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沈黙の春(新潮文庫)
沈黙の春(新潮文庫)
レイチェル・カーソン、青樹簗一/新潮社
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総合評価

221件)
3.8
51
64
58
17
1
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    1964年当時の環境問題告発論文。 データとしても理論構築もその当時とし ては突出していたのかも。 ただ国家と大企業の関係性や社会構造の 弊害部分においては現代に通じる部分も 見受けられる。

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    投稿日: 2016.03.13
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    残留農薬の危険性について告発した、名作レポート。取材してというドキュメンタリーというよりは、論文等をまとめたレビュー論文という形だ。 前半は、DDTおよび2,4Dなどの経皮毒性の農薬をまくことで起こった被害について、何度も繰り返し同じ内容を場所を変えて述べているだけであり、前に進む話でもないため、少々読みづらい。 後半は、論調はそのままなのだが、改善例、うまくいった例、利益相反の告発など、同じ所をぐるぐる回っているわけではないため、俄然読みやすくなる。 論の展開等については、1960年代という時代の問題もあるため、今から考えたら稚拙だし、「いずれ全てが滅ぶ」という論調を、時代が進むことによって覆されてしまったところも有り、素直に読む訳にはいかない。「メス化」なんて話も、ここが初出だったんでしょうかね。 また、これから読む人においては、世の中に存在する「カーソン教信者」にならないよう、ちゃんと疑問を常に抱きながら読む必要があろう。 さて、本作の問題点は、訳のまずさにある。 「沈黙の春といえば?」と聞けば、大概の人が「体に悪い物質は、食物連鎖の上位に向かって蓄積され濃縮される」と答えるだろう。まあ、そういうことも少しだけ書いてある。 しかし、カーソン女史は「農薬を使ってもいいが、使用量は減らせば良い」と書いているのだ。つまり、(脂質や骨などに特異的に蓄積される物質についての)生物濃縮という証拠は見ていても、その重要性は指摘していないのだ。 そういう部分を踏まえて、訳を間違ったのかなんなのだか、「自然にある物質は良い」「人が作った化学物質は全て悪い」という、大きなストーリーから出てこないはずの文章が、時々挿入される。超訳というやつかしらん? また、意図的に誤解を生むのが目的なのかどうなのか、「化学物質は」という言葉が沢山出てくる。これは原文ではおそらく "Chemicals" といった単語であろうことはわかるわけで、文脈的に「農薬」「合成農薬」などという訳語を使うべきだろう。 "Chemo" と言葉が出てきたとしても「化学物質の投与」なんて言わない「化学療法」だ。 最終的に、「マスの癌が多発している。きっとこれも…」なんて話が出てくるが、残念。自然(カビ)の作る毒が由来なのだった。 そういうわけで、結構当時から見ての、未来を見越した良いレポートでは有ると思う。これで訳が良ければ☆4なのだけどなあ。

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    投稿日: 2016.03.01
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    環境,公害論に関する話の中では高確率で取り上げられる書物。殺虫剤の危険性をレポートを中心にまとめあげ,薬品の力ではなく自然本来の力を用いた防除を進めるべきだ,という理論で展開されている。50年前ゆえに最新の科学書というわけにはいかないと思うが,化学先行の危険性はいつの時代も変わらないと思う。本の中で紹介される本には共通して,時代が経っても色褪せない情報が含まれているのだろう。

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    投稿日: 2016.01.09
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    体に悪い成分名がつぎから次へとでてくるけれども 科学に弱くて…覚えられんわと思って 途中から飛ばし読み やっぱり農薬が体にいいわけはないのよね 商業主義にだまされてはいかん。 消費者も知識を持つようにしないと企業の思うつぼなので と、関係ないけど、遺伝子組み換え会社とお友達だと聞いて 行かなくなった大手外資コーヒーショップについても おもうのである

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    投稿日: 2015.09.23
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    『アメリカでは、春がきても自然は黙りこくっている。そんな町や村がいっぱいある。いったいなぜなのか。そのわけを知りたいと思うものは、先を読まれよ――』  化学薬品の登場は人間の生活にはかりしれぬ便宜をもたらしたが、その一方で自然均衡のおそるべき破壊因子として作用した。本書は化学薬品のもつ危険性について、まだよく知られていなかった1962年に出版された。 化学薬品のもたらす影響とその被害の実態を、海洋学者である著者ならではの生物学的知識とデータで補足しつつ多くの具体例を提示し、未来へと警告する。 環境問題について書かれた本と言うとまず第一に挙げられる本書だが、「農薬絶対ダメ!!」的な花畑思考ではない。内容が重複している部分もあるので、後半はけっこう斜め読みになってしまうかも。

