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青の数学(新潮文庫nex)
青の数学(新潮文庫nex)
王城夕紀/新潮社
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総合評価

141件)
3.9
36
48
38
8
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    15:数学×青春、というわけでどんな感じなのかと思っていたけれど、文学でも数学でもスポーツでも何でも、のめりこむほどに自分の内面へと潜ってゆくのは同じ。 シンプルで端整な地の文とほのかなユーモア。はるかな高みは静寂と余白の果てにあるのか。 文系の方にもお勧め。素数が無限にあることの証明は、本当に、何度見ても美しい。 今年のナンバーワン候補。

    0
    投稿日: 2018.10.08
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    『天盆』に続き、王城作品二作目。数学のお話。微積分で挫折したわたしからしたらE2の合宿に参加している彼等には尊敬しかない^^ 最後の決闘シーンの描写は、まるで森博嗣センセイのよう。数学世界、キャラ描写ともに良く楽しい作品でした!『青の数学2』も早く読みたいなぁ。

    1
    投稿日: 2018.10.02
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    著者初読み。数学に関する青春ものだという印象。数式とは何か、数学とは何か、その面白さは何か、数学に関する勝負のことなど、数学、数字の世界に引き込まれ、それに向き合う高校生の姿はまさに青春そのもので、数学に関する勝負であるが、数式や数字にまつわる謎を解くスピードはじっくりと問題に取り組んでいるからゆっくりさも感じて、動と静であり面白かった。高校の数学部や数研はこのような感じだろうなと想像し、数学や数字の奥深い世界を感じるものだった。

    0
    投稿日: 2018.09.21
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    何を読もうかとランキングを物色して、この本に決めたが、2年前に出た本だったのでブックオフまで行って購入。 最初ほうで「ラマヌジャン数」というのが出て来て、ネットで調べてみたけれど、書いてあることを読んでも何の事だか理解不能だったので、以降はそのようなところは深く立ち入らず。 分かればもっと面白いんだろうけど、まあ、話の筋立てには大きく影響ないので良しとする。 それにしても、数学かぁ。 高校の時、数学の授業は2年で数Ⅲまで終わって、3年は数ⅡBを中心に受験に必要なことをやるというクラスだったけど、全くついていけなくて(あまりついていく気もなく)、現役で受けた入試の数学は100点満点の20点(?)だったか。 浪人になって予備校に通いながら、基本的にはチャート式で自学自習、やれば出来るもので次の年は80点(?)は取って目出度く合格したのも今は昔。 今はなんにも覚えてなくて…、昔は頭良かったんだよなぁ、なんちゃって。 感覚で問題を解いていた栢山が論理を手に入れ解法を拡げていくところを読めば、補助線一本引ければ解けるのにそれに気づけず、先生がスッと引いた線に、なんでそれに気がつかなかったのだろうと思うことがよくあったことを思い出す。 栢山が柴崎を教えているところを読めば、中学生の頃、大学生の家庭教師に言われ、まずはとにかく因数分解の問題数をこなすことから始めたことを思い出す。 そういう郷愁に浸っていた前半だが、後半の数学合宿に入ると、それどころではなくなる。 数学の化け物たちが集まった合宿は、色んなキャラが集まり、難問を解く一点に集中し、熱い闘いが繰り広げられる。 頭が煮詰まってしまうようなバトルはこちらの足りない脳をも刺激し、幼い頃の栢山と柊のやり取りを通じて色々な数学のエピソードが披露されるのも一興。 数学の話についていけるかと読む前は心配してたけど、結構楽しく読ませてもらった。 京の数列について謎解きが残っているし、その内、続編も読むわ。

    0
    投稿日: 2018.09.04
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    数学は苦手なんですが数学モノは好き。フェルマーの最終定理も面白かったなぁ。 というわけでこれは高校生が数学に挑む話。なぜなぜうるせえなって主人公がちょっと面白い。 これも登場人物が多いのでこれ誰だっけ?と悩む事暫し。ハンドルネーム使ってる人も居るし…。なんかすごい所で次巻に続く、みたいな感じになりちょっと驚きました。 決闘は戦いじゃない、だって死なないって台詞はちょっと面白かったです。

