
総合評価
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powered by ブクログ最近、医療系のが続く。 創薬は大きく分けて5つのプロセスから成り立っている。①基礎研究、②非臨床試験、③臨床試験、④承認申請と審査、そして⑤認可と発売みたい。 創薬探偵と探偵って名前ついてるけど、犯人を探すとかより、薬を探すというか、作るというか… ここでは、①と②ぐらいして、いきなり人に使うという感じ。まぁ、もう効くものないし、これに賭ける!やな。 さらに、オーダーメイドの薬作りか… 凄いお金かかりそう… 実際にこの話でも、高額請求してるし… 確かに、原因不明の病気を解明するこはお金かかりそう。 製薬会社も凄いお金掛けて、薬作ってるしな。 とは言え、最終目的は、お姉ちゃんを治す事! その為に、ホントの仕事は結構犠牲ににして、創薬に! 幾らギフテッドとは言え、そんな簡単にできたら、製薬会社の立場がなくりそうな…
41投稿日: 2023.02.06
powered by ブクログ治療の過程をミステリ化した作品は珍しくなくなったが、そこから一歩踏み込んで創薬まで描いたのが新機軸になるんだろうか。いろいろ架空の奇病が出てくる辺り、初期の怪奇コミックに分類されていた頃のブラック・ジャックを思わせて楽しい。
1投稿日: 2021.03.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
3 1人の難病患者のために、病の原因を突き止め命をつなぐ創薬探偵。患者や状況等の調査担当薬師寺千佳と、構造を見ただけで全合成ルートが分かる合成者遠藤宗史の2人体勢。URT超希少疾患特別治療なる架空の制度のもと、創薬に挑む。(ウルトラ)オーファンドラッグ制度もあるが、面白い設定。病気の原因を犯人・創薬するのを探偵と呼び、ビトロ試験から人体へあたりの人体実験感が気になってしまうからか、会話の感動感が薄い。iPS細胞も出てきて創薬の進め方が出てくるあたりは面白い。姉の婚約者である遠藤に対する千佳の想いの行方も気になる所。 URTについて、実質的な人体実験ではないかという批判。費用は全て患者負担で高額。どうせ死ぬくらいなら挑戦という感じであれば、こういったパターンもありか。著者はDSPのよう。 作中のリュオードというベンチャー企業。医薬品の販売ではなく、特許の使用権を売ることで利益を上げる企業。商品になる特許の出所は、大学や製薬企業。出願されたまま放置されていた特許を拾い集め世の中のニーズを的確に把握した上で、それらを提供する知的ビジネス。各大学や政府がTLOで取り組んでいるが、実際にはなさげ。作中では、ドラッグリポジショニング(既存の薬から、元々の用途以外の病気にも効くものを探すこと)が狙い。昔自分達で合成した化合物で特許を取って売るという話らしい。
0投稿日: 2020.08.23
powered by ブクログ難病の患者から大金を受け取って新薬を創り出すという創薬チームの遠藤宗史と薬師寺千佳。二人は眠ったままの遠藤の婚約者で千佳の姉の姫子を救うために、この仕事を請け負っていたのだ。次々と難病を救っていくのだが、いったいこんなに上手くいくものだろうか。遠藤が化学合成の天才というが、こんな人は実際にいる?ぜひともこのチームに新型コロナを治癒する新薬を創って欲しいものだ。 人物の描き方も話の進め方も上手くて、ぐいぐい読まされるが、最後がちょっと無理やり感があるかな。
16投稿日: 2020.04.27
powered by ブクログ創薬チーム、それは原因不明の難病奇病に苦しむ者の最後の望み。主治医からの依頼を受け、限られた時間内に病のメカニズムを解明、対応する新薬を創造して患者を助けるのが彼らの役割だ。調査担当の薬師寺千佳と化学合成の鬼才・遠藤宗史。ふたりは、数々の難題をクリアして得た成果で、ある女性を救おうとしているのだが―。化学×人間ドラマ。ミステリの新たな扉が開かれる。
