
総合評価
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powered by ブクログ症例のおかげで話が入りやすかった。抑うつ反応とうつ病は似てる、ほぼ一緒のような世間一般的な考えからがらっと変わった気がします。 個人的にはエンパワーメントの、弱者に対して権利意識を高める知識や手段を駆使して対抗できるよう援助のところが腑に落ちました。そうだなぁと考えさせられました。
0投稿日: 2025.02.28
powered by ブクログ有意義な本だった。 労働問題は現場の労働者の問題だけではなく、助けを求められる医師にも投げかけられていることを知った。 著者は厳格な医師であり、安易なうつ病診断書の発行に対して疑問を呈しているが、実査問題、心療内科に駆け込む患者も、助けてほしい一心なので、その辺は難しい判断が必要になると思われる。 職場で、どのような状況にあるかわからない労働者に対して医師は、どの様に接してばいいかは難しい問題だと思う。
0投稿日: 2023.07.08
powered by ブクログうつ病で休職診断を出すことについて、精神科医の立場から述べた一冊。 多少うつ病患者に厳しいと思う部分もあるが、うつ病と抑うつ状態を分けて考える必要があるという点においては共感した。
0投稿日: 2019.07.19
powered by ブクログうつ病休職。中嶋聡先生の著書。うつ病休職は組織にとってとても対応が難しい問題であると思う。うつ病で苦しむ人がたくさんいる一方で、うつ病休職者が出た場合にはその求職者の所属組織や組織内の他のメンバーに負担がかかる。うつ病休職をしていながら、お金を受け取りながら、旅行や趣味、スポーツに興じているというケースを見聞きすると複雑な気分になるけれど、かといって本当にうつ病で苦しんでいる患者さんやその家族も多いから。
0投稿日: 2018.09.03
powered by ブクログまた最近、周りに鬱の人が増えてきて、鬱に関する本を読んでみる。 鬱とはという本ではなく、精神科医が思う鬱病休職になるまでの診断や鬱病ではないが、企業側の意向もあり、診断書を求められる現場の実情を書く。まあ鬱増えているよなと改めて思ったり、企業の労働問題を病気で片づけようとする企業、患者に言い寄られ精神科医は大変だなと思ったり。 【学】 上司が「とりあえず病院にかかって、休め」と言う。 医者は(鬱病ではない場合は)病気じゃ無いので、休職の診断書は書けません。本質は労務問題なので、「病気としてとりあえず休む」というのは本筋では無いでしょうと言う。 うつ病と抑うつ反応の違い 精神科治療の基本は「自助を助ける」
0投稿日: 2018.02.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うつ病、適応障害などに関心があるなら、ぜひ一度は読んでみてほしい。 ただ、苦しくて医者にかかろうか迷っている人は、ときに厳しいことも書いてあるので読まないで医者にいってほしい。 うつ病や抑うつ状態の違いについて述べている。 読者の多くが読み進めていく中で「その違いになんの意味があるのか。苦しんでいるのであれば、助けてあげるべきでは」と思うと思う。 私も半分くらいまで読んだときは思っていた。 現代の風潮として うつ病のような状態が見られる人に対し 甘えなのでは、と指摘することはご法度とされており 「診断書」が印籠のように使われている実情はあると思う。 実際に自分も、今思えばうつ病ではなく抑うつ状態だったと思うが 診断書をもらい、配置換えが行われた。 自分自身はその対応は必要だったと思う。 実際会社にていも、頭が働かないし、胸の中に水銀がうごめいているような感覚があって、全く仕事にならなかったから。 しかし、 自分を棚に上げていることは承知しつつも、 甘えが許されている事実もあると思う。 作中、労働者が会社に対して負っている責任は、 ただデスクに座っていだけである、という記述がある。 実際法律的にそうなようだ。 ただ、文中にあるように、 社会通念的にそれで良いのか、という部分ももちろんある。 社会通念的にそれで良いのか、と疑問に思う人間と そうでない人間の間には、 仮に同じように、病気ではない診断名がついたとしても "社会通念的に"、あるいは人間的に それを許容したいと思うかどうかには 大きな違いがあるだろう。 