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    投稿日: 2015.06.10
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    膨大なデータに基づいて分析されたレポート。数々の事例がでてくるため、時々、この話さっきも出てきた?という印象を受けることもあるが、目先の問題を簡単に解決しようとすると、他に多大な影響が出てくるということがよく伝わった。「私たちは心をもっと高いところに向けるとともに、深い洞察力をもたなければならない。」 ただ、解説にも出ていたけど、化学薬品ではなく生物学的手法によって解決すべきという主張については疑問を感じた。生態系に影響を与えるという点では生物学的手法でも変わらないのでは?

    0
    投稿日: 2015.03.25
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    殺虫剤などによる公害の話. 解説にも書いてあるよう,筆者の解決法は破たんしているけど,50年前に書かれたものだと考えると,意味のある本だと思う.

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    投稿日: 2015.01.18
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    主張が非常に明確。「エコ」が「エゴ」にきこえなくなってくるから不思議。長い(やや冗長だ)が読むべき、意義深い本。環境倫理学、ひいては環境学全般は、この本を出発的にしてきた面があると思うし。 ①自然(鳥のさえずりや緑)を人間が楽しむ権利がある ②生態系が崩れると人間に危害が及ぶ可能性がある という2点を根拠としているようだ。 このことがかなり重要。こうした「人間本位」性を、「文明というものの矛盾」と評した筑波氏の解説もなかなか見事。カーソンが「べつの道」として示した「生物学的コントロール」も、本質的には変わりがない(←結局は人間本位の環境改変であるため)と説く、心地よい解説である。

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    投稿日: 2015.01.05
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    内容については古くなっており、また、賛否両論とのこと。しかし、農薬や殺虫剤に対する認識が甘いという点では、日本に限らず現代人はほとんど何も変わっていないように思います。問題を考え始めるきっかけとなる限り、本書はこれからも読まれ続けるべきでしょう。関連する内容を取り扱う本としては『ハチはなぜ大量死したのか』も面白いのでオススメです。

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    投稿日: 2014.11.03
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    最近古本屋で購入し読んだ。本書では、1950年から60年くらいの間に使われた、農薬・殺虫剤などが生態系におよぼした影響について詳細に語られている。もっとも早い時期にいわゆる公害や環境問題について書かれた書物と言ってよいだろう。人間の身勝手で、自分たちにとって良いと思って使っていたものが、のちに我々の生命にもかかわるような事態につながるということが、その後たびたび知られるようになる。現状では全く使わなくなった化学薬品などが取り上げられているのだと思うが、今使っているものの中でも、のちに害が明らかになるものもあるだろう。たとえば電磁波を出している各種家電はどうなのか。携帯電話はどうなのか。因果関係をしっかり言い当てるのは難しいだろう。後日被害が出るかもしれないからと言って100年前の生活に戻るというのもまた不可能だろう。それでも、やはり慎重に未来に対する責任を感じて行動しなければいけないと思う。内容的には古くなっているが、環境問題を扱った古典として読み継がれるべきものだろう。ただし、本書で紹介されている解決方法のいくつかは、ちょっとうのみにできないようなものも含まれている。それは解説にも書かれている。

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    投稿日: 2014.09.24
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    アメリカでの農薬使用が個々まで酷いものだったとは。農薬製造業者の強欲は恐ろしい。 本書でも出てくる「アロクロール」という薬品を製造していたモンサント社(枯葉剤も同社の製品)は,今は遺伝子組換え作物を作っていて,世界シェアは90%。日本にも1957年に日本モンサント株式会社が設立されている。 同社の製造する「ラウンドアップ」は,非選択性の農薬で,土壌に撒けば雑草も野菜も枯らしてしまうが,同社の製造する遺伝仕組み替えの作物であれば生育する。 そのため,一度同社の農薬と種子を導入した土壌では,同社の作物しか作ることができなくなる(囲い込み)。 農薬業者による農業支配の試みは続く。

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    投稿日: 2014.09.20
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    全然面白くないし、DDT批判ばかりで具体的対策案が全くなく絵空事のような理想論ばかり述べている。 カーソンはこの本によってDDT使用禁止、廃止の趨勢を創り出し結果的にマラリア感染によって死亡する子供の数を増数させてしまったわけである。 死ね!カーソン!

