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総合評価

65件)
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    この本を読んで深く感銘を受けた部分を以下に記載します。一人でも自ら亡くなることの無い社会を願っています。 「自殺する人は真面目で優しい人です。真面目だから考え込んでしまって、深い悩みにはまり込んでしまうのです。感性が鋭くて、それゆえに生きづらい人です。生きづらいから世の中から身を引くという謙虚な人です。そういう人が少なくなっていくと、厚かましい人ばかりが残ってしまいます。(略)本当は生きづらさを感じている人こそ、社会にとって必要な人です。そういう人たちが感じている生きづらさの要因が少しずつ取り除かれていけば、社会は良くなります。(略)もしいまあなたが、自殺しようかどうしようか迷っているのでしたら、どうか死なないでください。そこまで自分を追い込んだらもう充分です。あなたはもう、それまでの自分とは違うのです。いまがどん底だと思えば、少々のことには耐えられます。そして生きていて良かったと思う日が必ず来ます。(略)みんな死なないでくださいね。生きていて良かったということはいっぱいあるんだから。」(352P~357Pを抜粋)

    10
    投稿日: 2025.06.22
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    7歳のときに母親が隣家の若い男性とダイナマイト心中した過去を持つ末井さんの、自殺をテーマにしたエッセイ。本屋で立ち読みして「何だこりゃ!?」と衝撃を受け、読んでみることにした。 親が自殺してしまった過去を抱えながら、まともに生きてこられた方なのかなと思って読み進めたが、わりと本人もまともじゃない笑。不倫、ギャンブル、3億の借金踏み倒しなど、なかなかロックな人生を歩んでおられる。著者本人は自殺を考えたことはなく、自殺をする人はみんな、(自分と違って)真面目で優しい人だと言う。 この本を読んでいると、世の中には本当にいろんな人がいて、かなりのレベルでどうしようもない人でも意外にしぶとく生き抜いていたりするんだなということがわかって、自殺しなきゃいけないほど深刻な状況なんてそうそうないなと思えた。 内容は、読んでいて気持ちのいい話ばかりではなく、正直胸糞の悪い話や、著者自身に対して憤りを禁じ得ない話もある。本の中では「すごい人」的な位置付けで登場してくる荒木経惟は、近年性加害の告発を受けているし、イエスの方舟の仙石氏だって、見る人によっては娘たちを洗脳した極悪人なわけで、モヤモヤする部分もある。 けれども、レールを外れたところ、一見道なんてなさそうなところにも、実はいろんな人たちが棲息していて、それぞれいろんな生き方があって、だから案外どうにでもなるんだって、悔しいけれど思えてしまったのはたしかで、死ぬかどうかの瀬戸際にいる人に必要なのは、もしかしたらこういう本なのかもしれないなと思った。

    1
    投稿日: 2025.05.14
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    母親が隣の家の息子とダイナマイト心中をしたという末井さんのショッキングな話から始まる。楽しく軽い感じで書かれているけれど相当ゲスいし重い内容。

    0
    投稿日: 2024.01.16
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    友人が数年前の2月に自殺しました。 鬱でした。 今でも友人のことを考えると「なぜ?」ということしか頭に浮かびません。 鬱なんだからと思ってもやはり「なぜ?」と涙が出ます。 母親がダイナマイト自殺した作者の末井さんが書いた「自殺」 とてもやさしい文章で書かれています。 色々な経験をしてきて、悲しさも苦しさも知った人が、自殺しようとする人を止まらせるために書いているやさしい文章だということが伝わります。 「誰かのためになる、誰かのことを真剣に思うことで、人は孤独ということから逃れられ、気持ちが豊かになるのかもしれません」 「人は自分のことしか考えないということが絶望だとしたら、人のことを真剣に考えることは希望です。だから世界は希望に溢れていると、僕は驚きながら思ったのです。」 印象に残っている文章です。 「なぜ?」の答えを見つけたくて選んだ「自殺」でした。 しかし友人は失ったけれど、「なぜ?」と友人のことを真剣に考えている私は孤独ではない。 そんなことを気づかせてくれた本でした。

    4
    投稿日: 2022.06.08
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    母親の自殺を機に自殺について書き始めた編集者の本。自殺をダメとは思っていない、もちろん死ぬよりは生きていた方がいいに決まっているが、しょうがない場合もある。競争社会で人を蹴落としてまで生きたくない、まじめな人・優しい人に対して、そんなことしちゃダメとは言えない。自殺者に向けた筆者のスタンスがとても共感できる。自殺について書くのは辛そうだが、殺伐としてなくてある種の明るさや清々しさもあって読みやすい。

    0
    投稿日: 2022.05.30
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    ここまで自分のことをさらけ出して書ける人ってなかなかいないと思う。 競馬の話とか、先物取引で失敗した話、浮気した話まで。 昔のことを細かくよく覚えているのも凄い。 自殺に関しては、秋田県の人々がNHK受信料の納付率が高く、人目を気にするタイプであることや、富士の樹海に来る人は仕事が休みの日にくることなど、興味深い指摘がありました。 他の著書も読んでみたいと思います。

    1
    投稿日: 2022.04.10
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    自殺をテーマにしたエッセイ。 著者自身の母親も自殺しているが、その自殺方法が特殊で、その特殊性をネタにしている。死ぬ人は死ぬ理由があるのだろうけど、残される方にもトラウマができるが、ネタにすることによって、母親にも、自身のトラウマにも成仏してもらうことができるようになるのかな。 すごく優しい文体で、前半部分は自殺について思うことを書いているのだが、その優しい文体とはうらはらに、著者の人でなしな部分も読めて面白かったですw 僕自身はまだ生きます。