0投稿日: 2019.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こういう化学とかの専門の人だからやっぱりマニアックに感じる内容も出てきてそれが面白かった。姫子についてなかなか触れなかったからどうなるのか想像つかなかった。最後、遠藤が失認になるのとは思わなかった。姫子が起きたこと?で遠藤も元に戻れたし、良かった。蓮見と千佳は案外合ってるのかなーと最後千佳が笑った辺りで思った。 創薬ってどんな感じなのかよく知らなかったけど読んでて面白かった。
0投稿日: 2019.05.11
powered by ブクログ東大で薬学を学び製薬会社に勤務しているという喜多氏の経歴が本格的に活かされた初めての作品かも。 ストーリー構成はもう一つだったけれど、URTという架空の制度を編み出した舞台設定まではすごく良いので、続編を期待したいです。
0投稿日: 2018.12.22
powered by ブクログそういえば医者はミステリーなどで活躍するが、薬関係――特に創薬に焦点を当てた作品は少ないように思った。 発想が斬新だとも思ったが、喜多さんだからこそできる視点なのかもしれない。 薬を開発するための過程がよく分かった。 単価の話は生々しい話な気がするが、制度を使ってできた薬が私たちの所にも回ってくるのならいいような気がする。 結局姫子はどうなるのだろうか?続きが気になる。 しかし、目のがんのプロ野球選手のくだりがいまいちよく分からなかった。
0投稿日: 2017.03.16
powered by ブクログ病の原因を突き止め、命をつなぐ――創薬探偵。 創薬チーム、それは原因不明の難病奇病に苦しむ者の最後の望み。主治医からの依頼を受け、限られた時間内に病のメカニズムを解明、対応する新薬を創造して患者を助けるのが彼らの役割だ。調査担当の薬師寺千佳と化学合成の鬼才・遠藤宗史。ふたりは、数々の難題をクリアして得た成果で、ある女性を救おうとしているのだが――。化学×人間ドラマ。ミステリの新たな扉が開かれる。
0投稿日: 2017.01.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【あらすじ】 創薬チーム、それは原因不明の難病奇病に苦しむ者の最後の望み。主治医からの依頼を受け、限られた時間内に病のメカニズムを解明、対応する新薬を創造して患者を助けるのが彼らの役割だ。調査担当の薬師寺千佳と化学合成の鬼才・遠藤宗史。ふたりは、数々の難題をクリアして得た成果で、ある女性を救おうとしているのだが――。化学×人間ドラマ。ミステリの新たな扉が開かれる。 【感想】 この本のタイトルが気になって買ってみたけど、ここまで内容の濃い作品だとは思わなかった。専門的な言葉もたくさん出てきて、なかなかついていけない部分もあった。でも、何より創薬を通して人と人との繋がりを強く感じられたところがとてもよかった。続編が出ればいいのになあと思った。
0投稿日: 2016.09.30
powered by ブクログ希少な難病のための薬を創る医療もの。警察でいう特捜チームのようで興味深いけど、一般人にはお支払が…。
1投稿日: 2016.08.19
powered by ブクログURT制度という難病を製薬で助けようと頑張る2人のお話。 話自体は好きなんですけど、ミステリーとしてはもう少し!!って思ってしまいました。 でも結構好きな一冊です。
0投稿日: 2016.06.28
powered by ブクログ【収録作品】第一話 見えない檻/第二話 百億分の一の運命/第三話 受け継がれるもの/第四話 希望と覚悟と約束/第五話 破壊、そして再生
0投稿日: 2016.05.25
