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でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―(新潮文庫)
でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―(新潮文庫)
福田ますみ/新潮社
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総合評価

272件)
4.0
70
110
59
7
2
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    綾野剛主演で映画化するので気になって読んだ。 ノンフィクションだから仕方ないのかもしれないけど、嘘をついて教師を追い詰めた親と子供、意見を鵜呑みにして過剰報道した週刊誌の記者たちに制裁が加えられてないのがモヤモヤした。 これが物語だったら悪者が成敗されてスッキリしたのに、、。 統失なのか虚言癖なのか知らないけど、こんな考えの親に育てられた子供が今まともに育ってるとは思えない。のうのうと生きてると思うと腹立つ。自分には返ってこなくても、子供、孫に同じ事が起きたらいいのにって思っちゃった笑

    0
    投稿日: 2025.06.09
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    事件そのものを知らなかったので、どう決着したのか分からず読み始め、 序盤、悔しくて腹が立ってリタイアしそうになったけど、頑張ってもう少し読み進めると、思ったより早いタイミングでちゃんと理解され始めたので、そこから一気に読了。 情報を鵜呑みにする、人に流されて自分で判断するの諦める、勇気を持たず主張しない、自己犠牲の気持ちで収めようとする、人の不幸を望んでる自分がどこかにいる、などなど… うっかりいつの間にか自分も陥りやすい近くにある闇な一面に気をつけなければと思った。

    0
    投稿日: 2025.06.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画の予告が気になって購入。綾野剛で脳内再生しながら読み終えた。てっきり教師側か児童側か、どっちがでっちあげているのか?を法廷で争うのかと思っていたら教師寄りの視点で真相に向かっていく。結局は児童の母の嘘なのだが、よくもまぁ虚なことを塗り重ねてて感心すらした。でもやっぱ、ウソってどこかで辻褄が合わなくなるんだよなぁ、の典型で良かった。映画は結末とか変えてくるかもしれない。そこに期待です。

    2
    投稿日: 2025.05.21
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    いじめをしている教師の話と思いつつ、行き過ぎたモンペを描いたノンフィクション。ノンフィクションだからしょうがないが、中盤以降はほぼ進展がなく、分かりきっている話の詳細を書いてあるに過ぎない。今も昔も週刊誌が売れれば良いという考えのマスコミが生んだ悲劇。

    7
    投稿日: 2025.05.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後まで読んで、何よりもまず教諭の無実が(何年もかかって)証明されたということで、心を落ち着けることができた。 それと同時に、原告側の一家が罰を受けていないことにリアルさを感じ、やるせない気持ちになる。 映画化を踏まえて全国にこの話が拡がると同時に炎上騒ぎになることが、社会的制裁に繋がるのでは?と期待する一方、それでは教諭が受けたことを当該児童がまた経験することになり、喜ばしいことではない。 このモヤモヤも含めて読めて良かった、知れて良かったと感じる。

    6
    投稿日: 2025.05.15
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    初めて完全なノンフィクション作品を読んだ。 あらすじを読んだ際は酷く原告側に同情したものだが、読み進めていくにつれてどんどん変わっていく事件の形に引き込まれた。 私自身裁判の場に立ったことがあるから分かるが、こんな杜撰な証拠のみで裁判が成り立つことがあるのか? 実話だというから真実なのだろうが、溢れ返る全ての裏打ちされた証拠を読み切って裁判に臨んだ身からすると、到底信じがたい。 また、親が親なら子も子、とはよく言ったものである。 元来子どもというものは嘘つきなものだ。 自分にとって都合の悪いことがあれば、まず最初になんとか怒られないようにと考えを巡らす生き物だ。 それを律する立場である親が、2人も揃って嘘の証言をさせ、嘘の証拠を揃え、裁判の場にまで立たせたというのだから、全く呆れる他ならない。 また、精神医療について精通しているのもあり、PTSDを文字通り「でっちあげ」た事実は最も腹立たしく感じる。 PTSDとは、完治の難しい特異な病気である。 真剣に悩み、苦しみ、時には自死すら選ぶ方がいる。 それを、あたかも本当のことのように子どもに吹き込み、閉鎖病棟にまで入院させた両親は、とんでもない化け物である。 巻末にあった、この子どももある意味被害者である、という言葉には同感だが、だからといって人間1人の人生を破壊した事実は変わらない。 この書籍の元となった教師が冤罪で苦しんだ時間はいかほどかと考えを巡らせる。 最終的に全ての罪が棄却されたということで心から良かったと感じるが、失った時間や人間関係の修復は不可能だろう。 原告側、今となっては被告側だが、両親は、子は、どう感じるのだろうか。 子はきっと、碌な大人にならなかったに違いない。 人間の財産とは地位でも金でもなく、時間だと私は考える。 誰にも奪えない、大切なものだ。 それを下らない内容で、子ども騙しの裁判で奪ったこの家族には、精々重い社会的制裁が下っていることを切に願う。

    1
    投稿日: 2025.05.15
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    読んでると胸糞悪いというか嫌な気持ちになってくる、、、ノンフィクションあるある(わるいいみじゃないです) 目を逸らしてはいけないんだと思う 柴咲コウが主演と聞いて読みました。恐怖。 衝撃のノンフィクション、怖いもの見たさで定期的に読みたくなる

    7
    投稿日: 2025.05.12
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    20年前の冤罪事件のノンフィクション。綾野剛が主演で映画化と聞いて読んでみた。 本を読みながら吐きそうになって、落ち込んで、当事者じゃないのにとても辛かった。嘘や思い込みで人をここまで追い詰めることができるのか。怖すぎた。モンスターペアレントの餌食になった当事者の小学校教員はどれほど辛かっただろう。 文句を言われると早くその場をおさめたくなるから、理不尽だと思っても、つい謝ったり認めてしまいがちで、昨今は何でもかんでも言ったもん勝ちになっていることが多いような気がする。 教育現場は特にそうであってはならないと思う。モンスターの言いなりになると、先生も他の生徒たちも学校全体も大きく影響されてしまうから。純粋に子どもの教育に打ち込んで、成長を支えてくれる先生は希少だ。本当に大事にしていかなくてはいけないと思う。 改めて、報道されていることを鵜呑みにしないで、ファクトチェックができるようにしないといけないと思った。

    14
    投稿日: 2025.05.10
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    胸糞オブ胸糞。ネットが普及してたらもっと酷いことになってただろうし、一歩間違ったら自分も加担する側になりかねないと思うと余計に怖い。映画は観なくていいかなと思って原作読んだけど映画も観たくなった

    0
    投稿日: 2025.05.09
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    綾野剛さんの最新映画情報を見て、めちゃくちゃ面白そう!と思い、張り切って購入した原作。 まさかの実話だった。 川上先生、面白そうだなんて思ってごめんなさい。 こんなことが本当にあったなんて。 その名の通り「でっちあげ」 浅川夫妻のことをもっとよく知りたかった。どうしてそこまで?目をつけられたら終わりなのか。 巻末の解説の中に「書きっぱなし、放映しっぱなし。のちに検証が行われることはほとんどない。これが現実なのだ。」とある。 一度でも疑いをかけられ、あたかも犯罪者のような報道をされてしまうと、それが間違いであったとしても世間の印象は簡単には覆らない。それが今の世の中だ。 この本と映画がたくさんの人の元に届いて、川上先生の無念が晴れるといいな。

    83
    投稿日: 2025.05.08
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    怖すぎる。「偽善者の群れ」という章タイトルが秀逸。自分自身も愚かな民衆にならないよう、フラットな目で事実を見るようにしていきたい。 少年の心の生育が心配、今生きてたら30代かぁ。幸せにしてくれているといい。

    0
    投稿日: 2025.05.06
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    何よりこれが実話という事が恐ろしい。 読んでる最中、小学生時代の虚言癖のあるクラスメイトを思い出したが、大人でもいるんだなと思った。 児童の両親の目的は何だったんだろう。 切り取られた一部の情報だけで判断したり決めつけたりしないように気をつけよう。

    1
    投稿日: 2025.05.05
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    モンスターペアレントの虚偽発言により殺人教師扱いされてしまった教師と、それに振り回される学校/教育委員会/弁護士/マスコミ、その真実

    0
    投稿日: 2025.05.04
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    映画化を知り興味をもった。モンスターペアレンツによって「史上最悪の殺人教師」にでっちあげられた教師の冤罪。 「子供は善、教師は悪という単純な二元論的思考に凝り固まった人権派弁護士、保護者の無理難題を拒否できない学校現場や教育委員会、軽い体罰でもすぐ騒いで教師を悪者にするマスコミ、弁護士の話を鵜呑みにして、かわいそうな被害者を救うヒロイズムに酔った精神科医、そして、クレーマーと化した保護者」… ろくに関係者への取材もせず一方の話だけを聞いて記事を書き、報道したあとは野となれ山となれ、事実が明らかになったあとも反省する気がないマスコミが冤罪の元凶と思える。 モンペの両親の意図がわからないのが怖い。なぜ母親はすぐバレる幼稚な嘘を平然とつけるのか? サイコパス? 