    1
    投稿日: 2021.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自殺 著者 末井 昭 朝日出版社 2013年11月1日発行 タイトルはおどろおどろしいのですが、内容は、楽しく、かつ、真剣、真摯。著者は雑誌の名編集者。今月、朝日新聞のbe「逆風満帆」で取り上げられ、読んだばかりだったので、他の本を借りに行った時に図書館の受付の横に置いてあったこの本を借りました。 岡山の片田舎出身。家は貧しく、7歳の時、32歳の母親が隣家の10歳年下の男性とダイナマイトを抱いて爆死。つまり、心中。幼い著者。ショックである上、隣の若い男性を巻き込んだ犯罪者の家族として白い目で見られて暮らす。 高卒後、工員やキャバレーの看板書きなどを経て、エロ系出版社の設立に関与、やがて「写真時代」「パチンコ必勝ガイド」「パチスロ必勝ガイド」などのビッグヒットを飛ばし、名編集長となる。 しかし、そんな彼の成功談を語る本ではない。自身の歩みが半分、そして自殺に関わる人へのロングインタビューが半分、といったところ。そんな構成のエッセイ集。自殺を扱っていて、悲惨な話もたくさん出てくるのに、気持ちが軽くなり、元気づけられる本。高橋歩の著作のようなリズム感もある。 彼がなぜパチンコ必勝ガイドにたどり着いたのか。これがまた、普通なら自殺してしまいそうな体験があったからこそ。 編集者になってから、商品先物取引の営業マンを信じ、貴金属に投資。バブル真っ盛りの1987年に起きたブラックマンデーで株が暴落し、逆にチャンスだと借金して大幅に商品への投資を増やす。しかし、2日ほどで商品相場も暴落、1300万円が40万円に。 その後、農産物の先物に乗り換えるがもうからず。チンチロリンで勝った2000万円(すごい!)を粗糖(そとう)に全部つぎ込んだが失敗。そんな憂鬱な時に出逢ったのがパチンコ。毎日、通うようになる。会社に行くのも億劫だし、社会から落ちこぼれた気分になってパチンコをする。「こんなことしていていいのか」と思う。みんなパチンコをしている人は孤独であることに気づき、では孤独にさせないように雑誌を出そうと思いつく。 雑誌は当たったが、個人的には、その後、バブル末期に不動産で失敗し、3億年の借金。今もそれを抱える。返済期間は70年。到底、払いきれない額。 一方、自殺に関わる人へのインタビュー。この面々がなかなか。 両親が、人生でやるべきことはやったから、みたいな動機で自殺してしまった若い女性(両親を亡くしたのが17歳、インタビュー時20代半ば)。その語り口があっけらかんと衝撃的。 青木ヶ原樹海を歩く仕事をし、100体以上の死体を発見した作家・早野梓氏は、死体を捨てに来て、自殺をしている死体を発見して腰を抜かし、警察に駆け込んだヤクザの話などを披露。 自殺数日本一の秋田県で法医学をしている教授の口からも、大変に興味深い話が出てくる。 これを読むと、自殺マニアになってしまう。 決して、悪い意味ではなく。 著者は言う。自殺をするのは明日まで待て。その1日があなたを少し変えてくれるかもしれない。 本 コメント 1番~3番を表示 2015年 03月30日 23:08 1: きたはらんなコメント返信ボタン ***(メモ)**** いじめられて自殺するところまで追い込まれたら、ひきこもってしまえばいいのです。みんなと同じ時間軸で生きていく必要なんかありません。(49) 近所の長時間駐車を匿名で110番するなど、自分の手を汚さないで、自分たちに都合の悪いもの、不安になるものを排除する意思を、僕は「世間サマ」と呼ぶ。近年の息苦しさは世間サマが増長しているからではないか。(51) 世間にどうしても収まることができず、その軋轢で自殺を考えている人は、世間に背を向けて生きればいいのではないか。(60) 切腹ショーという会がある。外科医で切腹マニアの人とか、自分のお腹をメスでちょっと切って、腸をちょこっと出してみたりするらしい。(93) パチンコで1000万円の借金を作ったという女性がテレビに。しかし、「1000万円で孤独が癒されたのだから安いものだ」ということだって考えられる。パチンコで自殺をまぬがれた人だっているはず。(154-155) (地方では)普段、警察に依頼されて死体見ているドクターはそれが専門のわけじゃない。東京のように監察医務院があって、監察医がちゃんと死体を見るというのとは違う。町医者が診察の合間に死体を診て、死因を決めている。ちょっと危なっかしい。本当は違う死因かもしれないこともある。(194-195) ユーチューブにある、青木ヶ原樹海のドキュメンタリー映像。堆積している溶岩の鉄分の影響で磁石が狂う。これは嘘、やらせ。火山岩はある程度磁気を帯びていて、磁石を置いたら多少針がぶれるかなという程度。1メートル離すと影響しない。(222) 日本人って律儀だなと思うのは、樹海に来て自殺するのは休みの日が多い。(229) 樹海では、薬を飲んで自殺を図ると、たぶん溶岩に熱を奪われて、体温が急激に下がり、血液が回らなくなって足のほうから壊疽していく。助かっても腕と両足を切断した人が多い。(234) 首つりは30秒ぐらいで脳がマヒする。遺体はあまりきれいではない。鼻汁は出ているし、ダラーっとしているし、死後5時間から10時間だと顔が紫色になっている、死後硬直もあるし。それを通り越しちゃうと意外ときれい。(238) 樹海に来る人はひとりぼっち。そういう意味では楢山より残酷。口減らしではなく、今は社会に適合できない人減らし。(248) イエスの箱舟の責任者、千石剛賢(せんごくたけよし)に、「千石イエス」といういんちきくさい名前をつけだのはマスコミ。(302) 死ぬときはいつ来るのか、死ぬ瞬間はどんなものか、そえを最後の楽しみに取っておきたい。(346) ***(メモ)**** いじめられて自殺するところまで追い込まれたら、ひきこもってしまえばいいのです。みんなと同じ時間軸で生きていく必要なんかありません。(49) 近所の長時間駐車を匿名で110番するなど、自分の手を汚さないで、自分たちに都合の悪いもの、不安になるものを排除する意思を、僕は「世間サマ」と呼ぶ。近年の息苦しさは世間サマが増長しているからではないか。(51) 世間にどうしても収まることができず、その軋轢で自殺を考えている人は、世間に背を向けて生きればいいのではないか。(60) 切腹ショーという会がある。外科医で切腹マニアの人とか、自分のお腹をメスでちょっと切って、腸をちょこっと出してみたりするらしい。(93) パチンコで1000万円の借金を作ったという女性がテレビに。しかし、「1000万円で孤独が癒されたのだから安いものだ」ということだって考えられる。パチンコで自殺をまぬがれた人だっているはず。(154-155) (地方では)普段、警察に依頼されて死体見ているドクターはそれが専門のわけじゃない。東京のように監察医務院があって、監察医がちゃんと死体を見るというのとは違う。町医者が診察の合間に死体を診て、死因を決めている。ちょっと危なっかしい。本当は違う死因かもしれないこともある。(194-195) ユーチューブにある、青木ヶ原樹海のドキュメンタリー映像。堆積している溶岩の鉄分の影響で磁石が狂う。これは嘘、やらせ。火山岩はある程度磁気を帯びていて、磁石を置いたら多少針がぶれるかなという程度。1メートル離すと影響しない。(222) 日本人って律儀だなと思うのは、樹海に来て自殺するのは休みの日が多い。(229) 樹海では、薬を飲んで自殺を図ると、たぶん溶岩に熱を奪われて、体温が急激に下がり、血液が回らなくなって足のほうから壊疽していく。助かっても腕と両足を切断した人が多い。(234) 首つりは30秒ぐらいで脳がマヒする。遺体はあまりきれいではない。鼻汁は出ているし、ダラーっとしているし、死後5時間から10時間だと顔が紫色になっている、死後硬直もあるし。それを通り越しちゃうと意外ときれい。(238) 樹海に来る人はひとりぼっち。そういう意味では楢山より残酷。口減らしではなく、今は社会に適合できない人減らし。(248) イエスの箱舟の責任者、千石剛賢(せんごくたけよし)に、「千石イエス」といういんちきくさい名前をつけだのはマスコミ。(302) 死ぬときはいつ来るのか、死ぬ瞬間はどんなものか、そえを最後の楽しみに取っておきたい。(346)

