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玉虫と十一の掌篇小説(新潮文庫)
玉虫と十一の掌篇小説(新潮文庫)
小池真理子/新潮社
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総合評価

10件)
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    小池真理子さんの小説は、読んでいてとても心地よく、癒される。上品で、自然に流れる文章に引き込まれ、気付くと物語の世界に自分が居る感覚・・何度も味わっている。大好きな作家さん。

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    投稿日: 2025.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女性だけでなく、男性の情念も昏く重くて。 埋み火のように意識の底で燃え続けていても、日々は続いていってしまったりするので。。 ほとんど不倫の話だ…と思いました。相手を壊し、自分も壊され。結婚した後でも恋する事はあるだろうけど、一歩踏み出すか留まるかだけなんだろうな。踏み出すからには何が起こっても受け止めてる人が大半なので信頼できます、小池真理子作品。 「一炊の夢」「妖かし」「一角獣」が特に好きでした。 他の方の感想にもあったけど、「声」は「春琴抄」を思わされました。女の声の美しさと顔の醜さもこの男だけそう思ってるかもしれなくて、実際は全然違うかもしれないと考えると業が深い。

    1
    投稿日: 2024.11.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2017年、47冊目です。 「声」という短編は、谷崎潤一郎の「春琴抄」を連想してしまいます。自らの視力を無くし、醜いものを見まいとする男性の心理は共通のものか?

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    投稿日: 2017.11.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    掌篇小説とは,英語でshort short。 人名の固有名詞なしの小説群 食卓 千年烈日 一炊の夢 声 いのち滴る 死に水 妖かし 飼育箱 玉虫 さびしい 短いあとがきにかえて 「午後のロマネスク」の「短いあとがきにかえて」に 川端康成の作品集に「掌の小説」と題した1冊があるとのこと。 超短編小説ばかりを100編以上集めたもの。 小池真理子の愛読書とのこと。「掌の小説」に敬意を表して「掌篇小説集」と名付けることにしたとのこと。 「午後のロマネスク」では17枚の版画が配してある。 本書でも版画があるとよかったかも。

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    投稿日: 2012.12.29
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    全体的に不倫率高いです。不倫というのは現代で手軽に「許されざる恋」のシチュエーションを作れる状況だと思います。かといって、当事者たちが自分たちの状況に陶酔してるわけでなく、諦観であったり情熱であったり、いろんな感情を抱えています。 すっごく当たりだと思うお話もあれば、まあまあも、いまいちもあるのですが、掌握集はそういうところも含めて良いと思います。 私のお気に入りは「千年烈日」「命したたる」「死に水」です。

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    投稿日: 2012.05.23
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    掌編なので読みやすいです。それでいて各々の内容が濃いので読み応えあると思います。話の内容は好き嫌いが出そう。

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    投稿日: 2010.10.16
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    図書館の本。 内容(「BOOK」データベースより) 男はもうここに戻ってくることはないだろうと女は思った―。三年間、食事をともにした男との永遠の別離を描く「食卓」他、恋によって炙り出される男と女の孤独が、かなしさとせつなさを孕んでゆらめく十一篇。短篇よりも短い「掌篇小説」には、小さく切り取られているがゆえの微妙な宇宙が息づき、無限の時間へと読む者を誘う。長篇よりもいっそう濃密な闇と静謐な光を湛えた作品集。 「妖かし」と「一角獣」は一角獣で既読のものでした。 いろんな世代の「恋心」 どこをどう切り取っても狂気が見え隠れする恋だけれど、それがいとおしく感じるのは小池真理子の作風だと思う。 食べることを書くのがうまいなと毎回思う。 「飼育箱」「死に水」を恋愛として描ける彼女はすごいと思う。

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    投稿日: 2010.08.09
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    恋だ・・・。 もう若くはない女と男たちが織りなす流れるような恋の日々と別れ。 「女は時として身体が迷うが、男は気が迷うのだ・・・」 ペットショップで知り合った男と3年一緒に暮らした女。 女が作る食事を食べることが何よりも幸福だと言った男。 男が戻ってこなくなっても、女は毎日食事を作り、食べる・・・男がいなくなった以外、何も変わらない生活。 「食卓」 男と女の最後の日。 泣かないと決めた女は、男に見送られタクシーに乗る。最後にほほ笑んだように見える男。 通行止めで元の道に戻ったタクシーの中から、まだその場にたたずむ男を見つけた。男は・・・。 「さびしい」

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    投稿日: 2009.07.11
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    ◆あらすじ◆ 男はもうここに戻ってくることはないだろうと女は思った───。 三年間、食事をともにした男との永遠の別離を描く「食卓」他、恋によって炙り出される男と女の孤独が、かなしさとせつなさを孕んでゆらめく十一篇。 短篇よりも短い「掌編小説」には、小さく切り取られているがゆえの微妙な宇宙が息づき、無限の時間へと読む者を誘う。 長篇よりもいっそう濃密な闇と静謐な光を湛えた作品集。

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    投稿日: 2009.06.06
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    掌編集ということで、どれも程よく短いが、 物足りなさは感じない。 それぞれの登場人物に名前がないところももいい。 男、女、少年、老婆、じじい。 余計なモノを省いて尚、 人生の余計な部分が見えてくるようだ。

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    投稿日: 2009.05.28