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汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)
汚れた赤を恋と呼ぶんだ(新潮文庫nex)
河野裕/新潮社
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総合評価

71件)
3.5
8
17
30
2
1
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    階段島シリーズ第三弾 この巻は現実世界のお話 七草が捨てたもの 真辺が捨てたもの そして、大地…まだ小学二年生なのに、こんなにいっぱい考えて、悩んでいる。 ちょっと大人っぽ過ぎて切なくなるな。 〝どうにか思い出そうとしたその赤には、彼女の涙が重なって、くすんだ色をしてみえる。それでも。汚れた赤を恋と呼ぶんだ〟 現実世界の七草と真辺も、ぐちゃぐちゃと面倒くさくて、愛おしい。

    44
    投稿日: 2025.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3巻目は、現実世界の話 視点は再び、主人公のみです 前2作より、ちょっと読みにくいです 前作までとの時間軸が、ごちゃごちゃしているせいかな なるほど、魔女は1人ではないんですね 2巻の違和感は、今後明かされるのかな

    2
    投稿日: 2025.09.03
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    じゅわ このシリーズを擬音で表すと、このあたりが妥当であろう 本の内容を擬音で表すことの妥当性は一旦置いて、「じゅわ」について考察を進めたい まず何かしらが染み出している 液状のものが最有力だが、気体という可能性もある 文学的見地からは精神的なものというのもなかなか洒落ている 染み出すというのは、そのものから、その場所から、ゆっくり、じっくりと表出しているということになる とにかく時間をかけて変化しているのだ そして何かしら外側からの力によって状態が変化している それは気圧の変化だったり、誰かに踏まれたりした可能性も考えらる ひとりの女の子の可能性も十分に考えられる まとめよう 「じゅわ」とは、なにかしらの外的要因により、ある場所から何かが時間をかけて染み出している状況を表現する擬音である 僕らはそれを恋と呼ぶんだ 呼ばねーよ!( ゚д゚ )クワッ!!

    61
    投稿日: 2025.08.24
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    今回は現実世界の話 前作、前々作同様にとても雰囲気が良かった 前作とは違い一冊の中で起承転結があるというよりはシリーズ全体の承の部分を今作が担ってる感じがした

    0
    投稿日: 2025.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あらすじに青春ミステリーとは書いてあったけどミステリー要素あったかな?という感じでした。 なんだか純文学みたいにふわふわした読み心地 遠回しな表現、言い回しで結局何が言いたいのか伝えたいのか汲み取ることができず、盛り上がりも展開もなくオチもなく終わった感じ 1作目から追ってはいるものの、なんだかどんどん退屈になってきてしまって残念… キャラクターの性格とか個性が未だに掴めないのはわたしの読解力のなさ。

    0
    投稿日: 2024.07.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    階段島シリーズ3作目。 1、2作目では階段島が舞台ですがこの作品では島ではなくて、現実のほうが舞台となります。 少し話が難しくなります。 魔女を探している謎の少女安達が現れます。彼女は、階段島シリーズにおけるトリックスターの役割を果たしているようです。 真辺が変わっていくという現実を受け入れず、階段島に送りまれた七草。対して、七草への依存を必要とする真辺は、その依存するペルソナを階段島に送り込んだことがわかります。 親との関係で苦悩する大地を見ながら、真辺由宇も深く傷ついていました。 傍でそれを見た七草は感じます。 真辺に感じていた、赤い太陽みたいな優しく暖かい感情、好きという気持ち。 そこには真辺の涙が重なって、くすんだ色に見える。それでも汚れた赤を恋と呼ぶんだ、と。 こんなにも彼女の涙を拭き取ってあげたいじゃないか、と。 少し抽象的な話が多く、解釈に難しい巻となっています。

    0
    投稿日: 2024.05.06
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    シリーズ3作目。 1作目の謎が少しずつ解明された感じがある。 引き算の魔女に引いてもらった物について深く考えさせられた。 モヤモヤする気持ちが嫌で引いてもらったのはわかる。しかし、それで本当にいいのかとも思ってしまった。

    3
    投稿日: 2023.12.23
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    捨てられた側ではなく、捨てた側の現実世界の話。お互いがお互いを捨てていたんだ 「貴方は捨てたいんですか? それとも、拾いたいんですか?」 人生で大事なのは足し算より引き算?

