どうやら全6巻のコミックスを新装でまとめて上下巻にしたらしい。 つまり一冊につき3巻分のボリューム。読んでも読んでも終わらないから参った。 内容的には不満はないんだけど、さすがにこれは分厚すぎて、寝転んで読むのも椅子に座って読むのも手がだるいわ。 子供っぽい外見のOLと、親父みたいな座敷童子、アパートが人外の巣とろくでもない環境だが、結局やっていることはいつもの荒井チェリーの世界だった。 恋愛フラグがあるようで大体バキバキに折れていたり、まあお約束の外し方はうまいので安心して読める。 予想を超える人外ぶりを発揮しているのもいるんだけど、それと普通の人や普通以下の人外が実にバランスよく暮らしているんだよなあこの世界では。 ほのぼのとギャグの配合はやっぱりこの人らしさだと思う。 問題は手が疲れることか……。