
総合評価
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powered by ブクログ想像するだに恐ろしい本。こんなことが我が身に起こったらと思うとゾッとします。逆に訴訟起こすわけにはいかないのかしら。って裁判にかかる時間考えると大変なんでしょうね。きっと、出来ればもう忘れたい、みたいな。 正義はどこにあるのか、こんな事件ばかりで子供達が世界に絶望しないことを切に願います。
1投稿日: 2018.06.25
powered by ブクログ2003年に福岡で起きた、教師によるいじめ事件。地元の新聞報道をきっかけに、全国的に知られることになった「福岡殺人教師事件」の衝撃の全事実。新潮ドキュメント賞受賞作。 私たちはマスコミ報道を鵜呑みにしてしまいがちだ。それは、大手のマスメディアは嘘をつかないという先入観があるからだ。特にメディアスクラムを組まれると、疑うことさえしない。本作はそんな人間の弱さと愚かさを警鐘する一作である。
3投稿日: 2018.06.10
powered by ブクログ福田ますみのドキュメンタリー。 2003年、史上最悪の殺人教師と名指しされ、マスコミの報道がなされた。 果たして、この教師とは、どういう人物なのか? 男児が、PTSDを発症するに至り、両親は、舞台を学校から福岡地裁という法廷へと移した。 裁判が進むにつれ、誰もがこの殺人教師に、正義の鉄槌が下されると信じていたが、大方の予想に反し、驚愕の事実が次々と明らかになっていった...。 一読後、色々な意味で、現代のネットワーク社会の恐怖を感じた。 それは、今の痴漢冤罪にも通じるものがあるのではないか...。 一方的な論調で話が進むと、関係者全てがその論調になってしまい、反論を許さない空気が生まれる。 クラスの子供達や保護者、過去の教え子達、同僚の教師達は、彼をどう思っていたのか。 判決において、全てがシロとなった訳ではないが、大方、教師の言い分が通ったことで、ホッとした。
4投稿日: 2018.05.16
powered by ブクログまさか全てが「でっちあげ」とは本当に恐ろしい。しかし最後まで読んでもなぜそんな嘘をついたのかが分からない。こういうモンスターペアレントは他にもいそうだし、潰されてしまった教師は他にもいるのではないだろうか。
1投稿日: 2018.04.24
powered by ブクログ「早く死ね、自分で死ね。」 2003年、全国で初めて「教師によるいじめ」と認定される体罰事件が福岡で起きた。地元の新聞報道をきっかけに、担当教輸は『史上最悪の殺人教師』と呼ばれ、停職処分になる。児童側はさらに民事裁判を起こし、舞台は法廷へ! 正義の鉄槌が下るはずだったが、待ち受けていたのは予想だにしない展開と、驚愕の事実であった・・・って、これめちゃめちゃホラーなんですけどっ!!! 1組のモンスターペアレンツの前に、担任本人だけでなく、学校も、まわりの保護者達も、まるで無力・・・ささいな非を外に出さないようにまるく収めようとするがために、雁字搦めになっていく様がホラーすぎる。。。 おまけに、マスコミも弁護団も、ものすごい人数が真実を探ろうとしないで、モンスターペアレンツの虚言を信じて振り回されちゃってるしね。 この先生は、なんで標的にされちゃったのかなー?ってのがわからなかったのが、またコワイ。 そして、私自身「教師によるいじめ」のニュースは知っていたものの、結末を全く知らずにいたことが本当に怖いと思った。 奥さんと息子さん、離婚したり、卑屈になったりしないで、よくぞ信じて、支えて、頑張ってくれたなーと敬服。それだけで、この先生の人柄がわかるというものである。 少数の真実を告げる声は、いつもかき消されてしまう。 そのことが本当に怖い。 先生が最後に言っているように、この親の子供である生徒の行く末が案じられる。 第六回新潮ドキュメント賞受賞。
1投稿日: 2018.03.08
powered by ブクログ虚言癖の母親のでっちあげがここまでになるとは。モンスターペアレンツ恐ろし過ぎる。取材者の姿勢もいい加減でマスコミの責任も大きいね。そんな中、きちんと真実を拾い上げた上に、自分自身も報道被害を巻き起こしたかもしれない事に「紙一重」と言う著者の謙虚な姿勢には好感を持った。ジャーナリズムの力を垣間見た。 2013年に教師に対する懲戒が取り消されていて、遅過ぎるとはいえど、少しの救いを感じた。
1投稿日: 2018.02.12
powered by ブクログ一気に読んだ!この著者さん、よく書いてくれた!!と思った(´;ω;`) 最初は原告側の言葉を信じてたみたいだけど。 読めば読むほど、校長が担任教師の言葉を信じてればここまで大ごとにはならなかったんじゃ…?と思ってしまう。なんで誰も校長を責めないの??
1投稿日: 2017.12.23
powered by ブクログ『モンスターマザー』がおもしろかったので読んだ。 福岡の教師による生徒へのいじめ(として大々的に報道された)事件のノンフィクション。 いやぁ、これも非常におもしろかった。 もやっとするし読んでて不快感がすごいので人にはあまり勧める気にはなれないけど。 マスコミ全てが悪いということはないだろうけど、こんなの読むと信用できない気持ちになるね。 ただネットでマスゴミだなんだと叫んでる層でも、乗せられてネットリンチみたいな状況になったりする例もあるわけだし、受け手も意識しないとね。
1投稿日: 2017.11.29
powered by ブクログ薄ら寒い。 報道にしても噂にしても、簡単に信じちゃいけないないんだと痛感。 でも、実生活の中ではどうすればいいのだろう?
