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人類5000年史I ──紀元前の世界
人類5000年史I ──紀元前の世界
出口治明/筑摩書房
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総合評価

21件)
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    出口さんの歴史の本なの大きな期待とともに読了。世界史を、教科書のように年号順に読んでいくのではなく、人物や貿易などに着目して解説するもの。本書は文明誕生の5000年前から紀元元年前後までの3000年分を一冊にまとめたもの。昔すぎて記録が残っていないし、大事件もないんだろうけど、それにしても3000年分を一冊の文庫本にまとめるのは無理があって、読み応えがないのは残念。

    0
    投稿日: 2025.05.20
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    何度、同じような本を読んでいるのだろう。 それでも、読みたくなり、読んでしまうのが、先達の足跡とも言える歴史の魅力なんだなぁ。しかも、毎回、新たな発見がある。(忘れてるだけなのかもしれないが) 出口氏の歴史書の最大の魅力は、横断的な把握にある。毎回、「そのころ◯◯では〜」とあり、例えば、オクタウィアヌス、イエス、王莽などが、同じ時に異なる場所で、活動していたなんて、ワクワクしてしまう。

    55
    投稿日: 2025.05.07
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    出口治明著『人類5000年史. 1 (ちくま新書 ; 1287-1)』(筑摩書房) 2017.11発行 2024.11.19読了  出口治明氏は歴史学者ではないものの、新書サイズの本で全世界史をこれだけ詳述しているものを私は他に知らない。時代や地域を限定した新書はいくらでもあるが、この「人類5000年史」シリーズに並ぶような類書を私は知らない。全世界史を取り扱った本は単行本(ソフトカバー)で多く見られるが、これでは電車の中で読むには不便である。  移動中でも気軽に世界史を紐解けるので、私は重宝している。 https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I028597443

    0
    投稿日: 2024.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ●科学的観点もある世界史 一気読み世界史を読み、楽しくなり、もう少し詳しく著者の世界史を読みたくなった。歴史の観点よりも、生物学などの科学的観点から論じられており、理解が進んだ。地球はビックファイブと呼ばれる生物の大量絶滅を五回経ているということが衝撃であった。生物は一本線で進化してきたのではなく、決して優しくない環境の地球で様々進化してきたと知った。世界史は一つ。著者の言うことがよくわかる。B***


    0
    投稿日: 2024.05.26
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    5000年前から現代までを年代ごとにざっくり区切って、各年代で世界の状況がどんな感じだったのか歴史的に解説してくれる。本書はBC3000からBC1までがスコープ。 年代でまとめて各地域の歴史を見ていくので、 「一方そのころxxでは、」を繰り返して話が進んでいく。 年号を覚えてない自分にも、始皇帝とハンニバルが戦争してたのはだいたい同じ時期なんだなぁとか横の目線が自ずと理解できた。

    0
    投稿日: 2024.01.06
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    ・なお、地球の生命の歴史は、残るところあと一〇億年です。一〇億年後には、太陽が膨張して地球上の水が全て蒸発してしまうからです。つまり、地球の生命の歴史は全部で五〇億年、私たちはその中で既に四〇億年を生き抜いてきたのです。

    0
    投稿日: 2023.12.06
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    メソポタミア・エジプト、中国、インド、ヨーロッパという古代の先進地域を中心に、紀元前の歴史をまとめてあります。この頃こちらでは〇〇、あちらでは〇〇、と同時期の他の地域というように場面転換して行って、ユーラシアという横で繋がった世界のイメージが掴めます。通史でありながら教科書的ではない、分かりやすくてなるほど〜と思わせる出口さん。また歴史への興味が深まりました。

    0
    投稿日: 2023.07.28
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    出口治明さんの著作、ブクログ登録は3冊目になります。 出口治明さん、どのような方か、ウィキペディアで確認しておきます。 出口 治明(でぐち はるあき、1948年〈昭和23年〉4月18日 - )は、日本の実業家である。ライフネット生命保険株式会社創業者。現在は立命館アジア太平洋大学学長。三重県生まれ。 2021年(令和3年)1月に脳出血で倒れてリハビリテーションに取り組み、車いすやタブレット端末を使いながら学長職を続けている。 で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです) 人類の五千年を5巻にまとめる、どこにもなかった歴史書の第1巻、ついに刊行! 文字の誕生から知の爆発の時代まで紀元前三千年の歴史をダイナミックに見通す

    12
    投稿日: 2022.09.16
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    自分が世界史の知識がほとんど無いせいもあるかもしれないが、人物と年号の羅列でわかりにくい印象だった。 初心者が読むにはおすすめできない。

