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「母親に、死んで欲しい」―介護殺人・当事者たちの告白―
「母親に、死んで欲しい」―介護殺人・当事者たちの告白―
NHKスペシャル取材班/新潮社
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総合評価

11件)
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    本音は誰しも介護なんかしたくない。 だから、誰か一人に押し付けてしまいがちになる。 介護者に兄弟がいたり子どもがいたりしても、介護する人は1人になりがちなのだ。 人間の尊厳とは、何なのだろう。 ただ、命が尽きるまで生き続けることが尊厳なのだろうか。 私は、自分の命に自己判断で区切りをつけることのできる安楽死という選択肢も用意しておいてほしい、と切に願う。 安楽死というと、すぐに嫌悪を感じる人もいるようだが、決して命を粗末にするという意味ではない。 他国においても、安楽死を選べる状況は厳密に管理されている。 どのように生き、どのように死んでいきたいのか。その想いを尊重するひとつの手段としての安楽死は、最後のカードとして選択できるようにしてほしい、と思う。 使いたくない人は使わなくてもいいのだし。 そんなことも考えた。

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    投稿日: 2025.10.13
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    認知症の怖さを知った。 自分が自分でなくなる怖さ。 介護殺人、怖い。 この本で紹介されているある老人の話が悲しい。 その老人は光熱費が払えなくて本当は毎日お風呂に入りたいのだけれども、月に1,2回しかはいれす、明らかに支援が必要なレベルだった。 その高齢者ですら、月に1回お風呂を沸かせるんだから、私は中流だと言う意識を持っていた。

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    投稿日: 2025.08.16
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    突然始まる介護。 一線を越えるか越えないか。 テレビから流れるニュースを見ながら他人事のように虚ろに考えていた。 読むに耐え難い本ではあるけれど、読む価値は十分にある。 自分に置き換え、自分に問いたい。 人間の本質。 自分の本性はどこまで誇れるものなのか。

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    投稿日: 2025.05.06
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    途中から読むのが辛かった。 いつか間違いなく自分にも立ちはだかるであろう介護という問題が深刻すぎて、怖くなった。 その時に自分は耐えられるだろうか。 全てのことにおいて言えるが、国は本当に役に立たないので自分と自分の周りでなんとかするしかないのだろう。 その時までに、必要な準備と知識を蓄えておかなければ、私も介護殺人を犯してしまうかもしれないと思った。

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    投稿日: 2023.08.16
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    時々ニュースを見ては なぜ そこの手前で助けを求めなかったのだろうと 思ったりしていました。 実際に自分は 介護をした事がないので 本当の気持ちはわかりませんでした。 ニュースでは 話題性のありそうな事件のみ取り上げられていますので 実際の傾向などは わかりませんでしたが この取材では 配偶者、子供、そして 孫 、 更に 男性も女性も 全ての人が 加害者と なりえる事がわかりました。 長年の つらさもあるでしょうけど 短期でも 急に親や 配偶者の 変化に 戸惑い 介護者が 自分を失って行ってしまう事もわかりました。 大抵は 自分がと いう感じで 家の中で終らせてしまう。 他の家族には 頼れない。 そして・・・・・ テレビで放映したそうですが 残念ながら 見ていませんでしたが こういう 番組は 何度も再放送をして 社会に問題提起をしていって もらいたいと思いました。 不幸にも 家族に手をかけてしまった人は その後もずっと悔やみ つらい人生になってしまう。 そして つらい思いを乗り越えて 告白してくださった人々の為にももう こういう事件を 起こさせないように社会がサポートできる仕組みが 早くできる事を祈ります。

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    投稿日: 2022.07.06
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    読むにつれて、とてもしんどくなった。 間違いなく他人事ではなく、みずからも直面する介護。 もし自分が介護する側になったとき、本当に耐えられるだろうか。