1投稿日: 2017.11.14
powered by ブクログ面白くて一気読み。 公務員という仕事の性質と些細な言葉がおおごとになってしまうので、普段から言葉に気をつけていかないとと思う。改めて日本語は奥ゆかしいけど、伝わりづらい。 加害者はゆすりなのか正義感なのか。 正義をふりかざす奴ほどろくなやついないと再確認できる本です
3投稿日: 2017.06.27
powered by ブクログマスコミって怖いな、冤罪って簡単に作れるんだな、ということが良くわかる。 読み進めるのが、もどかしく、斜め読みしないと追いつかなかった。
2投稿日: 2017.06.04
powered by ブクログひどい話...。大人になったら性善説で生きてはダメなのかな。嫌な扱いされたらすぐに抗議示さないといけないのか?新潮45に冤罪かと問いかけた福田 さんすばらしい。
1投稿日: 2017.05.11
powered by ブクログこれが実話だとは到底思えないが、 ノンフィクションである以上、虚構ではなく、 現実に起こった事件である・・・ 虚言癖を有する人がいるのは、なんとなしに、 理解できるものであるが、ここまで恐ろしく、 他者に害を為すというのは驚嘆すべきことだ。 朝日新聞や西日本新聞、毎日新聞、週刊文春など、 それぞれの取材担当者も“実名”でどんな取材を実施したのか、 洗い出しているのは、結果として、とても皮肉めいている。
1投稿日: 2017.04.25
powered by ブクログただひたすら怖い話だ。ノンフィクションだがホラー・サスペンスのジャンルに分類してもおかしくないかもしれない。 同じクラス・学校の子供も被害者だが、こういう親に育てられた子供はなんて不幸なことかと思う。 しかし、こんな1組のモンスターペアレントの前に、担任だけでなく学校も無力とは情けない。学校というのはよほど組織力がないものなのだと改めて認識させられた。担任にすべて責任を被せようとしてるのだから、組織力も何もないというのはわかる。日本ではどの学校もこんなものだとしたら悲しすぎる。
5投稿日: 2017.03.26
powered by ブクログ実際に 2003年に全国で初めて小学校教師によるいじめが認定された事件の真相に迫る。 「恐怖」と「不可解」。 家庭訪問から始まった、生徒の母親の不可解な言動。話してもいない内容と差別的な言葉を使われ、その後から生徒に対して体罰によるいじめが始まったと、学校に乗り込んでくる。 校長や教頭に言われるまま、早期解決するためと、体罰ではないが小さな注意についてのことかと謝罪したが、話は大きくなるばかり。 いずれマスコミにも知れるところとなり、週刊紙やテレビにも一方的に悪者として取り上げられた。 保護者は民事裁判まで起こし、迫ってくる。 なんとその弁護についたのは500人にもなる弁護団だった。 教師側にはなんとか見つけた弁護士が2名。 不利にみえた裁判だったが、保護者側の証言は全く要領を得ないものばかり。 一体、どうしてこんなことになったのか? 話した内容、体罰、それにより子供がPTSDになったという、ありとあらゆる作り話と思われる内容に恐怖を覚える。 2017.2.20
1投稿日: 2017.02.22
powered by ブクログ文春砲、この言葉が巷を賑わせた。 しかし、その裏取りをしたマスコミがどれほど存在するのだろうか。 社会で起きる問題は、数ページの週刊誌面で解説可能な要因で成り立つものは殆どない。 様々な原因でニュースになっている。 特異な行動を伴う子供を巡って、ある小学校のクラスで、担任が事件をでっちあげられる状態に陥れられた一部始終がこの著書に収められている。 事件は常に身の回りに存在する。見て見ぬ振りをする自分自身がいつ犯罪者のレッテルを着せられるか分からない時代に生きていることを、この著者は教えてくれた。加えて、間違っていることには、声を上げることの大切さを多くのエピソードが知らしめてくれた。是非とも読んでもらいたい。
1投稿日: 2016.11.28
powered by ブクログ単行本刊行時以来の再読。最終的に「濡れ衣」であったことがわかってよかった。今の時代なら、もっと市教委も管理職も対応の仕方が違うと思うのだが。
1投稿日: 2016.11.19
powered by ブクログ「『死に方教えたろうか』と教え子を恫喝した史上最悪の『殺人教師』」 週刊文春の見出しである。 小学六年生の男子生徒に対しホームルームで体罰を行い、 アメリカ人クォーターであることからアメリカ人の穢れた血と称し、 そして、早く飛び降りて自殺しろと恫喝した。 そのセンセーショナルな見出しに、福岡の田舎から全国区のニュースになった。 日本で初めて、教育委員会が教師によるいじめ認定を行った事件でもある。 しかし、真相は虚偽で塗り固められていた。 保護者とのトラブルを避けるため、校長から体罰を認めるようにたしなめられてそうしたが、訴えられてからは組織からも見放されて孤独の戦いを教師は進んだ。 結局、組織は都合が悪くなると個人を切って捨てる。 普通の生活を送ってきた人が、いきなり訳の分からないモンスターと対峙しなくてはならなくなったとき、どうしたらいいのか。 突然に暗闇に突き落とされることが無いとは言い切れない。
1投稿日: 2016.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「殺人教師」の事件は、新聞で読んだ覚えがあったけど 新聞も、センテンススプリングも、散々あの教師を 悪者にして、叩いたまま、その後の報道はきっとなかったよね まさかまさかの、モンスターペアレンツとワガママ坊主 そして、臭いものに蓋、事なかれ主義の学校と教育委員会に 少し優柔不断な教師がこんな形で嵌められてしまうとは、、、 よく諦めなかったよね、いい弁護士さんに巡り会えてよかった 読んでいる最中、ずっと憤っているというかモヤモヤした 垂れ流しのマスコミ報道って、どうにかならないんだろうか
0投稿日: 2016.08.30
powered by ブクログ正義と正義感は違うこと、虚構の上に積み上がった正義感の恐ろしさ。この二つを端的に著した本である気がします。 傍観者だから覚えてないけど、実話ってのが怖いよね。覚えていない自分も少し怖い。 原告側の手記とかがあったら、それも読みたいなあ。