    4
    投稿日: 2025.04.21
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    映像化されるということで手にした一冊。 実際に行われた「でっちあげ」 罪のない人を犯罪者にしてしまう恐ろしさ。 平成15年(2003年)、朝日新聞、西部本社版に 「小4の母『曾祖父は米国人』教諭、直後からいじめ」 この大きな見出しが始まりだった。 丁寧な取材、裁判の様子も緊迫感があり いま目の前で繰り広げられているようだ。 映画ではどこまで描かれるのか。 裁判の結果なども気になり検索をしたら 新潮社のHPで読むことができた。 『でっちあげ』事件、その後(1)〜 児童の両親は何が目的だったのか。 「殺人教師」に仕立て上げられた先生も気の毒だが あの両親の元に生まれた子供もかわいそうだ。

    1
    投稿日: 2025.04.14
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    6月に映画化されると聞き、予告編を見たら、思わず引き込まれた。 これは読まなくちゃと思い、すぐにブックオフでゲットした。(漫画も全4巻読んでしまいました) これはすごい本でした…ノンフィクションだと思うと、実に怖いです。 20年前、福岡で教師による児童への虐めが認定された体罰事件を扱ったノンフィクション。報道をきっかけに、担当教輸は『史上最悪の殺人教師』と呼ばれ、停職処分になる。児童側を擁護する550人の大弁護団が結成され、民事裁判へと発展。しかし、法廷で担当教諭は完全否認する…実は全てが児童の親の虚言だった…そんなあらすじ。 モンスターペアレントに目をつけられたら、教師生活が終わってしまう。マスコミが騒ぎ、だんだんと有罪に祭り上げられていくさまは、本当に怖い…SNSが盛んな今なら、もっと酷いことになっていただろう。これ読ませたら小学校の教員に誰もなりたいと思わなくなるかもしれないなあ… 映画は三池崇史監督だから、かなり過激な映像が予想される。主人公の教師役は綾野剛、児童の母親は柴崎コウが演じるようです。これは注目度高い問題作です。6/27封切りです。

    11
    投稿日: 2025.04.08
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    怖すぎる。 そりゃ教員なんか志望する人が減るに決まっている。 子供を育てる立場として、公務員として市民からの税金で飯食ってるんだからと言われて「はい、そうですよね」と首肯するには重すぎる出来事だと思う。 子供の未来は宝だ。だからこそ、高い倫理観や指導観、対応が求められる。やはり教員という仕事は聖職だ。

    14
    投稿日: 2025.04.07
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    2025年4月5日、アンとケイトのアンケートでこの映画のことを聞かれて原作も知った。 「20年前、日本で初めて教師による児童へ |のいじめが認定された体罰事件。 |福田ますみのルポルタージュ『でっちあ |げ福岡「殺人教師」事件の真相』を映画 三池崇史が監督を務め、綾野剛、柴咲コ ウ、亀梨和也、木村文乃、光石研、北村 |一輝、小林薫ら豪華キャストで描く、 |日常の延長線にある極限状況。男は「殺 |人教師」か、それとも.。 (あらすじ) 「死に方教えてやろうか」と教え子を伺 |唱した史上最悪の「殺人教師」 2003年 |小学校教論·薮下誠一(綾野剛)は、保 |護者·氷室律子(柴咲コウ)に生徒·氷 |室拓期への体罰で告発された。 |体罰とはものの言いようで、その内容は |聞くに耐えない虐めだった。 |にれを嘆ぎつけた週刊春報の記者·鳴海 |三千彦(亀梨和也)が“実名報道"に踏み 切る。 |過激な言葉で飾られた記事は、瞬く間に、 |世の中を震械させ、薮下はマスコミの標 |的となった。 |請務中傷、裏切り、停職、壊れていく日 |常。次から次へと底なしの絶望が薮下を |すり潰していく。 一方、律子を擁護する声は多く、"550人 |もの大弁護団"が結成され、前代未聞の民 |事訴訟へと発展。 |誰もが律子側の勝利を切望し、確信して |いたのだが、法廷で薮下の口から語られ |たのは一 「すべて事実無根の“でっちあげ"」だと |いう完全否認だった。 これは真実に基づく、真実を疑う物語。」

    0
    投稿日: 2025.04.05
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    事実に基づいたドキュメンタリーとしては秀逸でしたが、内容は胸糞ですね。 モンスターペアレントの騒ぎっぷりも酷いですが、何よりマスコミの残念さに改めてがっかりさせられました。

    0
    投稿日: 2025.04.05
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    モンスターファレント、 子育て必死な時に読んでました。専業主婦が当たり前の時代20年程前かな‥ 公園デビューとかメディアで放送されてました。 メディアなので一部とは思いました。 子ども可愛いさのあまり アピール、今では毒母になるのかな 今、ここでこの映画のタイミングは フジテレビやジャニーさんの解禁と思った。 毒母の親は自覚ないだろうし ノンフィクションのドラマで多少大げさもあるかもしれませが 参考にはなった本です。

    11
    投稿日: 2025.04.02
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    小学校教員にはモンスターペアレンツと呼ばれる保護者が一定数いるとされていますが、この作品で取り上げられている登場人物はまさに「怪物」です。実話を元にした物語なので信じられないぐらい身勝手な保護者の存在や学校という立場の弱さを痛いほど再認識させられました。胸糞悪いという言葉がピッタリの作品です。

    5
    投稿日: 2024.11.21
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    モンペの醜さと学校の隠蔽体質とメディアに巻き込まれたある教師の話ですね。 特にメディアに対しては、 怒り…悲しみ……松任谷由みを感じました。 ◝(๑꒪່౪̮꒪່๑)◜

    2
    投稿日: 2024.11.05
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    過熱するマスコミの報道には気をつけなければならない。多くのメディアで同じことを語っているときほど、鵜呑みにしてはいけない。昨今の某県知事の報道を見ても、もし事実が違っていたらと恐ろしく感じる。

    2
    投稿日: 2024.09.17
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    とても怖い小説でしたが、「週刊誌やワイドショーの情報が一人歩きして、真実が定かではないまま放置させる」という構図が令和にも残っていることが何より恐ろしいと感じました。

    2
    投稿日: 2024.09.16
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     冒頭の頁を捲る時,この世には残忍な教師がいるものだと他人事で思ってしまいました。しかし,読み進めるとそれは大きな間違いだったことに徐々に気づかされます。  教師である男はある一人の生徒の親から全く身に覚えのないクレームを学校に入れられる。所謂,モンスターペアレント。そのクレームは徐々にエスカレートしていき,自身が確かにやってはいないことすらも学校側は信用せずに一方的に教師は糾弾されていく。しかし,教師は諦めることなくモンスターペアレントと対峙する。初めのうちはモンスターペアレント率いる生徒側の虐待が行われていたという主張が世間では浸透していく。それに伴い,教師は世間からは「殺人教師」等といった根も葉もない異名をつけられる。  教師側と生徒側の主張が法廷で争われる中,次第に綻びが見えてくる生徒側の主張。教師が虐待をしていないという事実が法廷の中で徐々に明るみを帯びていく中でのモンスターペアレントの変容ぶりは正にモンスター。  ペンは剣より強し。この報道がされ,教師側が一方的に汚名を着せられることで我々は教師への侮蔑の視線を持ってしまう事になる。しかし,実際は清廉潔白な教師。教師が諦めずに無実を訴え続けたからこそ終盤での裁判の結果に繋がるのだと思います。とは言え,当初は教師及びその家族はとても生活しづらい環境にあったと思われます。この問題が持ち上げられた時,取材をした記者等は教師の無罪の主張を全く無視しています。一方的に教師を批判していた中で徐々に教師が無実となることに気づいていく刹那,彼等は一体教師に対し,少しでも謝罪の気持ちはあったのでしょうか。  読み進めていくと,ひどく打ちひしがれていく気分になってしまいます。しかし,我々は二度とこのようなでっちあげによる冤罪を生み出してはいけないのだと強く教えられました。

    2
    投稿日: 2024.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めは苦しくて少しずつしか読めなかった。報道はかすかな記憶に残る。初めから問題を明らかにするより解決(終わりにすることに向かっていったために起こった「事件」。マスコミが権力を持っていることがよくわかる。担任教師も被害者だが、一番の被害者は子どもだろうと思った。

    1
    投稿日: 2024.07.07
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    保護者から裁判を起こされたことはないけれど、似たような狂った主張(狂言)を平然と、何の疑いもなしにしてくる保護者には会ったことがあります。ああいう人たちって一定数いるんだなぁって読んでて空恐ろしくなりました。でも、そういう人たちはもう精神疾患か何かだとして、その明らかにおかしな主張を鵜呑みにして職員を守ろうとしない(面倒だから保護者の言いなりになって職員を悪者にして事を収めようとする)愚かな管理職も同じ数かそれ以上にいるわけで。この本をそっと管理職の机の上に置いておこうと思いました。

