国鉄からJRへの過渡期に役員として車両開発に関わった白川氏の対談本。ですます調の文体は相変わらず苦手だ。そして、車両開発の現場ではなく、司令塔としての役職であったことが端々に感じられた。しかし、歴史に通史の視点が必要であるように、国鉄・JRという会社を全体で俯瞰する視点は面白かった。新幹線も興味深かったが、気動車の進化はもっと良かった。自動車と同じように、ボディも台車もそれぞれ重要なのだな~