    1
    投稿日: 2021.03.17
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    著者の生き方を見てるだけで、「なんだか死にたくなくなっちゃった」という人が現れそうな感じもする。 自殺というタイトルだけど、自殺や死はすぐ隣に寄り添ってる感じで、正面からぶち当たる感じとはちょっと違う。 そして暗くはない。 その辺りを期待して読む人は肩透かしを食らうでしょう。

    1
    投稿日: 2020.10.13
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    末井氏の生き方そのものに共感できず(平気で不倫をしているとか)、自殺そのものについての向き合い方にも共感出来なかった。残念。

    0
    投稿日: 2020.09.20
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    “あくまで勝ち負けにこだわるならば、どのような状況であれ、窓を開けた時にふっと入り込んできた小さな風に気持ち良さを感じられることができれば、その人の人生、勝ちである。”

    1
    投稿日: 2020.01.04
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    タイトルと表紙から、もっと重々しい内容が連想されたが、末井氏の自伝的内容に自殺というテーマを取り入れながら、軽快なトーンで語られていた。エッセイといってよいだろう。自分のダメな部分をさらけ出すことが全体を支配している。ちゃんとした仕事や成果もたくさんあるだろうが、それらにはあまり触れられていない。

    0
    投稿日: 2019.08.12
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    自殺というテーマについて、母親がダイナマイト自殺した著者が、正面から切り込んだ一冊。 内容は重いしまとまりはないが、これまでにない切り口だった。

    1
    投稿日: 2019.06.24
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    異色なエッセイ。すごく面白い。 かなり気持ちが楽にぬって、なんとでもなるという気持ちになる。 映画も見てみたい

    0
    投稿日: 2019.05.05
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    自殺したいと思った事が無いかと言われれば「ある」という答えになります。脳天気と思われている私でもあるので、世の中沢山沢山いると思います。人間関係や社会との関わりが複雑化した現代ではあらゆる事に憂鬱の種があります。昨日まで円満でも今日は死にたいとか、ありえない話ではないです。 本書は末井氏の母親がダイナマイトで心中した壮絶な経歴を生かしたエッセイです。不謹慎ではありますが、そのエピソードを一つの売りとして語る末井氏の柔らかい語り口は妙に心地よかったです。 お金で億の失敗をした筆者の言葉で「お金位の事で死ぬなんて馬鹿馬鹿しい」と言われると説得力抜群です。今後自分が大きな借金を負っても(負わないけど)強く生きて行こうと思えました。どんなに借金が有っても結局命までは取られないんですね。

    6
    投稿日: 2019.03.25
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    これ程語れるほど自殺が身近な人がいるんだ。 この突き抜けた生き様は、身軽なような、重過ぎるような、不安定さの上に立っている。

    0
    投稿日: 2019.02.13
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    【生きづらい人】 生きづらい人ほど自分を追い込んでしまうのかもしれませんね。 でもそういう人ほど世の中には必要なのでしょう。 厚かましい人ばかりになったら、人間は戦争でもして滅ぶのではないか。 生きづらさの原因を無くしていくことが、世の中を良くすることなんだろうな。 沢山の普段接しないような人達の生き方を知ることができた。明日も生きていく勇気がもらえます。

    4
    投稿日: 2019.01.30
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    何かで薦められていたんだと思うけど、言ってみれば期待はずれ。読んだいまとなっては読む前に何を期待していたのか定かではないけど、もっと自殺についていろいろ考えているような本だと思っていたのではないかな。でも実際は、末井さんの来し方や数人へのインタビューでまとまっていて話題は自殺に限らない。まあ、自殺だけでまとまっていてもどんよりしてしまうかもしれないけど。 自殺って思い込んだ人やいじめられた人、不幸な目に遭った人だけの特別なものでなく、わりとちょっとしたことで至ってしまうもののように思う。末井さんだって端から見ていたら無頼な生き方しているように見えるだろうけど、それでも心のなかではいろんなことを悩み苦しんでいる。まあ、そんな感じの読後感。

    0
    投稿日: 2018.10.27
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    あなたが死んだら、この世は厚かましい迷惑な人たちばかりになる、と言ってもらえているような気持ちで読んだ。

    2
    投稿日: 2018.10.21
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    本書は自殺を推奨するものでは全然ないが、自殺した、あるいはしようとしている人を全力で肯定しようとしているところが一風変わっているかもしれない。そして、紹介されている人(著者も含めて)の話は漏れなく面白い。これを読んで自殺を思い留まる人がいるかどうかは分からないけど、きっとこれを読んでる一時は他のことを忘れられるんじゃないかな

    0
    投稿日: 2018.10.05
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    読み終わって、なんとなく生きててもいいんだな ー、と思える本でした。 読む前から期待して読んだのですが 良い意味で肩透かしにあいました。ただ淡々と 進んでいって、ほんのりと暖かい本でした。

