
総合評価
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powered by ブクログ19世紀のイギリス。家庭教師の職を求めてロンドンに出てきた田舎牧師の娘「私」が、上流階級の紳士から両親と死別した2人兄妹の世話を任される。古い貴族屋敷で始まった新生活。ある日「私」は幽霊を目撃するのだが・・・。 幽霊は本当にいたのか? 「私」の妄想? おかしいのは「私」?それとも子どもたち? 最後は衝撃の一文で物語は幕を閉じる。 読んだ人の数だけ考察があると思います。私はマイルズが癖のある子どもに感じました。言葉の表現が難しく、あとがきを読むと翻訳者小川さんの苦悩が感じられる。違う訳で読んだら考察も変わりそう。
5投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ不穏であり耽美。言い回しが独特で集中しないと脳内すり抜ける。はっきりとした答えもない。「私」が精神的に少しおかしいのか?
0投稿日: 2025.12.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幽霊の存在の有無が明かされないだけでなく、「私」の兄妹への愛情や「私が守らなければならない」という責任感は異常とも言え、客観的に見ると思い込みが激しく奇怪な言動が多い人物に"あえて"描いているように思える。 原作者自身が意図的にぼかしたり婉曲表現を多用しているため、とにかく文章や言い回しに不自然な部分が多く、翻訳に相当苦労したのがすぐに伺える。 翻訳者もあとがきで触れており、この点も評価を落としているポイントか。 だが、『「私」の友人のダグラスの妹のかつての家庭教師だった女性の手記を怪談話の集まりの中でダグラスが読み上げ、そのダグラスの死後に「私」が改めて書き写した』といつ複雑すぎる構成が、信頼できない語り手として非常に効果的で作品の雰囲気は抜群。
0投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前々から気になってた本。 全体的によくわからない。文章が…。すごい遠回しで指輪物語読んでるみたいだった。 終盤まで、家庭教師の人しかみえてなくて、子供がかわいいから過剰に反応したのかなと思ったんですが、最後にマイルズがクイントの名前を言ったので子供も知ってて、家庭教師の女の人が言ってることが本当なんだ?でも男の子死んだよね?最初に語ってたのは何者??となりました。これがホラーか…と。訳者のあとがきや他の人のレビュー読んでよく分からなかったの私だけでないと知って安心しました。
1投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ■参加者の感想をピックアップ■ ・読後「???」で頭が埋め尽くされた。 ・ 唐突な終わり方で、正しい「回答」はあるのか? ・ 最初に読んでから数十年経つが、今でもたまにこの本のことを考える。 ・女家庭教師はすべて真実を話していた説 Q:幽霊は本当に出たのか?(女家庭教師以外幽霊を目撃していない) A:「幽霊」は、女家庭教師が嫌悪する「性的関係」を暗喩しているのではないか? ○子供らは見て見ぬふりをするが、とても興味をそそられている描写あり ○女家庭教師は必要以上に幽霊を敵視している Q:なぜ男の子(マイルズ)は死んでしまったのか? A:女家庭教師が殺した ○幽霊から守ろうと強く抱きしめすぎての、事故。 ○子供達の一番でありたいという潜在意識により、自分より幽霊に心が移っている子供を殺すことで、永遠に子供たちの一番でいられるように。 ・ 女家庭教師は嘘を話していた説 ○ 雇い主の紳士の気を引くために、幽霊をでっち上げ(作中には書かれていないが)手紙で送っていた。 ○ 女家庭教師は単に狂っていた。 →どちらの説も、「なぜ女家庭教師は顔も知らない前執事と前家庭教師を描写できたのか?」