    0
    投稿日: 2024.04.20
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    すっごい さくっと読めました アメリカかぶれで、目立ちたくて、人を言いなりにして、全部人のせいにしたい人ってこうなるんだな、怖いなって思いました

    0
    投稿日: 2024.03.16
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    戦慄のノンフィクション 自分の身に起こったらと思うと寒気のするストーリー 親の思考回路と目的が気になる。何のためにこんな嘘をついて、なぜその嘘をまるで真実のように語れるのか。 通常の論理では全く理解できない人が世の中には存在することがわかる。

    1
    投稿日: 2024.01.14
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    モンスターペアレンツって本当に怖い。原告の弁護団も、二審の対応が姑息で恥ずかしい限り。途中で引っ込みがつかなくなったのでしょうが、もっとちゃんとした事前調査をしてたら、恥をかかずに済んだであろうに。 それにしても文春の記者は、記者としての基礎もできてないのかな...地取りも鑑取りもちゃんとしないなんて。羞恥心は一人前にあるようだけど。

    0
    投稿日: 2023.12.24
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    久しぶりにノンフィクションドキュメントものを読んだ気がする。 随分前に話題になった『文庫X』(殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―)を読んだ時は衝撃的であったが、それと同様に衝撃があり、あっという間に読み終えてしまった。 今回は、タイトルの通り『でっちあげ』俄かに信じ難い展開で、本当にこんな事があったのかと。仮に小説であれば、そんな展開ないわ〜と思ってしまうくらい。 表面に出ている事だけを信じることの怖さ。集団の怖さ。 きっと今でも、こんな風な事はどこかで起こっているんだろうと思うとやりきれない気持ちになってしまう。 他人事でなく、ちゃんと正しいことを知る。この事がいかに大切かが分かった。

    5
    投稿日: 2023.11.03
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    モンスターペアレンツの虚言もさることながら、その嘘本当も確認する事なく垂れ流したマスコミや、その場を丸く収めることしか考えない校長、教頭には呆れるばかりだ。 特に週刊文春は全く読むに値しない本であることを再認識した。 誤報をしても、素知らぬ顔して記者を続けてる奴らが実名でのってるが、ネットニュース並みの取材力を恥じてほしい。

    1
    投稿日: 2023.08.15
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    『モンスター・マザー』が良かったので同じ著者による本書も読んでみた。事件の推移はほぼ同じ。 『モンスターマザー』を読んだ時は、ずいぶん珍しい悲劇のコンビネーションがあったものだと思ったが、実そんなに珍しくないのではと思わされる意味で憂鬱なルポだった。連続して読んでしまったので、溜飲の下がる展開ではあるものの、個人的に後味は悪い。 モンペの息子がまともに躾もされずに、平気で法廷でも嘘をつけるような、まさにモンペそっくりの反社会的な人間に育てられてゆく所に、何ともいえない無力感がただよう。確かに、彼自身もモンペの犠牲者ではあるのだが、この先親になったら似たような迷惑行為をやらかしそうなのが嫌だった。良くも悪くも、親の背中を見て子は育つものだと改めて思う。 読み物としては繰り返しが多く、あっという間に読める本。ノンフィクションではあるが、ラノベのざまぁ系がお好きな人にもおススメしたい。

    1
    投稿日: 2023.07.02
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    モンスターペアレンツ、クレーマー、マスゴミ。 被害を受けた気の弱い教師、強い意志で自分を弁護する必要。自分を自分で守る覇気が必要。流されるだけだと損をするどころか、身の破滅。 読了60分

    3
    投稿日: 2022.12.03
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    1番最初に、実際に報道された朝日新聞の記事が載っていて、読んでいくうちに「信じられない」と、担任教師に怒りが沸いてきた。こんな教師が本当にいるの?!生徒がかわいそう。という気持ちになった。 本書の中盤で全く同じ記事が載せられていて、読んでいくうちに、「信じられない」と報道の偏りに怒りが沸いてきた。担任教師側の主張は全く取り上げられず、被害者側の主張だけが真実のように書かれている。事実無根なのに、やってないことを「やった」と堂々と書いている。こわすぎるし、生徒もその親も怖いなと思った。 でも1番怖いのは、目の前にある情報だけで物事を判断して「許せない」って本気で思ってる自分だった。怖い。いろんな証拠が、それらしく出ていたら信じてしまう。この事件と同じようなことが多分今も世の中にはたくさんあって、その真実を判断できない自分が怖い。何をどう信じて情報を受け止めていけばいいのか分からない。 この事件の裏側を知って、ひとつの記事を全く違う読み方が出来たけど、その情報さえ正しいのか?と不安になる。 被害生徒と保護者の虚言が本当に信じられなくて、途中何回も胸糞悪くなった。なんでこんなことを言うんだろう、って思った。教育現場にいる自分だからこそ確信して言えるけど、こういう親と子供は本当に存在する。こっちが「ありえないでしょ?!」と思うことを平然とやってのける人たち。そんな人たちと対峙していかなきゃいけなくなった時に、どう行動すればいいのか。 自分の行動を明確に記録し、できるだけ1対1の会話や指導は録音する。これくらいしか浮かばないし、こんなの逐一必ずできるかというと分からない。それでも自分の教員人生の中でこういうことをやっていかなくちゃと思った。教師と保護者の立場はたしかに本書にある通り、教師が弱い。年々弱くなっているし、子供のことを考えるゆえにいろいろなことに盲目になっている親は存在する。 生徒本人を「嘘つき」にしてしまったのは誰なのだろう。それは確実に、親や教師や報道者、弁護人をはじめとする、周りの「大人たち」だと思う。

    2
    投稿日: 2022.11.23
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    終始胸糞悪かった。 実際にこんな事が起こったとは。事件についても初耳だった。 一番悪いのはもちろん、虚言癖のあるモンペだけど、教頭と校長も悪いよね。 部下を守れない管理職なんかいらないんよ。 メディア関係者は必ず一度はこの本読んで、もっと信憑性のある報道をしてほしい。 (そもそもテレビなんて話半分で見るのがちょうど良い) 教師の立場って弱いのでどうにかならないかな。

    0
    投稿日: 2022.11.05
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    私達に出来る事はこの本の内容を鵜呑みにして教師側の供述が正しかったんだ!嘘つきでっちあげ親子最悪だな!と憤る事ではなく、安全圏から叩く正義に酔う事ないよう戒めとして留め置くだけ。

    0
    投稿日: 2022.10.19
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    ノンフィクション作品に初挑戦。 当時幼かったからか、このような事件があったことを恥ずかしながら知らなかった。 フェイクニュースが蔓延る今だからこそ読む価値のある本だと思った。 マスコミのいい加減さには辟易とさせられた。 教師目線の話のため、自称被害者の両親はどんな気持ちで、こんなでっちあげをしようと思ったのか一才分からなかったのが怖かった。 でっちあげはさておき、自分が親になったときに、教師を一方的に責めるような人間にはなりたくないなあ。

    0
    投稿日: 2022.08.30
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    こんなことあるんだ!って 信じられないし何のために?!と思った。 でもモンスターペアレンツの出現に意外性はない。私は21歳なんですが、教師の立場の低下ということには驚きはなかった。

    4
    投稿日: 2022.08.19
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    文章が読みづらい。 教師が追い詰められていくシーンのつらさもあって、じっくり読みすすめることができなかった。 戦前からずーっと変わらず、マスコミも行政も最後まで責任を取らない。 なのにいまだにマスコミと行政を無為に信じてるのはなんでなんだろうか。

    0
    投稿日: 2022.07.30
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    本当にあった出来事だと思ったら、恐ろしい。 些細な出来事を、ふくらまされて「殺人教師」にさせられてしまう。

    0
    投稿日: 2022.07.12
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    ラジオで紹介されていて、図書館で借用。 こんな状況、怖いの一言。 言っても信じてもらえず、でっちあげを司法の場で争うなんて。 誰かを社会的に抹殺しようと思えば、できてしまうということか。 500人を超える弁護団、完全に児童の側を信じ切っている記者…その構図も怖い。 世論を間違った方向に導いた罪は恐ろしく重いのではないか。

    0
    投稿日: 2022.06.13
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    こんなことが本当に起こり得るのか? と思うくらい、無茶苦茶非論理的な主張をするモンスターペアレンツと、裏付け取材なしにセンセーショナルに煽るマスコミと、その場凌ぎの本意ではない説明による火消しを目指して墓穴を掘った学校(被告の教師を含む)による、壮大な茶番劇の舞台裏。 最大の被害者は、教師、生徒、の順番か。 元祖モンスターペアレンツ、ともいうべき夫婦の思考回路がよく分からないが、うんと出来の悪い息子の出来の悪さを誰かのせいにして、すっとしたかった、って感じだろうか。。

    2
    投稿日: 2022.05.17
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    読みやすく先が気になり、ほぼ一気読み。 内容の気持ち悪さと読後感の悪さは、下手なホラー小説よりもある。 悪意を持って他人を落としめようとする人に、善意の人は無力なのか?