    1
    投稿日: 2022.02.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2021/03/19:読了  歴史学者ではない人の、人類史で、面白そうだと思ったけど、細かなディテールが積み上げられた本で、情報量がありすぎて、読むのが難しかった。  時間があるとき、じっくり読むと良い本。  

    2
    投稿日: 2021.03.19
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    世界の全地域を横断して、時系列に歴史を述べる意欲作の一作目。人類の誕生から紀元前0年までが範囲。 意欲作、ではあるのだが、企画に無理があるというのが正直な感想。 著者が以前著した「全世界史」の内容を詳述したいというのが執筆動機なだけに、広大な執筆範囲のなかで、結構細かな人物や事件まで取り扱う。 しかし新書の規模でこれを行うと、どうしても人名事件名の羅列という印象をまぬかれない。 勿論、著者は大いに工夫している。それらの事件の遠因から後の世への影響まで、常に目配りを忘れない。また政治史だけでなく思想史や芸術史にもしっかり焦点を当てているのも、著者の博識さを偲ばせる。 にも拘らず、結果として出来上がった意欲作は、正直、どの読者層にはまるのかよく分からない失敗作という印象。 世界史に全く触れたことのない人には、ハイペースであちこちの地域に話が飛ぶし、登場する人物も地名も事件名も非常に多く、ついていくのが難しそうだ。 一方で、ある程度の通史が頭に入っている人からすると、大半はおさらいのレベルに留まるし、歴史の「なぜ?」への踏み込みが物足りない。発見が少ないから、何より読んでいて楽しくない。 結局のところ、著者の自己満足に付き合わされただけかな。他の著作に比べると、「教養」に繋がらない一冊と思える。

    3
    投稿日: 2020.10.25
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    世界各地の文明の進行が同一時間軸においてどうだったかを認識させてくれる。しかし、最初の方はいいのだが、だんだん時代を下るとかなり複雑化し、なかなかついて行くのが大変になる。

    0
    投稿日: 2020.10.07
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    文字の使用開始から現代までの人類5000年の歴史をまとめた本。Iでは紀元前の約3000年の歴史が書かれています。 本書では、歴史の始まりを「文字の使用開始」としています。第1章はホモ・サピエンスの誕生から文字の誕生まで。第2章から人類5000年の歴史が描かれています。

    0
    投稿日: 2020.06.24
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    このシリーズがBC3000年頃から年前から2000年頃までの5000年世界史の概要編だとしたら、ちくま新書の「人類5000年史」シリーズは詳細版。一年かけて一冊目標だそうで、「一人の歴史好きの市民の趣味が高じたものに過ぎ」ないというには凄すぎる!このⅠは紀元前の歴史。

    0
    投稿日: 2020.05.22
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    文字が発明されて、歴史が記録されるようになった約五千年前を起点とした人類の五千年史を辿ったもので、本刊はそのうちの紀元前の三千年をカバーしている。 筆者は世界史についての知識も深いものがあるが、歴史の話に入る前に、地球の誕生、生命の誕生(熱水噴出孔説)、六度の大絶滅、東アフリカの現世人類誕生、言語の獲得、農耕・牧畜の始まり(ドメスティケーション)、といった大きな流れを説明する。オープニングトラックとして相応しい。そして、こういった大歴史と一線を画するのが、記録の誕生であり、そこから固有名詞による歴史が始まることを考えると、五千年前を起点とするのは理に適っていると言えよう。 エジプト、メソポタミア、インダス、黄河の四大文明を中心に世界は回る。この太古の昔から特定の個有名によって国は統べられ、そして争われていたのだと思うとそれがいかにして可能であったのか知りたいところである。ジュリアン・ジェインズがその著書『神々の沈黙』でそのころの人々が我々が今持つような形での意識を持っていなかったとする仮説を唱えたが、いったいにおいて何が起きていたのかは、興味をそそるところである。 ギリシア哲学、諸子百家、ローマの物語、などが語られるが、もう少しこの辺りも知識を積み重ねていいかもしれない。今からみると、鉄道や飛行機もなく、多くの科学知識もなく、系統的な医学も未発達、インターネットもモバイル機器もない時代において、人々がどのような力学で動き、考えていたのかというのは当然に興味が持たれるべき領域である。何より古来の出来事を元にした多くの物語を楽しむためにも一定の知識と理解が必要だろう。世界史は、あまり興味なかったのだけれど、もう少し学生のときにやっとけばよかったかなといつも思う。 ---- 『神々の沈黙』(ジュリアン・ジェインズ著)のレビュー https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4314009780 『人類5000年史II』(出口治明)のレビュー https://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/4480069925