1投稿日: 2016.08.17
powered by ブクログひところ随分騒がれた事件なので、当初のマスコミ報道は目にしたりしていたが、まさかこのような展開と結果を迎えていたとか思いもよらなかった。無論すべてではないのだろうけれど、マスコミ取材も確たる裏付けもないまま進められていくのかと思うと、明日は我が身と身が縮む思いだ。
1投稿日: 2016.08.14
powered by ブクログ一方の言い分を鵜呑みにすることの怖さ。 やっていないことをやったと認めてしまうことの怖さ。 モンペも怖いがいざというとき自分を守ってくれない職場もなぁ…
1投稿日: 2016.07.22
powered by ブクログ『モンスターマザー:長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い』に続いて。変質的な保護者と保身に走る上司や教委,偏り興味本位のマスコミによって「殺人教師」されてしまった教師の戦いを描く。ここまでひどくなくても,川上先生が言うように「保護者と教師は同等でなない。教師が一歩下がって対処しないとうまくいかない」時代だ。
1投稿日: 2016.07.18
powered by ブクログ読んでいて追い詰められ感が辛くなるが、本書の評価としては非常に不満。これで「真相」と謳ってよいのか?? 裁判で公正な審理が行われた結果、原告側の「ほぼでっちあげ」が認定されたのだから、真相はそういうことだろうが、本書は被告の視点からのみで書かれている。冒頭の家庭訪問でのモンペ母の言動は、明らかに「こいつイタイ親だな」との印象を読者に与えることに成功している。だがこれはあくまで被告の教諭側の記録だ。裁判の記録を追う部分ですら、被告視点だ。 結果的に、読者に与える印象は、芥川龍之介『藪の中』だ。 裁判で(ある程度)白黒ついているから、まぁこれはモンペだったんだろうと思うし、それにマスコミがのっかった社会的なイジメだったのだろうが。もやもやする。
1投稿日: 2016.06.27
powered by ブクログ一気に読み終える。 妥協してはいけないラインを見極める 天知る地知る人知る→天網恢々疎にして漏らさず だからこそ,試練において妥協せず前を見続ける精神力を練っておくことは必要だな
0投稿日: 2016.05.24
powered by ブクログこんな事件あったかな? と、思いつつ読み進めて、 報道の怖さを改めて知りました。 いわゆるモンスターペアレント。 なぜ、こんな嘘の証言をしてるのか、 とても不思議です。 真実がきちんと表に出て良かったです。
0投稿日: 2016.05.04
powered by ブクログ事実とは何か。 本来、子どものためを思う学校、管理職、担任、保護者、地域が何がなんだか分からなくなっている。妄想だけで、展開できる母親やマスコミの凄さには、ただただ呆れる。
1投稿日: 2016.04.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫) 福田ますみ 2003年6月に起きた、全国で初めて「教師によるいじめ」と認定された事件の真相を描いたノンフィクション作品。『史上最悪の殺人教師』と呼ばれ、停職処分に陥った教師だったが、その真相はモンスターペアレンツの虚偽の告発によるものであったと本書では訴えている。保護者側の訴えをを鵜呑みにし、 大弁護団を組んだ人たち。卑劣な教師として徹底的に叩いたマスコミ。読めば読むほど、不確実な情報に踊らされたマスコミへの怒りが沸々とわいた。 しかし、読み終えた時、さらなる疑問が浮かんできた。 果たして、この本書に書かれていることは全て事実なのだろうかと。 いったい何が真実なのだろうか思う時、重く不安な想いが駆け巡る一冊であった。
1投稿日: 2016.04.25
powered by ブクログ平成15年「生徒に日常的に”いじめ”を行って精神的に追い詰め、『死に方教えたろか』とまで恫喝してその生徒をPTSDになるまで追い詰めた酷い教師」との記事がマスコミに踊りました。そしてその生徒の保護者が教師に対して起こした裁判の中で、実はこれがその保護者による”でっちあげ”であり、その教師にとって完全な冤罪であることが判明します。 いわゆるモンスターペアレンツの恫喝に対して事実の確認をしないまま一方的に平身低頭する校長や教育委員会。自身の発言機会をほとんど得ることがないまま、なすすべなく教壇から追いやられる教師。そのプロセスを克明に追った本書を読むと、教師=悪という思い込みに頼って報道を垂れ流したマスコミが一市民をターゲットにした時の怖さ、一旦「悪徳教師」であるとレッテルを貼られてしまってから、冤罪を証明するまでのあまりに長く辛い日々を思うと、改めて冤罪が奪うものがいかに大きいかを思い知らされます。そして普通に社会生活を送っていても、誰にでも冤罪がふりかかる危険性があり、そのような時こそ曖昧に証言するのではなく毅然と対応することがいかに重要かということを本書は教えてくれる気がします。 教師本人、保護者、学校関係者の証言が分かりやすく整理され、事件の発端から最後の判決に至るまで一気に引き込まれ、読み進められます。
1投稿日: 2016.04.22
powered by ブクログ元祖モンスターペアレンツ。心臓バクバク言わせながらの一気読み。詐欺師は調べたら直ぐ分かるような嘘を平気でつくから怖いと言われるがまさにそれ。怖くて寝られん。訴えてやるー
1投稿日: 2016.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
病的な嘘付きのいる世界。。。 「モンスターペアレント」という言葉ができたのはこの事件からだったらしい。 ゾッとする。
0投稿日: 2016.03.19