という謎が残る。 ■読書会後の私的感想■ 「感想」よりも「謎解き」で盛り上がった会でした。ミステリー好きの私としては、いつも一人で悶々と考え込むところを、他のメンバーとあーでもないこーでもない、と推測できるのは楽しかったです。作者は意図的に真実を隠していますし、これは永遠に答えの出ない謎なんでしょうね。 読後にどうしても「正解」が知りたく、ネットを漁ったところ、自分では考えもつかなかった案が書いてあるサイトを見つけました。決して「答え」ではありませんが、世の中には想像力豊かな方もいるのだな~、くらいで読んでいただければと思います。 http://scherzo111.blog122.fc2.com/blog-entry-371.html ちなみに、古典&洋書と、苦手分野が2つ重なったこの作品ですが、驚くほどスラスラ読めました。内容はあまり起伏のない、平坦な話なのですが、幽霊が「そろそろ出るぞ~」という感じがページを繰らせたのでは、と思います。 ■今月の課題本 ■ ・ねじの回転(ヘンリー・ジェイムズ 著) ■開催日時■ 2018年6月 ■参加人数■ ・ 4人
0投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ「幽霊」(苦手)とあったので読むの後回しにしていたんだけど、、、これはおもしろかった!! ホラー?ミステリー?謎が多くて先が気になるからどんどん読めた。 お屋敷に住み込みで子供たちの家庭教師をすることになった女性が語り手。ずっとその先生視点で物語が進んでいく。子供は眉目秀麗な兄と妹。楽しく過ごしていたある日、先生はお屋敷に不穏な影を見てしまい、色々なものが徐々に崩れていく。 面白いけど難解。結局何が真実なのかわからない。もはや真実なんて無いのかも。と翻弄されてる。 読み終わってからもう一度序章を読んでみたけど、余計混乱しただけだった笑 ネタバレになるので詳しく書けないけど、何をホラーと捉えるか、という小説だと思う。
35投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログ一人称小説の語り手が、幻覚を見ているのか嘘をついているのか偏見を持っているのか、いずれにせよ素直に読むと読者の足下を掬われる語りのスタイルを獲得したのが20世紀。19世紀末英国は大英帝国の繁栄とオカルトブームが同居する実に奇妙な空間で、アメリカとイギリスの両国で暮らしたジェイムスによる難解な幽霊譚の語りを通して20世紀文学が用意されたと言える。 この作品において、幽霊はただ佇むだけである。映画「シャイニング」の亡霊のように。幽霊が悪をなしているというのは、語り手である家庭教師の思い込みではないのか。作品は敢えて核心を外していて読者を宙吊りにする。歯切れの悪さを感じられても仕方ないだろう、とは思う。
0投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
難解な本だった。 全て家庭教師視点で書かれているから、何が本当のことなのやら 家庭教師にしか幽霊が見えていなかったとしたら、彼女が経験した恐怖と孤独感はかなりのもの もし幽霊が家庭教師の妄想だったら、家庭教師の恐怖よりも周辺の人が感じた恐怖の方が強烈かもしれない 幽霊も怖いが幽霊がいると1人騒ぎ立てる家庭教師の方がもっと怖い 私にはフローラとマイルズが理想の子供でなくなったから追い出したり、(私の理想の)マイルズは死んだみたいな表現したりと、身勝手な振る舞いをしてるように感じてしまう どう解釈すればいいのか
0投稿日: 2025.03.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
幽霊はいるのかいないのか、信頼のできない語り手文学の傑作のひとつ 授業でレポート書いたのでまた詳しく感想書きます!