    0
    投稿日: 2023.08.24
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    現実パートの話。 前作までのファンタジー感はあまりなく、ずっと推理小説のような七草が謎を解いて行こうとする話で、割と複雑で読むのが大変だった。 でも階段島の方と繋がっている部分は面白い。

    0
    投稿日: 2023.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    階段島シリーズ第3弾。 第2弾の停滞期(←失礼な)を経て、物語が動き出した。今回は、階段島ではなく、現実の世界(と言っていいのかよくわからないけど)側の七草や真辺のお話。 こちら側では、魔女は「引き算の魔女」と呼ばれ、彼女を探そうとする七草が行動を起こすところから物語が始まる。「引き算の魔女」を探す七草が出会ったのは安達という少女。安達のことをなんとなく不思議に思いながらも、魔女探しという名目で協力しあう二人。七草は魔女に会い(正確には電話をもらい)、自分の一部を捨てることに成功。続いて、真辺も、大地も自分の一部を捨てたよう。 今回は七草と真辺が捨てたものがはっきりしたわけだけど、なんとなく興ざめしたのは私の性格がひねくれているから。 結局、七草と真辺はお互いがお互いを思いあってるってことね、はいはい。 「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない(by B’Z)」 「あなたさえそばにいれば他に何もいらない(by大黒摩季)」 「あたしは君のメロディーやその哲学や言葉、全てを 守る為なら少し位する苦労もいとわないのです(by 椎名林檎)」 と往年の名曲を3曲ほど歌ってしまった。 ま、でも、こうできゃ人格を捨てるほどには至らないよね。物語にならないよね。 「正直者になるために嘘をつく」とか「そうかもしれないけれど、全く違うかもしれない」とかいう言い回しに少々疲れてきたけれど、シリーズ完結まで読み切ろう。

    7
    投稿日: 2023.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    階段島の続き。島の中の話ではなく、外の世界が舞台。前の話との繋がりが見えておもしろかった。魔女がなにかまだよくわからなかったけど、続きが気になる。一気に読めた。

    0
    投稿日: 2023.01.09
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    引き算の魔女に依頼し、自分を捨てた現実世界の七草たちが登場し、物語の核心へ近づく第三巻。 ストーリーのほうは、その分説明的な要素が多く、この巻単体での満足度は、正直なところあまり高くないが、前の巻を含めて現実のほうの七草がなぜその決断に至ったのか、考えると切ない。

    0
    投稿日: 2022.06.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    魔女の存在を信じますか?そしてその魔女は、人格の一部を抜き取ってくれる。主人公の七草は魔女とコンタクトすることに成功し、真辺由宇に関する感情の一部を抜き取ってもらう。現実社会の七草は真辺と相原大地くんを助ける事を考えるが、それぞれの抜き取られた人格が、前作、前々作で描かれている階段島で生活していることに気づく。 「いなくなれ、群青」、「その白さえ嘘だとしても」に続く物語。

    0
    投稿日: 2021.09.08
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    読み始めは違和感から。途中で舞台変わったのに気づき、あっ、となりましたが、当然あちらがあればこちらもあるわけで。話が広がってきて、次の巻が気になる3冊目でした。対人関係が人に与える選択の影響、感情の複雑な絡み合いを感じるお話。

    0
    投稿日: 2021.05.02
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    階段島の3巻目。今回は、オリジナルの人物が登場して話が進むけど、オリジナルの方はオリジナルなりにいろいろと悩みもある、ということが分かる話だった。結局のところ、安達が何ものなのか、というところが気になるところ。

    0
    投稿日: 2020.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初読では、捨てた方の七草と真辺の感情、考え方がわからない部分が多かった。今回、改めて読み直してみて共感できる部分が増えていた。階段島の外の2人はより複雑で人間臭くて、どことなく愛しい存在だなと思う。「汚れた赤を恋と呼ぶんだ」。最後のシーンにこの言葉が濃縮されていて私は好きだ。

    0
    投稿日: 2020.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    階段島シリーズ。 だが、階段島の話でなく、こちら側の七草、真辺、大地の話。も1冊前があると良かったな。 七草が捨てたのは信仰。真辺が捨てたのは七草。わかるような、わからんような 汚れた赤を恋と呼ぶんだ うわー 泣き顔を笑顔にできなくても、コートで涙を拭えるなら、それを僕は幸せと呼ぶんだ うわー 愛する少女が傷ついたなら、臆病に傷痕をなでて、それを僕は恋と呼ぶんだ うわー よく思いつくもんだ、このようなセンテンスを。

    0
    投稿日: 2020.04.13
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    今回は現実世界の話。安達に対してイライラしてしまう。個人的には、階段島の話の方が面白いと感じた。 次回、階段島がメインのようなので、期待。

