
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ三十巻目。 ついに完結巻ということで、怒涛の展開が続きました。 シリーズ開始当初から張っていた伏線が見事に回収されていく様子に感服でした。 最後の戦いの結末はとても意外でしたが、すとんと腑に落ちるようなところがあります。 この結末に向け、13年間シリーズを刊行し続けた藤咲先生は本当にすごい…! 児童書とは思えない緻密な世界設定、そして外伝と本編の流れの見事な合流。 人気シリーズになるのも納得です。 長いシリーズを読破して、最初から読み直したくなったんですが、図書館で借りていたので手元にありません。全巻買うお金もありません。 感慨深いものはたくさんありますが、何よりレイヤの決意でしょうか。 姉ラブ爆発のイメージが強い彼でしたが、やはり王子というか。 二年間でとても成長したんだなあと。 三章の終わりのイラストの笑顔がとても自然ですてきです。 終章では、今まで出てきたほとんどのキャラクターの未来が分かります! 納得の道をいく人、少し意外な未来の人、とても楽しかったです。 何よりサーヤ…! まさか、まさかね…。 意外すぎると思ったのですが、藤咲先生はこの結末を2巻で既に決めていたというのです。 驚きでした! とはいえ、みんなが幸せそうでよかったです。 何よりほとんど人が死なない…。 児童書だからかもしれませんが、やはり仲間みんなで輝く未来を迎えられるのが一番ですね! 魔天使マテリアルシリーズは、私がファンタジーにどっぷりになったきっかけの本です。 幼心に、ワクワクドキドキしていたことをとても覚えています。 新刊を待つということを始めたのもこの本からだったような気がします。 そんなシリーズが終わってしまうのは少し悲しいですが、読み終えた今ではとても満たされたような気分です。 サーヤ、レイヤ、そしてマテリアルの仲間たち。 藤咲先生、藤丘先生、素晴らしい本を本当にありがとうございます。 マテマテに出会えてよかった‼︎
0投稿日: 2020.05.17
