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シャボテン幻想
シャボテン幻想
龍膽寺雄/筑摩書房
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総合評価

3件)
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    メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1845588591843721600?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw

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    投稿日: 2024.10.14
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    竜胆寺雄というとモダンガールを主人公としたモボモガ小説という認識だったのでサボテンについて徹頭徹尾書いている本書は驚きの連続だった。長生きをした晩年はサボテンの研究者だったとは知らなかった。サボテンについて無駄に詳しくなっただけでなく、植物であるはずのサボテンに情念のようなものが込められているように思えた。モダン小説からサボテン研究という変り身も凄いしサボテンも作品にしてしまうところも凄いと思った。

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    投稿日: 2017.09.28
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    ひとつひとつの描写が過不足なく、とかく面白い。様々なシャボテンについて、エピソードを交えながら書かれたエッセイ(?)的な読みもの。ところどころで、シャボテンと人間が引き比べられて(シャボテンのほうがもちろんすぐれている)おり、なるほどなるほどとにやにやしながら読んだ。幻想文学――靄の中をただうろつかせるだけでなく、輪郭をはっきりさせて描くもの――としてもずば抜けて面白い。著者の小説も読んでみたいと思う。

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    投稿日: 2017.04.30