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    投稿日: 2014.08.30
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    1962年に書かれたのに、最新の本みたい。 でも、50年くらいじゃ、そう大きく変わらないかぁ。 昆虫に対して人間の1世代は長い。これから、どうなってくんだろうとぞっとするー。 つい最近、不妊化したマラリア蚊放すことで、駆除する研究のニュース記事を読んだばかりだったので、つながったなという驚きもあり。 気をつけなきゃいけないものは身の回りにあふれているけれど、気にしすぎたら何もできなくなってしまうね。。。

    0
    投稿日: 2014.08.26
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    自然破壊の警告が突き刺さりました。この本を手にし読み進めるうちにどんどん気持ちが暗くなったのを覚えています。とにかく衝撃的でした。

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    投稿日: 2014.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今さら読んだカーソンの名著。 農学部やのに卒業して2年もたってしまいました。 入学前に読むのが理想やのにね。 1960年代の話ですが、 いまだにリアリティがあるし、 それをもたしてるのは、 カーソン自身のリサーチ力に依る部分が大きい。 精緻な取材と分析、それに裏打ちされたデータ。 どれもが説得力をもっていました。 「所詮50年前のモノでしょ!?」 そんなことを言わせないようなもの。 カーソンの警告を私達は多とできているのか。 これから問われるのだろうと思います。

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    投稿日: 2014.08.06
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    原著は1962年というから,もう50年以上も前だ.DDTを初めとする農薬・殺虫剤が大地にばら撒かれ,それがもたらした非可逆的な害(昆虫・魚類・鳥類の死,生態系の破壊,生殖機能不全,がんの増加,薬剤への耐性の獲得・・・)について,主にアメリカの実情を多くの事例を示しながら強い口調でわれわれに訴える.50年たったが,世界はより安全に変わっただろうか.農薬の問題は未だニュースに上っているし,核汚染の問題はより深刻になっている.人口,貧困,食料,エネルギー,水,大気そして温暖化・・・世界がかかえる問題はより複雑になっているのではないだろうか.

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    投稿日: 2014.06.07
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    化学薬品の恐ろしさをこれ以上ないほど克明に描いた作品ではあるが、 何が恐ろしいって、この本が書かれたころより人間は何一つ進歩してないってことだよね。 化学薬品は手を変え品を変え今でも日常の至る所にあるし、 それよりもっと恐ろしい原子力や薬物も危険性を無視されたまま今日も使われて、私たちはその便利さを享受している。 電気なしでの生活なんてできないし、電気代が高くなっても困るから、原発反対なんて私は言わないけど、 上手く共存できればいいんだけど。 地球を犠牲にした方法で利益を得る人がいる限り、 この本に書かれた危険性は、何一つ変わらないんだろうな。

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    投稿日: 2014.03.17
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    世界で初めて大衆向けに書かれた環境問題の本。有機塩素系と有機リン系の殺虫剤をはじめとした化学物質乱用の危険性について、多くの事例を挙げながら警告を発している。不安を煽るような意図は感じなかった。作者が心の嘆きを吐き出した結晶がこの一冊、という印象。 本書は発売されるや否や、市民の心を揺さぶり、政府は実害の調査に乗り出し、産業界は猛反発したそうな。結果、本書で何度も取り上げられているDDTは製造が中止されるまでに至ったのだけど、そのことはスリランカでマラリアの蔓延を引き起こし、多くの命が失われることとなった。 アメリカでDDTが作られなくなったのは、作者であるレイチェル・カーソンが亡くなってから8年後。この本がDDT製造中止の起点であったとしても、中止に至らしめたのは当時の世論であり政府であると私は思う。レイチェル・カーソンは本書の中で、殺虫剤を全くやめろと言ってるわけではない、とはっきり述べている。作用と副作用をよく知るべきだとも述べている。 『銃・病原菌・鉄』の作者ジャレド・ダイアモンドが「人はインパクトのあるリスクを過大評価する」と言っていたのを思いだす。DDTの問題は正にその「過大評価」の結果のように思えた。最良の選択って、ほんと難しいなぁと思わせる一冊だった。

