![ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]](https://ebookstore.sony.jp/photo/BT00003985/BT000039859400100101_XLARGE.jpg)
総合評価
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powered by ブクログ古典的デザイン本。前も買ったが、改訂版として新たに購入。内容は大事なことばかりなのだが、紙面のデザインは意外と読みやすくはない。もともとは洋書だからか。。
0投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログデザインの基本原則【近接・整列・反復・対比】を分かりやすく学べる。よく見えるデザインには必ずこうした規則がある。 これはたぶん何度も読み返して染み込ませるべき本だと思う。 デザインのトレンドがいくら変わっても、変わらない根幹を教えてくれる本。
1投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログウェブデザインやプログラミングの仕事をしている友達からのおすすめ。 世の中にある広告やパンフレットってたしかにこの4つの法則に則ってるような。良い悪いの事例を並べてくれてるから、翻訳した文語体の文章を読まなくてもわかりやすくていい。なるほどの連続。 政策系の仕事をしていたときにチラシや写真集を手弁当で作ったことがあって、いかにも素人が作りましたなものに仕上がってしまった苦い記憶がある。そのときにこの本に出会っておきたかった…またそういう機会に出くわすときのために大事に本棚に並べておこう。
0投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログデザインのルール網羅本。この手の本は1冊あれば十分。 デザインに興味があるなら、見方を知るという意味で眺めるくらいが良い。 個人的にははまらなかったが、人による。古くからある名著。
0投稿日: 2025.06.25
powered by ブクログイラスト多めでさらっと読めました。 後半はサンプル多めなので、チラチラ飛ばしながらでしたが、なんとなく感覚でやってたことを体系化、言語化してくれていて、なるほどなぁと学びのある内容でした。 4つの基本原則(コントラスト、反復、整列、近接)については、無意識にやっていることも多かったですが、それぞれ事例と併せて整理されていて分かりやすかったです。 カラーの話(補色、トライアド、スプリット・コンプリメント、類似色など)は美術の授業で習ったような気もしつつ、なるほど面白い内容でした。 学生時分にフリーペーパー作ったりしてたの思い出しました。人物写真使うときは人物が向いてる側に文字置いてあげると自然と目線がいくとか、タイトルは自分でフォント作るくらいに目立たせると興味持ってもらいやすいとか、結局1番大事なのは読み手や見る人の立場でどう見えるのか、どうみて欲しいのかを考える事だったというのを思い出しました。
0投稿日: 2025.06.07
powered by ブクログ購入しようかどうか悩んだけど、4つの原則を知れただけでも払う価値があると判断した。 昔の本だから、参考資料は古さを感じてしまうのは仕方がない。それでも『近接』『整列』『反復』『コントラスト』を資料作りの基準に出来ることは大きい。また空白がたくさん出来ること、左右対称ではないことを恐れてはいけない。 今回作った資料は、いつもより洗練されたような気がする。
0投稿日: 2025.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近アプリやWebサイトの開発をやっている中で、やっぱ己のデザイン力が足りてないということで、知り合いのデザイナーの方に紹介してもらったこちらの本を読みました。 デザイナーではないが、デザインに取り組む人に対する本としてかなりのロングセラーらしいです。 【デザインの4原則】 1.近接 関連する項目をまとめてグループ化する。逆に別のグループのものは意図的に遠くに配置する。だが、同じページに個別のグループが乱立するとかえって見にくい。 2.整列 脳死で中央揃えにしない。ページ上の全てのものは意図的に配置しなければならない。右/左揃えを利用した方がパキッとしたデザインになる。中央揃えは良くも悪くも普通で、フォーマル。 また、同じページに複数の整列方法を使うのはあまり好ましくならない傾向にある。視覚的なつながりを意識する。 3.反復 デザイン上の何かの特徴を作品全体を通して繰り返す。反復は一貫性。一体化と視覚的な面白さを追加できる。反復を作り出すために要素を加えてもいい。ただ、あまりにうるさく強迫的な反復はだめ。 4.コントラスト 違うのであれば、本当の意味で違いをつけて目立たせる。(大きさ、フォント、太さなど)目はコントラストが好き。情報の組織化を支援することで、論理の流れが読者にとって一瞬でわかるようになる。はっきり異らせることがとても大切。 【その他個人的に覚えておきたいTips】 - カラーホイールの正三角形の頂点にある3色は目に良い。 - 暖色と寒色では暖色は目立つので暖色の方が少なくあるべき - 活字でコントラストをつけるにはサイズ、太さ、構造、フォーム、方向、色の6つを使う。 - 文字を斜めに写すのはあまりよろしくない ユーザーにとっての第一印象となるUIをより良いものにできるよう精進あるのみ。 人生はデザインと同じらしい。
0投稿日: 2024.11.27
powered by ブクログ非デザイナー向けのデザイン指南本。 プレゼン資料やビジネス文書への応用を考えて読んだが、最初に書いてあるデザインの4つの基本原則だけで読む価値はあった。 4つの基本原則 ・コントラスト 要素が違うものは、ハッキリと異ならせる。 ・反復(一貫性) 視覚的要素を統一して、繰り返し使う。 ・整列 配置を整える。全てを意図的に配置する。 ・近接 関連する項目は、近づけてグループ化する。 4つの基本原則で例示されるデザインは、全て英語の物なので少し分かりにくいが、慣れてくると内容にとらわれずにデザインに集中できるので、逆に良いかなと思った。 後半の英語での活字デザインの章は読み飛ばしたので、読書時間は実質1時間以内。4つの基本原則がすでに意識できているなら、本書は無価値。意識できていないなら、読んだらデザインに対する見る目が変わる良書。という感じ。
0投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
素晴らしいデザインとは何か? 少なくともそれは論理的に説明されなければならない…というのが筆者の主張の一つかな。 まず基本原則としての 1.コントラスト 2.反復 3.整列 4.近接 があり、デザインと呼ばれるものすべてはここを起点にしている。実際に見てみると納得で、人に訴えかける見え方というのはここまで言語化されてるのかと驚いた。 あんまり意識しないまま資料を作ってたけど、これを意識すると比較的キレイになった…ような!こういうのは他のを見ながら経験値貯めるしかないなー。 あとは和文でのデザイン解説も巻末に載っているのでこれだけでも目を通す価値はあるかも。明朝体とゴシック体の違いくらいは分かってたけど、他のフォントの組み合わせとかは実際やってみないとね。
0投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログデザインの四原則は知っていたけれど、細かく実例を踏まえて教えてくれるので、とても分かりやすかったです。薄かった自分の知識が深まりました。 特に面白かったのはデザイン四原則の一つ、コントラストについて。コントラストは大胆にしないと衝突してしまうというのを覚えておこうと思います。 活字についても面白かったです。コントラストを出すには、似たフォントを使うよりもまったく違うカテゴリから選んだ方がいい。実践してみたいと思います。 色についても勉強になりました。
0投稿日: 2023.12.28
powered by ブクログX(旧Twitter)でフォローしている人がおりに触れてみているような投稿があり、気になって購入した本。 近接・整列・反復・コントラストという基本の4原則は、当たり前な割に出来ていないことも多くあった。線を引いて整列させたり、フォントサイズのバランスに気を配ったり、何より近接(スペースの設計)により配慮することで、一目で分かりやすい資料作りに繋げられそうな感触は得られた。定期的に見直したく、会社に置いている。 もともと概念には興味があったが、見た目に気を使うのが後回しになっていた。他の人の事例を見てもう少し見た目にも気を遣おうと反省した点も購入背景。
0投稿日: 2023.09.10
powered by ブクログ近接、整列、反復、コントラスト デザインの基本となる考えを様々なパターン別に例を出して紹介している。 チラッと立ち読みした段階だと、解説の字も小さく難しそうなイメージを受けたのでデザインに疎い自分に分かるか不安だった。しかし、読み進めていくと絵の例がメインであり、感覚的に訴えてくるので非常に分かりやすく感じた。
0投稿日: 2023.08.28
powered by ブクログデザインを学ぶにあたり必読、とのことなので読んだ。 デザインする際の4大原則は豊富な実例付きで大変ためになるし、色についてやフォントのことまで押さえられていて噂に違わぬ名書と感じた。 だが、いかにも英文を和訳した雰囲気の文体がどうしても馴染まず、頭になかなか入りにくかった。
2投稿日: 2023.05.23
powered by ブクログデザイナーの私が多大に助けられた本なので、若手に欲しいと言われたらプレゼントするようにしています。 ・デザイナー同士で仕事する際に、うまくデザインを共有できない ・エンジニアやディレクターと仕事をする際に、デザインはできるけど話が噛み合わない ・プレゼンで、自分のデザインを上手く伝えられず、選ばれない などという悩みの解決に導いてくれます。私がいまやっている仕事も、ほぼ8割くらい、この本で学びました! (manaty27歳時に読了)
2投稿日: 2023.04.02
powered by ブクログ4原則。様々な事例。練習問題。この1冊を繰り返せば、デザインの腕があがる。そんな期待を抱かせてくれる1冊!