powered by ブクログ怖い。本当に怖い。 社会的に地位もあり、影響力も強い人達。 人権派弁護士、マスコミ、教育委員会、精神科医・・・。 「事実」に対する謙虚な気持ちを欠いた専門家たちの言動が、ごく普通の人を極悪非道な教師に仕立て上げていく。 筆者は、最大の被害者は騒ぎの巻き添えを食ったそのクラスに在籍していた子どもたちだと書く。子どもを傷つけること、それは社会の将来を傷つけることでもある。 結局、この騒ぎに関係した専門家たちは、自分たちの過ちを償ったのだろうか。 筆者の指摘は、とりわけ鋭く、マスコミに向かう。 マスコミが、第4の権力と言われて久しい。そして、三権分立のような牽制する仕組みもない。 それでも、いわば同業者から、こういう著作が生まれてくることは、一つの光なのだろう。これを読んだ後では、どのような著作も100%真実とは限らないというべきであったとしても。 マスコミの無責任や行き過ぎは、他の権力によって正すべきではなく、「事実」に対する謙虚さに裏打ちされた多くのジャーナリストの手により、時に検証や批判を経て、正されていくべきなのだろう。 この本は、一読をお勧めする本です。難しいテーマを扱いながらも、読みやすいです。 それでも、自分や自分の大切な人に、これに類することが降りかかったら・・・ 怖い、本当に怖い。
0投稿日: 2016.03.18
powered by ブクログ事実と異なることが、「事実」として自分につきつけられていく恐ろしい現実を知ることができます。 やっていないことも、少しはやっていたことも、まとめて「やったのかやっていないのか」と問い詰めたり、自分の作った構図どおりに物事を当てはめるために形ばかりの「面談」が行われることなど、誰にでもおきうる話だと思います。 嘘をつくひと、ついた嘘を本気で真実にしようとするひとに出会ったことのない方におすすめします。 本当に怖い本です。
0投稿日: 2016.03.13
powered by ブクログ平成15年の福岡県。1人の小学生を暴力と暴言で虐待するトンデモ教師が明らかにされた。被害者生徒は自殺未遂を起こし、PTSDで長期入院を余儀なくされる。憤慨したマスコミは教師の大バッシング報道を連発し、500人の大弁護団が教師と学校を裁判に引きずりだした。 前代未聞の極悪教師だ。しかし、だ。裁判で明らかになった事実は、被害者生徒家族の過剰な妄想だった。判決では教師の数々の悪行、PTSDの診断、自殺未遂、などすべての事実が存在しなかったとされた。全ては「でっちあげ」だったのだ。 一体、この騒動は何だったなのか。教師が暴力を振るったところを見たものは誰もいないし、医師の診断書もない。被害者はPTSDで入院したが、ほとんどは外泊で、休日には元気にサッカーをしていた。そして、被害者生徒の両親は以前から有名なモンスターペアレンツだった。 そんなモンペ家族の抗議を学校はあっさりと受け入れて、謝罪。マスコミは学校が謝罪したことにより、モンペ家族を被害者、教師を加害者として報道。モンペ家族の言うままに医師は診断書を作成、弁護士は告訴。いずれも真実への疑問、調査が抜け落ちている。信じられないほど情けないお粗末さだ。 その結果、1人の教師の人生が壊され、誰も責任を取らない。この先生が今でも教壇に立ち続けていることを願う。
0投稿日: 2016.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
当事者の心情が独白のかたちで描かれているのがフィクションとして?だけど、一連の出来事についてはまとめられていてわかりやすかった。 原告側の言動があまりに不可解すぎるので、そちら側の背景や本意についても真相が知りたいとおもうのは理解することで安心したい人間の心理だなぁと
0投稿日: 2015.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いや~、怖い。なかったことの証明って、難しい。そもそも、学校側が親の言うことを鵜呑みにしてしまったことから始まった事件。マスコミもろくに取材もせず、加害者とされた体罰教師を糾弾したまま放置。実態が分かっても、その後の裁判の行方すら報道せず…。あの親子に関わったばかりに、教師としてのキャリアも、普通の人間としても一生をめちゃくちゃにされてしまった担任教師。こういう人、埋もれているだけで他にもいるのかな。自分もいつか巻き込まれないよう、気を付けるしかない。この本が出版されなければ、加害者にされてしまった教師の無念さが広く知られることもなかった訳で。事件のその後をきちんと取材し続けた著者に拍手。
0投稿日: 2015.08.16
powered by ブクログ火のないところに煙は立たないというが、起こそうと思えば無実の人間を有罪にでっちあげることも出来てしまう。子どもは天使で、教師は悪魔?そんな思い込みが真実をねじ曲げてしまう怖さを、これでもかと思い知らされる1冊。ノンフィクションの傑作です。
0投稿日: 2015.05.05
powered by ブクログ物事には表と裏がある。報道内容が必ずしも真実とは限らない。こんなヒドイ教師がいるのかという思いから、読後にはこんなヒドイ親がいるのかと。何が真実なのか分からなくなってくる。
0投稿日: 2014.09.17
powered by ブクログ朝日新聞の記事取り消しや、デング熱の報道がお祭状態になっている今、余計にこの事件の恐ろしさが身に沁みました。 フィクションのミステリーより、はるかにこわい。
0投稿日: 2014.09.12
powered by ブクログ「引いてはいけない一線がある」日常の中でそれが強すぎると依怙地にみられるし、判断が難しい。それにしても報道関係者の無責任さは呆れるばかり。情報は武器になり得る。社会に貢献する職業だという矜恃を持ってほしい。2014.8.30
0投稿日: 2014.08.30
powered by ブクログ2014/06/22 18:36:56 殺人教師とマスコミと校長、教頭などにでっちあげられ、モンスターペアレンツと闘う教師のノンフィクション。 自分のしていないことで人生を捻じ曲げられることがあるんだという衝撃。 しばしばマスコミで目を引くような過激なキャッチを鵜呑みにせず、情報は確かめる。 教育現場の隠蔽体質、親への迎合、学校の聖域性、なかなか根が深そうな問題
0投稿日: 2014.08.09
powered by ブクログモンスター・ペアレンツにでっち上げられた教師の体罰、言動。この事実無根を煽るマスコミ。停職処分となった教師は法廷で争うが… 何とも不条理な事件に迫るノンフィクション。こうした親が居ても不思議ではないと思うほど、今の日本は病んでいるように思う。
3投稿日: 2014.06.21