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    投稿日: 2014.03.15
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    人類が化学薬品を用いたことによる害を、詳細な例を並べて論じている。 要約すれば ①化学薬品はあらゆる動植物に悪影響をもたらした ②それらが世界的に繰り返されてきた ③今もその問題は解決されていない(あとがき) という内容で、少し学のある者なら今さらという感じの本。 しかしこの本の本当の意義とは、上記のようなありふれた主張ではなく、あとがきにもあるように 「最近のいわゆる公害問題を、もっとも早い時期(1962年)に先取りして論じたもの」に尽きるであろう。 さらに、友人によれば、「あの時代(社会的背景)に」「女性が」「あの社会(研究系の学会)で」「初めて公式に」このような主張をしたことに意義があるようだ。 それらの知識が、この本の価値を再認識させてくれる。 しかし内容としてはやはり事実の集積ということで、その功績は素晴らしいが「読み物」の評価としては星3つをつけさせていただきたい。

    1
    投稿日: 2014.02.11
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    実家の書棚にあったのを借りてきた1冊。 正直、内容をすべて理解できたわけではないが、化学薬品の恐ろしさは十分に伝わってきた。 要は、安易に化学薬品に頼るのは危険極まりないにもかかわらず、人類はその危険性をよく認識せずに、簡単に化学薬品を使っているということなのだろう。 流し読みでも良いので、一読することで化学薬品の危険性を理解できれば、専門的な用語が分からなくても、読む価値はあるだろう。

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    投稿日: 2014.01.14
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    今から数十年前のアメリカにおける環境汚染がテーマ。 今は昔と違ってこんなにひどい事はしていない、と思いたいところだろうが、遺伝子組み換えも同じ轍を踏んでいる様にしか思えない。 結局、常に自然を汚染しながら生活している、という現実を少しでも抑止の方向へと進めないといけない、その警告をいち早く出したこの本は今も受け継がれるべき一冊だ。 TPPでアメリカの汚染が拡散されてくることは何としても避けたい、その意識を強くもった。

    1
    投稿日: 2013.10.14
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    これも米屋になりたての頃に知り合いの人に勧められて読んだ本。 今でこそ農薬の弊害は広く知れ渡るところですが、そうでない時代がかつてあり、その時代にその事実を果敢に知らしめるために著したこの本は、世間にはかなりのインパクトを与えたと思われます。 僕にとっても強烈な印象が残っています。

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    投稿日: 2013.07.16
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    有名な本だから読んでみたけど難しい! 今は化学物質なんてたくさんあるけど、体や環境には良くないんだなーと思った。 まだ30ページしか読んでませんが…

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    投稿日: 2013.07.14
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    (1991.08.30読了)(1976.02.22購入) (「BOOK」データベースより)amazon 自然を破壊し人体を蝕む化学薬品。その乱用の恐ろしさを最初に告発し、かけがえのない地球のために、生涯をかけて闘ったR・カーソン。海洋生物学者としての広い知識と洞察力に裏付けられた警告は、初版刊行から四十数年を経た今も、衝撃的である。人類は、この問題を解決する有効な手立てを、いまだに見つけ出してはいない―。歴史を変えた20世紀のベストセラー。

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    投稿日: 2013.06.06
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    有名だけど、 読んだことがなかった本 読むのが大変だけど、 どんな感じかだけでも、 一度は頁をめくってもいいのでは 色々な化学物質を使って、 人間にとって害をなす生物を殺すと、 生態ピラミッドが崩れる 人間に直に害を及ぼすこともある。 ことを、多数の例を使って説明している 人間も、 環境という大きな枠の中の一部分で、自己中心的な考え方だけで動くと、場当たり的な解決にしかならないことがあるんだということは、 皆が忘れてはいけない大切な視点だと感じる

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    投稿日: 2013.05.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Dichloro diphenyl trichloroethane(DDT:ジクロロジフェニルトリクロロエタン)日本でも大量にまき散らされた薬品。アメリカからの警告。注をつけずに参考文献をつけたという。できれば、注は注でつけて欲しかった。注を読むのが面倒な人は読まないから。図書館で文学の棚になかった。

