
総合評価
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powered by ブクログライトノベル、それが感想 タイトルと読み出しのギャップに、あとから「伏線回収あるのかな?」と気にしながら読み進めるも、「ぎああああ」とか「うおおぉぉぉ」とか「わあああああうぎゃああああ!」とか稚拙な表現だし、何にも伝わってこない。 言葉遣いも下品で、登場人物もまともな人が出てこなかった。 「まともな登場人物は弟だけかよっ」って思っていたら何で実在しない?ファンタジー?必要ある? 主人公が不幸な家庭環境の中でグレずにまともな人生を歩んでいられたのは(架空の)弟に支えられていたから? (イヤイヤ、冒頭に下着姿で逃げ回ってる時点でまともじゃないんだけど) それなら弟じゃなくて自分と対話すれば良くない? 唯一、『肉の割引けーん』(2回目)で泣きそうになった 主人公の危機を救ったダジャレが違う誰かの『今しかない』を救い返したのだ 『結局、人は支えて、支えられて生きていくのだ』 そんなところかなぁ
0投稿日: 2023.09.13
powered by ブクログ主人公の性格と同じようにスピード感のある文体で物語は進んでいく。重い内容もスラスラと読めた。 一般によくある小説とは違った構成だった。起承転結というよりは、月日の流れをそのまま書いたようだった。そのため、可笑しなシーンから急にシリアスになったりと忙しかった。明るさと暗さの対比が余計に辛かった。読めない展開はワクワクしながら読めた。ラストは予想外で、個人的には好みだった。伏線はあまりないと決めつけ読んでいたら、しっかりと張り巡らされていた。猛スピードで進み一見雑のように思われるストーリーが、実はよく練られていたもので、そのチグハグがまた面白かった。 登場人物のキャラクターはわかりやすく、魅力的だった。主人公は自分のことをすごく卑下していたけど、辛い過去を抱えていても真っ直ぐに懸命に生きる彼女は美しいと思った。 「ずっと傍にいて、消えることはない。だから安心して忘れていてくれ。」
0投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログ登場人物達がみんな素敵で感情移入してしまいました。上手くいかないことだらけなはずなのにそれでも何とか向かっていこうとする姿勢に勇気をもらいました。
0投稿日: 2021.09.24
powered by ブクログコミカルな語り草なのにラストはちゃんと驚く展開があって面白かったです。竹宮ゆゆこさんの描く男女関係はリアリティがあるようでどこか浮世離れしている、そんなお話が多くて文量もちょうどいいので読みやすいです。竹宮先生デビューには向かないかも。
0投稿日: 2021.03.24
powered by ブクログ包丁を持った正妻に踏み込まれ 愛人の座を失った「信濃」26歳。 キックボクシングクラブの受付でバイトしながら どん底生活を送っている。 そこに現れた弟とモト彼 潜って沈んでどん底まで落ちて 呪縛をはねのけ必死に生きていく。 なんだか回り道しすぎだな。。
0投稿日: 2020.04.25
powered by ブクログ出てくるキャラがみんな素敵!! 白鳥さんも青葉さんもめっちゃ好き!睦月、なんとなくわかってたけど、素敵な存在。 いつもセリフが漫画みたいな小説やけど、心がホッコリする内容で好きやった。 転職して間もないしヘロヘロやってるから本読む機会が減ったけど…やっぱり本は元気くれる!!!