    0
    投稿日: 2018.04.06
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    映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』に感動。映画館で見た後、すぐに本屋へ行った。映画の表題作や『結婚』などもパラパラと読んでみたが、三浦透子が演じた愛人がスゴく琴線に触れたので、彼女とのエピソードが詳しく書かれている本書を購入した。根源的な男と女の考え方の違いが悲しい。ここまで開けっ広げに語れる著者は希代の馬鹿正直(素直)な人物なのか、それとも時間が経ったからここまで話していいのか(もっと過激な話せない現実がある?)…う~ん、でも、間違いなく心を揺さぶられた。近いうちに出版されるという続編も買う。

    2
    投稿日: 2018.03.22
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    自殺にまつわる数々のエピソードそして著者の半生も垣間見える内容。 重たい話もありますが、読了後は不思議と前向きに生きようと思えました。 自殺願望がある人間は自分で自分を孤独に追い詰めている。自分は独りだと思い込んでいる。他者との関わりで救われる事もある、けれど逆もまた然りだなと考えてしまいました。

    0
    投稿日: 2017.12.18
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    末井さんのお母様が青年とダイナマイト心中。 エッセイの中には、ご両親が自殺をした人、 ホームレス、アルコール依存症、いろいろな人が出てくる。<みんな死なないでくださいね。生きてて良かったということはいっぱいあるんだから>と末井さん。 秋田大学医学部法医学教室の吉岡尚文教授の言葉。 自殺予防には<社会の人たちが自発的にどうしたらいいかみんなで考えてみるとか> 若い人の自殺願望がニュースになっている。 末井さんの<生きづらさを感じている人こそ、社会にとって必要な人です> この言葉がみんなに届くといいな。

    2
    投稿日: 2017.11.28
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    まえがきによると、著者は笑える自殺の本作りを目指したとの事。笑えるかどうかは別として、著者のおちついた独特の文体は優しく感じる。自殺を考えている人が一人でも多く本書を手にとって、思いとどまってもらえるよう願ってます。

    0
    投稿日: 2017.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    母親のダイナマイト心中をネタにできるなんてあーあいいご身分だなと斜に構えていたところはある。 が、それにしても先入観で敬遠していた自分を罵りたい。 いや優しく教え諭してあげたい。 ・同情なしの笑い話で自殺スパイラルから脱却。 ・母の爆発が故郷から自分を吹き飛ばしてくれた。 ・いじめの加害者は自分の癒しのために。 ・世間サマは真の人間を嫌う。 ・山浦玄嗣。ケセン語聖書。 ・青木麓。両親が心中。 ・パフォーマーから編集者まで。バブルに纏わる大借金。 ・ホームレスパチンカーと友達。 ・吉岡尚文。秋田県の憂鬱。 ・早野梓。樹海で声掛け。 ・神蔵美子。ダブル不倫相手→結婚相手の写真家。「たまもの」「たまゆら」「たまきはる」 ・月乃光司。壊れものの祭典。 ・千石剛賢。千石イエス。イエスは熱中していたので性欲はなかった。シオンの娘。 ・永沢光雄。「AV女優」の。 ただひとりの語りではないのだ。 多くの人の証言を拾い集めていく。形式ばったものでなく。 自殺を真ん中に据えて、家族友達同僚恋人する人残された人やり遂げた人やり損ねた人主観的客観的笑い深刻などなど様々な切り口で、自殺や死に切り込んだり迂回したり。 こうやって読んだり表現したりすることで少しだけゆとりを持つという点で、作者も読者も同じ作業をしているという構成。 こんなに柔らかい作りなのにパワーを持つ。まさにいい本。会えてよかったという言葉がしっくり。

    3
    投稿日: 2017.06.11
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    「自殺」「病気」「死」のついて、フラットな視点で、時に軽快に、時にシリアスに書き綴った本。母親のダイナマイト自殺についてや、自殺未遂経験者へのインタビューなど、衝撃的な話が多くて面白い。 自殺は悪いことでもない。いいこととも言えない。でも、誰にでもいつかは死がやってくるなら、それまで気楽に生きてた方がいいじゃないか、という筆者の慈愛溢れる(でも決して押し付けがましくない)姿勢が良いなぁと思いました。

    0
    投稿日: 2017.02.26
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    身近な人が自殺しているのですが、この本を読むと、その人を思い出しながらも何か自分が癒されました。ありがとう末井さん。

    0
    投稿日: 2017.02.10
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    読み進んでいくにつれて先細りしていく人間性。でも、結局自殺をジョークにできるのは、身内が死んだ人か、自分が自殺しかけた人とか、そんな人だけだと思う。この作者は、そうだったということ。

    1
    投稿日: 2016.10.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    笑って、脱力して、きっと死ぬのがバカらしくなります-。母親のダイナマイト心中から約60年。伝説の編集者・末井昭が、自殺についてひょうひょうと丸裸でつづる。『朝日出版社第二編集部ブログ』連載を一部加筆して書籍化。 意外と優しい感じ。

    0
    投稿日: 2016.08.16
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    幼い頃に母親をダイナマイトによる爆発自殺で亡くした著者が、独特の温かい眼差しで自殺について語ったエッセイ集。 ともすれば重くなりがちなテーマではあるものの、母親の自殺のエピソードや、近親者を自殺で亡くした人や富士樹海の見守りをライフワークとする人へのインタビュー等、温かく、かつユーモラスな語り口が訥々と心に染みる。著者自身は自殺にまで追い込まれたことはないとはいうものの、自らのギャンブル遍歴や借金地獄、離婚と恋人との逃避行等、悲惨なエピソードも多いのにも関わらず、読み終わると不思議な読後感がある。

    0
    投稿日: 2016.04.05
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    末井さんが過去に様々に経験した自殺や死について徒然なるままに綴られたエッセイ。 著者は死について恐れているというより、半分親しみ、さらには死の世界に片足突っ込んでいるような衝動性のようなものを感じた。 自殺に関する暗くなりがちな話をあっさり飄々と述べられるキャラクターによるものなのだろう。

    0
    投稿日: 2015.11.18
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    話題の本。自らの体験を元に、なぜ人は自殺するのかを考えている。著者はなかなかすごい人生を送っており、その点でもおもしろい。