0投稿日: 2023.03.28
powered by ブクログ皆さんはスライド資料やポスター、Webデザインなどをどう作ったら良いかわからない時はないでしょうか。そんな時、この本がヒントをくれるかもしれません。これはデザインについての本ですが、タイトル通り、デザイナーでなくてもスラスラと読むことが出来ます。 この本は、デザイン全般に言える基本原則を明確に言葉にし、その効果を具体例で示しています。また、後半では基本原則に従った色や活字についての実践的なテクニックも示しています。紹介される基本原則は近接、整列、反復、コントラストの4つです。これらを経験知的にやっている場合もあると思いますが、大事なのはそれらを意識して言葉にできることだと筆者は語っています。問題の名前を言えれば、論理的に解決策を考えることが出来るからです。デザインを論理的に考えられるようになるこの本は、論文執筆やプログラミングに重きを置くノンデザイナーにこそ読んで欲しい一冊です。 (ラーニング・アドバイザー/情報 YAGAWA) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/volume/3334525
0投稿日: 2023.02.21
powered by ブクログそれぞれの原則が簡単な例を使って説明されているので理屈として理解できる。日本語のための補足が充実しているのもよかった。 しかし参考に挙げられている creativemarket.com を覗くと大量の優れたデザインに圧倒されて打ちのめされた気分になり、インプットとアウトプットのない人間に何も言う資格はないのだという気持ちになる。とりあえず手元の iPhone に Pinterest をインストールした。 https://creativemarket.com/blog/category/design-basics
0投稿日: 2022.11.15
powered by ブクログ「ルールを知らなければルールを破ることはできない」この言葉が凄い自分の中で響いた。決まった型を理解することで、それをわざと外して良いものを作ることができることが分かった。 結論から話すことのように、デザインでも伝えたいことを目に入るようにする工夫が大切だと知った。全て大きな文字にしたり、同じような文字にするのではなく、強弱をつけることで普通の文字の大きさでも目につくようになる。図の例を見て第一印象でこんなに変わるんだとびっくりした。 このデザイン技術の基本を知っておくことで、資料や名刺などこれからの社会でとても活用できると思った。
0投稿日: 2021.12.14
powered by ブクログデザイン本はうんちく詰め合わせで結局は本人のセンスでしかない、と今までは感じていた。この本では最初にデザインの基本原則を4つ(だけ!)示し、それに当てはめるとどのようにデザインが改善するのかが示されていて納得感があった。
0投稿日: 2021.09.20
powered by ブクログ先輩デザイナーに教えてもらいました。デザインの基礎が学べる1冊です。 仕事を重ねるとたまに基礎が抜けそうになるので、定期的に読み直しています。
2投稿日: 2021.09.19
powered by ブクログ近接 同じような情報はグルーピング 文字、行のスペースにも意識 整列 全体の並びを揃える他に、項目毎の並びにも注意 中央揃えだけでなく、右揃えや左揃えも試してみる 空間に意識を巡らす 反復 近接、整列、コントラストなどのルールを一貫して適用 コントラスト 文字のサイズやフォント色などで重要点を強調 太字や斜体なども有効 色 類似色 補色 トライアド スプリット・コンプリメント
0投稿日: 2021.09.13
powered by ブクログ資料を作成する・作成してもらうとき、散らかっている印象であることについて問題点を指摘できなかった理由が分かりました。これから、4つの原則を活用し提出物を作成していこうと思いました。 またフォントについて、今までスルーしてなんとなく使っていたが、それぞれのフォントの持つ性格が書道のように奥が深く面白かった。これからなぜこのフォントを使ったのか・使っているのか、ということを考えてしまい仕事が進まなさそー。。。
0投稿日: 2021.08.15
powered by ブクログ整列、近接、コントラスト、反復 1こ1この要素が深く具体的に書いてあり、 基本的な概念を学ぶにはとても良い本 配色は補色と同じ色の濃淡で作っていくと見やすい。 余白を怖がらないことは意識したい。
0投稿日: 2021.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
デザインのお勉強。 ■4つの基本原則 良いデザインの作品には必ず見られる基本原則の概要を次に示します。各原則を個別に解説していきますが、それらが実際には、互いに関連しているということを覚えておいてください。どれか一つの原則しか使わないということは、めったにありません。 コントラスト(Contrast) コントラストの背景にある考え方は、ページ上の要素同士が単に「類似するのを避けるということです。もし要素(書体、色、サイズ、線の太さ、形、空きなど)が「同一」でないなら、はっきり異ならせるということです。コントラストは、ページ上で視覚を引きつけるもっとも重要な要因になることがよくあります。つまり、読者をまず読む気にさせるという働きをするのです。また、情報をより明確に伝える役割もします。 反復(Repetition) デザインの視覚的要素を作品全体をとおして繰り返すことです。色、形、テクスチャー、位置関係、線の太さ、フォント、サイズ、画像のコンセプトなどを反復させることができます。反復は、組織化を促進し、一体性を強化します。 整列(Alignment) ページ上では、すべてを意図的に配置しなければなりません。あらゆる要素が、ほかの要素と視覚的な関連をもつ必要があります。整列は、すっきりと洗練された見え方を生み出します。 近接(Proximity) 互いに関連する項目は、近づけてグループ化しなければなりません。いくつかの項目が互いに近接しているとき、それらは複数の個別のユニットとしてではなく、1個の視覚的ユニットとして認識されます。近接は、情報の組織化に役立ち、混乱を減らし、明確な構造を読者に提示します。 ■近接のまとめ いくつかの項目が互いに近接しているとき、それらは、複数のばらばらのユニットではなく、1個の視覚的ユニットになります。互いに関連する項目は、グループ化する必要があります。視線の流れを意識しましょう。どこから見始めるか、どういう道筋をたどるか、どこで見終わるか、読み終わったあとどこに目がいくか。紛れもない始めから紛れもない終わりまで、体の論理的な流れが目で追えるようになっている必要があります。 基本目的 近接の基本的な目的は、組織化です。ほかの原則も組織化に貢献しますが、関連する要素を近づけてグループ化するだけで、自動的に組織構造ができあがります。情報が組織化されていれば、読んでもらえる可能性が高くなり、覚えてもらえる可能性も高くなります。情報の組織化の副産物として、より魅力的(組織的)な空白(デザイナーの好物)を作りだすことができます。 実現方法 目をかすかに細めてページを眺め、視線が止まった回数を数えれば、視覚的要素の数がわかります。それが1ページあたり3~5個を超えている場合(もちろん内容によります が)、近接によってグループ化して、1個の視覚的ユニットにできるものがないか検討しましょう。 避けること ページ上に個別の要素を作り過ぎないこと。 要素間に均等の空白を作らないこと。ただし、各グループが関連する下位区分の一部である場合は除く。 見出し、小見出し、キャプション、画像などが、本文のどの部分に関連するかを、読者が一瞬でも迷わないようにすること。