0投稿日: 2025.02.07
powered by ブクログよくわからないことも多くて 作者の意図や本音を知りたいと思った。 考察とか読んでみたい。 解釈の仕方で不思議に怖さが増す。 幽霊いたのか?幻想なのか? 先生は精神的に正常だったのか。 読み終えた後に振り返るのが楽しかった。
1投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログイギリス郊外の貴族屋敷に家庭教師として雇われた「私」は、両親を亡くした眉目秀麗な兄妹と出会う。大切な教え子たちを謎の幽霊から守ろうとする「私」だが…… 怖い……色んな意味で→ 帯に「ホラー小説の先駆け」とあったのでポーの「黒猫」系かな、と思っていたら、ちょっと違った。 「怖いものがある」怖さもだけど「怖いものがわからない」怖さ、むしろ「怖くないはずのものが」の怖さなんだ、ろうな……。 いや、違うのか?解釈によって色んな読み方ができそう。
8投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログいろいろな作家、評論家が「名作」と言っているので、いつか読もうと、なるべく知識を入れないように人生を過ごしてきた。読んだときの楽しみや驚きが減るから。 題名を知ってから数十年、ついに読みました。 一回目読んだときはまだるっこしい会話や表現が多く、結末も唐突でなんだこりゃと思ったけど、それだけではないはずと、二回目。ああ、これ「信頼できない語り手」だなと。そして、はっきりと山岸凉子の絵で再生された。 この作品が文学界に激震を起こし、物語の世界を塗り替えたのは確かだなと思った。似たような小説、マンガ、映画を読んだ、見たことがあるから。 山岸凉子で再現されたのは「ハーピー」や「スピンクス」や「ストロベリーナイトナイト」「バンシー」など、似た作品(物語る人物ではない視点から見たとき真実が明らかになる物語)を山岸作品でたくさん読んだから。孤独な独身の女性が幸せな妄想を抱いて破滅するような作品を、山岸凉子はたくさん描いていて、その雰囲気にも近い。ちょっとホラーテイストなところも。 語り手のガヴァネスの身の上は少ししか書かれていないが、田舎教師であった父が奇行を繰り返していたことがちらっと出てくる。流し読みすると見逃してしまうが、この辺りに彼女の不幸な出自が伺われるし、だからこそ裕福で見た目も良い紳士の雇い主との上昇婚を夢見たとしても不思議はないと思う。 ヒントをあちこちに散りばめてあるところも、深読みしたい読み手には嬉しいところだろう。イギリスのガッチリとした階級社会の歪みも感じる。(ガヴァネスは普通の使用人より上だが、教える子どもよりは下という苦しい立ち位置) 現代の小説をたくさん読んでいる人には今更感はあるだろうし、エンタメ作品ほどすっきりと「実はこうなんです」と示されているわけではない。読み手の解釈に任されている。でも、だからこそ、世界中の作り手たちを刺激したのではないかと思う。 読書好きなら、やはり読んでおきたい名作だと感じた。死ぬまでに読みたいと思ってたけど、読んでよかった。
2投稿日: 2024.06.22
powered by ブクログ果たして幽霊は居るのか?居ないのか? 126年前に描かれた怖い話。純真無垢な子供が 不気味。見えてるの?見えてないの?謎は深まっていく。 両親と死別し、イギリス郊外の古い屋敷に暮らす聡明な兄妹。離れて暮らす伯父に雇われ、赴任してきた家庭教師である「私」。 可愛く従順な子供達と屋敷を仕切る事となった「私」はある日、高い塔に見知らぬ男の影を見てしまう。それは以前勤めていた使用人に似ていた。しかし、その男はすでに死んでいた。 YouTubeで知った本作。ホラー苦手な私はこれなら読めるかもと手に取った。ほど良い怖さで一気読み。いろんな解釈ができる。元祖、信頼できない語り手かも。人が一番恐ろしい。 イギリス、子供、古い屋敷には幽霊がとても似合う。めちゃめちゃ面白かった。
24投稿日: 2024.03.10
powered by ブクログ翻訳の難しさもあったのだろう。 全体的に難解すぎた…。 コレをホラーとか、 カテゴライズするのも難しい。