    0
    投稿日: 2022.03.24
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    なんだか終始「?」って感じることが多かった本。初代モンスターペアレントとも言える生徒の両親から、とことん追い詰められていく担任がとてもかわいそうであった。モンスターペアレントの元に生まれてしまった子どもは、何を思っているのだろうか。

    10
    投稿日: 2022.03.22
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    リアルに起こった事件の真相を描いた話。 「お前の血は穢れている」「早く死ね、自分で死ね」 史上最悪の殺人教師は 母親の虚言と マスコミの妄信で作られたものだった…。 学校関係者なら一度は読んでおいた方がいい本。 マスコミ関係の人にも読んでもらいたい。 親からの学校へのニーズが 多種多様になってきているのが現状。 教師は親より弱い立場だとは思わないけど 上手くやるために 何でも聞き入れちゃう先生がいるのも現状。 自分の記憶に自信があっても 保護者に「私はこういいました」 って強く言われて 「私が勘違いしていました。」 って言った方が丸く収まるなら 謝ってしまうだろう。 家庭訪問の日程なんて 絶対私も謝っちゃう。 この川上先生には本当に同情するけど この世にはいろんな親がいて いろんな子どもがいるのは当たり前。 そこは割り切ってやっていかないといけないと 改めて思う。 特に公立の学校は。 何か学校関連の事件が報道されると どうしても子どもが正義で 教師は悪と描かれがちだけど 本当のことは 本人や周りの人しか知らないなんてこと いくらでもあると思う。 学校の事件に限らずとも 本当の気持ちとかは当人しか分からない。 ネットのニュースだって 芸能ニュースだって 話半分で見なきゃいけないよなと 改めて思い知らされた。 子どもは正義ではないけども 学校、家庭、地域、教育委員会、時にはマスコミ みんなで連携して 子どもたちをいい方向に導いていくことが 良い未来を作るために最も大事なことだと思う。

    4
    投稿日: 2021.10.25
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    小学校の先生をしている知り合いに本書を読んでもらったところ、「自分も思い当たる節がありすぎて、読むのが辛かった」と漏らしていた。教師という仕事は、親に絶対逆らえず、身に覚えのないことであっても「私がやりました」と言わざるをえない。自らの言葉によって追い込まれた川上と自分の立場を重ね合わせて、「他人事ではない」と感じたとのことだった。 本書は、全国で初めて「教師による児童へのいじめ」と認定された事件の裏を辿ったノンフィクションである。 主人公は、「史上最悪の殺人教師」として全国のワイドショーに報道された川上譲(仮名)。 教え子の裕二に対し、10秒以内に帰り支度をできなければ、「ピノキオ」(鼻をつまんで血が出るほど引っ張る)」やミッキーマウス(耳を割けるほど引っ張って持ち上げる)といった「刑」を執行。また、「お前のような穢れた血の人間は生きている価値がない。早く死ね、自分で死ね」と罵倒して自殺を強要させていた。 まさに全国の親子を震撼させた事件であったが、その真実は、被害者とされた浅川裕二(仮名)の親である和子と卓二によるでっちあげであった。 読んでいてゾッとすると共に怒りが沸いた。 どうして無実の人間が、ここまでへりくだらなければならないのか。何故やったこともない体罰を認め、親の一方的な言い分に頭を下げ続けないとならないのか。 その理由は、教師と親の間には王様と農民ほどの身分の違いがあるからだ。 いまやモンスターペアレントという言葉が有名になっているが、そもそも、相手が悪質なクレーマーでなくとも、教師は親の言うことに絶対服従を強いられる。保護者トラブルは言った言わないの水かけ論が常であり、また、最低でも1年間、最長では6年間も同じ人間を相手にし続けなければならない。そのような閉鎖的な環境では、例え身に覚えが無くとも「私が悪かったです」と言うことが、トラブルを避けるためのテクニックになる。 「保護者と教師は同等じゃないんですよ。教師の方がなにごとも一歩下がって対処しないとうまくいかないんですよ」 文中で川上が語るこの言葉こそが、教師という職業の厄介さを物語っているだろう。 またそれと同時に、校長や教頭など上の立場の人間は、現場の物事を理解しようとせずに謝罪を強要するきらいがある。彼らにも「保護者は絶対だ」という意識が刷り込まれているからだ。 本書では、校長が最初から「わたしに責任は無い」と決め込んだのが混乱の発端だった。生徒と教師を統べる人間として、自らの責任も追及されることがあれば、より正確な現状把握に努めるはずである。しかし、結局のところ管理者責任を被ることなく、川上という一教師を切って騒動を鎮静化しようとした。その結果が、全国のワイドショーを賑わせ裁判にまで発展する事態となった。 教師という弱い立場の人間を、保護者という立場を利用して痛めつけ、自分が望む行動を強いる。周囲の人間も、「大人と子ども」という力関係から、教師のほうが嘘をついており、体罰はあったに違いないと決めつける。こうした虚言と思い込みが暴走する恐怖は、川上の陳述書にはっきりと記されている。 「本件に関与している専門家の集団である弁護団も、裕二君の精神科の診療に関与した医師も、マスコミも、福岡市も……、まるで、裕二君自身の問題点や、ご両親自身の問題点などについては、それがまるで聖域であるかのように、一切検証することなく動いています」 この事件は、「自分に都合のいいように物事を進める」人間たちが生んだ惨劇である。 親である和子や卓二の虚言はもちろん、センセーショナルな記事を書いて国民の関心を焚きつける一方で、間違った報道に対しては反省もしないメディア。また、自己保身に走るあまり、教師を切って事を収めようとする校長と市教委。全ての人間が川上を「殺人教師」と決めつけ、事実とウソの境界が曖昧になっていく。もはや引くに引けなくなった結果、「茶番」としか言えない民事裁判が行われてしまった。 現職・前職が教師の方はぜひ読んでみて欲しい。気分が悪くなるかもしれないが、それほどこの事件は骨身に染みる。そう思える本だった。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― 余談だが、この事件、「どうしてそうなるんだ」とツッコみたくなることがいっぱいある。 例えば和子が証言するミッキーマウスやピノキオ。「体が宙に浮くほど強く耳を引っ張って持ち上げる」だとか、「鼻をつまんで鼻血が出るほど強く振り回す」だとか、聞いただけで「そんな無茶苦茶なことしてればバレるわ」と言いたくなる。また、小学校に近づくだけでPTSDが発症する子が、友達と校庭で元気よくサッカーしていたり、川上が撮る写真に笑顔で映っていたりだとか、「少し考えればおかしいと分かるだろう」と言いたくなるほど嘘が粗い。550人の弁護団は途中で不審に思わなかったのか謎である。 極めつけは和子と卓二。嘘を嘘で塗り固めていた彼らだったが、相手に謝罪させるだけでは納得せず、裁判を起こすなど正気の沙汰ではない。裁判で真偽が問われれば、見せかけの嘘など平気で暴かれる。バレたらまずい、などとは考えていないのだろうか。 しかも、この嘘をさらに厚塗りするために、裕二に転校を強いて、インターナショナルスクールにまで通わせているのだ。どういう思考回路なのだろうか。 読んでいて、本当に恐怖を感じた。 1人の教師がいじめによって追い詰められていく様と、関係者たちが嘘によって狂気的な行動に駆られていく様の、2つの理由で。 ――――――――――――――――――――――――――――――――― 【まとめ】 ●浅川裕二:他の子どもに暴力をふるい、問題行動を起こす問題児。 ●浅川和子と卓二:「川上先生は裕二に体罰をふるっている」とでっち上げ、民事裁判まで起こした筋金入りのモンスタークレーマー。 「血」の問題で生じた裕二への漠とした負い目と、他人に異を唱えられない生来の気の弱さ。そこへ執拗に、「体罰をやっただろう」「子供が見とった」と追及され、川上は困り果ててしまった。さらに、自分のことで校長や教頭に面倒をかけたという気兼ねもあいまって、彼らの望む方向へ迎合する心理が働いた。 そして、「自分が謝れば丸く収まるから」という理由で、消極的ながらも体罰の事実を認めてしまったのだ。 川上の謝罪を見た和子と卓二は、「体罰があった」という情報をマスコミにリーク。A小学校には全国からマスコミが押し寄せるようになった。 A小学校の校長は、このマスコミ対応で最悪の行動を取る。川上を軟禁状態にし、マスコミとの窓口を自身に一本化した校長は、川上に不利な証言をし、トカゲのしっぽ切りを図ったのだ。校長と市教育委員会のコメントを得たことで、ほとんどの記者たちは、体罰は事実なのだとほぼ断定してしまった。 川上は、全く身に覚えのない言いがかりをつけられ、何が何やらわけがわからないままにあれよあれよと大騒ぎになり、マスコミにまで叩かれた揚句、とうとうA小学校を放逐されてしまったのだ。 その後の市教委での事情聴取は、一転して「自分はやっていない」との立場に回るも、下された処分は「6か月の停職」。相当な重さであった。 朝日新聞、西日本新聞、週刊文春などが川上を「殺人教師」と報道し、全国に「福岡殺人教師」事件が知れ渡ることになった。 そして、浅川裕二とその両親は、裕二のPTSDを理由に、川上と福岡市を相手取って約1300万円の損害賠償を求める民事訴訟を福岡地裁に起こした。 驚くべきはこの偽の証言に加担した人間の数。校長、教頭、市教委、主治医、550名の原告人弁護団(福岡県弁護士会のほぼ1/3)、週刊誌、新聞記者、ワイドショーのコメンテーターなど、ありとあらゆる人間が川上を「殺人教師」と見なし、嘘の報告・報道を行っていたのである。 こうして口頭弁論が始まったが、和子の証言に疑わしい部分が見つかっていく。結局、いじめの原因とされていた「裕二にはアメリカ人の祖父がいる」は真っ赤な嘘であった。 また、裕二のPTSDは、和子の話の中でのみ存在している疑いが次第に強まっていった。 裁判の判決は、「福岡市は、原告裕二に対し、220万円を支払う。原告裕二と卓二と和子の請求は棄却」だった。川上がしたとされる行為は、「原告らの主張するいじめ行為に比べて相当軽微なものであり」、PTSDを引き起こすほどのものではなかったと判断されるも、体罰やいじめの一部が認定される結果となった。 どうしてこれほどの大騒ぎになったのか。マスコミは、校長が認めた、市教委が認めた、精神科医がPTSDだと診断したからだと言うが、真相を探る方法は他にもあった。にもかかわらず、誰もが思い込みと憶測で話をし、裏を取らなかった。バイアスのかかった一方的な情報が人々を思考停止に陥らせ、集団ヒステリーを煽った揚句、無辜の人間を血祭りに上げたのだ。 教師という弱い立場の人間を、保護者という立場を利用して痛めつけ、自分が望む行動を強いる。周囲の人間も、「大人と子ども」という力関係から、教師のほうが嘘をついており、体罰はあったに違いないと決めつける。こうした虚言と思い込みが暴走する恐怖は、川上の陳述書にはっきりと記されている。 「本件に関与している専門家の集団である弁護団も、裕二君の精神科の診療に関与した医師も、マスコミも、福岡市も……、まるで、裕二君自身の問題点や、ご両親自身の問題点などについては、それがまるで聖域であるかのように、一切検証することなく動いています」