    1
    投稿日: 2020.04.05
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    "いなくなれ群青"シリーズ3作目 「汚れた赤を恋と呼ぶんだ」読了。 今作は階段島ではなく、現実世界での七草&真辺が「引き算の魔女」の謎を解いていく物語。 2作目までとはちょっと違った雰囲気で綴られたところが惹きつけられつつ、若干の違和感をラスト数頁で回収してくれて心地いい一冊だった。

    0
    投稿日: 2020.03.01
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    今までは階段島の中での物語やったけど、今回は階段島にいくキッカケである現実の話。 やから仕方ないけど、登場人物が少ない。にも関わらず一人一人がそれほど濃くなかったかなぁ。 話が展開してるようで同じところをぐるぐるしてるような話やった。表現するの難しいけど。 前作のように、人間模様というか、登場人物の心境とか心の揺れとかを少し描いて欲しかった。 面白くないとは言わないけど、前作が好きやっただけにちょっと期待外れやったから低評価にします。

    0
    投稿日: 2020.01.24
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    河野裕の汚れた赤を恋と呼ぶんだを読みました。 階段島シリーズの3冊目でした。 階段島シリーズでは現実の世界で魔女の力を借りて捨てられた人格が、階段島に生まれ変わって生活していく場所が描かれますが、 この3冊目では階段島に人格を捨てた現実の世界の登場人物が描かれています。 主人公の七草、その友人の真辺由宇、そして小学2年の相原大地が人格の一部を捨てることになる経緯が描かれています。 主人公たちの行動にいまひとつ感情移入ができなかったのがちょっと残念です。

    0
    投稿日: 2019.11.24
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    階段島シリーズの3冊目。 今回の舞台は階段島ではなく元の世界ということで、人格の一部を捨てた側の七草と真辺の物語。 1冊目の感想に『元の世界にいる彼と彼女も含めたふたり(4人?)の関係が、これからどう展開していくのかは楽しみ』と書いたところ、2冊目では全く触れられず、どうなってるのと思っていたが、ここで来た。 通勤電車の中でサラッと読むには話が分かりにくく、冒頭から暫く同じところを二度読みし、お話が並行して進んでいるの分かってからは1冊目をチラ見しながら読み進む。 しかし、なんだかまだるっこしい。 内省的というか思わせ振りな文章はこのシリーズの特徴とは思うけど、今回はいささか冗長に感じる。 七草と真辺のすれ違い続ける思いも何かもどかしく、小2の大地がああまで大人びているのにもややげんなり。 2冊目は結構直球で良かっただが、今回はちょっと残念。

    2
    投稿日: 2019.07.16
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    階段島ではなく現実を。 あちらにいる彼等が考える現実と、実際に起きている事は少しどころか見当違いなのかもしれない。 捨てた物を拾うのはいかに大変でもう一度拾い上げ自分の物にする勇気はあるか、一筋縄ではいかない問題ばかりだな。

    0
    投稿日: 2019.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    階段島シリーズの1作目を初めて読んだときは、正直よくわからなかったけども、もう1度1作目を読み、続けて2作目を読んだときに、少しずつ面白さがわかってきた気がした。 そんなわけで、3作目に至ったわけだけども、今回の作品はパラレルワールドの主人公が主役。というか、パラレルワールド自体が主役というべきか。どちらが表か裏か、魔女の思惑一つ。その上で現実世界のリアリティのなさは、おそらくあえてなんだろうなぁ。 作者が「色」に意味を込めている理由はいろいろあるんだろうけども、その1つは2つの平行世界に色を固定させないことじゃないかと思う。一方の色が決まってしまえば、もう一方も自ずと色が見えてきてしまう。そうさせないためのタイトルな気がするし、決めぜりふな気がする。 それにしてもみんな賢すぎじゃないかなぁ(笑)

    0
    投稿日: 2019.03.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三冊目にして初めて、現実世界の七草と真辺、大地が描かれる。階段島にいる「捨てられた七草」が思っているのとは現実は少し違いそう?? 前二巻に比べて少し現実みが出てきた気がする。捨てた側の葛藤?も描かれて、一巻を読んだときのような違和感は少し薄らいだ。 しかしやはり、文章はすごく読みやすいのだけど、なにかが徹底的に自分とは合わないなと感じてしまう。観念的すぎるのかなー。私とは論点が違うのかな。最後まで読んだらもう少しスッキリするかなと思ったり、とりあえず彼らの着地点が気になったりするので読み進めてはいるけれど。 そもそもスッキリする話ではないのかもしれないなー。