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    投稿日: 2013.05.05
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    英語から翻訳した本の事象の羅列にはうんざりです、と言うのが一つ。 本来の目的が経済にとっては手段でしかなく、次第に経済的な目的が優先されてしまうということが認められている限りもう一度同じような失敗が繰り返されると思う。そういう本来の目的から明らかに外れたもの、反するものに執着しなくても幸せに生きられる(幸せに生きるということが最終目的なのだが。)社会をつくるにはどうしたらよいのかと言うことを考えなければならないと感じた。 美味しい汁を吸おうとする輩は自発的に生まれるのか、それともシステムによって生み出されるものなのか。それは、恐らく後者だ。開発者の想いもよらないところへ向かってしまうのがシステムや集団の怖いところだと思った。 あと、最終章のある種を全滅させることも化学薬品を用いなければ構わないと言う考えは如何なものかと思った。

    0
    投稿日: 2013.04.18
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    エコロジー関連の本として有名であるが、読む前の想像とは違い、とても細かい事象について述べている本である。

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    投稿日: 2013.02.23
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    評判が良いので読んでみた。 内容は良いのだが、 最初から最後まで教科書のよう。 似たような事例が繰り返し出てくる。 とりあえず、殺虫剤には気をつけようと思う。

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    投稿日: 2013.02.12
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    生物濃縮、環境問題、化学物質、人が環境にインパクトを与える物質を、自ら作り出し実際に使用することで、自分の首を締めるだけでなく、自然の生態系のバランスまで崩した歴史本とも言えるのでないでしょうか。 学生の時に読んでおきたかった一冊っすね。 少々、古い本ですが生態系や行動生態学、環境アセスメントなどに感心のある方にはお勧めです!

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    投稿日: 2013.01.26
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    以前 エコ検定を取得した際に絶対重要単語として 挙げられていたのがこの本 自分が生まれる前に化学物質の危険を説き、利便性や生産性 効率化のみのこの世界に警鐘をならしていた・・ 今現在も途上国では使用されている化学物質もある。非常に恐ろしく また 今後も続いていくであろう負の連鎖にどれだけ 抗うことができるのだろうか・・ けど 便利という文明を 手放す気になれないもの事実だけど 本当にどうすれば良いのか分からないなぁ

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    投稿日: 2012.10.17
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    高校生の頃、一部が英語の教科書に載っていて、気になって全文を読んでみた。 今読み返しても、この警鐘鳴らし続けるべきだと感じる。

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    投稿日: 2012.10.12
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    カテゴリが大雑把かもしれないけど、まぁ「災害」っちゃ災害でしょう。 古典の一つではありますが、ざっくり言ってしまうと、「化学薬品を使って虫やら何やら駆除したら、自然も破壊するし狙ってない生物もたくさん死ぬし自分たちにも被害が及ぶよ」ということを、色んな事例を交えながら300ページ以上にわたって切々と述べている本、という感じでしょうか。 原著が出版されたのが1962年。その時点で、既にこの手のトピックを取り上げて問題提起していたというのは、凄いことだったんだと思います。この本で紹介されている農薬、今はほとんど使用NGになってるということも併せて考えると、一定以上の影響力もあったんでしょう。 ただ、この本でとにかく悪者になってしまっているDDTだけど、今も途上国ではマラリア撲滅のために活用されてるってことを考えると、この人もやっぱり「先進国の人」なんだよね。書かれた年代を考えると当たり前だし、その時期に途上国の環境にまで配慮しろ、というのは無茶だと分かってるけど。 あくまで1960年代の時点での問題提起、という点は念頭に置かなければならないと思います。

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    投稿日: 2012.10.03
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    「人間も自然の一部」 人間の今までの道→地球の終わり?→また別の道、未来の子どもへ みやちゃんが紹介・オススメ

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    投稿日: 2012.09.05
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    今から、60年も前に出版されたものに関わらず、今の環境問題、とりわけ「汚染」に関する考えや危機意識に匹敵するほどのレポートになっていると思う。当時はおそらく「生物濃縮」なんて言葉もなかっただろう。しかし、ここで述べられているものには明らかに、その現象が含まれている。 温故知新という言葉があるが、環境学を考えるうえで、これは読んでおくべきであろう。