    0
    投稿日: 2015.11.15
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    3月に泊めてもらったおうちの新聞で、この人のインタビュー記事を読み、"笑える自殺の本"という紹介に、読んでみたいと思っていた本。 巻頭の「まえがき」には、窓を開ける話が書いてあって、そこが心に残った。 十年ほど前、最悪だった「僕」は、うつうつして、落ち込んで、「気持ちの整理がつかなくて、泣きながら近所を歩き回ったことも」(p.5)あった。そんなころ、会社のホームページに身辺雑記の日記を書き始め、知り合いから、たまに「読んだよ」などと声をかけられて、「窓ができたような気持ちになった」(p.5)。 ▼死にたいと思っている時は、窓がない、出口がないと感じている。悩みについて考え始めると、人に言えなくなって、自分の中で堂々巡りが始まります。ひとりで悩んで、考えても問題は解決しない。  だから、まず「死のうと思っている」と周囲に言いふらして、窓を開けることです。死のふちで迷っている人の話は、みんな真剣に聞いてくれるはずです。話しているうちに、何とかなるのに、その発想がなかっただけだった、と気づくこともあるんじゃないかな。(pp.5-6) 「まえがき」の末尾に、著者はこう書く。 ▼自殺というとどうしても暗くなりがちです。だから余計にみんな目をそむけてしまいます。自殺のことから逸脱したところも多分にあると思いますが、笑える自殺の本にしよう、そのほうがみんな自殺に関心を持ってくれる、と思いながら書きました。この本を読んで、ほんの数人でもいいから自殺していく人のことを考えてくだされば、少しは書いた意味があるのではないかと思っています。(p.10) そして、「あとがき」の最後。 ▼みんな死なないでくださいね。生きてて良かったということはいっぱいあるんだから。(p.357) 「お金と自殺」について書いた章は、まるで『街場の憂国会議』のようだった。あっちよりも、すっとお腹におちる文章で書かれているかんじ。 (5/27了)

    0
    投稿日: 2015.09.27
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    読む前は「これ読むのしんどそうだな、落ち込んじゃいそうだな」と思っていたけど、末井さん本人のエピソードがことごとくクズ過ぎてイライラしながら読んでしまった。インタビューに出てきた人達の本を個別に読んでみたい。

    0
    投稿日: 2015.09.14
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     新聞書評を読んで購入。著者が「自殺」を意識せざるをえない驚くべき理由と、そこから目をそらさずキレイゴトじゃない言葉で綴られた何とも清廉・正直な人生観・人間観と言える自殺論。著者は「女子をこじらせて」の著者と同種類の業界人なんだが、自分とは何か、他人とは何かを見つめる深度に同じものを感じた。一見異様に感じだが、考えてみると正直で当たり前かもしれない、というような。  「使者を心から悼んで、見て見ぬ振りをしないで欲しいと思います。どうしても死にたいと思う人は、まじめで優しい人たちなんです」(「まえがき」より)に、この本のすべての価値が込められている。

    0
    投稿日: 2015.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自らの、自殺に関する強烈な体験を芯に、関わった人やそうでない人の自殺について、それから自分のその強烈な体験から始まった人生について赤裸々に書かれた一冊。 雑誌でこの方の現奥さんのインタビューを読み、更に夫婦でインタビューに答えている記事も読み、「この人一体どんな人なんだろう」と思っていたらこの本を出していたということで手に取りました。 「自殺を考えている人に思いとどまって欲しい」という思いもこめて書かれたということですが…正直この装丁とタイトル、ダイレクトすぎて手に取りにくいんでは、と私は思うのですがどうでしょうか? 私がこの本を持ち歩いていたら同僚がぎょっとして「すごいタイトルの本持ってるね!」と若干引かれました。 自殺によって周りの人間の人生をいかにゆがめてしまうのかということを考えさせられますね。 著者がインタビューした人が何人か登場しますが、みなさん中々強烈です。まぁ著者(とその現奥さん)の上を行く強烈な人はいないように思いますが。 楽しい話では決してないのですが面白い、といっていいと思います。でも誰にでも薦められる本ではないですね…

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    投稿日: 2015.06.08
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    「楽しく読める自殺の本」というコンセプトで連載されたエッセイをまとめたもの。 確かに軽く読める。 著者の母は著者が幼いころにダイナマイトで心中するという派手な死に方をした。 その話を皮切りに、死にたがってた人や両親に心中された人や樹海で死にそうな人を止めてる人と話したり、著者の思うところを書いたりしている。 死者を悼みましょう、気にかけましょうという当たり前の言葉がすごく優しく思える。 ひとりでぐるぐるしてると死にたくなっちゃうから人とかかわりましょう、ってのはその通りだけど、そこで拒まずにかかわってくれる人はどれだけいるんだろう。 少なくとも私は、死ぬ死ぬいってる人がいたら、共依存を避け自分のメンタルを守るために距離を置く。 読み進めるにつれて自分の話が多くなっていく。 ダメな部分ほどネタになる、を実践しているのでダメさを嫌悪したり笑ったりしちゃう。 私は自分の倫理に狭量なので、嫌だと思うところがいっぱいあった。 でも、人の顔色をうかがって無意味な嘘ばっかりついている人がオープンに生きられるようになるのを見せてくれたから、ちょっと救われた。 イエスの性欲の話はうんざりする。 たまたま性欲ない人です、じゃダメなのかな。 「異常な(自分と違う)」ものを理解するためにここまで理屈をつけなきゃいけないってのは、わからないから排除する「世間サマ」と表裏一体だ。 「自分の手を汚さずに不快なものを排除しようとする世間サマ」への批判は納得できたのに。 知らないものをそのまんま受け入れるのはとても難しい。

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    投稿日: 2015.05.04
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    7歳で母親がダイナマイト自殺、億単位の借金、鬱。 どんだけ盛りだくさんなんだ、この人生。 そんな中で末井さんが自殺を選ばずにここまで生きてこられたってのはある意味一つの奇蹟だよな、と。 どの時点で死を選んでいても不思議はない状況で、それでも生きる道を選んでこられた、それはなぜなんだろうと思いながら読んでいく。 死ぬまで自死を思わずに生きていられる人なんていないかもしれない。そんなときにこの本を読めば、ちょっと明日まで待ってみようか、と思えるだろう。 「どうせロクでもない社会なんだから、真面目に自分を突き詰めるんじゃなくて、もっといい加減に生きたらいいのに」

