
総合評価
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powered by ブクログ数年前に親しくなった友人がクリスチャンだったことがきっかけで手に取った本。 それなりに分かり易く書かれていて、何もないところからぼんやりと組み立てるにはとてもいい一冊だと思う。(特に宗教などにおいて何か一つのものを鵜呑みにするのは危険なので、それなりに慎重に読んだ) 本筋とは少しズレるけど、小説からの引用や考察が面白かったし節々に深く共感出来るものがあった。 哲学者も多く出てきて、そう言う部分でも少し楽しめたのはラッキーだったかも。 最後の章にかけてキリスト教での(というよりは著者自身のと言ったほうがいいのかな)生死への向き合い方?みたいなものは恐らく誰しもが考えたことがあることだろうし、内容もより哲学的に感じられた。宗教の存在や、そこに対する人びとの向き合い方のようなものに興味が沸いた。 例の友人はプロテスタントで、この著者はカトリックと言うことで厳密には考えや教えに差異があるのかもしれない。けどどちらも「対話」ということを大事にしているのはなんとなく理解できた。 対話は問いから生まれると考えてるんだけど、そういう意味でも哲学と似ている部分があると感じた。
4投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログ現代社会に生きるキリスト者の考え方などがもっと書かれていると良かったのですが。しかし、筆者はサブカルチャーにも結構詳しいですね。
0投稿日: 2020.05.14
powered by ブクログ著者は元電機メーカーのサラリーマンという異色の経歴を持つカトリックの司祭。カトリック信徒はいつもどんな風に「神」と接しているのか?をわかり易く説明してくれている好著。想定されるキリスト教批判にもさりげなく触れている点も評価できると思う。
0投稿日: 2019.01.21
powered by ブクログキリスト教の歴史や哲学など方面からではなく、キリスト教徒としてどのように神やキリストと歩み、対話しているのかということを様々なテーマから例示していて、キリスト教徒であるとういことはそういうことなのだなということを得心させてくれる本だった。
1投稿日: 2018.11.24
powered by ブクログ"人間にとって最も美しいことは 「共に生きる 」こと"(本文より抜粋) 私自身は無宗教な人間ですが、カトリックのパートナーが熱心に教会に通っており、少しばかり理解を深めようと、この本を手にしました。 教会では、そういえば、「キリストと共に」というフレーズをよく耳にします。この本を通じて、この意味がどういう意味合いで言われているのか、理解できました。 "キリスト教とは 、人間が神と語り合いながら 、人生の旅路を歩む宗教です "と本にあるように、信者にとってはイエスキリストが、伴走者のような存在なのですね。 また、この本は結婚についても触れているのですが、その内容が非常に、結婚の本質を捉えているように思います。
1投稿日: 2018.11.08
powered by ブクログキリスト教に関心がある人には、良い本だと思う。クリスチャンの人が読んでも面白く感じる。ただ少し難しい表現があり、わかりづらいところもあり。
0投稿日: 2018.09.04
powered by ブクログ一人のキリスト教徒として、考えさせられることが たくさん書かれており、とても良かった。 また、時間を置いて読み返したいと思う。
0投稿日: 2018.04.26
powered by ブクログ分かりやすく,読みやすい記述でキリスト教のエッセンスを解説している好著だ.遠藤周作の「侍」でキリスト教への導入パターンを例示している部分が特に良かった.p189から展開している吉本隆明の「対幻想」の部分はやや難解.上野千鶴子の論評も加わって,興味あるが難しい.
0投稿日: 2017.11.30