    20
    投稿日: 2021.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    生徒が正義で教師が悪という立場を利用し、大人が正義を振りかざして悪を叩く人がいることを知った。叩く内容が真実かどうかは当人にとって重要ではなく、ただ吊し上げてリンチをする大人がいることを知り、恐ろしさを感じた。また、教育現場で教諭に対し一切話に耳を傾けてくれなかったこと、教諭の保護者に対しての気遣い、事態をまるく収めようとした言動から教師の立場の低さ、息のしづらさを知った。加えてマスコミの嘘の報道が重なったことででっちあげが完成してしまったことから、マスコミの威力を痛感した。

    0
    投稿日: 2021.08.05
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    九州福岡の本屋にフラッと立ち読ったら、レジ前に山積みになっていたので購入。読みやすく、夢中になって一気読みした。 当時、殺人教師とテレビの報道で知った事件に、まさかこんな真実があるとは知らなかった。 モンスターペアレンツ…あまりに酷い。 最初は、子供の小さな言い逃れが始まりだったのかもしれない。それでも、自分を保身するためにどこまでも嘘を誇張させていく親…異常過ぎる。 でも、こうしてまで嘘を突き通す親を見て育ったその子供の傷は相当深いと思う。多分、一番の被害者はモンペの息子だ。

    0
    投稿日: 2021.08.03
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    下手なホラーより怖い。 嘘を嘘と見抜けないやつは…とか、週刊文春はフィクションだと思って読まなきゃ…とか、そういう話ではない。 正義を振りかざして誰かを叩くチャンスを舌なめずりしながら待っている人間が沢山いること。 そういった人達にとって大切なのは、誰かを批判する材料になるモノだけで、それが真実かどうかなどどうだってよいこと。 それをわかった上で利用したがっている、または、自分自身がそうである事に気づいていない記者や著作家によるニュースがメディアに溢れていること。 そして私も、被害者にも加害者にも容易になってしまうこと。 ほんとに怖い。

    0
    投稿日: 2021.06.24
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    ルポルタージュというよりも、小説感覚で読めます。堅苦しいのが苦手という方におすすめです。 内容については、よくある話だなぁとだけ。

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    投稿日: 2021.03.16
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    どうなるんだろう?と引き込まれていくドキュメンタリーです。主人公の先生の追い込まれ感と、マスコミの無責任さが際立ちます。

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    投稿日: 2021.03.06
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    読み始めからずっと、 眉間にしわ寄せ、口角下がりまくりの ひどい人相になりっぱなしで一気に読みました。 (喫茶とか電車で読んでたけど、側から見たら怖いだろうなと...) ひどくてひどくて、信じられないことばかり続いて、しかも実話とは。 怒り憤り悲しみやるせなさ、 いろんな負の感情でいっぱいになり、決して気持ちのいいものではないけど、それだけ心を揺さぶられたということ。 メディアが報道することなんて ほんの一部でしかないんだろうなと痛感。 ニュースを見ただけで知ったような気になって、見知らぬ誰かを心なく批判しないための、ストッパーが1つ増えた。

    0
    投稿日: 2021.02.27
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    いやこれやべぇでしょ。 まじで胸糞悪い話。 実話って言うんだからもう世の中信じられなくなるよね。軽く人間不信。 泣き寝入りはやっぱ良くないんだなって思う

    0
    投稿日: 2021.02.10
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    この教師の不運の発端は、交通事故のようなものではないだろうか。常軌を逸した虚言を繰り返すモンスターペアレントに、たまたまつかまってしまった。それも、常人には理解し難い言動を繰り返す、行動原理が全く不明の支離滅裂な人間に。 さらにそこへ、弱腰の校長やマスコミなどが加わり、事態は悪化するばかり。教師自身の優柔不断さがあったとは言え、事態を丸く収めようとしてありもしない体罰を認めてしまった彼の行為は、社会人なら理解できるものではないか。つまり、普通に生活していても、身に振りかかってしまえばどうしようもない、交通事故のようなものだ。貴志祐介の『黒い家』に通じる理不尽さとよく似ている。ただしこの事件は、小説ではなく事実だというのがさらに怖いところ。 裁判では体罰が認定されたが、人事委員会によって処分が撤回されたことには、ほっとした。ただ、朝日や毎日は、やっぱりだめだなと感じた。メタタグやWaiWai記事など数々の問題で、心底どうしようもないと思っていたが、今回この本を読んで、やはり体質としてずっとこうだったんだと改めて感じた。ろくな取材もせず扇情的に報道するだけならまだしも、裁判で記事の誤りが判明しても謝罪すらなしとは。まさにマスゴミ。

    0
    投稿日: 2021.01.16
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    クレーマーの親も『バケモノ』だが教師の方もかなり『バケモノ』で徹底抗戦した結果なんだろう。 相手も、いつものようにクレームを入れたら引き下がるだろうと思っていたろうにお互い相手が悪かった。 周りが何の責任も取らずに自体をエスカレートさせてゆく所が恐ろしかった。

    0
    投稿日: 2020.12.27
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    内容は知らずに購入。 冒頭から目を覆いたくなるようなひどい体罰と自殺強要に対する殺人教師の記事でこの教師への怒りが湧いてくる。 そして次の章からこの教師目線で冤罪事件がなぜ起こったのかの顛末が進んでいく。 わかりやすくこの教師に悪意を抱いていた自分はカウンターを喰らってしまった。 この記事を書いた記者達や冤罪に追い込んでしまった人達も同様の考えだったのだと思う。 子供は善で、教師は悪だと短絡的に考えてしまったのだろう。 先入観で考えず、きちんと事実を根拠にして考えられる大人にならなければ。 結果、半沢直樹や水戸黄門のような気持ちの良い終わり方じゃないのも考えさせられる。 ノンフィクションはやはり面白いなあ。

    0
    投稿日: 2020.10.23
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    こんなに大事になっておいて 教育現場は何一つ変わろうとしない 変えようとしない お上たちは何を考えてるんだろう。 なにが子どもファーストだ 逃げ回ってても本当の教育にはならない そんな環境の中で野蛮に育った その子供たちにどうやって 国の将来が任せられようか 最後まで追って事実を明かしてくれた 著者に拍手を。 映画化等、もっと話題になるべきだと思う。

    2
    投稿日: 2020.08.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「筆者の主観が多い」と批判、あるいは否定している人に言いたい。著者の主観を除いて、客観的なことだけ拾って読んでみたらよいと。鼻持って振り回された子が鼻血で血まみれで帰ってきても病院に連れて行かなかったり(私だったら鼻骨骨折を疑って病院へ行く)、拳でパンチされたならいざ知らず、ほぺったぐりぐりされて歯が折れたりするか?口内炎より頬が腫れ上がるだろうよ、とか、虐待現場の小学校に似た別の小学校に近づいただけでPTSDを発症するような状態の子が、校庭でサッカーの練習は元気にできたり、通ってもいないアメリカの小学校で進級したり、もうツッコミどころ満載でノンフィクションでなければ「笑い話か?」と思う。特に反省してほしいのは言うなりの校長、そして弁護士と精神科医!頭の悪い私でも気づくことに気づかないなんて。法律家でしょ?科学者でしょ?プロでしょ!?

