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竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記
竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記
森見登美彦、川上弘美、中島京子、堀江敏幸、江國香織/河出書房新社
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総合評価

27件)
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    「小さな表現の差にこそ大きなぶれがあることを身をもって学んだ。」 堀江敏幸さんのこの文が表現の芯を食っていて好きだ。 『堤中納言物語』の「虫めづる姫君」の続きが無いことが本当に悔しい。 平安時代でルッキズムに苦言を呈してるこの短編が1番好きだったからこそ、悔しい。 『竹取物語』は1番読みやすかったから、お勧めです。

    0
    投稿日: 2025.01.29
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    伊勢物語が読みたくて。 和歌に疎いけど…面白かった! あの詩歌からの世界が広がる感じ、人の思いのつわり方、素直に日本語ってキレイだなーと。

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    投稿日: 2024.02.12
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    川上弘美訳の「伊勢物語」を読む. 全125段.一つ一つは短く,連作短編風になっているので,すいすい読めるかというとそうではない.和歌の密度,濃度がとても高くて,そこでぐっとスピードを落とさざるを得ない.簡単に言えば,宮廷の周辺にいる人たちの恋の物語なのだが,短く簡潔な物語と,重奏的な短歌が,読み手を飽きさせない.それにしてもこの訳は秀逸.短歌も原文のあとに,意を汲み尽くした訳が与えられていて,感心することしきり.すばらしい.

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    投稿日: 2023.11.04
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    読むのに時間がかかってしまったけど、すごく面白かった。 竹取物語、堤中納言物語 : 読みやすい。普通に面白い短編集。 伊勢物語 : 女遊び三昧の主人公が嫌な感じで、なかなか読み進められなかった。 土左日記 : 紀貫之って面倒臭い。女たちの水浴び(胎貝や鮨鮑!)を覗き見しといて、これはモト歌があって…と言い訳してるのウケる。 更科日記 : 江國香織の訳がいいのか、作者に共感しまくり。 当時の結婚制度、女房の仕事など謎が多いのできちんと調べてみたい。

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    投稿日: 2023.08.13
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    230608*読了 すばらしい古典のアラカルト。 竹取物語はあまりに有名なので、話の流れは知っていたけれど、森見登美彦さんの訳で読むと小気味よくておもしろかった。 伊勢物語は百二十五段からなる和歌と物語。男=在原業平と言われていて、人生と恋愛が和歌と共に織りなされている。 これだけ短いストーリーの中に、しっかりと男女の関係が描かれているところが秀逸。 堤中納言物語は作者の違う短編集。虫が好きな娘の話が強烈。 源氏物語に影響を受けていそうな話もあって、源氏物語って偉大。 土左日記は紀貫之が女性を装って書いた紀行文であり、フィクションとは知らなかった。おもしろい。 女性が書いているとしているので、仮名文字で書かれているのもなるほどな。 更級日記は大好きな江國香織さん訳! 普段の江國さんの小説とはまた違うのだけれど、それでもにじみでる江國さんらしさ。好きです。 物語が好きで夢みがちな読書女子が、大人になり、宮仕えをしたり、結婚をして子供を産んで、年老いていく。その人生。 1000年近く前に書かれていても、現代に通ずるところもあって、人間のそして女子の普遍性を感じる。 宮仕えをしている女性同士でのおしゃべりや、和歌の送り合いなんて、今の女子と変わらないもんなぁ。 どれも良かったけれど、中でも更級日記と伊勢物語が好きかな。

    0
    投稿日: 2023.06.08
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    伊勢物語、きちんと読むの初めて。 川上弘美さんの日本語は美しいな。 和歌の訳がそこはかとなく典雅だ。 物語絵でよく出てくる有名な九段の八橋、宇津山だけにあらず。 しかし業平はすごいね、さすが歴史に名を残すプレイボーイ… 三十段の、歌を「逢うのは 一瞬 恨みは 永遠」て訳すのはしびれる。伊勢物語もすてきだけど川上弘美さんもすてき。 最後125段 「生きるとは  なんと  驚きに満ちたことだったか」 ってところなんて、めっちゃすてきじゃないですか もりみーの竹取物語もすごく面白い。 もちろん元の話自体が面白いけど、彼の訳がなんともシュールで人間臭くて好きだ。 しかしなんておもしろい話なんだろうなぁ、古事記とかも面白くてユーモアあふれてるけど、竹取物語のファンタジーたまらん。昔の人すごい。