    0
    投稿日: 2019.01.28
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    真辺をはじめとした登場人物や物語の一筋縄ではいかないややこしさを、ひとつひとつ理解していきたいと思わされる。物語の根源に触れる辺りはふわふわもやもやとして、すんなり入って来なかったりよくわからなかったりするのだけれど、全体の独特の雰囲気に惹かれる。根源より少し浮かんだ展開部分にはスッと引き込まれる。真空の星空みたいなひんやりと澄んだ空気を感じる反面、作中に登場する夕陽みたいな暖かさも感じた。購入してシリーズをまとめて読み返し続けたらもっとしっかりと楽しめるんだろうなあと思うと、我ながら少し勿体無く感じた。

    0
    投稿日: 2018.10.17
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    階段島の現実サイドの物語。 表の世界では七草、真辺、大地の正しさと純粋な優しさが一層鋭利で心が苦しくなりそう。 表裏を両方描くであろうことは想像できたのに、両者の関連性を正しく把握するために前作までをもう少しキチンと読んでおくべきだった。

    0
    投稿日: 2018.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物の言葉の一つ一つに意味があり重みがある。 終わりに今までは捨てられた人しかいない島に奪いにくる人がやってきてどうなるのか気になる終わり方だった。

    0
    投稿日: 2018.03.19
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    階段島ではないあの時期の捨てた方の彼らのお話。 ヒロインが(どうしてか名前が覚えられない… マカベだったかマナベだったか…)私はヒーローを呼ぶ人間だ、と語った事で何でこうもこのヒロインが苦手なのかわかったような気がしました。結局(そうでは無いのかもしれないけれども)彼女は自分では何も解決しないんですよね。もっと解決策を見つけるのには適した人が居るからと思考を七草に丸投げしているように見える。それが偶々成功していたから彼女もそれで良いんだと成長せずにいた。そこに痛烈な違和感を感じていたんだろうな。そういう意味では二年の別離と別れの際に傷をつけられた彼女の方が人間的で好感は持てる。 階段島の彼女は正論だけを持ち解決法を持たないから苦手なんだな…となんか腑に落ちた気がします。誰もそれが正解だとは思っていない。間違いだと知っている。でもそれをどうただしていいのかわからない…と皆が手をこまねいている所に彼女はズカズカ入って行って「それは間違っている」と断言する。じゃあどうするんだよ?と問うと「それはわからない。でもコレは間違っている」と指摘だけをする。基本的にはKYというか人の感情がわからない人間なんじゃなかろうかと。 そんなヒロインの周囲に迎合出来ないまっすぐさを愛する主人公もある意味同じ人種なんだろうなって思います。子供が思ったことをすぐに口にする事で、周りを傷つけたり、疎まれたりする事があってもそれを無邪気と呼び大人になってもそのままでいてほしい…というような歪んだ願望を彼は彼女に押し付けようとしていた。この二人はよく似ている。ある意味二人だけで居られる世界ならきっとカンペキなのだろうし、二人はそれで問題ないのだと思う。でも世界は二人だけでは構成されてないのだと気づいた二人が引き算した結果が今の二人だとしたらそちらの二人の方が私は好感を持つなぁ…という感想。 そしてなんか意味ありげに力を持つもう一人の魔女登場。私は堀さんが好きなので結構ドッキドキです。

    2
    投稿日: 2018.02.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現実サイドを書くのかー。という驚きはあったけど、前作の方がよかったかな。個人的には理想主義者のキャラクターの方がかっこよく見えるのと、階段島のあの雰囲気が好きなので。 でもここから動き出しそうな感じ。

    0
    投稿日: 2018.02.10
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    3巻目まで読んでふと思ったことだけど、この本は登場人物達みんな落ち着いて一定のルールに従って会話が成立しているように感じた。 正しい解釈まではできないけれど、基本的に誰も怒ったり、決めつけたりせずに相手の話を聞いているなと。 隠し事や嘘や探りを入れるようなことをしたら、普通は怒ったり嫌がったりして人付き合いがしにくくなるようなものだけど、他社を尊重しているのがどの登場人物達のやり取りからも感じられた。 そうじゃないと小説として成り立たなかったり、作者が描きたい世界を描くことができないからかもしれないが、現実を生きている身としてはなかなかこうはいかないよなと思ってしまった。ただの僻みかもしれない。 新しいキーキャラクターも出てきて、いよいよ最終章楽しみ。

    0
    投稿日: 2017.11.05
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    まさか、こんなシリーズ構成に3巻まるまる使うなんて( ;´Д`) 3巻は内容以上に作者の3巻の使い方に衝撃! ファンになってしまった!