    3
    投稿日: 2020.07.17
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    冤罪は自分にも起こり得ることなので、この本を読んでいても他人事には思えなかった。大事なのは、ありもしない事実を認めないこと、事実を事細かに明らかにしていくことだ。周りの環境が変わっても、真実は変わらない。そのことを常に念頭において生きていかなければならないと思った。

    0
    投稿日: 2020.07.16
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    モンペとマスコミによって「殺人教師」と言う汚名を着せられてしまったある教師に起きた事件。 学校と言う場において、教師は絶対的な存在ではなくなったものの、情熱を持って教育に臨んでいる教師もたくさんいる。それを評価するのは校長でも、教育委員会でも、親でもなく生徒たちなのでは? ろくな検証もせずに思い込みで一人の人生を狂わせたマスコミの罪は重い。同時に、私自身も「でっちあげ」に踊らされないようにしなければ。

    0
    投稿日: 2020.07.15
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    マスメディアによる事実の歪曲・印象操作に恐怖を感じた一冊。数々の冤罪事件でもそうだが一旦加害者とみなされた本人が内側からいくら訴えても大きな権力で圧されてしまう。外側からの第三者の疑惑が罪なき人を救うことに繋がる有効なアプローチなので、何が正確な情報なのか見極める努力を怠らない事が大切だと感じた。 多くの人は浅川和子(仮名)の現在が気になったことだろう。狂言ともいえる妄想で1人の人間の人生を潰そうとした恐ろしい女。実名も公にされておらず、何の罪にも問われていないなんて信じられない。以前からのモンスターペアレント(ツ)には何らかの策を講じるべきだという考えに一層拍車がかかった。自らの教育が上手くいかないことを教師になすりつけてやろうと粗を探し、下品に喚き立てる。よくもまあ子供が子供を作れたものだと思う。そんな保護者のご機嫌とりすら教師の仕事、能力の見せ所というような暗黙の了解があるから年々教員を志望する人が減っていくのだろうな。 そして本書でも中心となるマスコミの罪。川上先生の噂をハイエナのようにいち早く嗅ぎつけ、あることないこと面白おかしく書き立て、プライバシーを侵害した記者らは何ら罰せられないのか。今回の事件に限らず、無礼な奴らは名誉毀損罪で捕まれと心底思う。というと、表現の自由を偉そうに語るのだがそもそも私人間に憲法の条項を適用しようとすることがおかしい。(話題が逸れるのでこのへんで)本当にそんな仕事を夢見て生きてきたのか問うてみたい。 情報を疑ってかかるという意味では先生がどの程度の体罰をしたのか不明瞭ではあるのだが、もう少し体罰の有無、スキンシップの域を出たのか審議して欲しかった。日本の司法機関は国民性を反映するかのように白黒つけるのが本当に苦手なのだなと感じる。先生の発言を信じるならば、実際にしたことより重い体罰をしたと判決文には認められている。「検討中であります」「適切に対処していくつもりであります」等具体的に明言することを避け、中間をとるというのは本当に裁きの概念に合っているのと言えるのだろうか。

    0
    投稿日: 2020.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小説のようなスリリングな展開。無実の方が性格が災いしてとんでもない残酷な教師に仕立て上げられる過程が、きちんと描かれている。大手マスコミの報道を鵜呑みにできないと改めて知る良い本。

    1
    投稿日: 2020.05.03
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    在宅ワーク中のため、読書が進みます。 さて、テーマとしては興味深いのだが、書き方?構成?よく分かりませんが、読みづらかった… 結果として流し読みしちゃいました。 いわゆるモンペアなんでしょうが、ここまで凄いのいるの?私、昭和の人間なんで、そもそもモンペアなんて全く皆無でしたが、ちょっとキチガイですね。 その後よく知りませんが、この夫婦はのうのうと生活してるんでしょうか…

    2
    投稿日: 2020.03.31
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    ノンフィクションの事件ものの書き方は著者によってマチマチ。主観を結構押し付けてくる人や客観情報のみに基づき極力主観を押し付けない人、客観タイプでも、裁判資料や報道記事を元に時系列で網羅的にまとめているスタイルから事件を追っていくスタイルまで様々。それで言うと、本書は、客観的ではあるが、裁判資料から明らかになった情報を事細かに再現していくスタイルで、詳細を知りたい人にはおすすめだが、文章の面白さに欠け、結構読み進めるのが辛かった。

    0
    投稿日: 2020.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったです。 どっちの立場に立つかで物の見方は変わってくる。 当初の報道は全て児童側の立場に立った報道。あまりにも面白おかしく教師側のイメージを作り上げすぎた。 一方でこの本の著者は教師側の立場で書かれている。 この先生にとって、この本は命を救う程の物とも言えるでしょう。 ただ、ほほをつねるだけでも、大人は弱くやっているつもりでも、 子供は意外と痛みを感じているようです。(わが子との経験。わが子ごめん。) 裁判等で明らかになっていく児童側の両親の異常性は疑いようもなく、ターゲットとなってしまったこの先生は気の毒としか言いようがないものの、子供経ちに全く何も無かったと主張するのはまた違うような気もする。 いろいろ考えさせられるということがこの本やルポの意味でもあるのだろう。 なんにせよ、自分がこの教師の立場だったら、と考えると、下手なホラーより怖い。 追記で後日談もわかり、今のタイミングで読んでよかったです。

    1
    投稿日: 2020.02.18
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    2003年に起きた福岡市「教師によるいじめ」事件の顛末を追ったドキュメント。 でっちあげられた「教師によるいじめ」により「史上最悪の殺人教師」とまで呼ばれた担当教諭を軸に事件の実像が書かれています。 担当教諭がでっちあげられたいじめにより追い込まれる様子は、著者の言うとおり「寝覚めの悪いホラー」です。 でっちあげで周囲を混乱させるモンスターペアレント。事なかれ主義どころか、自己保身に走り出す教育現場。芯のない性格が災いして周囲に迎合した結果、さらに悪い状況に追い込まれる担当教諭。でっちあげられた「物語」を鵜呑みにして「己が正義」を果たそうとするマスコミや弁護士たち。 本書に描かれていることは特殊なことではありません。明日は私たちが巻き込まれる可能性は十分にあるのです。巻き込まれないためには、本書を読んで、どうすべきかを自分で考えるのが一番です。

    0
    投稿日: 2020.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    教師によるいじめで息子が重度のPTSDになったと両親が訴えた事件。報道では自殺も強要していたとされ、「殺人教師」とまで呼ばれる。その事件の真相が、民事裁判で明らかになってゆく。 虚偽の申告を鵜呑みにする小学校校長、教育委員会、息子をPTSDと診断した医者、弁護人550人…。 「ヤバイ」親の言うことを信じて、権威や教養もあるだろう人間たちが手中に嵌められてしまうのは、なぜなんだろう。 マスコミのメディアリンチもひどい。事実を公平に報道する立場より、世論から注目されそうなネタ、事実はなんだっていい。スキャンダル性が高い、よりショッキングなネタを垂れ流す。そんな姿勢が伺える。 私もどこかの会社だったり、局だったりの元配信されるニュースは話半分で聞いておかないとと思う。誰かの主観が入った時点でニュースというより断罪ありきの報告書だと思う。

    0
    投稿日: 2020.01.18
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    親から、「先生がうちの子をいじめた!」と訴えられて、適切な対応ができなかったために、泥沼にハマっていった恐ろしい事件の真相をまとめたルポ。 「担任の先生が児童に暴言を浴びせ、不登校においやっていた!」と、新聞・テレビが騒ぎ立て、学校は大変なことになる。当事者の担任は、殺人教師呼ばわりされる。 よく読んでみると、そんな単純な話ではないし、ここに書いてあることが本当なら、担任の先生は「いいえ、私は絶対にそんなことはしていません!」と最初にきちんと断言できなかったのが間違っていただけで、全然悪い先生はないけど、とにかくマスコミとモンスターペアレントの餌食にされて大変なことになる。 教員としては、子どもや親から「それは体罰だ」「暴言だ」と受け取られかねないことは、指導の一環であってもぜったいにやってはいけないという教訓になる。一市民としては、「マスコミがセンセーショナルに騒ぎ立てることはほぼ嘘だ」という教訓になる。 殺人教師とまで言われた先生が、裁判の末、名誉が回復できたことは良かったとは思うが、現実として非常に残念なのは、「本当はそんな先生じゃないはず」「あの保護者は大げさだし、いつも嘘ばっかり言ってる」と周りの保護者の多くが思っているのに、みんな、そのオカシイ人からの報復を恐れて何も言わなかったということ。ほとんどの人が、「かかわりたくない」「わが子が大事」と思って沈黙を貫いている。正しいことを正しい、おかしいことをおかしい、と言えない、言わないのは間違っていると思う。でも、もし自分でもまず一番に「かかわりたくない」と思うだろう。 だからこそ、マスコミには正しい報道をしてほしい。個人を特定するような形で面白おかしく大げさに報じたり、保護者と学校のトラブルを、だいたい常に学校を悪者にしたてて報じるのは本当に気を付けてほしい。