    0
    投稿日: 2022.09.27
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    竹取物語、土左日記、読了、8月12日。 堤中納言物語、読了、8月13日。 伊勢物語、読了、8月20日。 更級日記、読了、9月17日。 更級日記で、和歌の前に、現代語訳が先にあるのが読み易くてよかったです。源氏物語ファンとしても共感できるすがわらたかひょめさまの作品でした。

    0
    投稿日: 2022.08.12
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    小学生の頃、現代語訳を読み耽った。ずいぶん久しぶりに読んだ。土左日記は、これはこれで有りだと思うけど、内容と背景をよく知った段階で読んだ方がいいと思った。読んだなりの解釈が狭められてしまうので、自分のものでないような居心地のわるい感じが残ってしまった。ほかの四篇は、現代の言葉がなじんで自然に読めた。

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    投稿日: 2022.05.05
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    何より竹取物語を森見先生の訳をやっと読めて嬉しかった 堤中納言物語はすべらない話のオンパレードみたいな感じだった 更級日記は初めて読んだけど筆者の夢見る夢子な少女時代から宮仕えして神仏詣りに勤しんで歳をとっていく生涯がいきいきしてて面白かった

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    投稿日: 2022.03.17
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    錚々たる方々の訳した古典文学! 竹取物語がモリミーの手にかかると、翁や貴公子たちの下心がスケスケで困惑するかぐや姫が目に浮かんでしまう。 和歌の訳がまたニヤニヤ。 むかし男ありけり、の伊勢物語はこんなに長いお話だったのかと驚いた。恋愛だけでなく友情や仕えた親王とのやり取りが印象的だった。 男としか出てこないので、これが業平のことなのか、時期はいつなのかとモヤモヤもするけれど、一遍の凝縮ぶりに愕然とする。 堤中納言物語はいろんなテイストの話が襲いかかってきて気が抜けない。 和歌の訳が絶妙! 有名な虫めづる姫君の女房たちの嫌らしさときたら、普通に和歌を訳しただけでは伝わってこないかも。 土佐日記、この本でいちばんツラかった。 たぶん元々の話がまどろっこしくて合わないんだろうなあ。 ひらがなばかりだとこんなにも読みにくいのかー。 学生の頃、何度も目にした更級日記。 物語に憧れた少女が田舎から出てきて、ようやく手に入れた物語を読みまくる…。 でも、今回読んで、その上京の旅の行程が楽しかった。現在の場所を思い、その過酷なこと! そして京についてからもやたらと転居していて、それぞれの家の簡易さにも驚く。 平安の時代のリアルな日常を垣間見た感じ。 「学者ならぜったいにしない蛮行に及ぶのでなければ、小説家が仕事を引き受けた意味はない」と中島京子さんがあとがきに書いているけれど、厳密に言ったら解釈が違うところもあるのかもしれない。 それでも、とても楽しく古典が身近になった良い本だった! ただ、持ち運びの出来る大きさ厚さにして欲しい…切実。

    6
    投稿日: 2021.06.06
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    更級日記、いつも励まなかったと後悔しているオタクの晩年は、妙にしみじみ迫ってきた。後悔してもしなくても、昔のことはキラキラ懐かしく思い出されるもの。 どうせキラキラ思い出すんだから、後悔してばかりでその時を味わうことをしないのはもったいない気が…。 なにを励まなかったかというと、神社仏閣へいってお祈りすること。 なんだそんなことと思うけど、今でいう「仕事や勉強に励まなかった」ことも、千年たてばなんだそんなことと思うはず。 竹取物語でも更級日記でも、富士山から煙がでていて燃えているというのが印象に残った。

    0
    投稿日: 2020.11.25
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    教科書、それも抜粋でしか触れたことがなく、苦手意識もあった古典文学が、現代語訳と更に訳者の個性も加わったことで、とても読み易く物語に入り込めた。 また、この全集には対となる「作家と楽しむ古典」という本がある。 訳者自身による解説で、原典への解釈やそこから感じた思いなどを知ることができて、物語への理解がより深まったように思う。 是非合わせて読んでもらいたい。

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    投稿日: 2020.10.07
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    竹取物語・森見登美彦/伊勢物語・川上弘美/堤中納言物語・中島京子/土左日記・堀江敏幸/更級日記・江國香織。現代語訳で読みやすいが、例えば森見ならもっともっと森見節で書いて欲しかった。伊勢は元が好きでないが、歌の訳が流石。堤中納は初見。虫愛ずる姫君のみ知ってた。他に図々しい坊主など。土佐日記初見、愚痴じゃん。ひらがな辛い。更級日記。猫に宿った姫君の話。「焦がれた物語を読む楽しさといったら妃の位も及ばない」そうそう!