0投稿日: 2024.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすいのだが、とても難しい話だった。結局、幽霊はいたのかいないのか。子どもたちは無垢だったのか邪悪だったのか。 いろんな解釈ができるホラー。訳者あとがきがとても興味深かった。幽霊が見えていたとしても見えていなかったとしても、子どもたちや屋敷を支配したい(それは最終的に雇い主であるこどもたちの叔父に認めてもらうこと)という主人公の奥底の願望から、幽霊を無意識に利用していたのではないかという推測はおもしろかった。
4投稿日: 2023.11.11
powered by ブクログ個人的・夏のホラー月間で。これはしかし、ホラーなのか?そういう目で見ない方が、まだ受け入れられた気も…。さておき、最初から最後まで、ずっと面白くなかった。なら止めろよって話なんだけど、小説って最後まで読んでみんと分からんから、起死回生を信じて、結局読み通してしまう。本作については、短かったのがせめてもの救い。新潮版にしたのは、苦手な古典作品で訳も古いとなると、本当に目も当てられないから。新訳のおかげで、あまり違和感を感じず読むことは出来たんだけど、逆にそのせいげで最後まで読み通せたって部分もあり、古い訳だったらもっとさっさと放り出せたのに…みたいなひねくれた感想も持ったりして。読み返すことも、他の版を読んでみることもない。
0投稿日: 2023.09.28
powered by ブクログモダニズム文学の先駆者ヘンリー・ジェイムズの伝説的ホラー小説。 ある屋敷に宿泊する人たちが百物語のように一夜ずつ怪談を語っていく集いを開いており、そこで語られる一つの話がこの『ねじの回転』 作中作という形で語られる話であるが、主人公はいわゆる”信用できない語り手”で、幽霊の目撃談を始め、その幽霊に子供たちが操られているという話もどこか怪しい。 この話を屋敷で出会う家政婦に語るのだが、その家政婦の存在すらも主人公に都合の良い扱いがされており、だんだん彼女の存在すらも主人公の妄想なのでは? とさえ思えてくる。 何ならこの話そのものの存在すらも危ういバランスのもとで成り立ってるような、終始そんな不安感に包まれている。 ちなみに本作は映画の方も有名。 いくつか映画化されており、どの作品も解釈が違うよう。 そのなかでも特にジャック・クレイトンが監督した1961年に映画化された『ねじの回転』は伝説的作品として有名で、90年代から00年代にかけてブームとなったJホラーに与えた影響は強い。 さすがに百年以上前の古典だけあって今読んで新鮮さや、恐怖を感じることはない。 だが、未だに欧米圏ではこの物語をどう解釈をしたらいいのか論争が起きるような作品ってことも面白い。
1投稿日: 2023.09.19
powered by ブクログ自分が好きな感じの話ではあったんだけど、読んでいて、どうにも馴染めなかった……。訳がどうとかそういうのではない。 少し時間置いて再読しようかな。色々な翻訳者さんたちのがあるから読み比べてみるのも面白そうだ。
0投稿日: 2023.05.17
powered by ブクログ古屋敷に住む子どもの兄妹に女性の家庭教師が雇われ、子どもたちに纏わる幽霊に果敢に挑み、奮闘する。難解に感じた。2023.3.24
0投稿日: 2023.03.24
powered by ブクログオンライン「読書会すみれ」で「海外文学・積読本消化会」が開催されます。現在、私の積読状態の海外文学は「眺めの良い部屋」「インドへの道」「アラバマ物語」「ライ麦畑でつかまえて」「緋文字」等がありますが、一番薄い「ねじの回転」を選び、「消化会」に参戦することを決めました。本書はモダンホラーの先駆的名著と紹介されることも多く、娯楽性の高い軽い物語であると勝手に思ったのも理由です。 舞台はイギリス郊外の古い貴族屋敷。そこには、両親と死別した美しい兄と妹が住んでいます。物語は兄妹の伯父に家庭教師として雇われた若い女性の手記の中で展開します。女性は邪悪な幽霊を目撃しますが、「出た!皆でやっつけましょう!」という単純な展開ではなく、決して読みやすい小説ではありません。 手記の中では幽霊に悩む家庭教師の独白が続きます。また、家政婦と家庭教師の会話もスムーズには進まず、歯痒さを感じます。それでも、終盤、物語は急激に展開し、読了後、少し気味悪さを感じました。 本書について「幽霊は本当に出たのか?」という論争が真面目に行われているようです。翻訳者の小山高義さんがあとがきの中で「本当に幽霊が出たのであってほしいような気がする」と書かれていますが、その気持ちは良くわかります。 読書中は若干退屈な気もしましたが、読了後、数日してから気になってくる小説。読書の楽しみが得られる本と思います。 なお、蛇足ですが小山高義さんのあとがきは大変楽しく読め、本書の興味深いガイドになっています。