要素間の関連を、近接によって作りだすこと。 異なる性質の要素間に、関連を作らないこと。 関連しない項目は、離して配置すること。 ただ空いているという理由だけで、隅や中央に何かを貼り付けないこと。 ■整列のまとめ ベージ上のすべてのものを、根拠なく配置してはいけませんページ上のすべての要素が、ほかの要素と視覚的つながりをもつようにしましょう。 一体性は、デザインにおける重要なコンセプトの一つです。ページ上のすべての要素を一体化し、結び付け、相互に関連させるには、個々の要素を結び付け視覚的な綱が必要になります。ページ上の個々の要素が物理的に離れている場合でも、ただ配置のしかただけで、それらが結び付き、関連し、一体化されているように「見せる」ことは可能です。あなたが好きなデザインを見てごらんなさい。うまくデザインされた作品なら、最初はどんなに荒っぽく混沌として見えようと、そこには必ず整列の存在を見つけることができます。 基本目的 整列の基本的な目的は、ページの一体化と組織化です。その効果は、居間の床に散らばった犬のおもちゃを、あなた(あるいは犬)が、おもちゃ箱に片づけることによく似ています。 強い整列が、もちろんふさわしい書体と組み合わされて、洗練された表現、フォーマルな表現、楽しい表現、真剣な表現を生み出す主役になることはよくあります。 実現方法 意議的に要素を配置してください。物理的に離れていても、そろえることができるほかの要素を必ず見つけましょう。 避けること 同じページで2種類以上の文字ぞろえを用いないこと(たとえば、 同じページで使うようなこと)。 と(たとえば、中央ぞろえと右だろえき フォーマルで静粛な表現を意識的に作る場合は別として、中央ぞろえにする癖をやめるために真剣に努力してください。中央ぞろえを選ぶなら、「とりあえず」ではなく、意識的に選択しましょう。 ■反復のまとめ デザイン全体をとおして視覚的要素を反復すると、孤立している部分が結び付き、作品が一体化され強化されます。反復は1ページの制作物でも役立ちますが、複数ページの文書では欠かせない存在になります。(複数ページの場合は、単に一貫性と言うことがよくあります)。 基本目的 反復の基本的な目的は、一体化と視覚的なおもしろさを加えることです。ページの視覚的なおもしろさを軽く見てはいけません。おもしろそうに見えれば、読んでもらえる可能性が高くなるのです。 実現方法 反復とは、一貫性のことだと考えてください。あなたはすでに、それを実践しているはずです。それなら、すでに存在する一貫性を、もう一歩進めましょう。見出しのような一貫性のある要素を、意識的なグラフィック・デザインの一部に変えてみましょう。それぞれのページの底と見出しの下に1ポイントの罫線を引いているなら、それを4ポイントの罫線に変えて、反復要素をさらに強調し、もっとドラマチックにしたらどうでしょう。 次に、ただ反復を作りだすためだけに、要素を加えることを考えましょう。番号付きリストがあるなら、その数字をもっと目立つ書体や白抜きにして、その出版物のほかのすべてのリストも同様にしてはどうでしょう。まず始めは、すでに存在する反復を見つけてそれを強化します。反復の考え方と見え方に慣れたら、情報の明晰性とデザインを強化する反復を「作りだす」ことを始めるのです。 反復は、服装にアクセントを付けることと似ています。ある女性がすてきな黒のイブニングドレスとシックな黒い帽子を身に着けているとしたら、赤いハイヒール、赤い口紅、小さな赤いピンで、服装にアクセントを付けることができるでしょう。 避けること 要素を、うるさく強迫的に感じるほどには反復させないように。コントラストの価値を意識してください(次章と、特に活字のコントラストを解説したセクションを見てください)。 たとえば、さきほどの女性が黒いイブニングドレスに、赤い帽子、赤いイヤリング、赤い口紅、赤いスカーフ、赤いハンドバッグ、赤い靴、赤いコートを組み合わせれば、その反復は、衝撃的で統一的なコントラストではなく、強迫的なものになり、焦点が混乱してしまうでしょう。 ■コントラストのまとめ ページ上のコントラストは、私たちの目を引きつけます。私たちの目はコントラストが「好き」なのです。同一ページに2つの異なる要素(2種類の書体や2種類の太さの線など)を配置するときには、それらを似せてはいけません。コントラストを効果的にするには、2つの要素がはっきりと異なっている必要があるのです。 コントラストは、壁の染みを隠すために塗るペンキの色合わせと似たところがあります。だいたい、同じではだめで、正確に同じ色にするか、それが不可能なら壁全体を塗り直すしかない のです。「ほぼ近い、が有効なのは、馬蹄と手榴弾だけだ」と、熱心な馬蹄投げプレーヤーだった私の祖父は、いつも言っていたものです。 基本目的 コントラストには、互いに密接に関連する2つの基本的な目的があります。一つは、ベージにおもしろみを作りだすことです。ページがおもしろそうに見えれば、読んでもらえる可能性 が高くなります。 もう一つは、情報の組織化を支援することです。ある項目から次の項目への論理の流れが、つまり情報の組み立てが読者に一瞬でわかるようになっているべきです。 コントラストを付けたせいで、読者を迷わせたり、焦点ではないものを焦点に見せてはいけません。 実現方法 書体の選択(この本の後半を見てください)、線の太さ、色、形、サイズ、空きなどでコントラストを付けましょう。コントラストを付ける方法は、簡単に見つけることができます。コントラストは、視覚的なおもしろさを加えるための、たぶんもっとも楽しくて効果的な手段でしょう。大切なのは強調することです。 避けること コントラストを付けるなら、力強くいきましょう。太そうな線ともっと太そうな線とで、コントラストを付けようとしないことです。茶色の本文と黒の見出しで、コントラストを付けようとしないことです。よく似た書体を複数使ってはいけません。正確に同じでないものは、はっきり異ならせるのです。 デザインには、そして人生にも、全般的に通用する方針がもう一つあります。 それは、臆病になるな、ということです。 あなたのデザインに、そして人生にも、空白がたくさんできることを恐れてはいけません。 空白は目と魂が憩うところです。 ■暖色対寒色 寒色は背景に「引っ込む」し、暖色は前面に「出る」
0投稿日: 2021.07.03
powered by ブクログデザインのお勉強。 ■4つの基本原則 良いデザインの作品には必ず見られる基本原則の概要を次に示します。各原則を個別に解説していきますが、それらが実際には、互いに関連しているということを覚えておいてください。どれか一つの原則しか使わないということは、めったにありません。 コントラスト(Contrast) コントラストの背景にある考え方は、ページ上の要素同士が単に「類似するのを避けるということです。もし要素(書体、色、サイズ、線の太さ、形、空きなど)が「同一」でないなら、はっきり異ならせるということです。コントラストは、ページ上で視覚を引きつけるもっとも重要な要因になることがよくあります。つまり、読者をまず読む気にさせるという働きをするのです。また、情報をより明確に伝える役割もします。 反復(Repetition) デザインの視覚的要素を作品全体をとおして繰り返すことです。色、形、テクスチャー、位置関係、線の太さ、フォント、サイズ、画像のコンセプトなどを反復させることができます。反復は、組織化を促進し、一体性を強化します。 整列(Alignment) ページ上では、すべてを意図的に配置しなければなりません。あらゆる要素が、ほかの要素と視覚的な関連をもつ必要があります。整列は、すっきりと洗練された見え方を生み出します。 近接(Proximity) 互いに関連する項目は、近づけてグループ化しなければなりません。