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    投稿日: 2012.08.14
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    これは小説ではない。 人間の環境に対する考え方に警鐘をならすレポートだ。  自分の生まれた時よりもさらに以前にこのような問題がすでに発生し環境破壊が始まっていたことに驚きを感じた。 1950年代は、日本でも水俣病、イタイイタイ病、砒素ミルクなどの公害問題が発生していた時期だったので、世界中が産業振興優先で、使っている物質の有害性に関しての関心が低かった( 使ってみて初めて判ってきた )という面もあったのではないかと思う。 私が子供のころでも、家庭用の農薬噴霧器なんてものが家にあった。遊び半分の親の庭仕事を手伝いながら、使っていたが、あそこから霧状にでていた白い液体は何だったのだろうか。 21世紀になった今、これらの社会問題は訴訟こそ解決を見ていないものが多いが、新たな発生がない( また判っていないだけなのか )ように思える。そう願っている。 しかし、最近、たとえば、アメリカのシェールガス掘削などはどうだろうか。アメリカは新たなエネルギー源の確保にやっきになっているが、掘削方法には、多くの問題があるようだ。少なくとも NHKの番組の問題提起は私にはショックがあった。 同じ過ちを繰り返さないでほしいと願うばかりだ。 会社で一時期、環境有害物質の担当をしていた。 その時に目にした化学物質の名前が、次から次へと出てきたことに驚いた。 書類上のそれらの物質がきっと有害なんだろうが、いったいどのように我々の生活に影響を及ぼすか半ば判らないままに仕事をしていたが、 この本を読んで、いかに恐い物質であるかがわかってきた。  少なくとも現時点で禁止されていない化学物質は、身の回りにあふれている。 しかし今、2人に一人は癌で死ぬといわれている時代、本当に禁止されていない物質は大丈夫なのだろうか、単にいまその害が判っていないだけなのではないかと考えてしまう。 でも 私をふくめ今の生活は変えられない。 汚れがあれば洗剤をつかう。 蚊が飛んでいれば蚊取り器をつかう、ゴキブリを見つければスプレーを吹きかける。 かれらの生命は絶たれる、そのとき私たちの生命が受けているダメージはどれほどなのだろうか。  今自分の肝臓は何ppm??

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    投稿日: 2012.08.13
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    この時代にこんな視点で環境問題を叫んでいたのかと驚きました。科学的な整合性は分かりませんが、今の時代にもなお警鐘を鳴らし続けている一冊だと思います。

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    投稿日: 2012.08.01
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    1940年代50年代にすでに化学物質(殺虫剤)による生態系変化が指摘されていたことに驚いた。また、著者の広範にわたる事実収集、また決して結論と断定はできないが、生態系バランスの崩壊が起きていることの警告を淡々と論じているところに説得性を感じた。

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    投稿日: 2012.07.26
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    内容もそのものもそうですが、この本が40年以上前に書かれたこと自体が衝撃的です。 今では当たり前に知られている事実を淡々と、しかし十分な迫力をもって書かれています。 非常にわかりやすく書かれていますので、初めて環境問題系の本に触れる方にお勧めです。 環境問題の入門書、というか教科書です。 環境問題に興味を持ちはじめた方は手始めにどうぞ。 同じ著者のセンス・オブ・ワンダーもお勧めです。

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    投稿日: 2012.07.02
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    農薬や化学薬品が自然環境そして人間にどのような害を与えるかについて書かれている。普段から環境問題について真剣に考え続けなければいけないなと思った。

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    投稿日: 2012.06.25
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    60、70年も前から農薬などの化学薬品のリスクを警告。人間自らに帰ってくるだけでなく、自然環境を破壊し得ることを理解せずに 一時のメリットで濫用することを非難。謙虚に人間が生きることを上位概念におかず、何世代も動植物が生存していく 地球環境を第一に考えることが大事。ついつい個人レベルでは、影響は小さいと考えてしまうので、じぶんができることからりっかりとやらねば。

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    投稿日: 2012.06.10
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    読むの面倒だったけど名著らしいので読み切った。 初めはいいんだけど、だんだん薬品名ばっかになって、ちょっとつらい。

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    投稿日: 2012.05.31
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    1950年代に書かれた本ですが、物凄いです。 これでもかと、農薬と殺虫剤による、自然破壊と、動物の大量殺戮や、種の絶滅が記されています。目的の害虫を殺すために撒いた薬がその害虫を捕食する天敵を殺してしまいかえって取り返しがつかなくなるなど、無駄かつ毒だけが残る状況が枚挙にいとまなく説明されています。 全ては製薬会社などの利益のために国家予算でものすごい量の毒がまかれたということです。人の上にも。 現在はここまでひどいことにはなってはいないとおもいますが、全て過去の事ですますわけにはいきません。