    3
    投稿日: 2019.10.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

     荘子は、寓話や警句(胡蝶の夢、大鵬や、井の中の蛙大海を知らず等)を多用して、人為を遠ざけありのままの世界(自然)を受け入れることを主張しました。そこには、上天・上帝信仰が全く見られませんし、性善説も性悪説も、ともに無意味なものとして排斥されます。おそらく世界最初の実存主義者であり、人間を自然・生物界の中に相対化した生態学者であったのでしょう。DNAを予見したと言えなくもありません。荘子は、タオイズム(老荘思想。道家)を大成しました。(p.194)

    0
    投稿日: 2019.03.20
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    世界史の教科書や参考書は、エジプト、ギリシャ、メソポタミア、インド中国など一地域を一気に描いていく手法であるが、この本は100年同時代の各地域の動きを見てまわるのが面白い。改めて面白いと思うのは、各地域で政治、道具、言葉、思想など文明的営みが同じように進展していること。現在だと貧富の差があるように見えるけど、とても多様性があり豊かな人の営みがあったことに感動する。

    2
    投稿日: 2019.01.25
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    【感想】 端的に言うと、出口氏がこのジャンルの本を執筆されるのは、少しお門違いなんじゃないかと思った。 勿論、この人の書いた本は面白い本が多いし、教養・素養の高さが窺い知れる名著ばかりだと思う。 実際、出口氏の執筆された本で何度も読み返すくらい好きな本は数多い。 そう思っているだけに、、、 このジャンルを執筆するというのは、ややおこがましい気がした。 いくら歴史に詳しく教養があるからと言って、このジャンルに手出しするのは正直無謀すぎる。 事実、少し根拠に乏しかったり、偏っていたり、どこかから拾い集めてきたような情報ばかりだった気がする。 餅は餅屋。 専門書はそのジャンルの専門家が書いた本を読んだ方が良いと思った。 【引用】 40億年前、海底の熱水噴出孔付近で好熱菌の生命「ルカ」が誕生。 地球上に生息した全ての生物の母。 当時の地球上には、太陽風という約10万度の熱を持つプラズマが強い放射線を伴って降り注いでいたので、太陽風の届かない深海以外では生命が生まれる事は不可能だった。 約10億年後、地球に磁場や電流が生じ、地球がいわば巨大な電磁石になった。 この磁石の力で太陽風が曲げられ、太陽風が地球に降り注ぐことがなくなり、生物は浅海に進出し始める。 浅海に進出した生物は、太陽光のエネルギーを利用して光合成を行う最近を誕生させ、こうして地球上に酸素が供給され始める。 10億年前頃に初めて多細胞生物が出現するようになった。 約6億年前に光合成の作用により大気中の酸素濃度が現在とほぼ同レベルになってオゾン層が出来始め、紫外線が大幅にカットされるようになった。 そこで初めて陸上にも生物が進出できるようになった。 1.45億年前から6600万年前の白亜紀に恐竜の時代が訪れる。 ビッグファイブ最後の大量絶滅で、爬虫類から哺乳類への転換が生じて新生代が始まる。 地球の寿命はあと10億年と言われている。 10億年後には太陽が膨張して地球上の水が全て蒸発してしまう。 地球の寿命は50億年、私たちはその中で既に40億年を生き抜いてきた。

    6
    投稿日: 2018.11.06
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    <目次> 第1章  文字が生まれるまで 第2章  第一千年紀の世界…BC3000~BC2001 第3章  第二千年紀の世界…BC2000~BC1001 第4章  第三千年紀前半の世界…BC1000~BC501 第5章  第三千年紀後半の世界…BC500~BC1 <内容> ついに出口さんが本格的世界史を書き始めた。まえがきによると、ライフワークになるようだ。1年1冊ずつ上梓していくらしい。新書版なので、詳細ではないが、ポイントが押さえられている。   

    0
    投稿日: 2017.12.19
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    同時期に世界であったことが分かりやすく書かれている。 詳細でありつつも、くどくなく読みやすく感じた。 時々出てくる日本の存在感がこの本の特徴だと思う。 Ⅱが楽しみ

    0
    投稿日: 2017.12.12
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    生命の誕生から、人類の誕生、言語の誕生、農耕の始まりであるドメスティケーションから、文字の誕生で一気に文明が栄えてゆく。 その流れを世界全体を俯瞰して、知ることができる良書。 過去は、 未来を予見するのとができる唯一の材料だ。

    0
    投稿日: 2017.11.12