0投稿日: 2020.02.02
powered by ブクログ「お前の全てが燃え上がる。」 表紙の透明感あふれるイラストに惹かれて きっと繊細な家族愛や恋を綴った作品なのだろうと 購入しました。 内容を読み進めてまず思ったこと、 「表紙詐欺!!」 冒頭で不倫相手の妻に刃物で襲われ 命からがら逃げながらもギャグ調。 絶縁した初恋の男性、 醍醐と偶然再開をする場面でさえギャグ調。 主人公は口を開けばおまえ、うんこ、きもいなど お世辞にも言葉遣いはよくありません。 いい意味で期待を裏切られ、 主人公のあまりの歯に衣着せぬ物言いに 小説の帯では電車で泣いたとありましたが、 私は電車で笑ってしました。 面白いけれど、 ずっとこの調子だったら疲れるなと思いつつ 物語の終盤。 ようやく語られる主人公の生い立ちと、 ずっとそばで寄り添ってくれていた弟睦月。 表紙詐欺だと思っていた気持ちが ひっくり返りました。 物語の登場人物達は 順風満帆な人生を送ることはできませんでした。 人生は一筋縄ではいかない、 辛い思いをして何度も出会いと別れを繰り返す。 何が起こるかはわからないけれど、 それでも生きる、生きなきゃ! そんな気持ちになれた不思議な作品でした。
3投稿日: 2019.03.09
powered by ブクログすごい人生だった。誰もが。人生のレールにうまく乗れなくてちょっと苦しんでいる自分にもチクリとくる部分はあるけれど、でもそれでも落伍者ではないんだと思わせてくれる、優しい本でもあった。
0投稿日: 2019.03.05
powered by ブクログ学級文庫に置いてあった本 表紙で選んでしまった 読んでいて前半の部分で自暴自棄になっている信濃の言葉今の自分にで刺さるフレーズがたくさんあった。 2つに分けると信濃と醍醐の話、信濃のその後の話、みたいな感じに分けられるけど、途中いきなり話が変わりすぎて内容がわからなくなった。結局睦月は信濃の中の幻ってことであっているのか、?26歳のときの信濃と醍醐が上手く行ってればよかったのにってかなり思う。
0投稿日: 2018.09.26
powered by ブクログアル中一歩手前の信濃がアル中母からの呪縛を 肉体の力で振り切るのが素晴らしく頼もしかったです 生身って やっぱりすごいと思う! 心がしんどければ体の力を使うのだ!!
0投稿日: 2018.06.14
powered by ブクログ読んでいて苦しかった。信濃と醍醐の生き方や考え方が切なくてさみしくて切なかった。でも最終的には再生してしあわせな未来を紡いでくれてよかった。独白が切々としすぎていて痛々しかった。弟がうつくしかった…
0投稿日: 2018.03.04
powered by ブクログ「俺はそんなことでおまえに対する見方を変えたりしねえよ。おまえは誰かの奥さんにとっちゃ殺したいほど憎い相手だったんだろうが、それは俺には関係ねえ。俺とお前の関係には、他の誰も関係ねえ。」 『そんな私を誰がどう思ってるいるかなんてことも、心の底からどうでもよかった。なにを言われたって相手にしなけりゃ無音と同じだ。利用されてる? 使用している? あわれ? あばずれ? 汚らわしい? いずれ刺される? そんなのお互い様なんだよ。』 『酸素を使って、電気を使って、ガスを使って、水を使って、インフラに寄生して。倫理を破壊して人を傷つけて、食い扶持すら人から盗んでる。それが私という人間だ。生み出せるのは排泄物と二酸化炭素と迷惑のみ。』 『私をこの世に産んだ人の記憶は、今も私に深々と突き刺さり、打ち込まれた釘みたいに貫いて、もう変えようもない過去の時間に私を磔にしている。それはまるで川の流れの源、すべての傷に繋がっていて、今この瞬間も新鮮な血を湧き出し、枝分かれする裂け目へと流し込み続けている。』 『そして、そのあとには必ず朝がくる。今日は昨日になって、明日は今日になる。 過去は変えられないし、明日のことはわからない。でも、今日やることは私が選べる。』 『この拳にちゃんと力が込められたなら、一体なにを殴ろうか。全力で打ち抜いてぶっ飛ばしてやりたいのはなんだったろう。私を傷つけ、弱くするもの。悲しくさせるもの。泣かせるもの。動く力を奪うもの。ほらあんたなんかダメに決まってる、と、証拠みたいに目の前にぶらさがるもの。べっとりのしかかって視界を塞ぎ、過去に引き戻そうとするもの。』 『そういうなにかに名前はない。人生からそれだけ切り取って摘出することもできない。でも居場所はわかっている。私の頭の中にあるのだ。そいつはずっと前からあって、ある時を境に腐りだした。不穏な速度で膨れ上がった。気が付けばパンパンに張り詰めて、まるで小さなバッグに無理矢理詰め込んだ西瓜のようになっていた。』 「俺、これ着るとかっこよくなっちゃうんだよ。ごめんな信濃、目に毒だろ」 「ううんいいの大丈夫気にしないで。私の網膜、無職は認識しない仕様だから」 「いや俺別に無職じゃねえよ」 「あれー醍醐どこー? 見えなーい」 「さっきまで見えてただろ」 「なーにー? 聞こえなーい」 「このくだりに鼓膜は関係ねえだろ」
0投稿日: 2018.01.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん。結構長い人生の話なのに、なんだかさらーっとしてる感じだった。浅いのかな?会話は笑えるところもあったけど。特に後半は走馬燈のように終わっていった。
0投稿日: 2017.12.05
powered by ブクログいわばどん底の生活を送る女性の再生物語。 感情の振れ幅のやたらと大きな主人公やどこからその発想がと思う(笑)変な掛け合いは、ゆゆこ先生の定番だ。 どうにも鬱で取り返しのつかない展開後に訪れる再生の場面はいわば力付く。 いや、体を動かすって大切だよなあ(笑) 再生後に漂う明るさがほっとさせてくれる。 ……のだけど、読み終わった印象は正直ちょっと微妙。 だって、ラストの病気の話はいるだろうか? 元彼との一線を越えるための切っ掛けだとしても、これはこれで暗い未来を想像してしまう。 しかも、そういうところで終わってるし。 このラストは個人的にはいらないかな。 ファンタジー設定の弟も、さて、どういうことなんだろうと考えてしまう。 本人だけでなく、ほかの人にも見えるんだよね? それって、リアルに精霊の類ではないかと。 長野の山奥にはきっといるんだ(笑) 文芸誌でのこれまでの3冊は結構似たような雰囲気の話が続いた気がする。 ここらで全然違うテイストの作者のお話も読んでみたい。 ぜひ!