    0
    投稿日: 2018.08.27
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    「数学なんか勉強して何の役に立つのか、って言う奴いるだろ」 「お前がどんな人生歩むか分からないのに、どう役に立つかなんて分かるわけないじゃん」 「今からさ、何が役に立って何が役に立たないか分かってるほうが気持ち悪いでしょ。仮にそれが分かったとしてもさ、じゃあ役に立つことだけやればいいってのも、おっさんとしてはどうかと思うわけ」

    0
    投稿日: 2018.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    数学に魅入られた高校生たちの青春を描いた小説。 一度見た数字を決して忘れない主人公が雪の降る日に少女に出会う。初めて会う彼女に対して発した初めての言葉は「数学とは何か?」であった。 それを始まりとして物語は進んでいき、天才的な数学センスを有する主人公は数学の師を得て、さらに数学という深みに潜っていく。それはE2という若き数学者が己の頭脳を競いあう場であり、その場でもメキメキ頭角を現し始める。 他の小説に比べると特に大きな事件や劇的なトリックが隠されているわけではない。でも普通の人には出せない言葉を稀有な頭脳から紡ぎ出している様子に魅了されました。 言葉少なでも、自分との語りは多い。そんな内的世界をのぞいているようで面白い小説でした。 通常ではない青春も面白そうです。

    0
    投稿日: 2018.08.04
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    数学のことはよくわからなかったけれど、一つの物事に熱中するさまが静かに燃える炎のよう。スポーツばかりが青春ではない。素晴らしかった。

    0
    投稿日: 2018.07.31
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    数学は哲学。なぜ数学を…。数学は戦い。何のために。 ただただ問題を解く栢山(かやま)。負けるとわかっていたらなお行く柴崎。数学が好きなのに限界を感じる七加。彼女に振られた蓼丸(たでまる)。甲子園に行けなかった王子。山で足を折った東風谷(こちたに)。五十鈴との決闘はまだ。数学オリンピックの頂点に立つ京(かなどめ)。 数学は青春。数学をする人もしない人も。もう閃かないかな。高校のときに思い存分、数学したかったな。解けたときの快感を思い出した一冊。

    0
    投稿日: 2018.05.02
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    数学を探求する人々はE2というバーチャル空間で腕を競い合っていた。栢山も導かれるようにE2の世界へ入っていく。 仮想的なSFかと思っていたが思ったより現実的なストーリー。数学コンテストのイメージか。 成長の過程がよく分かって地味ながらも引き込まれるストーリーがとても良かった。

    0
    投稿日: 2018.01.14
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    面白かった! 青春を数学に捧げるという人は少ないかもしれない。 でも、彼らが感じる高揚感や不安感、達成感や挫折感は、まさに青春そのものだ。 いくつになっても青春小説を読むのはいいものだと思った。 10年後もう一度読みたいと思う。

    6
    投稿日: 2017.12.12
  • 数学で熱くなる高校生の物語

    数学オタクの高校生たちの話。 高校生にしてはずいぶんと哲学的な悩みを抱えているなぁ。 しかも登場人物たちの名前が難しいのに辟易した。 京(かなどめ)、栢山(かやま)、皇(すめらぎ)、十河(そごう)、蓼丸(たでまる)、東風谷(こちたに)などなど、身の回りにこんなに珍しい名前の人、勢揃いしないでしょ。 あと(A+B)の2乗の式の展開は中1でやるって書いてあったけれど、実際は中3ですね。 と、ツッコミ満載ではあったが、数学という学問の奥深さがわかったような気がした。

    0
    投稿日: 2017.12.03
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    清とした数学の世界。算数は好きだった。数学は途中からよく分からなくなった。でも数字は嫌いじゃない、割り切れる感は好き。そうか! 数学は割り切れなくなったから苦手になったのかもしれない。 数学が分からなくても、一つの事にのめり込むある若者の世界として共感することはできる。 「青の数学」 表題のイメージがぴったりの世界でした。

    0
    投稿日: 2017.10.29
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    天盆を読んで、このひとはもっともっと面白くなるのでは?!と思っていた、その期待値ほどの面白さは残念ながらなかったかな。作家性のある著者の良いところであり悪いところだなあと思うのは、めちゃくちゃぐっときてハマるところもあればそうでもないところもあるっていう……続編でさらにハマらせてくれることを期待!

