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チップス先生、さようなら(新潮文庫)
チップス先生、さようなら(新潮文庫)
ジェイムズ・ヒルトン、白石朗/新潮社
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総合評価

15件)
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    淡々としていて読みやすい本。こんな先生いたら素敵だなぁと思ったのと同時に、少なからずどの先生にもチップス先生っぽさを思い出せて、今読んでよかったなと思える本でした。自分の人生も、彼のようにユーモアに包まれた幸せな人生にしたいと思います。

    12
    投稿日: 2025.08.10
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    過去の名作らしいですが、おもしろいとは思わなかった。 ただ、最後の方は時代背景を考えながら読んだら印象が変わってきた。 初めからそういう風に考えながら読んだら良かったかと思った。 まだまだ私が読んで良い本のレベルを上げなきゃいけないって考えさせられました。

    1
    投稿日: 2024.05.25
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    中学生の頃、薄いからすぐ読めると手に取りました。何とも言えず心に染みるお話でした。グッドバイ、ミスターチップス。

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    投稿日: 2024.01.22
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    附箋 ・おぞましく数奇なもの バーナード・ショウ イプセン ・紙に文字として書きつけると、いきいきとしていた思い出が輝きをあらかたうしなってしまう ・バランス感覚を守ること それがいちばん大事 ・そもそも最初から笑いたがっている人々である。笑わせるのは造作もなかった ・作者ジェイムズ・ヒルトン 「鎧なき騎士」「失われた地平線」 冒険小説

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    投稿日: 2023.06.10
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    津村のやりなおし世界文学の1冊である。あまりにも有名な本であるが、名前ばかりであまり読まれていないのかもしれない。新しいことばかりが求められる学校教育であるが、そうでないことも必要である、という教育の本質を教える教員養成大学生に必須の本であろう。

    0
    投稿日: 2023.05.08
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    英国の第一次大戦後から最盛期の英国を懐かしむ物語。あの当時は、バランス感覚が取れていて、良かったな。

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    投稿日: 2021.11.15
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    チップス先生、本名はチッピング、だって。そうだったっけ?とにかく全く覚えてなかったので、新訳とか無関係に普通に楽しめた。ヴィクトリア女王の在位60年とかエドワード7世時代とか、当時の英国背景が窺われる。

    0
    投稿日: 2020.02.28
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    駄洒落が好きで人気の主人公のチップス先生。その穏やかな性格の裏には考え方を曲げない骨太な面がある。敵国の戦死者を悼んだり、やり手の若き校長と喧喧諤諤やりあったり。臨時で校長を何年か勤めたが、やっぱり教師が好きな生き方。幸せな生き方の見本のようだ。2019.4.2

    0
    投稿日: 2019.04.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ボリュームも多すぎず、訳もシンプルで読みやすい本です。 生徒から愛され、同僚からも愛され、 子宝には恵まれなくても何千人もの子供がいたと思いながら 終えられる人生は幸せだろうなと羨ましい気持ちにもなりました。

    0
    投稿日: 2019.02.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あなたはこの学校、先生というもの。 涙が浮かんだ。学校を体現する教師、あるひとつの理想の教師像。愛にあふれている。効率だけでは見えない、教育者の姿。時代が変わっても、変わらないものの価値。本当に学校で教えるもの、教師が目指す姿のひとつが、この物語に描かれていると思った。 チップス先生は、見送る人である。学校の先生は、毎年新しい生徒を受け入れ、また送り出す。それ以上に、チップス先生は、妻を、生まれた子供を、同僚を、校長を、たくさんの男の子たちを見送った。去る者は日々に疎しというけれど、チップス先生はいつまでも彼らを愛している。その、一番輝かしい姿で覚えている。 イメージする、憧れる、英国の姿を描いた作品でもある。パブリック・スクールの老教師。時代が移り変わっても、変わらない、泰然とした、時には停滞したとも揶揄されそうな、“古き良き英国”の姿。きっとチップス先生は、そんな英国も覚えている人。それは、きっと望まれる英国人の姿。

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    投稿日: 2018.08.13
  • ピーター・オトゥールの映画しか知りませんでした。

    今回この原作を読む機会を得ましたが、何故「チップス」「チッピング」の呼び方にこだわったのか等々 より深いところで知ることが出来き、また、新訳のためかもしれませんが、柔らかな文体が実に心地良い作品でした。 映画では表現しきれなかった切なさにも似た感情が溢れる、じっくりと何度でも読み返したい一冊です。

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    投稿日: 2018.04.22
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    子供(中2)が学校で読むのに良い本が無いかと家内に相談され、ふと目に付いたのがこの本。やはり子供は興味ないみたいだけど、自分で読むことにした。 老人を主人公にした物語として、今流行の”白い犬とワルツを”と2重写しになるとことも多い。あまり大きな盛り上がりも無く、同じように淡々と話が進み、最後は主人公が亡くなってしまう。 では、どちらが・・・といえば、私としてはチップス先生ですね。どこが違うというわけではないのですが、どこかに残る暖かさが、本書のほうが多い感じがする。

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    投稿日: 2017.11.16
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    授業を改善する、という話題でかならず出てくる名著の新訳です。 自分が通った学校は、なんとなくいつまでも変わらずにあるものと思ってしまいます。でも、学校ってとても脆弱な組織でもあり、ひとときの空気に流され、世の中や親が求めるから、と目先の変化に飛びつかなければ生き残れないような状況に陥りがちです。 取り立てて優秀でも、飛び抜けた取り柄もない一人の教師が、ひとつの学校の伝統を体現する様子が、とても印象的です。

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    投稿日: 2016.05.12
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    旧秩序が守り続けるものについて。大戦や恐慌とともに失われていく中で。 古き良き時代のまま取り残される人への憧憬、という世界普遍のテーマ。

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    投稿日: 2016.02.28
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    逆も成り立つと思う。でも、子供の頃に読んだときと、大人になったいまとで「これだ」という箇所が変わらず、これが定番ということかと。

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    投稿日: 2016.02.12