    0
    投稿日: 2017.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今までの階段島シリーズとは異なり、現実世界でのお話になります。なぜ七草や真辺が階段島に捨てられたのか・・・? そして最後に明らかになった、2人の想い。甘えや憧れを捨て、一緒に寄り添えるように願った想い=「汚れた赤を恋と呼ぶんだ」のセンスには感服しました! 暗躍する人間も登場し、現実サイドと階段島サイドの差も感じられたので、ますます次巻が気になるところ。

    0
    投稿日: 2017.10.18
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    捨てた側の人たちの物語。 捨てたからって無くなるわけじゃないのよね。二度と手に入らないものもあるかもしれないけど、捨ててもまた新たに生み出されるものもある。 新しく生まれてくるものは、前と違うものかもしれないし、同じものかもしれない。

    1
    投稿日: 2017.09.26
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    階段島ではなく今度は現実世界からの話。 いらない部分を魔女に抜いてもらった七草が、魔女を捜す安達と出会い、転校してきた真辺と再会して、大地の手助けをしようと奮闘する。 階段島の時よりも何かが足りない登場人物たち。自分の中から引き抜いてもらったものがあるからか。 階段島では誰が魔女なのかすでに知っている七草ですが、現実世界では知らないし、安達の動きが怪しすぎると思えば衝撃の告白が。 とりあえず次巻も読むことにします。

    0
    投稿日: 2017.08.16
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    記録 七草が真辺に胸を貸すところなんか良かった。 でもそもそも魔女ってなにか分からず 文章自体も私にはなかなか難しくって 最後まで理解できなかった。 安達は結局何がしたかったのかな。 みんなそれぞれ魔女に会って 願っていたことは叶ったのかさえ 読み解けなかったなぁ。

    0
    投稿日: 2017.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 これは僕の失恋であり、同時に、初恋の物語だ。 七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女? ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。 【感想】

    0
    投稿日: 2017.07.25
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    ○惑う七草、直進する真辺の横顔の切なさ 「心を穿つ青春ミステリ」と評されたこの階段島(かいだんとう)シリーズも三作目。はじめて、恋という言葉が出てきましたが、それが全編通してのキーワードになるわけではありません。 真辺との再会で「引き算の魔女」の噂を知る七草。 しかし第二弾までとはなんだか少し様子が異なることに気づく。階段島で起こる出来事ではなく、現実世界で起こる出来事として語られる。これは第三弾までの間ではじめてである。 よく読むと、真辺と七草の関係性もこれまでと微妙に異なる。階段島に送り込まれた人格の反対側にある現実世界。七草は真辺がその状態になっていることに愕然とする。第1弾「いなくなれ、群青」で階段島の七草が思ったように。 あわせて、安達という謎の少女が現れ、彼女も引き算の魔女を探しているのだという。 そして、真辺が「引き算の魔女」の噂を追っていることに気がかりな七草は、真辺がどうしてそう考えているのかを知りたい。少しずつ、いくつもの謎を七草らしく整理しながら回収していく。そして、相原大地という少年の秘密も今回明かされ、前作・前々作の伏線を少しずつ回収。 七草が捨てたものと、真辺が捨てたもの。 いったい何を捨てたのか?今まで捨てた結果から読んできた私たちにとっては、納得がいくような部分もありつつ、改めて突きつけられたその「決断の意味」を知ることになるだろう。 真辺が畳みかけるように、捨てたものと捨てた意味、その両方を七草と会話する。真辺の決意にショックを受けるとともに、そこまでしてお互いに思える関係にぐっとくる! 最後にタイトル「汚れた赤を恋と呼ぶんだ」の意味が、七草の口から解説される。七草の感情の昂ぶりに、きっと読者は震える。

    0
    投稿日: 2017.05.20
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    1巻、2巻と読んだがこれまでの中で印相が薄い感じがした。せっかくの世界感の中で起こる謎が解決に進むわけでもなくさらに壮大になるわけでもなくただ広くなるだけで少し興味が失せていっているように感じた。

    0
    投稿日: 2017.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    階段島ではなく、人格を捨てた現実側の物語。1巻と同じ時期で、1巻の「僕」との接触もある。ただ1巻の内容を覚えてなくて僕と僕の会話がよくわからなかった。登場人物たちの理屈っぽい、嘘っぽい会話はいまだに慣れない。(七草が捨てたもの:真辺への信仰。真辺の変化を恐れる自分。真辺が捨てたもの:七草に頼る自分。大地が捨てたもの:母を嫌いになれない自分。安達が捨てたもの:魔女。 僕は過去に小学校の校庭で引き算の魔女に会っていた)