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    投稿日: 2020.05.14
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    「母親に、死んで欲しい」: 介護殺人・当事者たちの告白。NHKスペシャル取材班の著書。母親に限らず、家族や身近な人に死んで欲しい、早く死んでくれればいいのに、お願いだから死んでください、たとえ口には出さなくても、心の中でそう願ったことがある人は、少なくないと思う。無責任という言葉とは無縁な責任感の強い人ほどそうなのでしょう。それが介護殺人につながってしまうことは単純な不幸では済まされない。介護する人や介護される人をきちんと支えるための国の制度、社会の制度が壊れている証拠。

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    投稿日: 2019.09.28
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    時間をかけて懸命に当事者からの話を探った話です。意外だったのは、介護サービスを利用している割合が高かったことでした。少し仕事で関わっているものとしては注意が必要なのだと思いました。 事例をたくさん集めたことに驚愕の意を示さずにはいられませんが、その解決策を探ってもらえれば更に内容の濃い本になったのではと感じます。

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    投稿日: 2019.08.19
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    重い話。一人の人を生かすために、家族の人生は潰される。責任感の強い人ほど外に助けを呼べず、どんどん追い詰められていく様子が目に浮かぶようだ。サービスがあるといっても、何年も待たされる様なサービスになんの意味があるのか考えさせられた

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    投稿日: 2019.08.15
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    当事者のインタビューは、彼らの優しさと葛藤をうまく映し出した、とても心に響くものだった。 特に、夫婦のケースは、仲睦まじかった頃の回想が涙を誘った。 しかし、気になったのは、ケースごとに筆者が違うのかな?と思うくらい、1冊の内容にまとまりがないこと。 ジェンダーでモノを語る記述が多く、「それ、男の特徴って言ってるけど、前のケースだと、女の特徴って言ってなかった!?つまり人類みんな共通じゃん!」と言いたくなる事がしばしば。 また、記者の記述も、またさっきと同じだし!という事がかなり多く、後半読んでいるとかなり停滞感があって飽きてきてしまう。 内容はとてもいいのに、編集の精度が低いところが残念…

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    投稿日: 2018.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わっても、あれこれと考えさせられ続けています。 それは「介護には”死ぬ”以外に明確なゴールがない」ことと同じでもあり「何をするのが正解なのかわからない」こととも通じるのかと思います。 傍からは介護者と被介護者を引き離すのが最善と思われるケースでも、当事者たちが「家族だから離れるなんて考えられない」と言って拒否。 そして最悪の結果を生んでしまった…とするとこの当事者たちにとって”最善なこと”とは一体何だったのか。 行政のヘルプに量質ともに限界がある中、極論、もしかしたら”殺める”という手段をとったとはいえ最期まで一緒にいられたことが当事者たちにとって最善だったのかもしれない。 そんなことをぐるぐると考えてしまいます。 殺人に至った様々なケースの後、現在進行形で介護に携わる方のインタビューが紹介されていました。 「介護を始めた頃は以前の生活を取り戻したいとあがき、疲弊していた。 もう戻れないと悟った今は、感情を押し殺し、何も考えないようにしている。 『自分は介護ロボットになった』 そう思えば、今の生活を受け入れられる」 当初は介護殺人に至る人とそうでない人を隔てる境界線が必ずあると思っていた取材班。 しかし、取材をすすめるうちにその境界線がわからなくなったといいます。 そして「明確な境界線はなく、事件の当事者も越えてみて初めて自分がそこまで追いつめられていたことに気づくのだと実感した」と結論づけています。 ”介護ロボット”とまではいかなくても、感情を押し殺し、ジリジリと追い詰められていたならば、ふとした瞬間にこの境界線は無自覚に越えてしまってもおかしくないと思いました。 それぞれのケースを自分に置き換えてみて「思いとどまれるか」と自問してみて「100%で『思いとどまれる』と言えないかも」と感じた瞬間の怖さは、忘れられそうにありません。

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    投稿日: 2018.04.20