powered by ブクログ自分が同じ職にありながら、この事件のことについては詳細を知らなかった。自らの不明を恥じたい。 これは、どこの学校現場でも起こり得ることである。 この事件の場合は、何より現場の管理職の初期対応がいかにもまずかった。現場の管理職は、何より自校の先生を守る立場にあるはずだ。でも、最近はそんな管理職より、保護者に迎合し、自らの保身に走る管理職ばかりのように思う。そんな管理職が、担任を追い詰めた。 筆者は、理不尽な保護者が増えたことで、先生たちが物を言えなくなっていると指摘しているが、実際自分が担任するクラスの保護者から電話が掛かってきた場合、開口一番「お世話になります」と応対するのが今や学校現場では普通になっている。 どこかがまちがっている。道を正していかなければならない。でなければ、日本の教育は破滅する。
0投稿日: 2014.05.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一面的な報道の被害をとりあげた本書だからこそ、読者はもう一面の偏向に留意する必要がある。 なんと憎らしい、異常な親なのだろう、という当然の感想を抱く前に、でっちあげの被害者である主人公教員の「血が混ざっている」という常識からは逸脱した家庭訪問時の発言や、追い詰められてのこととはいえ、二転三転した供述などに被害拡大の要因が少なからず隠されていること冷静に読み取る必要がある。そこから何かを汲み取らなければ、世の中にモンスターペアレンツなる新たな排除対象がひとつ増えるだけの結果になるかもしれない。
0投稿日: 2014.01.29
powered by ブクログ本当に恐ろしい話だがドキュメンタリー。だがら余計に怖いのか。事件の経過はよくわかるし、特にマスコミの騒ぎ方の異常さがよく伝わってくる。この本の主筋ではないと思うが、モンスターペアレンツ側の事情がもっと知りたくなる。異常な裁判ではあるが、かといってどうしようもないような・・・と感じてしまった。
0投稿日: 2013.10.16
powered by ブクログ本屋さんで立ち読み(こらっ) メディアの怖さが分かる本。 新聞や週刊誌やテレビは結局「面白いもの」にしか興味がないのか…。 この作品では、「教師がいじめをする」ということが「発覚」してからの彼の(仮称川島)苦悩と、こどもはなぜそんなことを言ったのか? という話。タイトルのとおり、裁判が進むほどこどもの言っていることに信憑性がなくなる。同時にこどもの両親も大きな嘘をついていたことが判明していく…。 純粋にこの教師が裁判やテレビと戦い抜いたことがすごいと思った。 また、なぜ「いじめ教師」と記事にされたのか? と疑問に思うほど「裏」をとらず新聞や週刊誌に書き立てられたということも出てくる。(作者が記者に質問するシーンがある。)こうやって世間一般のわたしたちはミスリードされていくのか…。ちょっと怖いけど、メディアリテラシーの教材によさそうなお話でした。 難点を言えば、文章の視点が分かりにくかった…。 でもとても興味深い内容で、(渦に巻き込まれた川島という教師には残念なことだろうけど)面白かった。
1投稿日: 2013.10.01
powered by ブクログそれぞれの立場の人が少しずつ妥協し、その影響で歪が大きくなり、マスコミ(特に朝日新聞、西日本新聞、週間文春)の取材力の無さが事を大きくし、実際に起こったことから大きく乖離していく恐怖。 引用にも記載しましたが、マスコミは自分の持って行きたい方向に記事を書くんだな、と。こういう正義を前面に出してくる記者は信頼出来ないなと思ったり。事実の究明が大事だと思うんだけど。
0投稿日: 2013.09.22
powered by ブクログ途中でやめられなくて、最後まで一気読み。 あぁぁぁ、なんだこれはー。 これが物語ではないなんて、まさしく、事実は小説よりも奇なり。 怖い。 ワイドショーや、週刊誌だけでなく、新聞・ニュースで報道されれば、そういうことがあったと思ってしまうだろう。 ちょっと調べたらわかりそうなことなのに、当のクラスの関係者始め、誰も指摘せず、そのまま拡大していく怖さ。 学校って場だけでなく、日常でも同じようなことが起こりうると思う。 うぅぅぅ、人間って怖い。
0投稿日: 2013.09.09
powered by ブクログこれって現実にあった話なのですね。まるで貫井さんの小説のような、いやいやもっと、凄まじい話。私はこの本からの情報を信じて読んでいて、これも一方的な感想だという事も踏まえて、とにかく衝撃的です。常軌を逸している。川上教諭は、一番質が悪いのは生徒の両親だけれど、校長教頭、そして破壊力のあるマスコミ、ネット、すべてちょっとずつ悪い。こんな恐ろしい親子が今もどこかで普通に暮らしていて、先生やクラスメイト、隣人たちが関わっていて、結構苦労されてるんじゃないかと考えると、ものすごく怖い。
1投稿日: 2013.09.03
powered by ブクログ「事実」って難しい。そこには主観が入り、自分にいいように美化する面もある。このでてくる両親はモンスターペアレントだと思うが、教師に問題がなかったかというと?である。ただ問題は、ここまでの処分、大問題になるものなのか?ということ。
0投稿日: 2013.08.15
powered by ブクログタイトル『でっちあげ』 タイトルどおり、冤罪の話しである。 警察が、でっちあげたのではない。 平成15年6月の朝日新聞の報道から始まって、小学4年生の担任教諭が、『教師が担任の児童をいじめた』とマスコミと、今で言う『モンスターペアレント』が、でっちあげたのだ。 マスコミによる裏付けのない過剰報道。 まったくの嘘をつき続ける両親。 マスコミは、火を付けるが、報道後の報告をしない。 いつ、何でもない一般人が、罪人となるか、分からない恐怖。 そして、まったく理不尽な人の存在。 (私の職場にこの手の人がいるので、周囲は混乱している。) 恐ろしい世の中だ。
0投稿日: 2013.02.06
powered by ブクログ恐ろしい事件だ。途中まで本当にドキドキしながら読んだ。結局、浅川夫妻はどんな人物だったんだろう?特に和子はどうしてこんなことを起こしたのか、今までどんな人生を歩んできたのか知りたい。 ・・・ここまで書いてネットで調べてきたら、もう何が本当だかわからない。川上先生の実名(らしきもの)を上げて罵詈雑言で責め立てる記事が多く、なんなんでしょう?浅川夫婦、裕二は本当はどんな人物なんでしょう?
