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怪談徒然草
怪談徒然草
加門七海/アドレナライズ
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総合評価

11件)
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    少し前、百歳になろうとする認知症のお婆さんがいた。彼女は終始ぶつぶつ言っている。何の脈絡もなく(無いと思う)、今ここにいない誰それと会話を始める。 「あんた、何をしよんなら」「そりゃあ、△さん持って帰ったんじゃろ」「気をつけにゃおえんで」「□(娘の名前)が産まれたけ、それはもうええ」 昔あったことなのか、ホントの記憶なのか、ようわからない。△もよく聞き取れない。何となくお産の忌習俗に関することのような気がしたが、お婆さんはもはや他のぶつぶつに変わったので確認のしようがない。お婆さんは、使う前に撤退したようだが、「あんた」さんはどうやら禁断の△を使ったようだ。お婆さんがそれを覚えているということは、このあと、なんらかの不具合が起きたのか?怪談噺はこのように誕生するのかな、と思ったものである。 さて、加門七海さんである。 どうやら見える人らしい。これは客観的に、科学的に、「見えたかどうか」は検証できない。「神はいる」という人に対して、神不在論をふっかけるようなものだからだ。 ⸺家と家の隙間に、痩身で、垢じみたコートを着た男の人が俯き加減のまま、昼でも夜でも立っている。 ⸺古墳巡りの夜、短甲の武士が追っかけてくる幻想を見る。 ⸺どうしても気持ち悪い工場跡地がある。 ⸺三角屋敷の怪。どうやら誰かが、呪術の効果を確かめるために、実験として何かをしようとしていた。どうやら寸での処で逃れたらしい。 たとえ、事実のみを喋ったとしても、認知症のお婆さんの話のように少し怖い話は何処そこにもある。いつかは、もう死んだ筈の夫と、その場で話を始めたこともある。それを面白く語れるのは、作家の力量だろう。 ロカさんお勧めで読んでみました。ありがとうございます♪

    113
    投稿日: 2025.07.30
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    これはすごい本ですね… 一気に読みました。 見えざる世界の事が実体験として語られてて興味津々です! 呪術恐るべし。

    7
    投稿日: 2023.05.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館より。 楽しく読了。 私はさっぱり見えないが、見えたら見えたで加門七海先生のように過ごせたらいいのかも~と思わず思ってしまった。 冷たく思えるのかも知れないが、下手にでしゃばらず。思いやりだと思う。 他の怪談も読んでみたい。

    1
    投稿日: 2016.12.13
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    日常的に視たり体験したりする人って本当に大変なんだなぁ・・・と思う反面、「慣れって怖い」とも思いました。いや、霊感体質の人はたくましくならないとやっていけないのかもしれませんが(でも、加門さんはちょっと特別な感じがする)。 幽霊やそういった存在はもちろんのこと、「人間が一番厄介かも」と思うお話もいくつかあり(三角屋敷を巡る話には心底ぞっとした)。色んな意味で怖かったです。

    1
    投稿日: 2015.06.12
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    実話系です。加門さんが幼少時から体験し続けてきた、それ系の体験について語る形式。 加門さんて、そこまでそうゆう体質の方だったのね! 他の本でも読んだけど三角屋敷、やっぱ怖いねえ。まだ呪術続いてるのかなあ。

    1
    投稿日: 2013.03.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    http://kumaniac.blog99.fc2.com/blog-entry-451.html

    0
    投稿日: 2011.06.06
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    霊感の強い作家の実体験を対談形式で聞き書きしたもの。あくまで一個人の体験に基づくため視点やテンションがぶれないので読みやすい。しかもオリジナリティに富んでいる。この人の創作物を読んでみたくなった。

    1
    投稿日: 2011.03.29
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    加門七海 東雅夫 三津田信三 三人の対談本 加門七海という名前は知っていたが、著書を読んだ事はなかった・・ でもこの本を読んで一気に興味がわきましたね 霊能者の本音が分かってちょっと面白かったし(・ω・) 三角屋敷も怖かったけど、やっぱり「ある町工場の話」が一番怖かったわぁ・・ ((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタカタカタ 「嫌な感じの幽霊」と「マッサージ幽霊」は爆笑でしたっ

    1
    投稿日: 2010.08.09
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    見たことがないから信じない、と堂々と言えません。 読後は自分の知っていることなんてホンのわずかなんだと感じます。 まさに「理外の理」です。

    1
    投稿日: 2010.05.09
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    【目次】 第一夜 神田のとある雑居ビルの一室にて  はじめに/あの橋を渡って/療養地の一夜/犬の夢/振り向けば……/引っ越し/震災慰霊堂/ギョッとした話/狐が棲む/猫が止める/死神/後味の悪い話/山の旅館 第二夜 渋谷のとあるビルの会議室にて  第一夜の後に……/壇ノ浦の平塚/嫌な感じの幽霊/古墳の霊/ある町工場の話/二階が怖い/業界では有名な幽霊屋敷/雪の降った夜に……/首にまつわる話/人形と指輪と櫛……/骨董絡み二話と石の話 第三夜 根津のとある旅館の一室にて  第二夜の後に……/まずは旅館の話から/自称霊能者/絶世の美女の正体/九人の氏子と神主/珊瑚の祟り/オカルト事始め?/障子の黒い点/安部晴明の屋敷跡で/三つの人魂の話/マッサージ幽霊と守護霊/振り向いてはいけない/加門七海と本名 最終夜 再び根津のとある旅館の一室にて  三角屋敷を巡る話 完全封印版  あとがき

    1
    投稿日: 2009.01.12
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    著者の体験談。 半信半疑でも読んでしまう。怖い。とくに最後の話なんか、マジですか?って著者に手紙書きたいくらい気になります。

    0
    投稿日: 2005.04.30