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日本国民であるために―民主主義を考える四つの問い―(新潮選書)
日本国民であるために―民主主義を考える四つの問い―(新潮選書)
互盛央/新潮社
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総合評価

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    国民とは、個人の集合体(ホッブズ)であり、共同(カント)であり、すなわち、一般意志(ルソー)である(3)。国民は、社会契約を結ぶ前の個人とは明確に区別される。これの表す所は、主権が国民にあり、国民が個人の集合体である以上、主権を代表する所の内閣(国家)の行為は、国民の行為であり、国家(内閣)の責任は、国民の責任であり、つまり、国民を構成する個人の責任であるということである。また、これらの事実は、選挙において代表(自民党及び高市内閣)に投票しなかったから責任がないは成り立たないということを意味している。 これらの事実を改めて認識した時、これまでの対策の失敗の責任を国家に押し付けたり、まるで国家や行政を問題をなんでも解決してくれるドラえもんや親のように思うことが、以下に的外れで、むしろ危険であるということを薄々理解できるのではなかろうか。何故なら、無責任な個人の集合体である所の無責任な国民の代表は無責任でしかあり得ないだろうからである。

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    投稿日: 2026.01.11
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    電車を待つ列への割り込みから民主主義を考える。身近なことから本質を探る試みだ。最後は日本国民であるためにどうすればよいかという問いになる。「日米安保」と「憲法九条」がセットである中で、憲法を「今」「ここ」で捉えなおすことに他ならない。

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    投稿日: 2017.04.17
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    崇高な課題を取り上げた本である.一見平易な文章が続くが内容はかなり論理的なものでかなり読むのに苦労した.結論としては,日本国憲法の前文を元の英文に即して,代名詞を忠実に訳したp.127の「私たち日本の人民は....」が私が日本国民でであるための方法だとしている.277頁に渡って様々な議論をしていたが,日米同盟の必要性,自衛隊の合憲,憲法9条改正の3つの命題に対して右翼勢力,左翼勢力,左翼からはみ出した新勢力の立場を事細かに分析している第3章の「日本はどんな国家なのか」が良かった.

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    投稿日: 2017.01.24