    0
    投稿日: 2017.01.25
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    傷つき、泣いて、僕たちは恋をする。 七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女? ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。

    0
    投稿日: 2017.01.13
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    舞台を捨てた方の世界に移して,魔女に関する噂と真実を背景に,大地を守ることを願う七草と真辺由宇のあれこれ.そして最後にまた階段島へ.どこへ行き着くのか,まだまだ先が読めない.

    0
    投稿日: 2017.01.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

     シリーズ三作目、書き手には相当な筆力が必要な内容。  というのも、階段島のシリーズは捨てられた感情が人格を持って暮らす島であり、島の外では捨てた側の人間がいる。  今作では、悲観的な性格を捨てた側の七草の視点で、島の外側(現実)が語られている。  群青、白と同じ人物であるはずの七草だが、その特徴である悲観を無くした七草を描くのは、同一人物であるが感情が違う人物の書き分けというのは、非っ常に難しいと思うのだ。  現実の七草は希望をもって行動するが、島での七草は悲観的に行動する。  一作目で、島の七草が階段の下で現実の七草と会い、大地をどうにかしろ、と伝えたシーンが現実の七草側の視点で描かれる。  魔女から悲観を抜き取られた後に見たその夢で、現実側の七草も行動を始める。  それと同時に、真辺も魔女と会おうとしている。そして、真辺が捨てた感情はなんだったのか。  相原大地を救おうと、現実と島と両方の真辺と七草が行動する。

    0
    投稿日: 2016.10.17
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    「これは僕の失恋であり、同時に、初恋の物語だ。七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女? ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。」 わ―もう凄いなー、最初「いなくなれ、群青」を読んだ時、謎の殆どが1作目で解き明かされちゃってシリーズとして成り立つの?とか思っていたけど、こういう構成…凄いな…。 今作は、「捨てた側」の、階段島の外にいる「彼ら」の物語。こっちサイドのお話もかー?!それアリなのかー!とほんとびっくりした。 いや普通に考えたら全然アリなんだけど、何て言うかこのお話は「階段島」というあの島で、捨てられた側の彼らだからこそ成り立つ、という勝手な思い込みがあって。 あやふやな感情や、あやふやな「彼ら」を、あやふやなままどこまでも丁寧に美しく描いていくお話だと思っていたら、三作目でこれだよ…。 「欠点を手放した側」が、どのような変化を得ていったのか。また、なぜ彼らは欠点を「捨てた」のか。前二作の裏側の補完をする物語が今作にあたるのだけれど、それを丸々一冊使ってシリーズものとしてやるのが凄い。 自分の欠点を捨てたって、それでその人の本質がまるきり変わってしまうわけじゃないんだって事。たとえそれが成長という「自然な形」で手放すことになっていたとしても、どうしたって、元の部分は色濃く残る。 捨ててしまっても、結局は、七草は七草だし真辺は真辺だ。喪失したことで得たものがあるのなら、それくらいで変わらないものだって、確かにある。 あーはよ完結して…。心臓に悪い終わり方したからはよ完結して…。そんでみんなハッピーになってください…。

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    投稿日: 2016.10.13
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    自分の読解力のなさなのか、なかなか物語が入ってこなくて苦労した。 階段島の話ではなく、現実世界の話だと気づいたのもラスト数ページという始末……。 この巻を含めて前の2作を読み返してみたいと思う。

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    投稿日: 2016.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    09/07/2016 読了。 図書館から。 階段島でなくて、現在の七草達の現実に。 前の巻、読んでから間が空いてしまっていて、 うろ覚えなんだが…。 真辺と七草の関係性や感情がよくわかる話だったなぁ…と。 恋にならないけど、信頼性のある関係本当に好き。 恋なのかもしれないけど…。 物語は安達さんの登場で、次の段階になったような気がする。

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    投稿日: 2016.09.07
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    1、2巻とかなり違う。今回の舞台は階段島じゃなく現実です。階段島で起きたあの出来事の裏にはこんな事があったんだな、って具合に進みます。階段島の方の七草と真辺は恋愛要素薄めだったけれど、今回登場した現実の2人は恋愛要素強くて違和感が凄まじい。あとこの人が階段島でのあの人か…と関連付けながら読めるのは面白かったけれど、不穏分子が出てきたりと安心して読めません。次巻での動向が気になります。