0投稿日: 2022.11.10
powered by ブクログ奇妙で独創的な文体で綴られた【ヘンリ-・ジェイムズ】の著作を翻訳した【小川高義】氏は、ねじの回転によって神経をギリギリと締め上げられるような拷問に等しい翻訳と後述されている。兎にも角にも、のっけから最終章までフラストレーションの連続であり、怪奇と幻想の雰囲気を濃厚に漂わせながら、謎の解明を暗い闇の奥に閉ざしたまま終わる奇抜すぎる小説であった。
2投稿日: 2022.07.22
powered by ブクログ一見、若い家庭教師がお屋敷で起こった幽霊事件を語る手紙。子供への接し方の難しさを幽霊のせいにし、延々と嘆く。ミサへ行く教会があるのだから、牧師さんなり何なり相談すればいいのに?いや、きっと雇い主に良いカッコしたいからできないのよ、と、うわべだけ読むとこんな感じ。 とにかく、一人の人から見た物事なので、非常にわかりにくい。どこまでが憶測なのか、書いていないことは何なのか、時系列は合っているのか。 そんな作りになっているので、実は全て家計教師の妄想だとか、色々解釈があるらしい。
0投稿日: 2022.05.19
powered by ブクログうーーーーーむ難解だった… 文章自体は難しくなくむしろ起こったコトを誰かが客観的に喋るようなスタイルでさくさく読める。 でもさまざまな意味で解釈できるシーンやセリフが多すぎる上、場面外で起こっていることを読み手に想像させる、委ねるような表現のオンパレード。 そこが楽しかったです。映画もちょっと見てみたい
0投稿日: 2022.05.01
powered by ブクログある田舎の屋敷に家庭教師として雇われた 若い女教師が体験した夢か幻のかの様な 美しい子供達との遭遇と亡霊に悩まされ 何とかこの美しい子供達を亡霊から 救おうとするが、彼女の見た幽霊達は 本当に居たのかどうか最後までハッキリ分からず仕舞い。解説をよんでやっと時系列が分かった。 解説を読まないと分かりにくいが、読んでいる内に 幽霊の謎に引き込まれる。
0投稿日: 2021.11.06
powered by ブクログ『物語の解釈は、あなたに委ねられています』 幽霊話?心理ミステリー? あたかも幽霊の話をするかのような前振り。 読み進めていくうちに、あれ、何か違うぞ! そして、最後の衝撃! いったい、この話は、何だったんだ? という解釈が読者に委ねられた古典名作。 ん?妄想?
0投稿日: 2021.07.15
powered by ブクログ英語 The Turn of the Screw by Henry James 作品の謎の余韻に当分浸れそうです。
0投稿日: 2021.07.10
powered by ブクログ色々な解釈ができる故の名作なのかもしれないが、謎が多すぎて個人的には宙ぶらりんになってしまった感が否めない。読了した後の達成感というか爽快感がなかった。 結局、曖昧に書きすぎて全てが謎のまま、謎すぎるが故のホラー??と思ってしまった。
0投稿日: 2021.06.21
powered by ブクログイギリス郊外の貴族屋敷に住む、両親と死別した兄と妹。 「私」は伯父に、家庭教師として雇われます。 そこで「私」は幽霊を目撃しますが、幽霊は他の誰にも見られることがありません。 兄と妹との微妙な関係、不気味な幽霊。 とにかく、不思議な小説です。 現代のホラー小説の先駆的な名著です。
0投稿日: 2021.03.15
powered by ブクログ果たして、それは本当にいたのか?兄妹の家庭教師を頼まれた、女が徐々に狂気的になっていく様を彼女の手記を通して読み進めていく。最初はこの子供たにはなんと素晴らしいんだろう!と朗々と語っていたが、有る瞬間を境にそれは乱れていった。最初から少し子供の素晴らしさを手記に書き散らしていたときからかなり妄信的だなと感じた。それが、幽霊を見た(最後まで読むと其れも定かではない)日から少しずつ、しかし劇的におかしくなっていった。子供たちを誉める一方で、ひどく非難するような書き方をし、書き手の心理描写が一定ではなく不可解。
0投稿日: 2020.09.21
