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ジャングル・ブック(新潮文庫)
ジャングル・ブック(新潮文庫)
ラドヤード・キプリング、田口俊樹/新潮社
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総合評価

5件)
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    過去の訳書同様、狼に育てられた少年モウグリが登場する短編のみで構成。巧みな情景描写、魅力的なキャラもそのままに、自然との共生、異文化理解...生き方そのものを考えさせられる。原著の挿絵を収録している点で過去の訳書に比べて〇。

    8
    投稿日: 2020.09.19
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    小学生で読んで以来手にした。もちろんその頃は児童向けの本だったが。ただ挿絵は同じだったようで懐かしい。物語の内容は忘れていたが、登場人物(?)の名はモーグリをはじめバギーラやカーは懐かしい。自我に芽生え、人間の血が騒いでも愛情はすべての動物に共有するものと感じさせてくれる。2018.3.23

    0
    投稿日: 2018.03.23
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    オオカミに拾われ、ジャングルの一員となった少年モウグリの冒険と成長。 まずキャラクターたちがみんな魅力的(モウグリがとにかく強い!)。そして迸るような詩情とメッセージが、じんわり胸を熱くする。五感で味わうような、豊かな物語世界は素晴らしいの一言に尽きます。 ジャングルの掟に親しんだあとで、読者の目に文明はどう映るだろうか......。ラストに痺れました。

    2
    投稿日: 2017.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本書のテーマはかなり広範に及ぶ。時間の経過から浮かび上がる世代。動物社会の内外で起こる衝突から見える社会性や歴史。小さな社会と大きな社会の軋轢。そして差別や出自。  そうした諸所の問題を乗り越えて他者とつながることは可能なのか、如何に自分が過ごしてきた時間と向き合うべきかをこの本は教えてくれる。  文章も平易だし、誰にでも薦めることが出来る。でも子供のときに読めたなら、恐らくはもっと大切な本になっただろう。  数々の童話から手塚治虫の諸作、ズートピアまでを結ぶことが出来る作品。1894年作。

    0
    投稿日: 2016.08.04
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    ターザン、ライオンキング、ジャングル大帝、もののけ姫、どうぶつの国とかの源流はここ。野生と文明という永遠のテーマ。 なにかのジャンルを作ったものの常として、こちらも最初にして最高傑作。

    0
    投稿日: 2016.08.03