    0
    投稿日: 2016.09.07
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    難しい言葉は使わない。 それでも、一文一文に強い意志があって、伝えたいことがしっかりと伝わってくる。 この人の文章を読むとそう感じます。 内容のほうは、前巻、前々巻を読んだのかかなり前なので話を忘れてしまっていました。 全巻を通して読みたいと思います。

    0
    投稿日: 2016.08.14
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    「きっと彼女には、世界が現実よりもずっと綺麗にみえている」。 真辺由宇の変化を受け入れられない七草と、受け入れるための変化を始めた七草。 階段島の外で起こっていたこと。 単発としてもシリーズとしても丁寧な展開で描かれる物語はこの先...。 守りたいから諦めた。 手離した。

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    投稿日: 2016.08.13
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    階段島第三弾だけれども、 今回は現実の世界の話。 七草と真辺の恋愛話はまぁ楽しめたけど、 前作に比べるとインパクトが少ないのと、 登場人物のリンクが少なくて残念。

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    投稿日: 2016.07.27
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    現実色が出てこれまでの二冊とは若干毛色が違う感じ。 三部作連ねての伏線の張り方は見事。終わりが始まりな感じがあって好き。

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    投稿日: 2016.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今回の話は階段島にいる七草ではなく、現実サイドの七草と真辺のお話。文章から感じるイメージが曖昧で完全に理解できない。タイトルの意味は現実の真辺に対する七草のこれまでの気持ちだということは理解できたが。どうもこの人の文章は意味がはっきり取りにくいんだよな。これで完結とも思えないし、続きもありそうなので続編が出たらその前にシリーズの最初から読み返してみようかと思う。

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    投稿日: 2016.05.26
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    階段島シリーズ第三弾。 今回は階段島ではなく現実世界の話となる。現実的ではあるが不思議さに欠ける。オチも比較すると驚きが少ない。世界観は好きだし魔女についても展開があったので楽しみだがシリーズオチは見えてきた。

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    投稿日: 2016.04.30
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    ■傷つき、泣いて、僕たちは恋をする。 七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女?ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。

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    投稿日: 2016.04.21
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    きつかった。まず偶然この本を手に取った人にはチンプンカンプンだと思う。自分は1、2作目を読んでいたのだがそれでもついていくのがやっと。登場人物の目的や性格もつかめず苦労しました。ラストスパートは多少あったので次も読んでみる。

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    投稿日: 2016.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    七草は引き算の魔女を知っていますか――。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女?ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。(裏表紙より) 相手に「こうあってほしい」っていう一種の押し付けみたいなものって、結構やってしまいますよね。で、その理想と現実の違いに気づいて勝手に傷ついちゃうの。冷静に見てみれば、その現実こそが魅力だったりするのに。 何にせよ、人に多きを求めてはいけないなと思う今日この頃です。

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    投稿日: 2016.03.31
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    現実世界まで語られるとは! より深みを増す階段島シリーズ、魔女の存在を巡るおはなし。 七草はやっぱり七草で、真辺はやっぱり真辺だった。 安達の存在がとっても不穏で、、。

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    投稿日: 2016.03.17
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    タイトルでここまで心を掴まれる本は稀で、装丁にも目を奪われた、そんな階段島シリーズ第3弾。著者が以前、シリーズ1作目の時に「あやふやな感情を、あやふやなままできるだけ丁寧に描写したくて」と言っていたが、ここにきて急に輪郭を帯びた。それが「恋」。そう、ある種の人は恋を自覚するまでにとんでもない遠回りをしなくてはならず、ゆえに主人公二人の切り捨てたものが哀しく感じる。今回の舞台はほとんどが「現実」で、階段島とのリンクが描かれ、謎は深まってきた。主人公たちと世界そのものの行き先を、もう少し見守りたい。

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    投稿日: 2016.03.04
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    タイトルが良い。島の話はどうなった?と思いつつ読む。ちゃんと繋がって納得するも、捨てたって変わってないんじゃないのかな。前2作を読み返したくなった。

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    投稿日: 2016.02.21
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    階段島シリーズ第三弾。   舞台は階段島から飛び出してなんと現実世界。   捨てられた方ではなく捨てた方の人たちのお話。   彼らは如何にして彼らを捨てたのか。それがどのような変化をもたらしたのか。 そういう物語。   そして階段島には波乱の種が舞い降りた。どうなることやらヒヤヒヤしますね。