0投稿日: 2013.01.06
powered by ブクログ鉄拳さんの現時点での新作が使われたPV『弱虫』↓ http://rocketnews24.com/2012/11/19/268149/ を見たときと同じ感想。ひたすらもう!な気持ち。
0投稿日: 2012.12.22
powered by ブクログ被害者の両親がモンスターペアレントで、その親の言い分を無抵抗で屈服する学校側体制のひ弱さがこのトラブルを引き起こしたのであろう。マスコミ報道にも大いに問題がある。校長や市教育委員会が体罰を認めた、精神科医がPTSDだと診断した事を受けて、事実確認をせず厳しく批判報道をする。その後の事件の顛末を追及せず、言い放しにしてしまうマスコミは、モンスターペアレントより怖いと感じる。
0投稿日: 2012.12.20
powered by ブクログ読み物として憤懣やるかたない思いであっというまに読んだし本当におっかない事実ではあるんだが、当事者の証言をフィクショナルに再構築した部分が大半なため、真実をぼやかしてもいるなあという印象。 原告の父親が言い放ったとされる言葉は被告側の証言でしかないのだから、事実のように書くのはいかがだろうか?
0投稿日: 2012.11.25
powered by ブクログ2003年に起きた「殺人教師」事件。警察官でも日常的に犯罪を犯す昨今、かういふ教師もゐるのだらうなと思つてゐました。むろん報道を通しての知識しかありません。 著者の福田ますみ氏も当初は同じ認識だつたやうですが、自ら取材を続けるうちに、これはをかしいぞ、と考へるやうになつたと述べてゐます。 被害児童の両親が、今でいふモンスター・ペアレンツであり、彼らの事実ではない発言を報道が一方的に鵜呑みにしたといふのです。 実際には無かつた(あるいは軽微な)体罰やいぢめを、家庭側の抗議により教師本人に認めさせやうとする校長の対応は、現在の学校と親の関係を如実に示してゐると申せませう。 まるで教師をサービス業の店員、校長を店長と同列に見てゐるやうです。つまり、親側には自分はお客様であるとの認識が有るのではないでせうか。 思へばわたくしが小中学生の頃、学校の教師は恐い存在でありました。暴力教師はごく普通に存在し、「職員室へ来い!」とどやされ、煙草のケムリいつぱいの教員室へ行き、グウで殴られる。オソガイものでした。 ま、そんな時代は過去のものになつて当然ですが、現在では逆に先生たちが親に怯える風潮のやうです。これもをかしい。 本書への批判として、教師側からの一方的な見方であるとの意見も聞きます。が、元来報道は偏向してゐるものです。客観的な報道は有り得ません。 従前親側からのみの報道一辺倒だつた事件を、新たに被告側からの視点で語ることは、ジャアナリストとしてまことに健全だと思ひます。むろん、事実の歪曲などはもつてのほかですが。 ただ、結果としてどつちつかずの判決が出たのは、藪の中となつてゐる部分が多いからでせう。例へば教師が最初に家庭訪問をした時の母親との会話は、立ち会つた人はゐない訳で、双方の証言が食ひ違うならば、その再現は残念ながら推測の域を出ません。 それでもなほ、ひとつの大きな意思が動く時、でつちあげは容易に起こり得ることを認識させた点で、本書の存在価値はあると考へるのでした。 では、今日はこれで。 http://ameblo.jp/genjigawa/entry-11393866884.html
0投稿日: 2012.11.01
powered by ブクログsashaさんのレビューを読んで面白そうだったので読んでみました。 本書の内容も簡潔にまとめられていますので、こちらでは省いて感想だけにします。 ジャーナリズムとは名ばかりの大衆文芸誌『週刊文春』による史上最悪の殺人教師報道を、同じ土俵で相撲をとる新潮社が真っ向否定するところが皮肉と言えば皮肉だが、内容はとても興味深い。 WEB上でも賛否両論、どちらの言い分を認めるかで盛り上がっているが、読めば読むほど面倒くさいので判決からわかることから判断したい。 1、生徒の両親は虚言癖があり、証言は信用できない。 そもそも戸籍や経歴を詐称していて、アメリカ人の血なんか入っていない。アメリカの学校に通っていたとか、ハーフだという主張を母親の実母が裁判で否定している。勝手な判断だけど、この被害生徒の母親は代理ミュンヒハウゼン症候群だと思う。子供を守る母親を演じたいだけだ。 2、人権擁護弁護団の無能ぶり 原告は500人を超す大弁護団を組んだんだから、ほんとに体罰があったんならいくらでも証明できたろうに。原告側の史料を検討し、戦術の変更点を整理した方がこの事件は明瞭になると思う。どこかで自分たちも騙されたと気づいたんじゃないだろうか。正義の証明ではなく、途中からゲームの勝ち負けにこだわっているところが汚い。 3、PTSDと診断したやぶ医者 精神科医はやりたい放題とは聞いていたが、母親からの伝聞だけをもとに診断を下すなんて怠慢以外のなんでもない。入院中は症状が全くでず、家庭でだけ症状がでるんだったら親の虐待を疑えと言いたい。 真相は判決が示すとおりに、他の子を殴った原告の少年を注意して多少の体罰(軽く頬をぶった)をした程度のことなんだろう。それを「いきすぎた体罰があった」と両親の主張を全面的に認めた校長の対応がまずいが、その校長の報告を鵜呑みにした教育委員会もアホだ。 学校現場での危機管理を考える上で、この本は貴重な教訓になる。 一連の騒動で一番迷惑を被ったのは、周りの環境が騒々しくなって、疑心暗鬼に陥った子供たちだったということは忘れないで欲しい。
0投稿日: 2012.09.12
powered by ブクログ現実に起こった事件なので、こう言ったら不謹慎かもしれないけど…面白かった。私にしてはスラスラと読み進みました。 内容は、頭のおかしいモンスターペアレントの話。 学校の先生も大変だな〜と思いました。まぁ学校だけに限った話でもないでしょうけど。
0投稿日: 2012.08.24