    0
    投稿日: 2017.08.25
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    【収録作品】雪の数列/春の確率/夏の集合   数学は苦手で、出てくる問題はまったく考える気も起きないが、それでも、出会ってしまった人たちが美しい光景を見ているのだろうなということは伝わってくる。数学に限らず、夢中になれるものに出会えた幸せと厳しさと。人生模索中の若者にオススメ。

    0
    投稿日: 2017.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    数学に魅入られ、数学に青春の全てを賭ける少年少女たちの熱い物語。 スポーツや音楽に打ち込むと爽やかな青春!みたいになるけれど、こと勉強に関しては「勉強ばかり」とかいってなかなか否定的に見られがち。 駅伝ランナーが「何故走るのか?」、と自問自答しながら走り続けその命題に答えていくように、数学に見入られた彼らも、ひたすら数字、数式に向き合い、「数学とは何か」「何故数学をやり続けているのか」という問いに向き合っている。それは、他ならぬ自分と向き合うことだろう。 「どうでもいいことを悩んで悩んで悩みもがくのが青春だね。同じところぐるぐるまわって、堂々めぐりして」 ただ羨ましい。青く熱くもがき苦しんで何かを掴んでいく彼らが。 「青春っていうけどさ、俺にとってはどう考えても春より夏なんだよな」全くだ!

    0
    投稿日: 2017.05.01
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    甘く見ていた。寝る前の読書として布団で読み始め、気付けば朝刊が届いていた。数学好きの青春物語。面白かった。

    0
    投稿日: 2017.03.26
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    数学に没頭する少年。 なぜ、数学をするのか、自問自答しながら、 数学で様々な勝負を挑む。 高校生の勝負の世界が、スポーツから数学に変わった点が斬新。 しかし、個人的に登場人物の人間像が見えてこなくて、 ストーリーとして理解しきれなかった。

    0
    投稿日: 2017.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

     スポーツをテーマにした青春小説は、数多い。吹奏楽や合唱、演劇など、文化部をテーマにした青春小説も、それなりにある。しかし、数学をテーマにした青春小説となると、本作以外に例を知らない。  自分自身、理系だったので数学は今でも好きだが、数学オリンピックを狙うような実力ではなかったし、数学を極めようなどとは思わなかった。作中に出てくるネット上の仮想空間「E^2」では、相手にされないだろう。それでも、本作が持つ「熱」を感じることはできた。  主人公の男子高校生・栢山は、数学オリンピックを制した天才少女の問いに、困惑する。曰く、数学って何? 自分はたまたま好きだったから、意味だの何の役に立つのかだの、いちいち考えなかったが、彼ら、彼女らのようなレベルになると、見ているものが違うのだろう。  スポーツは、基本的に勝敗を競う。勝つために練習する。では、数学で決闘することの意味とは何か。問題を速く解ければ偉いのか。もちろん、勝てば嬉しいし、負ければ悔しいだろうが、「E^2」に集う面々は、純粋な楽しさと、勝負との狭間でせめぎ合っている印象を受ける。  選ばれた者のみが参加する、夏合宿。勝ち抜き戦の熱気は、スポーツの熱気と何ら変わらない。チーム戦は、スポーツの団体競技そのものだ。「スポーツ=健全」という短絡的図式がまかり通り、体育会系が重用される世の中。だが、数学に打ち込む青春があってもいいはずだ。  具体的数式は、実はそれほど出てこない。内容はむしろ哲学的と言える。彼らの目線は、志望校合格の遥か先にある。フェルマーの最終定理を証明したワイルズ、ポアンカレ予想を証明したペレルマン、多くの先人たち。実学ではない純粋数学の世界に、少なくとも自分はロマンを感じる。

    1
    投稿日: 2017.03.06
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    2017.02.16 読了 数学が大好きな男子高校生が主人公の話。 途中の数式はわからなくて読み飛ばしちゃったけど、それでも十分楽しめたし彼らの数学に対する熱い想いはすごく伝わってきた。 数学へ正面からぶつかっていく高校生たちの青春小説で読了後はなんだかスッキリした気持ちになれた☺︎☺︎ 中学、高校の時にこの本に出会っていれば今よりもう少し数学に興味が持ていたんじゃないかな〜と思えるような本だった。