最後まで読むとわかるように、 筆者は、病気であるうつ病と、 そうでない抑うつ反応の違いを認識し、 違いによって対応を変えるべきなのか、ということについて悩んでいる。 病気ではない抑うつ反応に対して、 「休みたい」という理由で診断書を求められることがあるそうだ。 その時、病気ではない症状に対して 診断書を書くことが正しいのだろうか、そうではないのだろうか。 読む前は、どこか一方的に苦しんでいる側に寄り添っていて、 診断書を書くべきだろうと信じてやまない自分がいたが、 本書を読んで、本当にそうであろうか、と悩みが生じた。 病気ではない状況に対して 医者がとるべき対応、 また現在の社会の状態について悩むことは とても有意義だと思う。 このままだと本の内容をそのまま記載しそうなので 読んだ人しかわからないような文章になってしまったが、 ぜひ読んでほしい。 そして、どちらかの側に立ってそのまま動かないのではなく 悩みながら生きて行くことが、重要なのだと思う。
1投稿日: 2018.01.13
powered by ブクログ2017.7/25 会社の保健室みたいなところに従事すること約20年。ここ10数年のメンタル不調者の増加と、それに対する会社サイドの安全管理義務の難しさを痛感してます。医療専門職の立ち位置、根本の問題など知ることができて結構目からウロコでした。
0投稿日: 2018.01.09
powered by ブクログ2017年9月28日読了。「うつ病」の診断をめぐる医師、企業、そして労働者それぞれの問題を提起する本。過大なストレスにより調子を崩した状態は「抑うつ反応」に過ぎず原因が取り去られれば解消するものであり、まず職場環境の改善などを試みることが企業・労働者の義務となる。ストレスなどが原因で症状が生じ、単純に原因が解消しても治らないと診断できるものが「うつ病」、という区別は知らなかったし実際知られていないように思う。休職を勧める診断書をこれほど簡単に得られるとは驚き。すべての関係者が利益を得ているように感じる「うつ病による休職の診断」だが、果たして被害を受けているのは誰なのか…?
0投稿日: 2017.10.01
powered by ブクログ「新うつ病」ビジネスのようなものがあると思われる。弁護士というか法曹界のいい加減さも良く分かった。いい加減な裁判官のせいで病気でもないのに病気と認定されて判例が確定しているとは驚き。 新薬ができると病気が増えるわけも分かった。 新聞で知って借りてみた。
0投稿日: 2017.09.25
powered by ブクログタイトルはワクワクさせるが、中身は同じ主張の繰り返し。実例集がちょっと飽きる。とにかく大変なんだという雰囲気は伝わってくる。
0投稿日: 2017.09.15
powered by ブクログ苦悩と病気の違いが、専門家の観点から語られていて、わかりやすかった。 働く人のメンタルの問題は、色々な課題があるが、やはり診断書ビジネスのようになるのは良くない。 本当に必要なことは、悩んでいる人に対して、必要な手を差し伸べてくれる環境があるかどうか。
0投稿日: 2017.08.01
powered by ブクログ現代の社会問題にもなりつつある、うつ病からの休職。どのような過程を経て病気になり、休職に至っているのかを読み解いている本著。 うつ病が増えた原因として診断基準が変わった、端的に言えばうつ病のハードルが下がったことによる、本来抑うつ状態と認定されるもの=うつ病になりつつあるということ。そして、本質的には労働環境の悪さが招いた患者の苦悩が、うつ病にすり替えられているという現象とでも言えばいいのか。現代社会に起こるべくして起こったような感じが正直否めない。 読んでいて実感することもあるし、うつ病≠抑うつ状態ではないことも分かった。ただ、この本にこんなことを望んではいけないのだろうけど、寄り添う感じがほとんど感じない。医者として感情に振り回される医者も嫌だけど、これだけ冷静に判断を下され断罪のように審判を下している感じがして、読んでいて冷たい文章に感じた。まぁ、フィクションでもないからそうあるべきなんだろうけど…。 ためにはなったし、人として現代の社会問題の一片を知る意味でとても勉強になったけど、好きにはなれなかった。
0投稿日: 2017.07.30