powered by ブクログモンスターペアレントの虚偽な主張によって、教師が極悪人にしたてあげられるも、裁判により親子の異常さが明らかになる。 こういう虚言癖の人が存在してるのはわかるけど、夫婦ともそうだってのは不思議。相手の嘘をたしなめないのかなあ。 真実ははっきりしないけど。裁判しても、わかるわけではなく、多分って程度が限界なのね。
0投稿日: 2012.08.15
powered by ブクログこういう問題では客観的な事実のみを挙げるは難しく、どうしても当事者の語るストーリーを追うことになるが、それも100%「正しい」ことはあり得ない。一歩引いて読むことが必要。 裁判所の判決が一刀両断ではなく玉虫色になることには自分の経験に照らしても憤りを感じる。どうせ控訴されるのは同じなんだから、良心に従って判断して欲しい
0投稿日: 2012.07.27
powered by ブクログTV、週刊誌の類は いっさい見ないので この「事件」のことは 全く知らなかった でも、ここにかかれてある「冤罪」の構造は こうした「学校現場」だけではないような気がする それも、かなりの確率で起きてしまっているような 気がする 今起きている全ての「事件」に 本書で提起された構造があるのではないか、 を心して欲しい あらためて 人は間違いを犯す動物である を 肝に銘じたい そんな気持ちにさせられる 一冊です
0投稿日: 2012.07.14
powered by ブクログマスコミは間違える。マスコミは嘘をつく。どちらかと言うと後者が多い。1対99の割合だろう。マスコミに関わる人は真実を伝えようとする傲慢な志に故に真実からは一番遠く離れたところにある。事件が「でっち上げ」か「事件が『でっち上げ』」かは分からない。1つだけ真実はどっちの側も事実を隠蔽歪曲しているだろうということである。
0投稿日: 2012.04.29
powered by ブクログ「殺人教師」と報じられた福岡県のある小学校の教師の問題を取り上げているノンフィクション。 自分の子どもを差別し、さらには自殺を強要したためにPTSDになったと主張する両親。学校という立場から保護者のいいなりになってしまう管理職。児童虐待という悲惨な状況から正義感に燃えるマスコミ。 これらの要素が重なって、一教師の言い分がかき消されてしまった。 本書を読みながら気分が悪くなった。何が正しい情報なのかをしっかり見極めていかなければならない。という意味では、本書もすべてを信じることは出来ないということ。 すこし気になったことは、父親のこと。本書ではあまり触れられていない。狂気じみた母親の肩を持ち、助長させている。母親のウソに気付かなかったのだろうか。そんなわけはない。留学先で出会って結婚?なんのことだ?と思うはずだ。もう引っ込みがつかなくなってしまったのか、はたまた本当のことなのか・・・。 ぜひとも、父親視点での言い分を聞いてみたい。 いやー、怖かった怖かった。 年越しまでに楽しい気分になれる本を読もう。
0投稿日: 2012.02.10
powered by ブクログ2012年一冊目は私にしては珍しいドキュメンタリー。 本屋で立ち読みして、どうしても続きが気になって購入してしまった。 内容はドキュメンタリーなので、取材によってわかったことが、被告の視点から描かれているのだけれど、何がいいってものすごく読みやすい。 こういう本は書き手によってはひどく読みづらい時があるけど、この人の文章は柔らかく入ってきやすかった。 こどもと関わる仕事をしてきて、一度だけクレームが私に来たとき(保護者の勘違いだったけれど)、上司が保護者に迎合して、全く守ってくれなかった経験が私にはあるので、釈然としない気持ちで読了。 事実だから仕方ないんだけど、冤罪はきちんと(すぐに!)晴らせる世の中にならないかなあ…。 裁判に時間がかかりすぎるのも人生の有限な時間の中ではもったいないよね。
0投稿日: 2012.01.10
powered by ブクログ2011.12.21-2011.12.24 マスコミや教育関係者の御座なりな対応により、内気な無実の教師が児童を虐待する「殺人教師」として週刊誌に取り上げられ、停職6ヶ月といふ厳しい罰を受けるに至る過程を追つたドキュメント。 虐待を申し立てたクレーマーの両親が起こした民事訴訟で、事実無根であることが明らかになつて行く。 報道や教育といつた社会の基盤となる仕事に携はる人達には、自らの責任をもう一度しつかりと自覚して欲しいと思はされる。 この事件について言へば、クレーマーの家庭にこそ問題の発端があると感じられるのだが、その部分の解析がないのは、少し残念。
0投稿日: 2011.12.21
powered by ブクログ2003年、全国初となる「教師によるいじめ」と認定された事件が 福岡市の市立小学校で起こった。 アメリカ人を曾祖父に持つという男児児童に、「血が穢れている」 「死に方を知らないのか」と暴言を放ち、ことあるごとに体罰を加え、 被害男児が重度のPTSDを発症した。 事件が発覚するとマスコミはこの教師の悪行をあげつらい、児童に 自殺を示唆したことで「殺人教師」呼ばわりまでする。だが、事件の 真相は被害者児童の両親の言い分とは大きな食い違いを見せる。 糾弾された教師は、差別的感情から虐待とも言える行動をしたのかを 追ったノンフィクションである。のだが…。 本書に書かれていることの全てが「本当」であると仮定すると、被害 児童の両親は昨今話題のモンスター・ペアレントだ。それも「超弩級」 のである。 新学期早々の家庭訪問で男児児童の係累にアメリカ人がいるとの話題が 出た。それも母親からの発言である。その母自身もアメリカ生活が長く、 通訳や翻訳の仕事をしている。 ここから話がこじれていく。「血が混ざっている」との教師の発言が、 いつしか「血が穢れている」に変わり、家庭訪問終了後から人種的差別の 延長とも思えるような男児児童への教師の虐待が始まる。 両親からの抗議を受けた学校は教師の体罰を認め、市教育委員会は該当 教師に停職6カ月の処分を決める。 