いくつかの項目が互いに近接しているとき、それらは複数の個別のユニットとしてではなく、1個の視覚的ユニットとして認識されます。近接は、情報の組織化に役立ち、混乱を減らし、明確な構造を読者に提示します。 ■近接のまとめ いくつかの項目が互いに近接しているとき、それらは、複数のばらばらのユニットではなく、1個の視覚的ユニットになります。互いに関連する項目は、グループ化する必要があります。視線の流れを意識しましょう。どこから見始めるか、どういう道筋をたどるか、どこで見終わるか、読み終わったあとどこに目がいくか。紛れもない始めから紛れもない終わりまで、体の論理的な流れが目で追えるようになっている必要があります。 基本目的 近接の基本的な目的は、組織化です。ほかの原則も組織化に貢献しますが、関連する要素を近づけてグループ化するだけで、自動的に組織構造ができあがります。情報が組織化されていれば、読んでもらえる可能性が高くなり、覚えてもらえる可能性も高くなります。情報の組織化の副産物として、より魅力的(組織的)な空白(デザイナーの好物)を作りだすことができます。 実現方法 目をかすかに細めてページを眺め、視線が止まった回数を数えれば、視覚的要素の数がわかります。それが1ページあたり3〜5個を超えている場合(もちろん内容によります が)、近接によってグループ化して、1個の視覚的ユニットにできるものがないか検討しましょう。 避けること ページ上に個別の要素を作り過ぎないこと。 要素間に均等の空白を作らないこと。ただし、各グループが関連する下位区分の一部である場合は除く。 見出し、小見出し、キャプション、画像などが、本文のどの部分に関連するかを、読者が一瞬でも迷わないようにすること。要素間の関連を、近接によって作りだすこと。 異なる性質の要素間に、関連を作らないこと。 関連しない項目は、離して配置すること。 ただ空いているという理由だけで、隅や中央に何かを貼り付けないこと。 ■整列のまとめ ベージ上のすべてのものを、根拠なく配置してはいけませんページ上のすべての要素が、ほかの要素と視覚的つながりをもつようにしましょう。 一体性は、デザインにおける重要なコンセプトの一つです。ページ上のすべての要素を一体化し、結び付け、相互に関連させるには、個々の要素を結び付け視覚的な綱が必要になります。ページ上の個々の要素が物理的に離れている場合でも、ただ配置のしかただけで、それらが結び付き、関連し、一体化されているように「見せる」ことは可能です。あなたが好きなデザインを見てごらんなさい。うまくデザインされた作品なら、最初はどんなに荒っぽく混沌として見えようと、そこには必ず整列の存在を見つけることができます。 基本目的 整列の基本的な目的は、ページの一体化と組織化です。その効果は、居間の床に散らばった犬のおもちゃを、あなた(あるいは犬)が、おもちゃ箱に片づけることによく似ています。 強い整列が、もちろんふさわしい書体と組み合わされて、洗練された表現、フォーマルな表現、楽しい表現、真剣な表現を生み出す主役になることはよくあります。 実現方法 意議的に要素を配置してください。物理的に離れていても、そろえることができるほかの要素を必ず見つけましょう。 避けること 同じページで2種類以上の文字ぞろえを用いないこと(たとえば、 同じページで使うようなこと)。 と(たとえば、中央ぞろえと右だろえき フォーマルで静粛な表現を意識的に作る場合は別として、中央ぞろえにする癖をやめるために真剣に努力してください。中央ぞろえを選ぶなら、「とりあえず」ではなく、意識的に選択しましょう。 ■反復のまとめ デザイン全体をとおして視覚的要素を反復すると、孤立している部分が結び付き、作品が一体化され強化されます。反復は1ページの制作物でも役立ちますが、複数ページの文書では欠かせない存在になります。(複数ページの場合は、単に一貫性と言うことがよくあります)。 基本目的 反復の基本的な目的は、一体化と視覚的なおもしろさを加えることです。ページの視覚的なおもしろさを軽く見てはいけません。おもしろそうに見えれば、読んでもらえる可能性が高くなるのです。 実現方法 反復とは、一貫性のことだと考えてください。あなたはすでに、それを実践しているはずです。それなら、すでに存在する一貫性を、もう一歩進めましょう。見出しのような一貫性のある要素を、意識的なグラフィック・デザインの一部に変えてみましょう。それぞれのページの底と見出しの下に1ポイントの罫線を引いているなら、それを4ポイントの罫線に変えて、反復要素をさらに強調し、もっとドラマチックにしたらどうでしょう。 次に、ただ反復を作りだすためだけに、要素を加えることを考えましょう。番号付きリストがあるなら、その数字をもっと目立つ書体や白抜きにして、その出版物のほかのすべてのリストも同様にしてはどうでしょう。まず始めは、すでに存在する反復を見つけてそれを強化します。反復の考え方と見え方に慣れたら、情報の明晰性とデザインを強化する反復を「作りだす」ことを始めるのです。 反復は、服装にアクセントを付けることと似ています。ある女性がすてきな黒のイブニングドレスとシックな黒い帽子を身に着けているとしたら、赤いハイヒール、赤い口紅、小さな赤いピンで、服装にアクセントを付けることができるでしょう。 避けること 要素を、うるさく強迫的に感じるほどには反復させないように。コントラストの価値を意識してください(次章と、特に活字のコントラストを解説したセクションを見てください)。 たとえば、さきほどの女性が黒いイブニングドレスに、赤い帽子、赤いイヤリング、赤い口紅、赤いスカーフ、赤いハンドバッグ、赤い靴、赤いコートを組み合わせれば、その反復は、衝撃的で統一的なコントラストではなく、強迫的なものになり、焦点が混乱してしまうでしょう。 ■コントラストのまとめ ページ上のコントラストは、私たちの目を引きつけます。私たちの目はコントラストが「好き」なのです。同一ページに2つの異なる要素(2種類の書体や2種類の太さの線など)を配置するときには、それらを似せてはいけません。コントラストを効果的にするには、2つの要素がはっきりと異なっている必要があるのです。 コントラストは、壁の染みを隠すために塗るペンキの色合わせと似たところがあります。だいたい、同じではだめで、正確に同じ色にするか、それが不可能なら壁全体を塗り直すしかない のです。「ほぼ近い、が有効なのは、馬蹄と手榴弾だけだ」と、熱心な馬蹄投げプレーヤーだった私の祖父は、いつも言っていたものです。 基本目的 コントラストには、互いに密接に関連する2つの基本的な目的があります。一つは、ベージにおもしろみを作りだすことです。ページがおもしろそうに見えれば、読んでもらえる可能性 が高くなります。 もう一つは、情報の組織化を支援することです。ある項目から次の項目への論理の流れが、つまり情報の組み立てが読者に一瞬でわかるようになっているべきです。 コントラストを付けたせいで、読者を迷わせたり、焦点ではないものを焦点に見せてはいけません。 実現方法 書体の選択(この本の後半を見てください)、線の太さ、色、形、サイズ、空きなどでコントラストを付けましょう。コントラストを付ける方法は、簡単に見つけることができます。コントラストは、視覚的なおもしろさを加えるための、たぶんもっとも楽しくて効果的な手段でしょう。大切なのは強調することです。 避けること コントラストを付けるなら、力強くいきましょう。太そうな線ともっと太そうな線とで、コントラストを付けようとしないことです。茶色の本文と黒の見出しで、コントラストを付けようとしないことです。よく似た書体を複数使ってはいけません。正確に同じでないものは、はっきり異ならせるのです。 デザインには、そして人生にも、全般的に通用する方針がもう一つあります。 それは、臆病になるな、ということです。 あなたのデザインに、そして人生にも、空白がたくさんできることを恐れてはいけません。 空白は目と魂が憩うところです。 ■暖色対寒色 寒色は背景に「引っ込む」し、暖色は前面に「出る」