    2
    投稿日: 2019.12.15
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    ミッキーマウスなどの名称の体罰のインパクトが強く、報道された当時の事は覚えていたが、両親、子の虚言によるものだったとは知らなかった。 裏付け調査を怠ったマスコミの一方的な報道も怖い。 教師の家族が信じ、家庭崩壊にならなかったのが救い。

    1
    投稿日: 2019.10.03
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    福岡市の小学校で起きた、教師による児童へのいじめと報道された事件が、実は児童の母親の虚言だったという事件の真相に迫った本。 この事件は報道された2003年当時自分は福岡に住んでいたので、この事件は報道で見聞きしているはずだが実は全く記憶になかった。 この本を知ったのは、「武田鉄矢の3枚おろし」をポットキャストで効いて興味を持ったので図書館で借りた

    1
    投稿日: 2019.09.18
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    2003年に起きた福岡市「教師によるいじめ」事件。朝日新聞と週刊文春の記事では、稀代の“殺人教師”に仕立て上げられ、屈辱の停職処分をも受ける事態に。被害児童と両親は問題教師と福岡市を相手取り、民事訴訟へ。だが、その判決は意外なものだった。この事件に隠された真相とは、いったい何だったのか…。 下手な怪談話よりずっとホラーな展開に、最後まで目が離せない。そして、この話がノンフィクションだって言うんだから、事実は小説より奇なり…! モンスターペアレントの言葉の意味は知っていても、こんな保護者が本当に存在するなんて…。怖すぎます。そして、“被害者”だった担当教諭の先生が気の毒すぎる。 この事件を間違った方向へ加熱させていったマスコミの記事や報道、最初から体罰があったことを前提としていた校長及び教頭、そして、原告の主張ばかり鵜呑みにして都合良く解釈する弁護団。本来なら法廷の場に出るまでに事実関係に白黒ついていた問題が、あれよあれよと言う間に「でっちあげ」られた方向へ。冤罪の恐ろしさを改めて感じる一冊です。

    2
    投稿日: 2019.09.07
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    同じ立場として、教師の立場に共感しながら読んだ。 保護者との関係を上手く築いていくのは、確かに中々に難しい。 ただ、やっていないことはやっていないとはっきり伝えていくことが大切だと感じた。 管理職の対応も、イマイチ。 結局、教師を守るのではなく、自分の立場を守っている。 メディアとの付き合い方、情報の取捨選択について考えさせられる一冊。

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    投稿日: 2019.08.16
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    一気に読みました。“被害男児”の母・和子に恐怖を感じた。虚言によって人に濡れ衣を負わせ、破滅の窮地へ追いやる…。世の中には自分の理解を超える人がいる、いつ何をきっかけに巻き込まれるかわからない。自分の人生を奪われないために必要なものは何か…、マスコミ報道のあり方への問題提起と共にと考えさせられた。「追記」が収録された文庫版がぜひおススメです。ところでこの男児、今はもう成人。この事件をどう思っているだろう。

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    投稿日: 2019.08.08
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    いやぁ… 恐ろしい… 普段、テレビで報道されることを”真実?”などと、”?”付きで見ることをない。 まずは正しいことという先入観で見てしまう。 それがセンセーショナルな報道であればあるほど、信じてしまう。 訂正報道があったとしても、それはかなり小さな報道であることが多く… そして、時間経過とともに放送されることは少なくなり、その後フェードアウトしてしまう。 そして、記憶から消えていく。 情報過多の昨今。 何を信じるか… 考えさせられた。

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    投稿日: 2019.08.08
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    これが実話....。 あまりにもあり得ない親子に「これ、フィクションじゃないの?」と思ってしまったほどだ。 モンスターペアレントの恐ろしさを痛感した。 自分が間違っていることを知っていてやっているのか、はたまた、自分は悪くないと思い込んでいるのか。。。 どちらにしてもタチが悪い。 マスコミの無責任な報道も、このモンスターを増長させる一端になったのは間違いないだろう。 教師の立場が低く扱われる昨今。 教育制度の更なる見直しが必要なのかもしれない。

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    投稿日: 2019.06.24
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    全国で初めて「教師による児童へのいじめ」と認定される体罰事件。 新聞報道がきっかけとなって、週刊誌やテレビが大々的に報道され、担当教諭は追い込まれていきます。 教諭は6か月の停職処分にまでなりますが、親の側はそれでもさらに民事裁判を起こします。 しかし裁判が進むにつれ、親や子供の証言は覆っていきます。 怖い事件です。 マスコミの無責任さも、問題です。 いつのもの通り、朝日新聞はひどいですね。

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    投稿日: 2019.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ◯ある小学生の男児がPTSDになった。ハーフである男児に対する、担任によるいじめが原因である。死ね、お前は純潔ではない、穢れた血だ等の暴言と、日々繰り返される暴力…。両親は、担任と市に対する損害賠償を求める裁判に踏み切る。  ●福岡県のある教師に、身に覚えのない暴力や暴言があったとクレームが入る。ことを荒げないためにあやふやな謝罪をしたのがあだとなり、次の日から彼は、人権侵害を犯した殺人教師として日本中のマスコミから騒ぎ立てられることになる。  ◯と●、あなたはどちらを信じますか。  本書は、教師の冤罪を主張し、記しているノンフィクション。 日々加熱するマスコミの報道に圧倒される学校管理職や教育委員会による誘導尋問。教師は停職ののち、学校現場意外の異動を命じられています。  実は、裁判で明らかになるのは、原告である男児保護者の虚言の数々。(発端となった男児がハーフということさえ嘘だった)また、PTSDと男児を診断した医師の胡散で矛盾した証言も退けられます。  センセーショナルなネタに飛びつき、我が先にと、まともな取材もせずに信ぴょう性のない報道をする恐ろしいマスコミ。 流れてくるメデイアからの情報全てが真実と思い込み、鵜呑みにする私たち。 本当に恐ろしいのは、私たちのメディアリテラシーの低さなのかもしれません。  私は、この本を読むまで、裁判とは真実を明らかにする場所だと信じていた。しかし今は、裁判とは2つの食い違う「真実」の勝ち負けを明らかにする場所なのだと思っている。 真実なんて本当は誰にも分からない。真実を明らかにするのは、本当は誰にも無理なんじゃないかと、そう思ってしまう事件、裁判内容でした。

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    投稿日: 2019.05.19
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    冷静に読み進めるのが難しいくらいムカつきを覚えました。このモンスターはどのようにしたら作られたのか?世に蔓延っていいのか?

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    投稿日: 2019.04.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こんなにも簡単に冤罪が作り出される事に恐ろしさを感じる。記者の取材のいい加減さ、平気で嘘をつく被害者と呼ばれる人物。当初被害者とされていた保護者夫婦の目的は何だったのか。

    1
    投稿日: 2019.01.30
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    福田ますみ(1956年~)は、『正論』、『新潮45』等の雑誌記事を多く手掛けるジャーナリスト。本作品で「新潮ドキュメント賞」を受賞。 尚、本作品は2007年に単行本で出版、2010年に「でっちあげ事件、その後」を加えて文庫化された。 本書で取り上げられた事件は、2003年5月に福岡市の公立小学校で、4年生の担任男性教師が、曾祖父が米国人の男子生徒に対して激しいいじめを行ったとするもので、6月に朝日新聞地方版が取り上げ、更に10月の週刊文春の記事をきっかけに連日全国ネットのワイドショーなどで報道されたものである。私も、読み始めた当初は思い出せなかったが、虐待方法とされた「ピノキオ」、「ミッキーマウス」などの珍しいネーミングから、徐々におぼろげながら当時の報道を思い出したのだが、この事件の真相が、本書に書かれているような、「モンスターペアレントによるでっちあげ」であったことは知る由もなかった。 本事件は、我々にとっても他人ごとではない多くの示唆を与えてくれる。私は一般の事業会社に勤務するラリーマンで、(昨今少なくはないと言われる)モンスターペアレンツに接する教育関係者や、本書で著者がその責任を厳しく指摘するマスコミ関係者、結果的に冤罪事件を後押しすることになった弁護士や医療関係者ではなく、本事件に近似する事件の関係者となることは考えにくい。しかし、普通の生活を送っていても、自分がでっちあげの被害者となり得るシチュエーションはあるし(満員電車での痴漢の濡れ衣などは本当に恐ろしい。。。)、証人となり得ることはもっと多いかも知れない。また、現在では、裁判員制度により自らが裁判に関わることもあるかも知れない。そうしたときに、自らがどう判断し、どう行動するかにおいて、何らかのヒントを与えてくれると思うのだ。 それにしても、冤罪とは恐ろしいものである。本事件においては、被害者となった教師は、裁判で「軽微な体罰やいじめはあった」とされつつも、最終的には、いじめに対して福岡市教育委員会から受けた停職6ヶ月の処分の取り消しを受け、ほぼ無実を証明できたといえる状況にはなった。しかし、当該教師が10年に亘り被った苦痛は筆舌に尽くし難いものであったであろうし、そもそも、「殺人教師」事件の報道に関心を示した人々のうち、いったい何%の人が本事件がでっちあげだったという真相を知り得たのかと考えると、背筋が寒くなる思いをするのである。 (更に加えるならば、私は法律や裁判の専門家ではないし、刑事裁判・民事裁判の判例に詳しくもないが、本事件のようなケースにおいて、でっちあげた側は全く責任を負わないのか???ということは、感情的に得心のいかない点である。) 「疑わしきは罰せず(疑わしきは被告人の利益に)」が行き過ぎることをよしとはしないが、冤罪が無実の人の一生を変えてしまうような事態は絶対に避けなくてはならず、そのために我々はできる限りの努力をしなくてはいけないのだと思う。 (2019年1月了)