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    投稿日: 2015.04.12
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    末井さんのやわらかな語り口に耳を澄ますと、 暗い森に光る一筋の稲妻が、心の鼓膜を震わす。 自分だけの森の奥深く。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 死ぬ事ばかりを考えてきた少女時代から、 今こうしてここに生きている自分を思うと、時々不思議に感じてしまう事がある。 あの混沌とした地獄絵図のような思考の中で、私はどうして生き続けることが出来たんだろうか。 いつもいつも「死」を追い求めて、 私にとってのこの世の光が「死」だと錯覚し、 光に手を伸ばすかのように「死」に焦がれていた日々。 しかし本当は「生」が眩しくて、 「生」を直視する勇気がなかった。 本当は誰よりも生きたかった日々。 様々な出会いの中で、息継ぎの仕方を覚え、 気が付いたら「生」と「死」は別々のものではなく、 二つで一つだという事を知り、 私は生かされ、生きている。 「なんとなく」の日々の積み重ねでいい。 なんとなく楽しい なんとなく嬉しい なんとなく悲しい なんとなく悔しい・・・ その意味を知ろうとするのではなく、 その「なんとなく」という全体性を感じること。 辛いこと悲しいことは今でもあるけれど、 固く固く拳を握り続けた自分の手のひらを開くと、 生きてきて良かった…という温かさが「なんとなく」いつもある。 太陽が眩しい時は、月や星を眺めりゃいい。 春の陽気が辛い時は、家で好きな本でも読んでりゃいい。 知らない事がまだまだたくさんあるから、 私はもうちょい生きたいと思う。

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    投稿日: 2015.03.09
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    親族に自殺した人がいた末井さんが自殺に関することを書き綴ったもの。 出口のない状態になったとき、誰かに聞いてもらったり、読んでもらったりしたことでとても楽になったという末井さんの体験にとても共感できました。

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    投稿日: 2014.11.02
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    スエイさんのことは奥さんの神蔵美子さんの写真集(「たまもの」)で知ったのだが、 そこに写っているスエイさんはとても不幸そうで、一体どんな人なのかなあと思っていた。 自分を語るときに外せないキーワードが人それぞれにあるが、スエイさんにとってはそれが「自殺」だったのだと思う。 「笑える自殺の本を作ろう」という発想が素晴らしく、 事実こんなに暗くて辛い題材をたくさん集めているにも関わらず、この本は面白い。 それはスエイさんが「自殺」とがっぷり組んで、懐の深い相撲を取っているからに他ならない。 加えて、神蔵さんの写真集で垣間見たスエイさんのどーしょーもないところも正直に描かれているのもいい。 昔付き合っていた女の子のエピソードなど、ほんとうにどうしょーもなくて悲しくて、残酷なのに私は一番好きです。 この本を死にたかったときの私が読んだらどう思ったかなあ。 ヘビーな題材が続くので、真剣具合が悪いときにはおすすめしないが、 スエイさんがこの本で書きたかったことは「死なないでください」ということで、 それは確かな温かさを持って心に届いたのだった。

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    投稿日: 2014.10.27
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    自殺したい人に最も寄り添った、 生きる力になる本。 みんな、必ずいつか死ぬ。 死にたくなったら、明日まで待ってみよう。

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    投稿日: 2014.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ラジオで末井昭さんが 「真面目でやさしい人が自殺していくような気がする。 こんなひどい世の中でも生き残っている僕みたいな人間は 図々しい奴ではないかみたいな気持ちがある」と、 話されているのを聞き、 「自殺」を読みたいと思った。 自殺にまつわる自身の体験や 自殺未遂をした人や自殺防止に関わる人々の インタビューをもとにし、 「頼むからちょっと死ぬのは待ってくれ」という スタンスで書かれているという。 末井昭さん自身は 自殺をしようと思ったことはなく、 お母様が ダイナマイト自殺をされたことを売りにしていると、 自分で笑いにされていたり、 本当に正直な方。 末井昭さんの人生は、 借金、ギャンブル、不倫などあって、 何度も脱落。 それにくらべると、 私は相当真面目に生きている。 なんとかなるもだなと、 読んでいると、 「きちんと生きなければならない」と 思い込み、硬くなっていた自分の気持ちが緩んだ。 私はギャンブルは大嫌いだし、 下品な部分をさらけだされるのも 気分よく感じないはずなのに、 素直に、笑えた。 驚くほど素直に書かれているので、 きれいごとを言ってないのが、 伝わってくるからだろう。 私は今まで、 自殺について、 人それぞれの個々の事情をほとんど考えたことはない。 いじめ、借金、鬱、病気、 齢をとり家族に迷惑をかけるからと自殺する人もいる。 私は幸せなことに、 死ぬしかない状況に追いつめられなかっただけ。 『ひとりで悩んで、考えても問題は解決しない。 だから、まず「死のうと思っている」と 周囲に言いふらして窓を開けることです』 と、末井昭さんはいう。 そんなこと言われても 「死にたい」なんて口に出せない人は たくさんいるだろう。 それでもヒントをもらえる。 末井昭さんは、鬱で落ち込んだ時、 ブログで日記を書いて、 「読んでますよ」と言われて、 閉ざされていた心の窓が開かれた感じになり、 少し前向きな感じになれたという。 自殺をする人は、 ひとりぼっちで、真っ暗な窓のない部屋に 閉じこもっていて、 もう出られない気持ちになるのではないだろうか。 私も暗い部屋に、 入りこんでしまうことがある。 何がきっかけで、 窓を見つけることができるかよくわからないが、 いつも窓を見つけられるから、 生きてこられた。 窓だと思ったところ(人)が 窓ではなくて、よけい落ち込むこともあった。 それはその人と縁がなかったのだと諦めた。 友達がいなくて、孤独でも 暗闇から抜け出してきた。 私の窓は「時間」で、 時間が窓を開けてくれると信じてきた。 私は、私は絶望したことがないのだ。 これからも絶望がやってこないとは言い切れない。 自殺をするひとは、 絶望しかないと思いこんでしまうのではないだろうか。 ちょっと気持ちをよそに向けられるだけで、 死ななくてすむ人もいるのだと思う。 自殺を考えている人がいたら、 この本を読んで、 窓があることを知ってほしい。 もっと自殺のことを もっと楽に話せるようになればいいと思う。 最後の 「みんな死なないでくださいね」 のことばがあったかい。

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    投稿日: 2014.09.23
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    生真面目で優しいゆえに自分を責め、自殺をしてしまった人や自殺を考えてしまう人へ向けた心暖まる本。親の自殺や多額の借金など様々な大変な経験をした著者が、訥々と生きることへの肯定的な思いを語りかけてくれています。ちょっと泣けました。