0投稿日: 2021.07.03
powered by ブクログ全人類に読んでほしい一冊。 めちゃくちゃ参考になった。 これからも何度も読み返すと思う。 ビジュアル的に納得いく成果物にするにはどうしたらいいのかをを言葉で説明できる能力は、どれだけ高めても損はないなと。 日頃、資料とか作りながらもやもやと感じていたことを体系的に理論的に学べて良かった。 そしてデザインのことのみならず、人生についても有益な視座が書かれていて、感動した…! 感じたことを言葉にすることの重要性。 私はあまり得意ではないけど、少しずつ挑戦していこう…。
2投稿日: 2021.06.15
powered by ブクログ初めて読んだデザイン本。 良いデザインについて、4つの原則で言語化されており、大事なことについて反復して書いてある。 特にコントラストをつけること、ルールを破るときは大胆に破ることなど、デザインする際の意図を言語化することが大事だということがよくわかった。 デザイン本他にも読みたいなあ。
0投稿日: 2021.05.30
powered by ブクログマコなり社長がお勧めしていたので読みました。 内容は素晴らしいと思うのですが、和訳が読みにくいです。 同じようなことが書いてある別の本があればそちらがオススメですが、YouTubeのノンデザtvを見たら読んでみたくなります。
0投稿日: 2021.04.13
powered by ブクログタイトルの通り。 デザイナーじゃない人がデザインを学ぶ最高の入門書。 「和訳」感が強くて少し日本語が読みづらかったけど、それを差し引いてもわかりやすかった。
1投稿日: 2021.04.03
powered by ブクログデザインの原則を実際のものを見たり、演習をしたりしながら知ることができて、デザインの基本を知るいい機会になった。 原則を踏まえてデザインをすることで分かりやすいものを作ることができると思った。 しかし、元が英語なので、例が英文のものばかりで分かりにくい部分があった。
0投稿日: 2021.03.18
powered by ブクログ和訳がGoogle翻訳みたいな文章で読みにくい。 星4つは全部内容への評価です。まじでこの変な日本語のせいで(何言ってんだ…?)と思いながら読んでしまった
1投稿日: 2021.02.19
powered by ブクログ何事も基本原則を学び、身につけることは大事だとつくづく思う。 この本ではデザインの原則 「近接」 「整列」 「反復」 「コントラスト」 プラス 「カラー」 「活字」 について視覚的に学べます。 いろんな例、その良し悪しを見ているだけで、楽しくなれる。 視覚で訴えることの重要性をつくづく思い知らされますね。 その感覚的なところを理論的に武装するレベルに持って行きたいものです。
0投稿日: 2021.02.14
powered by ブクログ全くデザインについて学んだことのない自分のような人こそ一度は読んでおくべきと思った。 本書で説明されている原則を守るだけでもグッと受け手に伝わりやすいデザインにすることができると思った。 自分自身、デザインには“正解がない”とこれまでは考えていたが“原則”はあるのでそれを指針にすることで仕事の資料作りの際のデザインに対する迷いがかなり減ったことを実感する。 デザインとは“かっこよくすること“ではなく、“見た人にこちらの意図する行動を促すこと”であるということは肝に命じたい。例えば商品紹介の広告であれば商品に興味を持ってもらい、最終的には購入してもらうことが目的。
0投稿日: 2021.01.27
powered by ブクログこれであなたもデザイナー ■概要 ・近接…関連するもの同士は近くに ・整列…規則正しく揃える →崩す時は意図がある時のみ ・反復…意図がなければ同じフォントや罫線を使う ・対比…目だ立たせる際は思い切り目立たせる ■所感 コンサルの資料づくりで習うことをよりデザインの観点から学びなおせた。Webデザインや商品パッケージを考える際に役立つ知識、大学に行かなくてもノウハウだけならこれで十分。 ただし和訳が直訳すぎて読みにくい。
0投稿日: 2021.01.20
powered by ブクログこれを読み終わったあと、資料を作るにあたって、この本から得た知見がつねに頭をちらつく。 それほど、一冊から得たものが多かった。
0投稿日: 2020.11.11
powered by ブクログとても勉強になりました。デザイナーでなくてもここまで考えておけば格段に表現力を上げることができます。 英文フォントについても勉強になりました。
0投稿日: 2020.11.01
powered by ブクログデザイン入門書とよばれる本の内容が全て包括された教科書的な安心感があった。今まで読んだり学んだりした知識の復習にもなり、論理的にも改めて深く納得することができて良かった。 この本を読むだけであらゆる広告やデザイン、文書や資料を見る目が変わり、日々新たな発見があると思う。 前半のデザインの4原則は定期的に振り返り、中盤〜後半部分の実例たちは作業が発生する際に見返したい。
2投稿日: 2020.09.24
powered by ブクログ資料づくりのおおい仕事だが、普段よく「資料がきれいですね」とお褒めの言葉をいただくことが多く、かといってなんでうまくできてるのかを自分で言語化したことがなかってので、勉強がてら読んでみた。やるべきことは非常にシンプル。日本語だけでなく、英語の文字の組み方についても指南があってよかった。
0投稿日: 2020.08.23
powered by ブクログデザインの原則が、多くの例を示しつつ分かりやすく解説されています。 この本を読んで、日常にあるものへの見る目が変わると思います。 自分もデザインの原則を頭に置きながら、様々なものに触れ、それを活かしたいと思います。
0投稿日: 2020.08.08
powered by ブクログデザインの4原則とフォントを中心に書かれている。 教科書的に事実を羅列するのではなく、読者を考えさせようと誘導するように工夫されている。 評判に違わない素晴らしい本。
0投稿日: 2020.07.13
powered by ブクログ・社内の資料 ・顧客に使ってもらうプリント ・パワーポイントのスライド 全てにおいて役立つ内容であった。 この本を見ながら資料やスライドを作成すると 同僚からすぐに「見やすい」という言葉をもらい、 その即効性に驚いた。 コントラスト、反復、整列、近接 この4つを絶対に忘れてはいけない。
2投稿日: 2020.05.31
powered by ブクログまず、デザイン初心者が使う資料集としては優秀だと感じました。それはおそらく、翻訳前の原書が初心者向けの書籍として優秀なのだと思います。 スライドデザインや文書作成にも応用できると思います。またこれから更に細かいデザインの話に入る指針にもなると思います。 ここまでなら星4つけてもいい内容でした。私はデザイン初心者ですから。 うるさく言うようですが、邦訳が酷い。これならば、英語がとても苦手な私でも書けそうな邦訳。酷すぎる。全く頭に入ってこない。 ですので、英語がスラスラ読める方ならば、原書版を読んでもらい、日本語版で追加してもらった所は別冊にして出版して貰えればいいかもしれません。 本当に酷いと思います…かつての指輪物語邦訳版のような酷さ。
0投稿日: 2020.04.12
powered by ブクログ特にデザイナーを目指しているわけでもないが、仕事で資料や広告を作る際にどうしてセンスがないものしかできないんだろう、と思っていたところ、この本を勧められた。 センスうんぬんもあるが、そもそものルール、知識がないといいデザインはできない、ということがよく分かります。 翻訳本ではあるが、イラスト例が豊富で、読んだというより、見ながら勉強したという感じ。 また日本語向けに書体や、フォントなども補足してくれているのも親切。