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    投稿日: 2016.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    泣き顔を笑顔にできなくても、コートで涙を拭けるなら、それを僕は幸せと呼ぶんだ。愛する少女が傷ついたなら、臆病に傷痕をなでて、それを僕は恋と呼ぶんだ。

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    投稿日: 2016.02.11
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    『いなくなれ、群青』、『その白さえ嘘だとしても』の続編。1巻の少し前から2巻が終わってからの間に、階段島の外で起きたことを書いた話です。主人公たちが何を捨てたのか、など今までの巻での描写を補完するような話でした。 今までに続き独特な雰囲気の会話が面白かったです。

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    投稿日: 2016.01.29
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    今までの2冊とつながった!階段島シリーズ前作読んだときには、夏に向かう時期になるのにクリスマスの話を読まされて、南半球に住んでる気分になったが、今回は季節的にもすっきりしたし、今までの伏線が効いてきて面白くなってきた。 ただ次作が秋刊行って…間あきすぎると内容忘れちゃうんだけどな。。せめて3,4ヶ月後には刊行して欲しいなぁ あと、小学生が絡んでくる必然性が今のところよくわからん。 七草と真辺のピュアにこじらせてひねくれ系のやりとりに慣れてきたのもあって、ちょっと面白くなってきた。 現実にはこんな会話する高校生がいるとは思えないけど。

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    投稿日: 2016.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「階段島」シリーズの第3弾、タイトルからも内容に期待し、読後はハァ~と心地良いため息が出ました。適切な表現ではないかもしれませんが、人生を進むにあたり、失いたくないものを失わざるをえないこともあるけれど、でも失うばかりでもないという内容でしょうか。 「青」・「白」・「赤」、次のタイトルは何色? 次巻が楽しみです。

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    投稿日: 2016.01.11
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    階段島シリーズ3巻。現実の七草と真辺の話でした。最初気づかなくてすこし混乱しました…新しく出てきた安達が、怪しいです。ここから物語があらたな動きを見せるのだろうな、という不穏な感じです。不要な自分を捨てた自分も、捨てられた自分も、どちらの考えもわかるから、複雑な気持ちになりますね…。なんだか歯痒い。相変わらずの美しくて遠回しで哲学的な言い回しが好きです。話がわかりにくいのですが、本筋とは関係のない話に気を惹かれます。好きな小説の話が好きです。 これを読んでいると、「サクラダリセット」を思い出します。同じ作者なので似通っているのは当たり前なんですけどね。

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    投稿日: 2016.01.10
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    階段島を離れて現実世界で展開しますが、今までの主人公と同じようで少し違う感じがするのは、やはり意識して描写してるんだろうか。 なにやら不穏な空気を残して、次巻に続くといった感じですね。

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    投稿日: 2016.01.05
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    階段島シリーズ第3弾! 面白いけどなんか惜しい。謎がなくなってきたというか、見通しがよくなったというか。

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    投稿日: 2016.01.03
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    第三弾はもう一人の”僕”の物語。毎度、難解な言い回しに辟易しつつ楽しんでもいる。きっと次巻も読むだろう。 あらすじ(背表紙より) 七草は引き算の魔女を知っていますか―。夏休みの終わり、真辺由宇と運命的な再会を果たした僕は、彼女からのメールをきっかけに、魔女の噂を追い始める。高校生と、魔女?ありえない組み合わせは、しかし確かな実感を伴って、僕と真辺の関係を侵食していく。一方、その渦中に現れた謎の少女・安達。現実世界における事件の真相が、いま明かされる。心を穿つ青春ミステリ、第3弾。

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    投稿日: 2016.01.03
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    階段島シリーズ三作目。 表紙だけでもお金を払う価値がある、と思える美しさ。 物語は非常に静かな展開。ミステリーではないよなぁ。 確かに、前のニ作よりも真辺由宇を魅力的に感じない。七草くんの気持ちも少しわかるかも。

    2
    投稿日: 2015.12.31
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    捨てたい自分、がすごく分かってしまって、でも捨てることは良いことなのか、いろいろ考えさせられてしまって、読み終わって悶々としてる(笑) 表紙の彼女が今後どうなっていくのか楽しみ

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    投稿日: 2015.12.24
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    シリーズ最新作。 今作は『階段島』ではなく、現実の世界を舞台にしている。ミステリ的な仕掛けはあるが、かなり真っ当な青春ラブストーリーで、流石にこの歳になると読んでいてこっぱずかしい気分にもなったw

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    投稿日: 2015.12.22