    0
    投稿日: 2017.02.17
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    数学マニアの男の子が主人公。ずっとなぜ数学をするのかを考えている。数学への熱は感じる。 2017/2/7

    0
    投稿日: 2017.02.08
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    高校1年生の数学少年がE2と呼ばれる数学勝負をするサイトで決闘を続けていく。その過程で多くの優秀な数学少年・少女に出会い、みんなそれぞれ異なる数学観、答えへのアプローチの仕方、数学感覚を持っていることを知るといった内容の小説です。登場人物がみんな自分のポリシーを持ち、毅然と真摯に数学に向かう姿勢がうまく描写されていて良かったです。数学好きにオススメしたい小説です。

    0
    投稿日: 2017.02.05
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    まさに青春。こうやって、ただ数学の問題を解くことに没頭することを繰り返すことで、新しい定理という、真っさらな雪道を歩く準備が出来るのだろう。

    0
    投稿日: 2017.02.04
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    数学が究極に苦手なわたし。 その分憧れもすごい。 スポーツばかりが青春じゃないね。 数学…ホント熱い! グッとくる熱い言葉が散りばめられる。 読んでて気持ちがいい。 なぜ決闘をするのか。 なぜ柴崎は陸上やめて薙刀を始めたか。 ここら辺がこの話のキーなのかな。

    0
    投稿日: 2017.01.27
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    タイトルに惹かれて読んだ本。 数学オリンピックに挑戦するような人には物足りないと思うが、数学ができる人をすごいと思える人なら読んでみて損はないと思う。 数式などがあまり出てこないように配慮されているので、全くわからない人も(多分)大丈夫でしょう。わからない部分は飛ばし読みでも楽しめますよ。 それよりも、数学って何ですかと問う主人公の生き方を感じてほしい。 気になったのは、主人公の数学のレベル。好きにやって良いと言われて高校生になったという設定だったが、過去の有名問題を知らなさすぎかも。まあ、人の事は言えないけど。 今はオンライン数列辞典なるものもあるので、読者は簡単に回答は得られるが、この本の登場人物はそんなものに頼りたくないのでしょうね。京の出した数列は出ていないようだった。次作に期待。 高校生の時に数学オリンピックあれば出たかった。やはり予選落ちかもしれないが...

    5
    投稿日: 2017.01.26
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    高校生の青春小説。昨年、朝日の書評にでていて買っておいたもの。高校入学から夏休みが終わるまでのよくあるパターンだが、ちょっと違うのはスポーツではなくて数学がテーマだということ。もともとの数学好きとしては、わからないでもない世界で、ちょっとなつかしい。素数がこの本では何箇所も取り上げられているのだが、うがった見方をすれば、自分自身でしか割り切れないというのが青春なのか。

    1
    投稿日: 2017.01.19
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    数学をテーマとした青春小説。 テーマがシンプルなだけに読み易い。 「なぜ数学をするのか?」という問いを通して「なぜ生きるのか?」と暗に読者に問いかける。 自問を繰り返しながらも、ひたすら数学と向き合い続ける主人公の姿勢からヒントが見つかるかもしれない。 ストーリーに起伏が少なく、物足りなさを感じてしまったのが惜しい。 また登場人物の内面が見えにくく、想像で補完する読み方になってしまったのが少し残念。

    0
    投稿日: 2017.01.14
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    その数式(まほう)が、君の青春を変える。 雪の日に出会った女子高生は、数学オリンピックを制した天才だった。その少女、京香凜(かなどめかりん)の問いに、栢山(かやま)は困惑する。「数学って、何?」----。若き数学者が集うネット上の決闘空間「E2」。全国トップ偕成高校の数学研究会「オイラー倶楽部」。ライバルと出会い、競う中で、栢山は香凜に対する答えを探す。ひたむきな想いを、身体に燻る熱を、数学へとぶつける少年少女たちを描く青春小説。

    0
    投稿日: 2017.01.13
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    はまる人には良いだろうな。ダメだった。 2017.1.6