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    投稿日: 2014.09.10
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    ブログに掲載しました。http://boketen.seesaa.net/ 自殺に傾く人たちへの優しい語りかけ。面白く、深く。 末井昭が、編集者から「面白くよめる自殺の本を書いてほしい」という難題をだされ、月一回ブログに連載したものをまとめた。 自殺に傾く人たちに優しくかたりかけ、さまざまな考え方や事実を伝える。面白く、深い。 東日本震災後の日本で、なにがしか人の心に響くものを書こうという末井の想いが、結晶になった。

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    投稿日: 2014.08.29
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    スエイさんの正直な視線があたたかく、寄り添っている感じ。うそじゃないというか…。読んで良かった。 【備忘録】 ぜんぜん違う話だけど、死ぬ時は痛いとか苦痛がないと、死にに向かい時つらすぎるのかと思った。どうかな。

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    投稿日: 2014.07.24
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    誰だろうと思っていたら、白夜書房の人だった。 パチンコ必勝ガイドは、ぼくも若いときによく読んだ。 お母さんがダイナマイト自殺をした、という特殊な過去を持っていて、それが活字になり、お金になっているかんじ。 著者自身も、そのことにより、自由になったと書いている。 自殺ということについて、自殺をする人について、学術的な視点ではなく、それらに近い人達の率直なことばを連ねていて、少し気が楽になるかもしれない内容になっている。 ぼくにとっては、親近感がわく内容だった。

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    投稿日: 2014.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自身も鬱を煩っていた事があった末井さんが「自殺」をテーマに綴ったエッセイ。 「ですます」調の優しい語り口や、人を「judge」しようとしない穏やかな目線に好感が持てる。 私は昭和のアングラな雰囲気が大好きなので、そういった匂いや、バブル期のめちゃくちゃな感じ、自殺・鬱に追い込まれて行く人達のシリアスな状況等、不謹慎とは思いつつ純粋に読み物として楽しめた。 作者の達観した目線が、とても面白かった。

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    投稿日: 2014.06.30
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    生きるってのが辛いのは釈迦の時代から自明な話で。いろんな人と出会っていろんな話をして、自分の理解を超えた考えの人もいるってことが分かってくると、自殺する人のことも少しはわかるのかなって気もするよね。まぁわかっても、理解はできないけど。

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    投稿日: 2014.06.29
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     それでも人は生きていく。  ひどいことでも辛いことでも、それでも人は生きていくのだな、と感じた。  最初は取っつきにくい文章だなぁ、読めるかな?と戸惑うのだが、読み進むうちにその語り口にどんどんと引き込まれる。  文章ってうまい下手では無くて、伝えたいことが大切なのだろうなと感じた。

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    投稿日: 2014.06.18
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    死というものが怖くて、死にたくないと思っている派なので、自殺という行為程恐ろしいものは無いように思います。ただそれが芸術と結びつくと、何故か魅力のようなモノを放つのも死の側面。でもやっぱり生きて下さい。この先に楽しい事は待っていると思うし。

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    投稿日: 2014.05.17
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    なかなか印象深い本。こんなに明るく自殺のことを、体験者?の実話を交えながろ淡々と、そしてどこかクスッと笑えてしまう感じで書けてしまうなんて。暫くしたら、また読み返したい本である。

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    投稿日: 2014.05.08
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    著者の『素敵なダイナマイトスキャンダル』は読んだことあったし、もう少し軽い読みものかと思って読み進めたが、テーマは「自殺」なんだから、そんなことはやはりなく、かなりヘヴィで、読むのは辛かった。著者が、自分の周りの自殺した人を語るだけでなく、自殺未遂を繰り返す人や親しい人に自殺されてしまった人へインタビューしている。 自殺の原因は、借金や健康問題などが多いと言われているが、困難が一つなら、人間なんとか頑張って乗り越えていくものなんだけど、本当に死ぬ人は、一つじゃなく、いくつもが複雑に絡まっていて、とてもほどけそうにない状態。読んでいくと、自分もそれに絡め取られるような感覚があって、息苦しくなる。 自殺する人の心が、わからないというほどの健全さが自分にないからだとも思うし、「生きていればきっといいことがある」なんて言う自信もない。 でも著者が、数々の常人には耐えられないようなトラブルを抱えながら、生きてこれたのは、ダイナマイト自殺をしたお母さんのおかげという気がして、子どもの頃は辛かったろうけど、何が生きていく上で支えになるかは、生きてみないとわからないんだから、やっぱり生きてみようよ、と自殺を考える人には声かけたい気がする。

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    投稿日: 2014.04.06
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    2014年3月19日予約。予約順位34位/7冊。清水ミチコさんのおすすめ。2014年6月4日借りてくる。

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    投稿日: 2014.03.19
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    Webでの連載時から、この文章はたくさんの人が読んだ方がいい・・・と思っていたけど、うまく言葉にできず。 と言うのも、私は幸運にも今まで身近な人の死に触れる機会がなくて、だからその重さがいまいちわかっていない気がするというか、何も知らない私が死について語ること自体がタブーであるように思ってしまって。 だけどこの本を読んで、死を思うことはつまり、生きることを思うことなんだなぁと。 『自殺』は、母親が近所の青年とダイナマイト心中するという強烈な体験をしている末井さんが、自分の体験や、両親に自殺された若い女性、自殺率全国一の秋田県の司法解剖医、樹海パトロールをしている人、イエスの方舟(はこぶね)の人々などへのインタビューなどを通して、自殺について思索した本です。 テーマも内容も重いものだけど、末井さん独特の軽妙で飄々とした文章は先を読みたくなる魅力があるし、何と言っても、寄り添うようなやさしさがある。 この本が自殺を思いとどまる抑止力になりえるのかどうかはわからないけど、きっと、末井さんが言うところの『窓』になる。健康に、死ぬことなんて考えず生きてはいるけどちょっと息苦しい、そういう多くの人たちにとっても。少なくとも、私にとっては窓でした。 案の定すごく長くなってしまった。 でも長くなっちゃうくらいにおすすめなのです。

