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紫鳳伝 王殺しの刀
紫鳳伝 王殺しの刀
藤野恵美/徳間書店
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総合評価

3件)
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    個人的にはすごく好き。 あとがきで「働く女性が気分転換に読んでスカッとするファンタジー」を書いたとありましたが、まさにそんな小説でした。 技の名前や流派、建国記に関連した王族の設定など、ちょっと凝りすぎなところはあるかもしれませんが、私は厨二心が程よく擽られました(笑) 主人公が男装の麗人、ということでもっと恋愛的な要素があるのか?と思いきやほとんどなかったのも個人的には良かった。

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    投稿日: 2018.02.18
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    次々と現れる魅力的な登場人物、そして淡々と語られる様は三国志を読んでいるようだった。とても面白かった。一番驚いたのは,この作品を生み出したのがあの「ハルさん」の著者だということ。作家さんって凄いですね。 あらすじ(背表紙より) 仰の国では、王の徳が失われ、世情が乱れ始めていた。「王を殺す刀」を作ったという罪を着せられて両親を殺された柳紫鳳は、女であることを隠し、「絶命殺」と恐れられる暗殺者となり、旅を続けていた。ある日立ち寄った酒場で、月家刀を手に入れたという男たちから、塞北盗侠こと胡桃核が奪おうとするところに遭遇する。この月家刀こそ、紫鳳の父の作った刀だった。だが…。

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    投稿日: 2018.01.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    男装の殺し屋が主人公の武侠小説。 独自の世界観、仇を討つため硬派な主人公、腕に覚えある侠客たち。 展開は早く、それでいてトーンは抑えめ。 もっとじっくり読みたい展開もキャラも設定もあったけど、このスピーディさがよいとも。 とはいえ二つ名で呼び合うところとか、奥義書なんてのは大変滾る。 ラストシーンはもの悲しく、それがよさでもあり物足りなさでもあった。 続編はどうなるんだろう。 ちょっと色恋沙汰を期待したんだけどそういうのではなかったなー。 それはそれとして、7章以降の陸松に思わずキョドるなど……そうか、DT……。

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    投稿日: 2018.01.18