powered by ブクログ不思議な小説だった。それは、クリスマスイブ、イギリスの古屋敷に集まった男女に向かって、今は亡きダグラスが彼の妹の家庭教師の手記を語った物語。でも、このお話は、それを聞いた私が書写した控えである。そして、その内容は、イギリス郊外の古屋敷に住む男の子マイルズと女の子フローラの家庭教師として雇われた私の体験記である。「私」は、その屋敷に現れる以前の世話係と前家庭教師の亡霊に遭遇するのだが、それが私の内面から書かれているものだけに、亡霊が本当に実在したのかどうか読んでいても分からなくなってくる。印象深い一冊。
0投稿日: 2020.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誰が悪いのか??? 最後まで読み、あとがきを読み、少しして結末を読み直し落ち着いた。こどもは餓鬼ともいうほど残酷なところがある。大人の裏をかくこともあるし残酷なこともする。だからどうやって子供たちが幽霊を演出し、仕掛けたのかを考えながら読んでいたから裏切られた気持ち。だからかな、読み終わった後に、なぜ伯父は?なぜ退学に?なぜクロース?なぜジェセル??となってくる。この余韻が名作なのかなぁ?長く楽しめるお買い得な本。
0投稿日: 2020.01.12
powered by ブクログ恩田陸さんも以前『ねじの回転』というタイトルの長編小説を発表しており、タイムスリップSFモノだったので本作もそっち系なのかと思っていたのですが、全然違うお話でした。もっとも、本作の特徴である説明しすぎず解釈を読者に委ねる趣向は恩田さんも得意とするところなので、何かしらのオマージュは捧げているのかなあという気はします。 その趣向について少し述べます。主人公は語り手である「私」。両親と死別した兄妹の家庭教師として住み込みで雇われた「私」が、屋敷に出没する男女の幽霊から兄妹を守ろうとするのですが、実はこの幽霊は「私」以外の人間は見ることができません。そのため「幽霊は実際に登場した」という解釈や、「幽霊は語り手の妄想に過ぎない」等、物語の核となる部分で複数の解釈が読み手に委ねられています。私は子供たちの振る舞いを鑑みて、わずかの差で「幽霊は登場した」に一票を入れたいと思いました。さすがに裏表紙の内容紹介にある「私こそ幽霊なのではないのか」説はちょっと無いかなと思いましたが。これ以外にも様々な箇所で真相をぼかした表現が用いられており、その多面性こそが本作の大きな魅力になっています。 様々な解釈を許すことで作品世界に奥行きが出る小説は今でこそ数多く目にすることができますが、その先駆けとして本作の果たした役割は非常に大きい、というのも納得の面白さだったのでした。
0投稿日: 2019.02.10
powered by ブクログ随分前に岩波版を読んで、よくわからないわーとなり、新潮の新訳ならわかりやすかろうと手に取ってはみたものの、やはり難解。 私は家庭教師の妄想派ですが、みなさんはどうですか?
0投稿日: 2019.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新訳ということで、読みやすくなった(わかるようになった)と期待していたんですけど…… しょっぱなから延々4行にわたって続く一つの文に(しかも続けて2文章)、思わずうめいちゃいました(笑) いや、その後はそれほど長い文章はなかったんですけど、まあ、それでも読みづらい、読みづらい。 ただ、それは訳のせいでなくて、作者の地の文章がそうだから仕方ないんでしょう(たぶん)。 (ただ、訳はかなりこなれた日本語になっているように感じます) 訳者のあとがきを見ると、ヘンリー・ジェイムスという人の文章はわかりづらいということですが、この『ねじの回転』については、わざとわかりづらく書いている面もあるのかなーと。 つまり、幽霊は出たのか?出ないのか?ではなく、出たとも出ないとも読めるように書いたんじゃないですかね。 『ねじの回転』は10年前に創元文庫のものを読んだことがあるのですが、その時はそんな風には思わず、たんに「結局どういうことだったんだろう?」で終わってしまったんです。 でも、この新潮文庫のものは、なんとなくでも「もしかしたら、そういうこと?」となったんで、そういう意味ではこっちの方がいいのかなー。 ただ、創元版の方が、読んでいて情景が浮かんだような気がするんですよね(ただし、10年前の記憶なのでソート―いい加減w)。 なんと言っても、創元版は冒頭の一文が4行に渡ってないから、とっつきはいいし(笑) まあ、幽霊は出た?出ない?