powered by ブクログ1979年生まれの東大出,現在も製薬会社に研究者として勤務している作家~原因不明の難病に苦しむ者の最後の望みがURT(Ultla Rare-disease Treatment・超希少疾患特別治療)だ。日下公一郎オーナーの下で姉の治療が失敗した薬師寺千佳は,姉のフィアンセで創薬の相棒である化学合成の鬼才・遠藤宗史を慕っている。公一郎が亡くなった後の娘・貴美恵から依頼を受けたのは,エボラ出血熱らしき男性の治療薬開発だった。宝石商の父の跡をとるため,アフリカの奥地に入り込み,住血吸虫に寄生されていたのだ。持ち出していた木の葉を発酵させて呑むと駆除できるのだった。プロ野球外野手が視神経に出来た腫瘍を手術無しで治療するためには,サンプルが必要だが,本人は拒否し,10歳の少年から提供されたが,プロ選手と少年は兄弟だった。日下病院の旧創薬グループのメンバーが新しくURT請負を始めたが,骨芽細胞が突起を作り組織を傷つける奇病は,旧創薬グループの新社長・佐水圭で公一郎の妻から公一郎へ,公一郎から佐水へヘルペスウィルスが伝染していたのだ。骨を破壊して再生させる手順を踏ませて解決した。女子高校生の背中の腫瘍を手術で除去したら,骨髄機能が低下した。旧創薬チームの蓮見は,iPS細胞を使うべきで,テラトーマを造血幹細胞形成の場に使うことが提案され,遠藤も了承したが,旧グループと直接顔を合わせようとせず,姉・姫子に試すことは絶対受け入れない。創薬から距離を置いた遠藤は,駅で心臓発作を起こし転げ落ちて,脳出血を起こし,失認になってしまった。千佳が中心となって旧創薬グループが結集し,日下病院で創薬が始まったが方針が定まらない中,病院で二度目の発作が起こり,遠藤が勤務していた製薬会社の高血圧剤の副作用検査で不正があったことが判明する。遠藤の女上司が疑惑の教授夫人に刺されて逮捕され,千佳に筋道が見えてくる中,遠藤は入院中の病院を抜け出し,姫子に会いに来ていた。病室に入ると,姫子に奇跡が生じ,遠藤の失認も嘘のように消えていた~このミスで優秀賞を受賞した。あとがきで,2と4以外はフィクションだと云っているわけで,視神経に出来る腫瘍,背中の良性腫瘍を除去したら造血という骨髄機能低下というのはあるってことです!テラトーマとは,毛髪・歯・筋肉・軟骨など体のあらゆる組織が混じり合っている良性の腫瘍。最後はちょっと都合が良すぎますね
0投稿日: 2016.03.07
powered by ブクログ薬学部出身で現製薬会社研究員の作品だけあって、フィクションではありながらも、実在の薬がちらほら出てきて面白い。「薬を数週間~数か月で創り、患者に投与してしまう」というところがかなり非現実的ではあるけれど(ふつうは十年前後かかる)、そこさえ受け入れられれば、あとは割とリアルに書かれていると思った。エボラやiPS細胞など、タイムリーな話題も盛り込まれている。 気になったところは、 ・「創薬探偵」というタイトルは中身には合っていない気がする(推理ものと言えなくもないが、「現象の原因を推理する」というのは科学ものであれば当たり前だし…)。 ・筆者は化学者であるためか、生物系の内容の記述はやや正確さを欠くように思えた(遺伝子発現の解析のところの記述など)。 とはいえ、薬学部を出た人など、薬や創薬研究に知識のある人なら、楽しめる内容ではないかと。
0投稿日: 2016.02.08
powered by ブクログ患者数の少ない稀少な難病に対する薬を作る話。話の流れとしては面白いと思うけれど、どうにも簡単に創薬が出来過ぎていて納得しかねる。 培養を数百種類、なんて(読後から時間が経っているので曖昧な部分もあるけれど)培地交換もあったり再播種とかもあるだろうし、すべての活性を確認しつつ、さらにはほかの仕事もしている??遠藤さん大丈夫か?と心配になったり。 でも、ipsの登場による創薬開発への寄与、再生医療の未来の大きさを再認識して、今後の医療について考えさせられた1冊。
0投稿日: 2016.01.18
powered by ブクログちょっと簡単にクスリができすぎな感じは受けましたが、病気に対してのアプローチ、治療法の検討など、普通の犯罪推理とはちょっと違う道筋で面白かったです。 シリーズするかどうは未定のようですが、するといいですね。
0投稿日: 2016.01.10
powered by ブクログ今までに読んだことのない探偵。 素人にはただ読み続けるしかないのだか、読んでいて面白い。 続編も期待できそう。
0投稿日: 2015.12.25