powered by ブクログパートナーの職場で、うつ病のため休職をしている人がいる。以前からその人の話を聞いていて、きっとそうなるだろうと話していた。3ヶ月で復帰できるだろうか。きっと無理だろう。そう思う。彼は本当にうつ病か? 本書の著者によれば、それは抑うつ状態ということであって、うつ病と診断するには至らないのだろう。病気ではなく苦悩だという。苦悩というのは結局自分で解決するよりほかない。一つの方法は、がまんせずに、環境を変えてしまうということ。私にもそういう経験がある。環境を変えて、しばらくは余韻のようなものがあった。自信喪失というのか。予期不安というのか。けれど、1年も経たぬうちに、乗り越えることはできた。数年前にもつらい時期があったが、今振り返ると、何がそんなにきつかったのか、何だか楽しかったことの方が思い起こされる。わりと図太くできているのかもしれない。私自身が。あるいは人間が。ふだんならスルーしてしまう類の本なのだが、具体的に身近に同じような話があったのでつい購入してしまった。まあ、世の中の現状が分かったというところ。
0投稿日: 2017.07.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
職場の同僚にうつ病の方がいるので、うつ病のことをもっと知りたいと思い購読した。 ここ数年でうつ病患者は急増している。うつ病の診断方法が不鮮明になったことと薬の変化が原因だといわれている。簡単に言うとうつ病のストライクゾーンが広まったため。それに伴ってうつ病休職が増え、深刻な社会問題となっている。会社側は本来、長時間労働、パワハラなどの労務問題が原因であるにも関わらず、休職という形で問題をすり替えている。労働者にとっても、とりあえず休めるし、お金も貰えるからwinwinな関係が成り立ってしまう。 手っ取り早くうつ病と診断してもらうには、若い医師や心療内科を受診するといいらしい。診断書をもらうために数件ハシゴすることもあるとか。 実際にはうつ病ではなくて、抑うつ状態の人もうつ病と診断されることが多いらしい。抑うつ状態とは、簡単に言うと誰にでもある気分の落ち込みのこと。 会社は簡単に解雇はできないから、しっかりと休職をさせたという事実がほしい。 企業には安全配慮義務上の問題もあるし 、もし解雇すれば解雇権濫用になる 。だけど診断書をとって十分な期間病気休職させていれば 、 『ここまでやったけど無理なんだから仕方ないよね 』ということで説明がつく。 休職の制度を利用して、ちょっと出勤してまた長期間休むを繰り返す悪い人もいる。企業の負担は社会保険料の企業負担分だけなので大した痛手にはならない。結局企業は大した痛手もなく、ツケは国民に払わせている。 今回、会社の同僚は三週間程度休職して、転勤となった訳だが、1つ腑に落ちないことがある。休職期間中は個人の有給を使用するように指示されていた。この本の通りであれば、公休で傷病手当金を支給されるべきではないだろうか。うつ病患者がでたとなれば、会社の評判が落ちるから有給で誤魔化して転勤させたのかなと邪推してしまう。 うつ病で本当に苦しんでいる人がいる一方で、簡単に診断書を出す医師、労務問題を解決しない企業によって休職する人が増える事が一番の社会問題であると思う。 診断書問題・・診断書をもらって休職することでサボれる。傷病手当金、障害年金で経済的利益を得る、問題の解決から回避できる、といった3つのメリットがある。
0投稿日: 2017.06.29
powered by ブクログ20170629 病気で長期休暇中という立場から興味が持てたので読んでみた。色々な救済手段があることについては参考になった。心の病気は自分次第で何とでもなるのでは?と思いつつ自分の病気に立ち向かう。
0投稿日: 2017.06.29
powered by ブクログ同じ著者の「『新型うつ病』のデタラメ」も読んだことがあるが、本書は、いわゆる「うつ病」と呼ばれる幅広い症状について、真の(従来型の)うつ病とそれ以外の比較・対比を分かりやすく教えてくれる。それは、診断基準の変化など医学的側面よりも、症例や裁判例を具体例として用い、かつ、弁護士や企業の実務家も登場させて、労働問題の側面に光を当てていて、精神医療に疎い普通のサラリーマンにも分かりやすい言葉や発想で書かれているからではないかと思う。抑うつ反応とうつ病との境界などについても、敢えて単純化することで、正確性を若干犠牲にしても、ザクっと言えばこういうこと、という形で分かりやすさが重視されている。 短時間でスラスラ読めることもあり、人事・労務担当になって間もないという人には、役に立つし、読んで損はない。
0投稿日: 2017.05.29