    0
    投稿日: 2017.01.06
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    あらすじ(背表紙より) 雪の日に出会った女子高生は、数学オリンピックを制した天才だった。その少女、京香凛の問いに、栢山は困惑する。「数学って、何?」―。若き数学者が集うネット上の決闘空間「E2」。全国トップ偕成高校の数学研究会「オイラー倶楽部」。ライバルと出会い、競う中で、栢山は香凛に対する答えを探す。ひたむきな想いを、身体に燻る熱を、数学へとぶつける少年少女たちを描く青春小説。

    0
    投稿日: 2016.12.31
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    いつかの新聞で、中高生が夢中になれるものを見つけるには?というような質問に応えた本の1冊にあったので手にとる。 面白い。数学はちんぷんかんぷんな高校生時代を送ってしまったけれど、数学に情熱を傾けてきた人たち、そして、数学が好きな高校生たちのそれぞれの数学的世界観が垣間見えるのがなんともいい! 栢山くんがとにかくいい! やりたいことがないと嘯く人にこそ読んでもらいたい。届けたい言葉がある!

    0
    投稿日: 2016.12.09
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    面白かった! きっちり数学の楽しさ・美しさ(格好よさ)を描きつつ、取り付く島もないほど別次元なわけでもなく、勢いで読み流してもちゃんと面白い。 質の良い囲碁将棋まんがのようだし、爽やかな青春スポ根もののようだ。

    0
    投稿日: 2016.12.03
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    雪の日に出会った女子高生は、数学オリンピックを制した天才だった。その少女、京香凛の問いに、栢山は困惑する。「数学って、何?」-。若き数学者が集うネット上の決闘空間「E2」。全国トップ偕成高校の数学研究会「オイラー倶楽部」。ライバルと出会い、競う中で、栢山は香凛に対する答えを探す。ひたむきな想いを、身体に燻る熱を、数学へとぶつける少年少女たちを描く青春小説。

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    投稿日: 2016.11.20
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    年齢と共に興味の幅が広くなり、あんなに苦手だった数学ネタの文庫にまで手をだしてしまう。 ただし、数式なんてちんぷんかんぷん。 惹かれるのは、数学の歴史や、数学に魅了された人々の情熱、挫折、奇抜な人生の数々。 本書は感覚的に数学の才能がある高校生の、成長物語的な感じ。数学とはなにか。なぜ数学をやり続けているのか。 問い続けながら、決闘しながら。 草食系に見えるけど、俄然熱量が違うよね。次作がきになる。

    0
    投稿日: 2016.10.29
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    数学は中学で止まっている人間ですが、勢いもあって面白かったです。 ただ、視点がころころ代わり、場面転換が唐突かな。 あと、数学に関係ない大人が全然出てこないのも気になる。 高校生が主人公なのに、教師も親も出てこない。 数学という「閉じた世界」を表してる? でも、気配だけでもあればと思った。

    0
    投稿日: 2016.10.19
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    面白かった。自分は数学は興味はあるが敷居が高いと思っている。まあ、日常的に馴染みがあるのは確率統計くらい。 そんな数学ダメダメの自分が読んでも没入できるくらい面白かった。なぜか.......!これはきっと、麻雀を知らなくても麻雀漫画が面白いのと一緒ではないかと。 この本もジャンプの漫画よろしく、主人公栢山が対決をして成長して行きます。 途中、他校の頭脳明晰なリーダー的な、皇クンと遠くを見ながら対話したり、まさに青春(青夏)ど真ん中といった感じのストーリーでした。

    0
    投稿日: 2016.10.07
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    こんなにどっぷり数学に浸れるなんて!(゜▽゜*)何てステキな生活!(*´-`)羨ましい!(*≧∀≦*)しかし数学の才能がなく、他にもやらなくちゃいけない事がある私は小説で我慢します(-.-)久しぶりに数学やったら、驚くほど出来なくなっているし(--;)

    2
    投稿日: 2016.10.05
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    数学のことはサッパリわからないけれど、単純に面白かった。 よくわからないところも多かったからもう一回読む予定。