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    投稿日: 2014.03.05
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    もし近くに末井さんがいたら、きっと金魚のフンみたいにつきまとってしまうかもしれない。。あーなんて魅力的な、いやこんな簡単な言葉では形容したくないけど、本当に素晴らしい作品だった。「社会的にはマイナスな要素でも、それでみんなに笑ってもらったりすればプラスに転化できるのです。」できるようでできない、あるようでないんだよ、こういうこと。「窓を開けた時にふっと入り込んできた小さな風に気持ち良さをかんじられることができれば」とりあえず生きてていいんだって。人生つまらんことばっかりだけど、取り敢えずまた明日を待ってみようかな。

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    投稿日: 2014.02.15
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    368.3自殺、うつ病、秋田県の憂鬱、ギャンブル、アルコール依存、樹海、がん、キリスト教、ホームレス…

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    投稿日: 2014.02.15
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    なんというか、こういう本を読んでしまうと、自分の悩みなんかちっぽけなもので、あんまり大した事ないなと思ってしまう。 「自分の母親が隣の家の青年と一緒にダイナマイトで自殺した」 これを告白できる筆者に凄みを感じる。 自分もいつかこういうふうになるのだろうか。 ま、なってもならなくてもいっか。

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    投稿日: 2014.02.09
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    僕は自殺をしようとする人を止めようとは思わないけれど、少なくとも僕は自殺というちっぽけな死に方はしたくないなと思いました。

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    投稿日: 2014.01.24
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    2014年1冊目は自殺の本です(笑) 去年くらいから自殺について関心があったのですが、ちょっと毛色の違う自殺本かな?と思ったので購入しました。 すごく端折れば「生きてりゃいいことあるよ」って事をおっしゃってます。そして生きづらいのは社会のせいであるとも。 どちらもよく聞くセリフでして至極全うな意見だと思うので、期待はずれではありましたが、読み物としてはそこそこ楽しく読めました。ただ著者はちょっとずれてる人なのかなって印象も拭えませんでしたが。 ちなみに僕は今自殺願望はないので悪しからず(^^)

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    投稿日: 2014.01.13
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    読み終えれば、違って見えるんだろうか…。 テーマを分かって読み始めてはいるのだけれど…途中リタイア。 タイミングが合わなかったのかも知れない。

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    投稿日: 2013.12.31
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    サイバラの麻雀ギャンブル物でおなじみの名物編集者「スエイどん」。漫画のイメージから、浮き世離れした豪快な人物だと思っていたが、あら、意外と普通の感じだ。いやまあ、借金三億円とか、錯綜する女性関係とか、十分普通じゃないわけだけど。 「自殺」という題材の重さや、末井氏の人生の波瀾万丈ぶりに比して、語り口が非常に淡々としているので、そういう印象を受けるのだろう。深刻にならず、露悪的にならず、訥々と語られる言葉にリアリティがある。 最初の方はそれほどとも思わなかったが、青木麓さんのインタビューのあたりから、これはまあちょっと他にはないなあと思わせられる内容になっている。野次馬的関心を抱いてしまうのが、末井氏の再婚相手である写真家の神蔵美子さん。もれ伝わる経歴がすごいんですけど…。不真面目な感想で申し訳ないが、そういう読みも許してくれそうな懐の深さがある。

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    投稿日: 2013.12.18
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    大好きな末井昭さん。 大傑作です。 各章、すべて自殺をテーマに末井さんの経験や 考えを具体的に、そして優しい視点で語ってくれています。 主張は一つ。「死なないでください」 自殺の原因第二位のお金について。 末井さんの散々な先物取引、そして土地取引。 最後は8500万円の借金残ったけど、交渉してもらって その額が減って今、毎月5万円の返済をしているところなどは、 お金で死んではいけません、がリアルにわかるかな。 また、末井さんが悩んでいるときにブログでその気持ちを 書いていたとき、悟ったことは 内向した文章は人に見せるのが恥ずかしい。 でも、自分にとって恥ずかしいことや深刻なことほど 人にとっては面白い、ということ。これは我々が表現するときの ポイントにもなるかなと。 同僚と不倫関係となって、彼女が病んでいくお話「眠れない夜」。 小説のようで、そして最後の1行にしびれてしまいます。

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    投稿日: 2013.12.18
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    自殺を否定も肯定もしない、静かで穏やかなエッセイ。 著者の生い立ちや人生は壮絶の一言なんだけど、それを突き放して書いているから、心をざわめかせずに読んでいられる。 書かれている遍歴はかなりとんがっていて、ずいぶん生きづらい人生なんだなと思う。淡々と書いているけど、けっこうすさまじい人だ。 いちばん心に残ったのは、青木ヶ原樹海の話。いかに「樹海」のイメージが作られたものかっていうのが伝わってくる。 「自殺」ってやっぱりセンセーショナルな出来事で、いろんなことを突きつけてくるから、何か言ったり思ったりせざるを得なくなるんだろう。 やたら感傷的に扱ったり、怖いもののように思ったり、腫れ物に触るように扱ったり。特別視して、自分の世界から遠ざけておきたいと思うのも無理はない。 でも、ある種の人たちにとってはとても近しいもので、気がつくと自分のすぐそばに「自殺」がある。 いいとか悪いとかって判断してみても、だからってどうなるものでもなく、死んでしまう人はどうやっても死んでしまうんだろうし、そんなことをかけらも思わない人には理解できないままのものなのだ。 年間3万人もの人が自殺してるという統計があったり、秋田県は自殺者が多いという統計があったりして、一応自殺予防の考えは出てきてはいるけど、それでもまだ、「自殺」ってどこか別の世界の、自分とは無縁の出来事だと思われてる。どうかしたら、「死ぬ奴はだめなやつ」と切り捨てられてたりもする。 「病気で、生きたくても生きられない人もいるのに、自殺するなんて傲慢だ」と非難する人もいる。 でも、誰も、誰かの代わりに生きたり死んだりはできないのだから、自殺を止めるための理屈としては不完全だといつも思う。 この本には、そんな酷い言い方はなかった。 ただ、淡々と、「やっぱり死なない方がいいんじゃないかな」と微笑んでる著者がいる。(微笑んでるっていうのは私の勝手な想像だけど) 私も、死んでしまいたいなと思うような時があったけど、たぶん「死にたい」は「生きたい」なんだろうなとこのごろ思う。 生きたいのに、楽に生きていられないから、死にたいと思うんだ。 自分が楽になれるように、いつの間にか身にまとっていたいろんな柵や鎖を取り払えばいいんじゃないかな。 読み終わってそんなふうに思った。

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    投稿日: 2013.11.15