0投稿日: 2020.03.30
powered by ブクログ某YouTubeで紹介されてた。 いわゆるプレゼンしないパワポ資料を作る人向けには、Chapter6まで読んで4つの原則をマスターすると良いと思う。実は第二版を持っているのに買ってしまったんですが、思い出すのに役立ったと思う。 名刺の例は大変わかりやすいですね。 余力があれば、ワークはちゃんとやった方がいいと思う。自分はやらないので、また忘れた頃に新版買います。
0投稿日: 2020.03.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
#### 動機 デザインの勉強、と言っても広いのでまずは手を動かす前に最低限頭に入れておく原則をインプットする。 #### 感想 - 近接の原則はメールなど普段のプレーンなテキストでも使えそう。構造を明確にすることで読みやすくする。 - 左右どちらかで揃えるデザインも、すぐ使えそう。確かに、なんとなくの理由で中央揃えを使うことってあるわ - 中途半端な類似性を作らない。同じなら同じ、違うなら違う
0投稿日: 2020.03.24
powered by ブクログもう3年前になるのか。 「ビジネスプロフェッショナルのExcel術 (日経BPムック)」という本を読んだ際に、その本の著者が、スキルアップのポイントとともに、おススメの著書として紹介した本の一冊。 https://booklog.jp/users/akiuwa/archives/1/4822269949 そのうち読んでみたいな。 ・ノンデザイナーズ・デザインブック ・The Visual Display of Quantitative Information ・誰のためのデザイン? ・図の体系 ・Visual Thinking (但し書籍内では恐らくこの本ではなく、この本の原著?元アイディア?となった本であろう、"Rudolf Arnheim"著の方が紹介されている)
0投稿日: 2020.02.16
powered by ブクログこの本のレイアウトそのものがデザインの見本のようなもんでした。 1章 イントロダクション 言葉として認識しないと物を認識できないというちょっと不思議な人間の特性。 2章 近接 似ているもの同士は値被けよう。違うものは遠ざけよう。そのため生じた余白は大事にしよう 3章 整列 揃えよう。視線がスムーズに動けるよう揃えて整列しよう。 中央ぞろえはフォーマルという感覚はなかった。 4章 反復 デザインを繰り返して強調しよう。 反復させるものはいろいろ。 5章 コントラスト 強めに勧められているのがこのコントラスト、ただちょっとだけつけるのではなく大胆に使えと。 6章 4つでデザイン原則の復習 例を挙げながら「近接」「整列」[反復」「コントラスト」について復習 7章 カラーを使ったデザイン 補色など効果的なカラーに関する知識 8章 おまけのチップス&トリック 名刺、レターヘッドなどの作例をとおしてデザインの原則について振り返り 日本語用補足ありためになった。 9章~12章 活字でデザインする 欧文(ラテン文字?)のタイポグラフィ(字形のことかな)についての解説 一部知っていたことの補完となりよかった。日本語文字(漢字、ひらがな、カタカナ)の 補足がありためになった。 p176のウィドとオーファン(段落最終行に短すぎる文)を書いてはいけないというアドバイス があった。よくやってしまうことですが。こういうことに言葉を与え広く伝えることはいいことだ。
0投稿日: 2020.01.26
powered by ブクログ良いデザインの基本は、コントラスト、反復、整列、近接。 これらについて、丁寧に説明してくれている。
0投稿日: 2020.01.03
powered by ブクログ# 書評☆4 ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版] | デザインの4原則は近接・整列・反復・対比 ## 概要 - 書名: ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版] - 副題: - 著者: Robin Williams - 出版日: 2016-07-02 - 読了日: 2019-12-10 Tue - 評価: ☆4 - URL: https://book.senooken.jp/post/2019/12/14/ ## 評価 いろんなところでデザインの本として推奨されていたため興味を持って読んだ。 デザイナー以外の人に向けたうまくデザインを施し,人目を惹きつけるための原則を解説している。 書籍の冒頭で掲示される以下の4原則を書籍の2/3程をかけて一つ一つ実例を踏まえて丁寧に解説していた。 1. コントラスト (Contrast) (対比) 2. 反復 (Repetition) 3. 整列 (Alignment) 4. 近接 (Proximity) 残りの1/3は文字組版に関する解説だった。 書籍自体がこれらの原則に従ってデザインされていて読みやすく,ところどころにユーモアを交えながら,理由を丁寧に説明されていた。そのため,ページ数は260ページほどと。程々で文字数もそこまで多いとは思わなかったが,読むのに時間がかかってしまった。 随所に練習問題のようなものがあったり,使用フォントの紹介や文献の引用もあり実用的でいい本だった。 また,最期のタイポグラフィの章は文献の引用があまりなく,信頼性には若干欠けるように思ったが,一般常識として興味深かった。 ## 引用 > ### p. 170 ダッシュ ここでは英単語で見かけるダッシュについて説明されていた。 - ハイフン: 単語のハイフネーションや行の折り返しに使う - Enダッシュ (エンダッシュ): 大文字のNの幅とほぼ同じ。時刻や月のような語の間に入れて期間を示すのに使う。toの代わりに入れる。読むときはtoと読む。その他,複合形容詞の構成要素が2語あるいはハイフネーションされた後の場合に使う。 - Emダッシュ (エムダッシュ): enダッシュの2倍の長さで大文字のMとほぼ同じ。思考の流れが突然変わったことやピリオドでは強いがコンマでは弱い箇所で使う。 > ### p. 177 いろいろなこと ここでは約物の取扱について参考になった。 - スタイル付テキスト直後の約物: ボールド体,イタリック体,異なるフォントなどのスタイルを付けた単語があれば,その最期の文字の直後の約物は同じスタイルにする。 - パーレン内部の約物: 約物をパーレン (丸括弧) の中と外のどちらに置くべきかは以下のルールに従う。 * パーレン内のテキストが完全な文の一部なら約物はパーレンの外に出る (この例のように)。 * パーレン内のテキストが完全で独立した文なら約物は中にはいる。(これは約物が入っている文の見本です。) ## 結論 いろんなところで推奨・紹介されているだけのことはあり,読みやすくていい本だった。一度は読んでおいて損はないと思った。 ただし,一つ一つの余白の使い方,配置のしかたというのは実際にやるのは難しい。例えば自分で名刺を作る際も文字などの配置をきれいに違和感なく,全ての配置に意味を込めようと思うと難しい。デザイナーがすごいなと思った。 できる範囲で原則を実践し,できる範囲でうまくやるのが良いだろうと思った。
1投稿日: 2019.12.10
powered by ブクログアマチュアでもデザインについて、少し考えさせる一冊。 常に意識しながら今後は資料を作成していきたい。 1.近接の原則 2.整列の原則 3.反復の原則 4.コントラスト:違いは大きく見せる!