じゃないですけど、どっちがいい/よくないは人それぞれなんでしょうね。 しかし、語り手のマイルズに対する、最初の萌えぇぇ~っぷりと終盤の怒りからくる嫌悪の落差。 「かわいい」というのはポジティブな感情である一方で、それはあくまで対象が自分の意に逆らわない、自分の興を削がないと感じた時の感情で。実は、身勝手に一方的に押し付ける、かなり“黒い”感情でもあるんだなーと思っちゃいました(笑) で、結局どうだったのか?というのは、この訳を読んでもわからないですね。 というのは、終わりがかなり唐突に来るというのもあって。結局「え?どういうこと!?」になってしまうんですよね。 というか、読者がそうなるように書かれているんじゃないでしょうか(?) そこいくと訳者はさすがで、何がどうなったのか?をわかっているようで、あとがきで「やっぱりそういうこと?」と読者がおぼろげに想像できるように書いてくれています。 ただ、あくまでそれは訳者の見解であって。何が起きたのか、起きていたのかは、オバケは出た?出ない?を含め、正解なんてものはなく、読んだ人がそれぞれ思ったストーリーでいいんじゃないですかね。 (訳者もそんなようなことを書いていますし) 正解(?)という意味では、訳者があとがきで、「…成就しない恋愛感情を、〇〇を可愛がる職務で代償して…虐待に行き着くのと、どっち(前任者と語り手の家庭教師)が醜悪だったのだろう」書いていましたけど。 その前任者の不義のエピソードをこの小説の「答え」代わりに、誰でもいいから書いてくれないかと切望します (それでも、その作家の解釈でしかないわけですけどね)。
2投稿日: 2018.11.04
powered by ブクログおもしろかった。 文庫裏側あらすじの「私が幽霊なのか?」にだいぶ惑わされたんだけど、読み終わってもはっきりした解答は得られず、ひたすら不思議な話だった。作者がいろんな趣向を凝らして、いろんな憶測ができるよう考えて書いたことがわかる。
1投稿日: 2018.09.30
powered by ブクログすべて大人からの視点で語られており、あくまで大人から見た様子しか描かれないので子どもたちの詳しい心理はわからないが、大人の子どもに対するステレオタイプな見方が非常に滑稽であることを皮肉り、茶化しているお話のように感じた。この教師にとって子どもはいつでも愛らしくて傷つきやすく、守ってやらなくてはいけない存在なのだという大人の「常識(固定概念ともいう)」があり、だからこそそこから大きく逸脱した子どもたちが恐ろしく思える。怖いのは幽霊ではなくて生身の人間である子どもたちのほうだというのが面白い。 ただ文がすごく読みにくい。読みにくさがかえって語り手がパニックで右往左往している感じを出していると言えなくもないけれど、とにかくまどろっこしい。
1投稿日: 2017.11.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私は、「幽霊は出なかった」派かな…。 何も具体的な証言や証拠は得られないまま、家庭教師が「そうしようとしている」と勝手に判断しているだけだし。 そのまま幽霊譚やホラーとしても読めるけれど、心理的なものと解釈出来てしまうのも面白い。
0投稿日: 2017.09.17
powered by ブクログアンソロジーに入っていた短編が面白くて、ヘンリー ジェイムズの本を読んでみた。 これは面白い! 翻訳のせいなのか原文のせいなのか、最初読みづらかったけど、慣れてくるとグイグイ入り込める。 ヘンリー ジェイムズって思わせぶりが凄く上手で読んでる最中も先が読めない。 他の作品も読んでみたいけど、ねじの回転を別の翻訳で読んでみたい。
1投稿日: 2017.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
新潮文庫の『Star Classics 名作新訳コレクション』、最新刊はヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』。 言わずと知れた怪奇小説の傑作だが、新訳になって、より不穏さが増したように思う。個人的には東京創元社版が好きなのだが、新潮文庫もいいなぁ。 また、巻末の訳者あとがきにあった、『主人公は仮想敵と戦っている』という視点には大きく頷いた。確かにこの主人公、思い込みが激しくて変に攻撃的なんだよね……。
0投稿日: 2017.08.28