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    投稿日: 2020.10.04
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    当時の生活や人々の心情、感覚がよくわかる。現代とはかなり異なるものも多いが、同じようなところも多々あって面白い。電気がないので夜は真っ暗なこと、それでも夜はあまり眠らず夜這いをしたり月を見に行ったりして過ごしたようだ。家にはもちろん鍵はかかっていないし窓も閉めていないようだ。 土佐日記は中流貴族の悩み事や苦労、諦観など、興味深く描かれている。 更科日記も中流貴族の娘の話だが、現代にも通じる中流家庭の普通の文学少女から一般職のOL、専業主婦、パートタイマー、そして老女となっていく一生がよくわかる。 また、旅がいかに苦難を伴うものあったかもわかる。朝から京都へ行くのに3ヶ月もかかり、現代で言えば東京からアマゾンの奥地やヒマラヤに行くようなものだ。

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    投稿日: 2019.10.30
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    森見さんの竹取物語目当てで読んだ。真面目なようで小馬鹿にした感じが面白い。伊勢物語と堤中納言物語も予想外に面白かった。平安時代って和歌のセンスが問われて大変そう。代筆多かったんだろうな…。

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    投稿日: 2018.04.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初読。図書館。こちらもなかなかの顔ぶれの訳者陣。それぞれの工夫された現代語訳で読むと、小川洋子さんの言う通り「現代文学にまっすぐつながって」いることが味わえる。特に「竹取物語」と「更級日記」が面白かった。「竹取」ってきちんと読んだことなかったけど、ファンタジーで辛辣。「更級」の主人公なんて物語大好きな引きこもり妄想女子で、お勤めも結婚もいまいちな孤独な女性って、現代と同じだよ。それぞれの訳者さんが和歌をいろんな手法で訳しているのも、比べると面白い。

    0
    投稿日: 2017.06.22
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    竹取物語(森見登美彦) 伊勢物語(川上弘美) 堤中納言物語(中島京子) 土左日記(堀江敏幸) 更級日記(江國香織) 月報:小川洋子・津島祐子

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    投稿日: 2017.04.05
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    好きな作家さん目白押しで、これは読むしかないなと。 伊勢物語おもしれえええってなっている。 川上弘美の作品かと思うくらいどんぴしゃの訳にうっとり。余韻。 竹取物語はポエム調の和歌がたまらん。これも森見作品かのよう。すばらしいテンポ感。 堤中納言物語はおもわずニヤリ。 土左日記は前段と括弧書きの注釈に痺れるし、更級日記は瑞々しくて女の日記感がさすが江國。 この全集、ほんとぴったりな人に訳を頼みますよね。さいこう。

    1
    投稿日: 2016.12.29
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    自分がいかに古典にいい加減に接してきたかを思い知らされることになった。 かぐや姫の話は誤解が多かった。もっとも、絵本の印象が強くて、かなり違訳を信じていたのかもしれないけれど、それも原典をきちんと読んでいない証拠。 伊勢物語では、こんな太古から微妙な男女の機微があったのだと感銘を受けた。

    1
    投稿日: 2016.12.14
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    竹取物語・伊勢物語・堤中納言物語・土佐日記・更科日記 どれも学校で古典や歴史で学んだ物語ですが、一度も 読んだことがありませんでした。(絵本とかあらすじみたい なものを除いて) 初めて読みましたが、現代と異なって違和感のある部分 もありますし、想いのほか現代でも共感できる部分も 多く面白く読めました。現代訳が秀逸であったことも 要因だろうと思います。 中でも、伊勢物語の和歌と話しの内容の奥深さ。単なる 恋愛だけではなく人とのつながりを大事にしてきた文化 が垣間見える部分。 堤中納言物語の短編小説のような、また現代でも共感できる 家族や仲間での何気ないやり取りの記載。 土佐日記の紀行文としての情景の描き方や、昔の船旅の リアルな様子。 更級日記の現代でも十分に共感できる日記文学と、主人公の リアルな感情。至極日常的な感情。ドライな感情が 垣間見える部分。 など、面白かったと思います。

    1
    投稿日: 2016.10.02
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    おお、大人版!と借りてみる。 土佐物語が一番読みにくいけど、面白かったかなぁ。 それぞれあとがきも良かったです。 他の巻をみると、現代語訳や個人の作家のもあるので、現代語訳の鏡花とか!と思いましたが、なかったので残念。