0投稿日: 2019.08.16
powered by ブクログ言わずと知れたデザインの名著です。 この本ではデザインにおける以下4つの原則について言及しています。 近接:関連する情報のグループ化 整列:ページ内の各情報・グループに統一感を持たせる 反復:要素にリズムを持たせて一貫性と面白さを演出 コントラスト:色や大きさなどの明確な差を設け、情報の組織化と面白さを演出 一読すると分かりますが、それまで漠然と見ていたWebサイトや印刷物に対して、 余白やフォント、情報がどのようにグループ化されているのかなど、 上記4原則を意識した上でデザインを見られるようになります。 もちろん、この一冊にデザインのノウハウ全てが網羅されているわけではありませんが、 デザインを考える時にどこに重点を置くべきか、というデザインの鉄則が身に付く一冊です。 一読して終わりというよりは、繰り返し読むことで知識を定着させるタイプの本と言えるでしょう。
0投稿日: 2019.06.19
powered by ブクログデザインの基本原則4つ : 近接、整列、反復、コントラスト を臆病にならず強固に意識してデザインを組むと アマチュアでも見違えるようになる。
0投稿日: 2019.05.12
powered by ブクログデザインについて例を示しながらわかりやすく解説した一冊。タイトルの通りデザイナーでなくても読めるレベルです。 自分の興味があるところだけ掻い摘んで読むのもアリだと思います。
0投稿日: 2019.03.31
powered by ブクログこちらを読んでから名刺のデザインをやり直したら、見違える出来になりました。初心者でも、デザイン職で無い人でも役に立つ一冊。
0投稿日: 2019.03.25
powered by ブクログデザインをルールで説明してくれるから、分析に役立つ。デザインを学んでいないけど、ディレクションや意思決定に関わる人にもおすすめ。
0投稿日: 2019.01.19
powered by ブクログ文書のデザインの基本を明快に解説。 チラシや、学校報や、会社のプレゼンドキュメントなど、身近にあるドキュメントでも、デザインの素人が作ったものと、プロが作ったものでは何かが違う。 その違いを、デザインの基本原則からひも解く。 例題を交えながら、教えてくれるので、大変分かりやすい。 1ページことに「へぇ」と思う。 ●4つのデザインの原則 近接、整列、反復、コントラスト これをいかに頭に定着させるか。 ・近接 関連する項目をまとめてグループ化。 グループ化して出来る空白をコントロール。 ・整列 ベースラインを意識して、そろえる。 主に文の始まりをそろえる。 ・反復 デザインの特徴を作り、繰り返し、一貫性を。 ・コントラスト 読者の目をひきつけるために、メリハリをつける。 ごちゃごちゃと様々な情報がとっちらかって、バラバラに配置されていること。 これがデザインができていないということ。 それを避ける為に、ブロック毎に整理。 強調するなどメリハリをつける。 ●色 CMYKとRGBの違い。 印刷(CMYK)とRGB(PCディスプレイへの投影) RGBは背面から光で投影されているので鮮やか。 CMYKは C(シアン) M(マゼンダ) Y(イエロー) K(キーカラー:通常は黒) RGBは R(レッド) G(グリーン) B(ブルー) トーンに注意すると、可読性が上がる。 暖色と寒色 寒色は「引っ込む」、暖色は「出る」 ●活字 文字の読みやすさ、これも大事。 様々なフォントを戦略的に使う事。 フォントって奥深いのね。 会社でも4種類くらいしか使ってないけど。 そして文字のならび、文字間の調整。 「カーニング」、「トラッキング」、「文字詰め」 これも可読性のために、大変重要。 全然気づかなかったな。
1投稿日: 2018.11.17
powered by ブクログ読み終わりました。 読んだ気がするけど、例に見覚えが無い。確認したら、前版を読んでました。 資料を作るときの基礎知識として、デザインの素人でも知っておくと良い内容がたくさんの例とともに紹介されています。 仕事などでプレゼン資料を作る機会のある人は読んでおくと良いです。
0投稿日: 2018.10.28
powered by ブクログノンデザイナーなので読んだ。 近接、整列、反復、コントラスト、 コントラスト! コントラスト!!! って感じ。大事だし1番考えるのが面白いところなのだろう。色あいやフォントについて知らないことが知られて良かった。 チャプターごとに例題が付いていて自分で考えられるのも楽しかった。
0投稿日: 2018.10.20
powered by ブクログ”デザイン”の基本原則が、みっちり頭に入る!と評判の本。バージョンアップを重ねて、すでに第4版。しかも翻訳本ですから完成度の高さは間違えなし。 本著は、今ではデザイン4原則として非常に有名になった、4つの基本原則を最初に提示しました。 かつては、プロにお任せ!だった「デザイン」スキルは、今や、プレゼンや企画書、WEBサイト作成など、ビジネスにおいて基本業務の一つになりました。内容だけでなく、見た目の完成度が当然のように求められる状況に、頭を抱えている人も多いはず。 そのような非デザイナーにとって、本著では、より”良い”デザインになる考え方を非常にシンプルに教えてくれます。 本著で学べるのは、以下の4つの基本原則 近接の原則 整列の原則 反復の原則 コントラストの原則 基本原則に注目することで、デザインを見る目を養い、自身の制作物をも改善する手がかりを得ることができます。 全ページに、「良い例」と「悪い例」、「改善前」と「改善後」などテキストで構成されたシンプルなデザインが例示。基本原則に沿っているかどうかで、受け手の理解や印象にどれほど変わるのか、ということ、つまりデザインの力をしっかりと実感できます。 18年間支持され続ける定番書として、さすがの充実度でした! 詳細はブログにて↓ https://hana-87.jp/2018/10/16/nondesignersbook/
0投稿日: 2018.10.16
powered by ブクログ自分が無意識的に気をつけていることが書かれていたので新人で右も左もわからなそうな場合にはいいかもしれない。
0投稿日: 2018.09.03
powered by ブクログ何気なくやっている法則に名前が付いて意識できるようになる。デザインを学んだことがなくても理解できるように書かれていて、まさにノンデザイナーズ・デザインブックといったところ。 必要なときにすぐに振り返れるように手元に置いておきたい一冊。
0投稿日: 2018.08.18
powered by ブクログ私は大学在学中に特別デザインについて勉強したことはないですが、社会人になってから専門学校に通いWebデザイナーになりました。 なので本書は体系的にデザインについて学んでいない人向けで、なぜこうすべきか、こっちとこっちならどちらがより良いか、がはっきりと書かれています。 今までいろんな角度から書かれたデザインの指南書を読みましたが、これはかなり良書だと。 仕事で教えてもらった抽象的でなんとなく理解できたかなというようなことが、しっかり腹落ちするなと思いながらサクサク読めました(ちょっとお茶目な感じなのもよみやすいです)。 今までいろんなデザインの書籍を渡り歩いてきて、でもなんだかなぁ……という人はこちらもぜひ読んで見てほしいです。
0投稿日: 2018.08.15
