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判断のデザイン (TEDブックス)
判断のデザイン (TEDブックス)
チップ・キッド、坪野圭介/朝日出版社
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総合評価

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    デザイン、というテーマの本を見かけると、つい手に取ってしまうな。デザインが私たちにもたらすもの、デザインが持つ機能、という視点に興味があって。この本は、私たちが物事を判断するとき、とりわけ第一印象が大事で、それを何に基づいてやってるか、を紐解いた本。 デザインを、明瞭ー不明瞭(不可解、ミステリアス)という観点でみる。それを、不可解度メーターなるもので、測るわけなんだけど、明瞭な方がいいか、不可解な方がいいかは時と場合によるわけで、町で見かけたものや、パッケージデザインなんかをそのメーターに当てはめて考えていく。 さらには、それらからインスピレーションを得て著者本人がデザインしたブックカバーも紹介される。 デザイナーって、ふと目にしたものをそんなふうな捉え、分析してデザインに活かしてるのか、と頭の中を覗いたようで面白い。 実はこの本はTEDのプレゼンが導入になってて、この本の文章もプレゼンぽくフランクで、あっという間に読めてしまう。このあとプレゼンも見てみたいと思う。

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    投稿日: 2025.08.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    TEDtalkをそのまま書籍化したもの。デザインが持つメッセージの明瞭さと不可解さ。結論のフレーズ→Clarity gets to the point. Mystery gives us hope.人間の生活はデザイン視点から考えることができるし,あらゆる意識的行為はデザインという動詞で置き換えることができると思う。その意味ではデザインについて学ぶことは人生を豊かにすることに繋がるだろう。

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    投稿日: 2024.07.11
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    日常でややこしくてイライラしてしまうことって意外と多い。 それを解決するのは案外簡単なのかもしれない。

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    投稿日: 2020.01.14
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    デザインを明瞭<クリア>と不可解<ミステリー>のバランスメーターから解説していってます。 独自の視点を含め、なかなか面白かったです。

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    投稿日: 2018.08.15
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    デザインにおいて必要なのは明瞭さか不可解さか。 信号機、駅の掲示板は明瞭でなければならない。 でも人々を興味の対象に踏み込ませるために不可解さも重要な要素であること。 良いデザインとはその2つがうまくバランスがあり、人々を引き込みます。 著者であるチップ・キッドはニューヨーク在住のデザイナーで主にブックカバーを手掛けてます。 日本人の本だと村上春樹とか…。 本のブックカバーなんてまさに明瞭さと不可解さが重要ですよね。 あ、これ面白そう。とか読んでみよう思うのは本屋に行くと良いブックカバーの本だと思います。 ビジネス書のイメージがあるTED Booksですがページの半分はイメージになっててまた違った感じでおもしろかった。 物や空間のデザインにも明瞭さと不可解さが大切であるように自分のデザイン(ブランディング?)にも明瞭さと不可解さが大切であって、注目したくなる人は絶妙な人が多い気がしました。

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    投稿日: 2018.01.26