまに映画のノベライズ小説を読むが、大概の場合はハズレが多いのだが、これは予想に反してなかなか面白い。 地方の寂れた港町の路地裏で、銭形富男と静香の兄弟が切り盛りする居酒屋『銭形』。 この居酒屋には秘密があり、深夜0時からトサンの違法な高金利で営業する闇金業に姿を変えるのだ。金を貸す相手を見極め、徹底的に取り立てる銭形兄弟。そこに元ボクサーの八雲が加わる。 頭脳派の兄・富男と肉体派の弟・静香という設定は、たなか亜希夫の『軍鶏』に登場した『どぶ組』にも似ている。 キャバ嬢に半グレ、ヤクザといったアウトローたちが一時の夢を見るために借金に手を染め、金の魔力に取り憑かれていく。 ところが、この銭形兄弟には意外な裏の姿があり…… 本体価格750円(古本375円) ★★★★★
6投稿日: 2022.04.04