    0
    投稿日: 2016.09.25
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    2016/09/17。 2016年何冊目か失念。 最近読書記録つけ忘れてた&余り読書してなかったので。多分、 さて、昨日夕方本屋でなんとなく手にしてしまった本書。作者の方も存じ上げず、どころか数学、算数は言うに及ばず、過度の数字コンプレックス持ちなんですけど、読み始めてしまったら手を休めるのがしんどい程で、あっという間に読み終えました。 ちょっと不思議な響きや漢字を持つ登場人物。癖のある面々。 数学で決闘する彼ら。 ストレートなところがいいのかな。 その熱量にやられたのか。 見たことのない風景に出会うため、ただ得意なものを活かして一番になりたいから、好きだから…それぞれに利用があろうがなかろうが、問題が出されれば紙の束に計算式を一心に書き連ねる。 中一の数学で落ちこぼれてしまったわたしには、なんだかもうそれだけなのに、ただひたすらに羨ましく。 理系に憧れる所以の一つか。 時折流れる季節の風や光の描写がまた懐かしさを呼び起こすような、とてもよい作品でした。 続く…んですかね? 是非、楽しみに待ちたいなあと思います。 わたしは旅が好きで、なぜ自分はこんなにもここでないどこかにこがれるのかと常々思うことがあり。 それは栢山にとっては数学を解いている時に立ち現れる風景なのかもしれない… そういう風景もあるんだと。 音楽を聴いて視えるものもある。旅先で見つかるものもあり。 でもそれって、出掛けなくても視えることがあるんだ、と。 先日行った「星野道夫の旅」展と通ずるものを感じた次第。 ということで、久々に次は星野さんの本でも読もうかな。

    0
    投稿日: 2016.09.17
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    これを読むと数学の才能は福音なのか、それとも呪いなのか考えさせられる。数学がテーマの話ですが、実際の問題や解法なんかはあまり出てこない。なんか中途半端で終わると思ったら、続きがあるんですね。 あと、やたらに変わった名前が多いのが気になった。皇は読めるけど、京は読めない。キャラの名前より物語に集中したい。

    2
    投稿日: 2016.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    数学が嫌い。苦手。 数学なんかなくても生きていける。 そう思いこんでいる人は不幸だ。 …いや、幸せなのかもしれない。 少なくともこの本には手を出さない。 出したとしても挫折する。 この作品には あらゆるものが詰まっている。 他に表現がないので 抽象的に過ぎることを許してほしい。 哲学の書を紐解く知的好奇心と かつて一度でも数学の問題を解くことに のめりこんだ人にしか理解しようもない 情熱がなくては、この作品世界の躍動は 感じられないのではないだろうか。 にもかかわらず、青春真っ只中の10代の 少年少女たちに届けたい、あらゆるもの がここにはあるのだ。 確かに自分たちの世界に彼らは 酔っているかもしれない。それ以外の 世界を否定するような人も混じる。 しかし、一番になれるのならば 数学でなくてもよかった人や 栢山のように他の友人たちが大切に している世界にも共感とエールを胸に 抱きながら、同じレベルで自分の世界を つきつめようとしている者もいる。 単に数学に秀でた者たちの自己陶酔に 終わってなどいない。 かつて小学生の頃、東大出身の数学者に 数学の世界を垣間見せてもらった私には 彼らが私など手の届かない世界をその目 の中にとらえているのだとはわかる。 しかし私の目にはその世界が姿を現わす ことは死ぬまでありえない。 こんなにも楽しいことを私はどうして 中途で投げ出したのか。そんな自問にも 私なりの答えは見つけている。 作品中でも語られることだが、彼らが 取り組んでいるのはまだ、本当の数学 ではない。真の数学者たちが作り出した 数学世界をまだたどっているだけだ。 その証拠に、彼らが解く問題は、すべて 出題者によって答えが確かめられたもの ばかり。つまり一度は解かれているのだ。 まだこの世の中に答えが生まれていない ものを探し、それを見つけた時に、それ を最初に見つけたただひとりの人間の 目の前にだけ広がる新たな世界。 どうだろう。数学を端的に表したこの 4行は、この世界の「あらゆるもの」に 通じてはいないだろうか。 この青春の哲学書は 仲間や協働、競い合うことの大切さすら 栢山を通じて語ってくれる。 次作が出たら必ず飛びつく。 秀逸な作品だ。

    1
    投稿日: 2016.08.21