    0
    投稿日: 2016.07.22
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    2016.2.21市立図書館 物語文学と日記文学の巻 竹取物語(森見登美彦新訳):意外とふつう。5人の貴公子や帝、翁らこの世の人の個性と愚かしさが浮き彫りに。 伊勢物語(川上弘美新訳):和歌を柱に、あっさりした雰囲気の男と女のエピソード集。 堤中納言物語(中島京子新訳):10の短編アンソロジー。ちょっと変わったお話がこざっぱりした文体で。少将とか中納言など官位で表されているが、ちょっと光源氏や夕霧&薫を思い出させるようなエピソードもあり、現代の平安王朝ものがたりのいくつかもこうした古典に想を得ていたのかもと気がついた。 土左日記(堀江敏幸新訳):冒頭におかれた訳者による「貫之による緒言」で、書き手の人生と立場、屈折した思いをしることで、作品にこめられた文体のたくらみや感傷がじっくり味わえるしかけ。 更級日記(江國香織新訳):本(物語)が大好きな少女が父親の転勤で田舎から都へ。それにともなう人や物語との出会いや別れの喜怒哀楽がすなおですらすら読める文章に。 返却期限に追われて流し読み。豪華な再話ばかり。こうしてすらすら読めると、書かれた当時の読者の感覚を追体験できている気がしてうれしい。 どれも和歌がもりこまれていて、そこをどう訳すかを現代語訳者がそれぞれに工夫しているのが興味深かった。ポエムっぽくしたり、31文字で現代語に置き換えたり(俵万智のチョコレート語訳ふう)、短い韻律に豊か閉じこめられた豊かな思いをじっくり表現したり、地の文と地続きにしたり… また改めてゆっくり読みたい。

    0
    投稿日: 2016.02.25
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    「こんな、おちゃらけの文学なんてあり得ない!」とも思うけど、50年後でも意味が通じる本として残せたので、これぞ文学なのかも知れない。 全30巻の中で、この3巻だけを選んで読んでみたけど、結構当たりだったかも・・・!

    0
    投稿日: 2016.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原文を読めるだけの素養がないので、現代訳で読めるのはありがたい。『土左日記』堀江敏幸氏の「貫之による緒言」と「貫之による結言」に紀貫之の土佐日記への想いが甦ってくるようです。それにしても、平安期の人々はよく泣いていたことを改めて知りました。1000年も昔の日本人の感情とはどのようなものであったのかと興味が湧いてきます。私たちが感じないものに感じ、見えないものを見、聴き取れないものを聴いていたのだろうかと想像が膨らみます。ただ、死生観は違っても、男女の仲は変わらなかったようにも想えます。

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    投稿日: 2016.02.11
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    森見さんの話が聞きたくて講演会に行って、欲しくなって買った本。森見登美彦さんの「竹取物語」は、確かに森見さんらしい。ファンタジーで、竹林が出てきて、美女も出てきて、そして男たちが片想いをする。川上弘美さんの「伊勢物語」は、授業でやった文章が出てきて懐かしい。在原業平すごい笑 中島京子さんの「堤中納言物語」は、歌の訳も三十一文字にしているのがすごい。こんなに楽しい物語だったんだと驚き。堀江敏幸さんの「土左日記」は、ひらがなで訳して貫之の考えを示すという独特の訳。江國香織さんの「更級日記」は、これも授業でやった文章が懐かしい。歌の訳など工夫されているのが伝わってきました。 古典文学のエキスパートでもない現代の作家たちが訳すというのはどうなんだろうと思ったりもしたけれど、豪華な作家たちの名前から読んでみようと思う人もいるはずだし、その点では素晴らしいこと。平安文学を読むことがないので新鮮な気持ちで読みきりました。思った以上に面白い作品たちでした。

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    投稿日: 2016.02.10
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    文学全集なんて・・・!と絶句しないで。このまったく新しいシリーズには漱石も、谷崎も、源氏も古事記も、村上春樹もあります。古典作品は森見登美彦、町田康といった若い作家が訳していてとっつきやすく、この巻の川上弘美訳『伊勢物語』でも、ひたすら恋に泣く男と女の姿が見えてきて古典の印象が変わりますよ◎

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    投稿日: 2016.02.04
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    「もの」を「かたる」のが文学である。奇譚と冒険と心情、そこに詩的感興が加わって、物語と日記はこの国の文学の基本形となった。

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    投稿日: 2014.11.18