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幕末 暗殺!
幕末 暗殺!
谷津矢車、早見俊、新美健、鈴木英治、誉田龍一、秋山香乃、神家正成/中央公論新社
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総合評価

6件)
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    短編集。幕末の数々の暗殺について書かれている。 谷津矢車氏の竹とんぼの群青(黒澤忠三郎による桜田門外ノ変)。早見俊氏の刺客 伊藤博文。誉田龍一氏の天が遣わせし男(桂早之助、坂本龍馬暗殺)。 など読み応えあるものばかり。

    0
    投稿日: 2022.03.09
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    歴史小説に風穴を開けることを目的とした操觚の会7人によるアンソロジー。 暗殺者側から描いた視線が目を引く。 坂本龍馬や桜田門外の変など知られている事件もあるが、 塙忠宝暗殺の様なあまりメジャーでない題材も拾い上げている。 自分は孝明天皇死の謎に迫った作品が良かった。 暗殺がテーマなので全体に明るさは無いがテンポよく読める。

    0
    投稿日: 2018.10.21
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    幕末史の暗部、血塗られた暗殺事件の数々に、実力派作家7人が、想像力と推理を駆使して、謎と定説に挑む。書き下ろし短篇競作。

    0
    投稿日: 2018.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    幕末の暗殺者たちの物語。 暗殺される人物が、主人公という作品が多いですが、 このアンソロジーは、暗殺者側から書かれています。 こういう理由で暗殺すると意図がはっきりしています。 早見俊先生『刺客 伊藤博文』が一番わかりやすくて、 好きです。廃帝の研究をしているという噂を信じて、 塙忠宝を暗殺する話です。 文章も読みやすくて、おすすめです。

    2
    投稿日: 2018.02.16
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    「桜田門外の変」「塙忠宝暗殺」「清河八郎暗殺」「佐久間象山暗殺」「坂本龍馬暗殺」「油小路の変」「孝明天皇毒殺」と幕末に起きた7つの暗殺を7人の作家で書き下ろしたアンソロジー。 「孝明天皇毒殺」が入っているのでわくわくして購入。これについて書かれているのを読むのは、自分は初めてかな? 毒殺に関わったと思しき人物を訪ね歩いて、真実に近づいていくという探偵ものになってました。その探偵の配役も上手いこといってますね。いや、読んでもらいたい。

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    投稿日: 2018.02.08
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    「操觚の会」による幕末暗殺アンソロジー。 なぜ暗殺すること事が出来たのか。桜田門外では雪が降っていて、護衛たちが刀を抜くのが遅れた。油小路では、居待ち月で御陵衛士たちを囲むのに適していた。なかなか歴史の表には表れないが、成功した影には、そのような偶然や緻密に計算された必然がある。 特に、龍馬暗殺を暗殺者の側から書いた誉田龍一。斎藤一の心理を描いた秋山香乃の作品は、素晴らしい。是非、ご一読あれ。

    1
    投稿日: 2018.01.28