0投稿日: 2017.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ストーリーはおもしろかったが、睦月が架空の存在ならば醍醐や他の人物にも見えているうえで話が進んでいるのがなんともいえない 映画「シックスセンス」のようであったらよかったなと思う
0投稿日: 2017.11.16
powered by ブクログ26歳のバイトの女性が主人公の長編小説。元恋人や家族との関係の中で物語が進行していく。キックボクシングのシーンは迫力があった。
0投稿日: 2017.11.12
powered by ブクログ2017.10.28読了。 悶々と悩むことが誰にでもあって、みんなみんな悩んでる。悶々と悩む主人公と一緒に壁を突き破りたくなる一冊。
0投稿日: 2017.10.30
powered by ブクログ最初は主人公のガサツさ・優柔不断さに共感できず、うーん…と思っていたのだけど、最後にはまんまとちょっと感動させられてしまいました。 テンポがよく、大部分がドタバタしています。 気になるのが、帯。 内容と合っていない気がするなぁ。
1投稿日: 2017.10.08
powered by ブクログ軽快過ぎる会話と青葉さんとのやり取りは好きだったし、青葉さんと昼飯に行く時の会話はぐっときた。そして最後はあれよあれよとこうなるのかという驚きもあったけど、睦月については結構最初の頃から想像がついたし、似たような設定の小説も読んだ記憶がある。なので面白かったけど☆4つです。
0投稿日: 2017.07.05
powered by ブクログ読んでいると苦しくて悲しくて人生のどうしようもなさに胸を痛めて でも活きのいいキャラクターが頼もしくて前を向く。 信濃の数々の叫び。キラキラ輝いて闇を照らしている。 目の前にぶら下がる名前のないもの。 人生に打ちのめされ それでも自分を諦めなかった信濃に、架空のこれからを期待して。幸あれ!
1投稿日: 2017.06.22
powered by ブクログ久しぶりに表紙とタイトル買い。ライトノベル初めて読んだけど 私には向かない。(笑)砕かれた言葉だから分かりやすいけど 読んでて単純すぎて面白くない。単にこの小説が面白くないだけかもしれないけれど。 君の名はと、この小説もそうだけど この手のラストの展開苦手。途中までの展開は割と面白かったのになあ、残念。「おまえのすべてが燃え上がる」なんてタイトル、誰もかも思い浮かばなそうだからこそ、それに見合うもっと衝撃的なラストにしてほしかった。
0投稿日: 2017.06.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『知らない映画の~』『砕け散るところを~』に続く新潮文庫nexでの第3弾。それなりに重い幼少時代の設定があり、愛人生活を経て貧乏フリーターをしている「信濃」と、高校以来の幼馴染「醍醐」の話。 主人公「信濃」は人との距離の取り方がやや不得手のようで、それは親友?の「醍醐」であっても例外ではない。彼女が辛いときに現れる弟の「睦月」の存在は、かえって彼女のいびつさ、求めているものを際立たせる。 主人公たちの設定や仕掛けは結構食傷的な感じもするが、ネガティブで不器用な独白には共感するとこがないでもない。
1投稿日: 2017.06.10