教師批判のマスコミの大攻勢のなか、福岡市と教師を被告とした民事 訴訟が起こされるのだが公判では被害児童及び両親の申し立ての矛盾が 露わになる。 確かに公判記録や、重度のPTSDを発症し閉鎖病棟に入院処置を取らざる を得なくなった男児児童の医療記録には首を傾げたくなる点が多々ある。 だが、本書を鵜呑みにしていいものだろうか。著者は教師側一辺倒の 視点でしか事件を検証していない。男児児童の行動に以前から問題が あったとか、両親も保護者の間ではいい噂がないとか、男児の兄が同じ 小学校に在学中にも問題があった等、被害者側へのバッシングを繰り広 げているが具体的な裏付け証言がないのは何故か? 事件当時、教師弾劾の報道を繰り広げた記者はその名前をはっきと表記 しているのに、事件に疑問を投げかけた記者については「ある記者」と 匿名にしているのは何故か? 著者がいうように教師に何も問題がなく、男児児童の両親の申し立ての 全てが虚偽だとするならば、何故、PTAは動かなかったのか?新学期早々、 担任が交代する大事件である。 他の保護者が教師救済の為に、教育委員会に申し立てを行って当然の 事件ではないか。 ノンフィクションにしてはバランス感覚に欠けていると言わざるを 得ない。書籍購入サイトで高評価を得ているのが不思議だ。
0投稿日: 2011.02.06
powered by ブクログこれほど早く読み終わった本は久しぶりでした。とにかく先がどうなるのか知りたくて知りたくて。昨今よく耳にするモンスターペアレンツによって追い込まれた一人の教師が、その名誉を回復していく過程は並みの小説よりも興奮しました。この本の内容が事実とするならば、という条件つきではありますが。マスコミのあり方も含め、2度とこのようなことが起こらないことを願うばかりです。抜群におもしろいのですが、教師を目指す方は読まないほうが賢明な一冊です(笑)
0投稿日: 2011.01.26
powered by ブクログ教師のいじめか、教師へのいじめか。報道が過激になる時は、冷静なフリー記者の存在が欠かせないが、それに頼っていてはマスコミも末期だ。記者名が全員実名になっているのは筆者なりの警鐘だろう。
0投稿日: 2011.01.24
powered by ブクログマスコミの報道をなんでも鵜呑みにしてはいけないということがメインなんだと思うが、子供を聖域視しすぎないことが必要であるいい例だと思った。子供は保身のためにうそをつく。その最たる対象は親なのに、親は子供が自分に重大な嘘をつくとおもいたがらない。それがかわいい嘘でなければ尚更その傾向はあると思う。 もちろん内容によっては「親が信じなければ誰が信じるのか」という場面もあるだろう。けれど子供にとって親は一番「怒られたくない存在」であり、だからこそ保身の嘘が一番出てきやすいのだということも忘れてはいけないのだ。 またこの事件のケースではいわゆるガキ大将の立場にいる少年が、親には従順であるということも重要な点だと思う。親に誘導されるがままに嘘の証言を続けて教師の悪事を虚言し、裁判用のビデオに出演するなど、彼は親によってどんどんやってはいけないことを重ねてしまう。 こういう経験を重ねていくことで、彼の人生がどれだけゆがむのか。それはまさに虐待だと思う。 自分の子供がかわいいばかりに子供の嘘に振り回され、周囲に対して攻撃的な態度を取ってしまう親にはぜひ読んでほしい。子供は親の顔色を見て嘘をつく。それは周囲に迷惑をかけるためではなく、親を愛すればこそ、親からの怒りをまぬがれようとする子供の浅知恵だ。そこを見極めて正しい方向に持っていかなければ子供は小さなゆがみを積み重ねて、いつか取り返しのつかない成長をとげることもある。 子供を信じることと、子供の話を鵜呑みにすることは違うのだということを肝に銘じてほしい。これは子を持つ親だけでなく、周囲の大人にも同じことが言えると思う。
0投稿日: 2010.04.30
powered by ブクログ教師側からの一方的考察で、 たの場面では曖昧だったようにも思える記憶が 冒頭家庭訪問では心情も含め鮮明なのが気になる。 ただ、教師による殺人的イジメではなく、軽度の体罰に対する 過剰な反応だったのではないかと思う。 しかし本当に注意しなけらばならないのは 刹那的、過剰に人目を引いて、または自らの功名を狙ったり 虚栄を満足させて、周りの人間には公平な判断をさせない 正義の名の下につるし上げる 報道関連の人間の精神や姿勢ではないのか。 この本のなかで訴えているのは、モンスター親ではなく 対象には責任を求めるくせに、自ら最後まで責任を負うことのない 報道の姿勢と、それを求める・疑問に思わない民衆の危うさとも 思える
0投稿日: 2010.02.24
powered by ブクログ一気読みした。 すごい本というかなり衝撃的な話。 川上へのインタビューによってわかったことは 裁判の過程をもって明らかにするというな、 時系列で読みたかったな。衝撃が大きそう。 マスコミのあり方みたいなものを 話の中心にしたかったんだと思うけど、 どうにも浅川夫妻のことが気になる。 でも、そこをこれ以上突っ込んでいくことは難しいんだろうな。
0投稿日: 2010.01.22
powered by ブクログこの本はノンフィクションとわかっているだけに非常に問題作だ。 今でいう「モンスターペアレント」により、極悪殺人教師に仕立て上げられる一介の教師。 そして部数をあげるために無責任な報道をするマスコミたち。 これを読むと、教員にはなりたくないなあ・・とつくづく思う。 事実は小説より奇なり・・と言うが、本当にそうだ。 一寸先は闇。その闇に飲み込まれてしまうのは、やはり不運でしかないのかな・・。
0投稿日: 2010.01.18
powered by ブクログベッドに入り、読み始めたら一晩で一気に読み終えた。 途中で止められなくなった。 理由はいらない。 夢中で読み終えた。
0投稿日: 2010.01.07