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    投稿日: 2019.01.06
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    読み進むにつれて怒りが湧き、一気読み。マスコミの報道が必ずしも真実ではないということを思い知らされる。ただ、惜しむらくはなぜ被害者となった教師が、モンスターペアレントによる虚偽の主張に最初から毅然と反論しなかったのか。穏便にことを済ませたいがための譲歩が状況をさらに悪化させていき、読んでいて辛い。。

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    投稿日: 2018.12.28
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    誰も味方がいなかった分モンスターマザーよりかわいそう!マスコミはもちろんマスゴミだけど、弁護士さんもおかしな人いっぱいいるんだ!医者もね。

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    投稿日: 2018.12.27
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    まだモンスターペアレントというコトバがなかった頃の、その走りとも言える事件。なにしろ、筆致がグイグイ引き込んで読書の面白さを感じさせてくれる。実際の事件のことも知りたくなった。メディアスクラムによる、総がかりのいじめ。今もまったく変わっていない社会の問題がここにある。

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    投稿日: 2018.12.19
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    事実かもわからないし、当事者でもないのに色んな人が勝手に批判する世界になりましたよね。 これはその被害者となった先生の話。

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    投稿日: 2018.12.10
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    全く腹立たしい!! イライラして仕方がなかった!! 最後まで 「え?何のために?何が目的でそんな事いうの?」という疑問が読み終わっても引きずっていました。 モンスターペアレント、まさに一人の人間の人生を終わらせるモンスター!

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    投稿日: 2018.12.08
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    ひょっとしたら、このような冤罪は、今後誰にでも起こりうることなのかもしれない。 自分のことは自身で臆することなくしっかりと表現できなければ、自分の身を守ることはできないと感じた。

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    投稿日: 2018.12.02
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    記者会見の内容を調べずにそのまま書いてしまった記者の名前が実名で書いてあってびっくりした。一人だけ、挙げられてしまって、かわいそうにも思った。ほかにもそういう記者がいっぱいいたから、こんなことになったはずで。

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    投稿日: 2018.11.30
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    おっそろしいモンスターペアレントとメディアの人権蹂躙の話。 こういう事例があったことを知れたのはよかったけど、読み物としては物足りないので星3つ。 とにかくモンスターな保護者と週刊新潮と朝日新聞と校長がひどすぎる。だけど変な人はどこにでもいるから、対人職としては余計なことは言わないようにする等自衛も必要だなと思う。そして何よりこの少年がその後ちゃんと治療(PTSDではなく)なり適切な環境での教育なりを受けられたのかとても心配。

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    投稿日: 2018.11.29
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    ノンフィクションだが、わりとホラー。ごく普通の教師が、殺人教師のレッテルを貼られて社会的に追い詰められていく様子が怖い。

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    投稿日: 2018.11.14
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    まずは被害者の先生に冤罪が晴れて本当に良かったですねと言いたい。いつ我が身に降りかかるかもしれないことなので、リアルな感覚を持って読めました。あと、取材でこの冤罪事件を熱心に追いかけた筆者と、弁護士にもグッジョブと言いたい。願わくば二度とこのような事件が起きませんように、そして教師と保護者が信頼関係で結ばれますように。

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    投稿日: 2018.11.06
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    冤罪が降りかかった時、はじめに取る行動が本当に大事だと思う。 絶対妥協してはいけない。そして自分の味方を見つける。 この事件はマスコミの偏見によるセンセーショナルな報道で幕を開けるも次第にモンスターペアレントの嘘が暴かれて行く展開。 まぁしかし、こういう時は小さな事でも記録に残していかないとそれが後々自分の武器になると思った。

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    投稿日: 2018.11.02
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    自分は、以前の自分と何ら変わるところがない。それなのに、自分を取り巻く環境だけがジェットコースタードラマさながらに変容してゆき、気がつくと彼は、マスコミによってモンスターにされていたのである。 「殺人教師」と呼ばれた川上先生。 序章の内容だけ読んだら信じてしまうかも… 浅川夫妻のモンスターペアレンツぶりもマスコミの過熱報道もとても怖かった。原告側の裕二とはたまたま同い年で舞台も近く、臨場感があった。

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    投稿日: 2018.10.22
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    福岡で起こった冤罪事件を追ったドキュメント。 こういったノンフィクションを読むと、一体何が真実なのかは結局のところ他人にはわからないのだ、というもどかしさを感じる。 本書の内容が正しいとして、何がきっかけだったのか、その動機は何だったのか、わからないことが多すぎて、釈然としない。 こういったことに巻き込まれるリスクは誰にもあるのだと危機感を感じる一方、報道しっぱなしのマスコミに対しては、自分たちはそういう諸刃の剣を持っているのだということを肝に銘じてほしいなと思う次第。これはわれわれがマスコミの言うことを鵜呑みにしないという教訓でもある。(105) [more] (目次) 序章 「史上最悪の殺人教師」 第1章 発端―「血が汚れている」 第2章 謝罪―「いじめでした」 第3章 追放―停職6か月 第4章 裁判―550対0の不条理 第5章 カルテ―PTSDの真実 第6章 判決―茶番劇の結末 終章 偽善者たちの群れ 「でっちあげ」事件、その後

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    投稿日: 2018.10.12
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    一介の教師が誰からの助けもなく、社会的に抹殺されていく過程はただただ恐ろしく、気分が悪いものだった。 事を大きくしてしまったと思われる教師の性格はじぶんと重なる部分もあり、人事とは思えなかった。 この本は教師の立場で構成されたものなので本当のところは真実はわからないが、 事件?に巻き込まれた子供達はかわいそうというしかない。大人への不信感も募らせたのではないか。

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    投稿日: 2018.08.28
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    世の中悪いことばかりじゃないのは分かってるけど、それでもこういう話を読むといたたまれないよ。 日本の司法制度も学校教育もマスコミも…どうしてこんなにおかしな事がまかり通るのか。 1日でも早く改善される事を望む。

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    投稿日: 2018.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こういったドキュメントの本は初めて 冤罪についてすごく興味があり手に取ってみる 冤罪って必ず何処かにずさんな捜査であったり 隠蔽が行われているのに! この事件では最終的に先生の潔白が証明されたけど。解決しなかった事ってたくさんあるんだろう。 この世に正義はあるのかい!と怒りながら ラストまで一気に読んでしまった! 凄く良い作品。 普段からマスコミ報道好きじゃないけど、もっと嫌いになってしまう。 個人の感情で記事書いたらダメよね。 しっかし500人もの弁護団も恥ずかしすぎ。 でも最終結局のところ どれが真実かはわからないですね。 怖い!の一言です。

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    投稿日: 2018.07.24
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    でっちあげ - 福岡「殺人教師」事件の真相。福田ますみ先生の著書。本当に許せないでっちあげ事件。こんなでっちあげ事件を引き起こした人間たちは社会の敵です。自分勝手、自己中心的、自己顕示欲過剰、醜悪なほど無責任で厚顔無恥なモンスターペアレンツ、教育関係者、マスコミ関係者、弁護士、精神科医には憤りを感じました。本書の教師に限らず、正直、誠実、一生懸命に努力している人がきちんと守られ、報われる社会であってほしい。

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    投稿日: 2018.07.12
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    冤罪が、ろくに調べもしないで記事にするマスコミや、ろくに審査もしないでカルテを書く医者によって、大きくなっていく様がよくわかった。今の時代、なんでもネットで知ったふりができるので、怖いことなんだなあと思った。控訴後の判決で、福岡市の払う罰金が高くなってしまったことは、よくないと思う。原告の目的はお金なんだから。

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    投稿日: 2018.07.03
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    想像するだに恐ろしい本。こんなことが我が身に起こったらと思うとゾッとします。逆に訴訟起こすわけにはいかないのかしら。って裁判にかかる時間考えると大変なんでしょうね。きっと、出来ればもう忘れたい、みたいな。 正義はどこにあるのか、こんな事件ばかりで子供達が世界に絶望しないことを切に願います。

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    投稿日: 2018.06.25