powered by ブクログ主に名刺やチラシなど、商用印刷物のデザインについて、素人向けに書かれた基本の本。レイアウトはもちろん、色の使い方やフォントの使い分けなど参考になる。修正前後を比べると、修正前のこういうのは素人のデザインなんだなと納得するものもあって、世の中には意外とそういう素人臭いデザインのものもあることに気づく。ちょっとした印刷物作成など、デザイナーじゃなくてもデザインしなければならないということもあるしね。多少なりともデザインに興味がある人なら楽しんで読める本だと思います。 学生の頃のノート作りで、色ペンを使うなど、後から振り返って読んでみてわかりやすいノートの取り方、作り方と通じるところがある。ペンの色やデザインに凝り過ぎて肝心のノートの内容が頭にあまり入ってなかったこともあったなぁ、なんて。
0投稿日: 2018.07.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
デザインの「4つの基本原則」(近接、整列、反復、コントラスト)とその実例(良い例、悪い例)が豊富で目で学べる。下線はイタリックにして欲しい箇所を示すもので、普通使うものではないということを初めて知った。
0投稿日: 2018.06.24
powered by ブクログデザインの基本原則は、コントラスト、反復、整列、近接の4つ、これらを認識することで悪いデザインに気づけるようになる。
0投稿日: 2018.06.15
powered by ブクログこの本は、デザインの基礎を教えてくれる本です。特に良い点は、デザインの知識がなくても楽しく読めるところと、初心者にも納得できる説明がされてるところです。 デザインの勉強経験がない人が、最初に読む本として、とても良いと思います。
0投稿日: 2018.04.15
powered by ブクログテキパキしたデザインの先生に指導を受けている気分になるなかなかの実践本。 会社員やっていると、資料にどこまで手をかけるか常に揺れ動いていて、あるときはパワポの表現にこだわりまくって、ブロックや矢印のデザインにすごく時間をかけたり、かといえば突如反動が来て、内容がちゃんとしていればシンプルなワード文書1枚で伝わるのだと、文章をいかに研ぎ澄ますか派になったり。 しかしこの本で、どちらのアウトプットにせよ、理解しやすく伝わりやすくするためにやるべき「基本のき」があることを教えられ、目が見開かれた。「整列・近接・反復・コントラスト」この基本原則を、口やかましくしつこく教えてくれる。最初は当たり前なこと言ってるなぁ、ちょっと退屈かなと思ったのだが、実際に翌日から資料を教わったとおりに整え始めてみると、よりどころが出来たみたいで、なんだか安心することに気づいた。 結局いくら矢印デザインにこだわっても、あるいは文章を研ぎ澄ましても、相手に伝わるかどうかというのが最も大事なことだ。この本は、読むだけではたぶん半分くらいしか価値がなくて、すぐに真似して実践してみることが必要。そして表現する、アウトプットするというのは、デザイナーの最も大切な素質の1つだと思う。 適切な空間の分量やコントラストのバランスは最終的にはセンスがものを言うのでそこは本当のデザイナーには決してかなわないと思うが、デザインという言葉があらゆるところで使われる昨今、こうしたアプローチでデザインの一端を知ることもできると思った。
0投稿日: 2017.09.28
powered by ブクログデザインという正解のないものに対し、局所解を導くための変数を教えてくれるような本。事例をひたすら解説し続けることで、違いを明確に示してくれていてわかりやすかった。
0投稿日: 2017.08.10普通の社会人的最強のデザイン本だと思ってます。
多分プロのためのデザイン本はいろいろあると思うんですが、普通の社会人的最強のデザイン本です、これ。自分が文字のフォントというものを認識したのもこの本。豊富な事例とビジュアルとで、デザインのイロハ的な部分がおぼろに学べます。 一度に全部読むのではなくて、「自分の資料作成ってセンスないなー」と思った時にパラパラめくって見たり、時間のある時に気になったページを読み返したりするうち、自分にデザインが馴染んでくる感じ。 それなりの金額しますが、もったいないと思ったことはなくて、読むたび「いい買い物したなー」と感じる本です。満足。
5投稿日: 2017.01.08
powered by ブクログいわゆる「素人くさい」デザインから脱却するためには、何が必要か。 大事なことの一つに、良いデザインの原則を知ること、というものがある。 素人は、良くないデザインを見つけても「何となく気に入らない」としか説明できない。 なぜなら「良いデザインとは何か」を言葉で理解していないからである。 必要なことは、良いデザインのルールや法則を、感覚ではなく知識として身につけること。 良い点を知ることが出来れば、悪い点も見えてくるようになる。 では、良いデザインの原則とは何か。 それは以下の4つで説明されている。 # 1. 近接 同じ情報はグループ化して近くに、そうでないものは遠くに配置する。 例えば新聞記事の見出しと本文は、出来るだけ近くにある方が良い。 物理的な距離が近ければ、内容も近いものだと人は認識する。 # 2. 整列 全てのものを配置を意識的にする。どの線で揃えたのかが明確で、透明の線が見えるようでなければならない。 また、位置揃えは一種類で統一する。同一ページ内で、右揃えと中央揃えが混在してはいけない。 そして中央揃えは、安定するが退屈でもあるので、出来れば右揃えか左揃えを使ってみる。 # 3. 反復 同じ要素は繰り返して使う。一貫性を持たせる。 例えば見出しを太字にするなら、全ての見出しが太字でなければならない。 そして反復に使われる要素は、できるだけ強調した方が良い。 # 4. コントラスト 明確に対比をつける。同じものは正確に同じに、異なるものはハッキリと異ならせる。 対比の差が小さい場合、人はそれが意図的なのか間違えたのかを判別できず、不快感を覚えてしまう。 これらがデザインの基本であり、この4つを意識することで、デザインの質が上がっていく。 そしてもう一つの大切なことは、臆病にならないこと。 素人のやりがちな失敗として、空きスペースが残ることを怖がって何かを配置してみたり、大きな対比が出るのを恐れて似たようなサイズを使ってみる、というものがある。 だがそこから脱却するためには、一歩踏み出す必要がある。 空きスペースを残したり、極端にサイズを変えたり、左右対称ではないことを恐れてはいけない。 勇気を持って大胆にやることは、デザイン全般に対しての重要な心構えである。 本書は、デザイナーではない人に向けた、デザインの基礎を解説した本である。 とても分かりやすく、自分のような素人が読んでも十分に理解できた。 他にも、色の組み合わせやフォントの使い方についての説明も載っており、非常にためになった。 これからは確実にデザインを見る目が変わるだろう。 素晴らしい一冊だった。
3投稿日: 2017.01.04
powered by ブクログ[図書館] 読了:2016/11/6 これの第3版にとてもお世話になった。4つの原則がどれだけ重要で、応用が効き、効果的なまとめ方だったか、資料を作ったり見たりする都度、実感する。 例題がとっ散らかってる感があるのは第4版でも変わらないが、ためになる本である。
0投稿日: 2016.11.06
powered by ブクログ近接・整列・反復・コントラスト。 この4つにフォーカスを当てて成果物(デザイン)を見るだけでもずいぶん違う。 何より、なぜダメなのかがきちんと説明できるようになれるところは素晴らしいと思う。 「デザイン入門教室」と合わせて読みたい。
0投稿日: 2016.10.30
powered by ブクログデザインを正式に学んだことはない人のために書かれたデザインに関する図書。デザインにおける基本原則が書かれている。また色の関係、日本語のデザインなどがあり、かなり便利。 何かパンフレットやチラシを作成するときに参考にしたい。 デザインする状況になったら手もとに置いときたい。
0投稿日: 2016.09.05