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    投稿日: 2012.05.30
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    1962年発表だから、ちょうど50年前。 全く色あせない、いまだに衝撃の恐るべき一冊。 今さら過ぎてなのか最近は規制がちゃんとしてきてマシだから誰も声を上げないだけなのか分からないが、 実は原発どこの騒ぎじゃないんだよね、化学業界がやってきたことあるいはいまでもやっていることってのは。 法的にはシロでも、道義的に、長期的視点では、クロなのかもしれない。 いや、多分そう。 自分の価値観人生観に大きな影響を与えた。 軸みたいなものが、できたかもしれない。 人間とは環境で、環境とは人だ。 人が健康に生き切るためには、環境を守ることだ。

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    投稿日: 2012.05.19
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    殺虫剤マジ危ねぇ。シャレになんないって!例えば海、例えば山、例えば…と続くノンフィクション。少しくどい。つか50年以上も前に書かれたんやぜ?これに並ぶレベルの本は知らんけど、科学の話なので新しいやつを読んだ方が良いと思うんだわ。これはもちろん良い本だと思うけど。 つか単行本刊行時は書名違ったのね。生と死の妙薬(1964)

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    投稿日: 2012.05.09
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    50年前に書かれたこの本に、科学薬品の恐ろしさ、自然と人間の共生の多くが語られています。 もしカーソン女史が今も生きていたら、放射能に汚れたはこの国をどう思うことだろう。

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    投稿日: 2012.05.08
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    レイチェルカーソンのサイレントスプリングの全訳。1962年出版。最初は生と死の妙薬というタイトルだった。

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    投稿日: 2012.04.06
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    怖いなぁと思うのがこの本が書かれたのは今から約50年前のことだということ。 結局科学者は昔から同じこと言ってる。 利益至上主義に走った人間が環境に及ぼす悪影響が恐ろしいまでに語られています。 古い本だから文が読みづらかった。

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    投稿日: 2012.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    DDTをはじめとする化学系農薬による健康被害や自然破壊について取り上げ、警鐘を鳴らす。 自分自身、ずっと宿題にしていた本です。 ちょうど50年前に出版された本ですが、いまだにその新鮮さを失っていません。 外に目を向けると、今も同じようなことが繰り返されています。 では、著者の主張に耳を傾けるべきなのか。 いや、結局はどちらも人間を中心としたものの見方に過ぎません。 要はバランスで、どこに支点を持っていくかによるのだと思います。 そうやって考えながら、人間は前に進んでいくのでしょう。

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    投稿日: 2012.03.20
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    この古くて新しい本は今役に立つ あらためて皆に読んでほしいと思う 家庭菜園やガーデニングを楽しんでいる人に必要な基礎的知識が満載だ 読んではいなかったのにすでに読んだつもりになっていたぐらいに 親しんでいたのだけれど 食物連鎖だけではなく人間としての具体的な生き方にまで及んでいる 今回読むこの本は1987年のもので初版から25年たってのものだそうだ 日本では「生と死の妙薬」というタイトルで1964年に翻訳されたもので 色あせていない内容は今こそ必要とされていると思う それにしても何と内容の濃いものだったのだろう 静かに語りかける言葉と挿絵は大人の童話といった滑り出しの後 具体的な例題をもって丁寧に説明していく 自然は「ネズミの花嫁」や「風が吹けば桶屋がもうかる」という話のように 巡り巡ってすべてで一つになっているということを証明しているようだ それと同時に人間の知識や技術やアカデミックな学問が その全体感を面倒臭がって部分を切り離し エゴになることを目的としてしまった経緯を明らかにもしている 実入りのいい結果と直結させて明日の分と他人の分の旨味を吸い取ろうとする 全体を無視したために藪蛇となっていることに気付かず 一日一個で十分な金の卵を独り占めしようとして親鳥を殺してしまうような 馬鹿な振る舞いを我々は未だに続けているわけだ そのことは戦争に必要なる強力で手を汚さない武器の開発が 科学の発展に大きく関わってきた歴史を見ても明らかだ 核爆発でおなじみのストロンチューム90やプロトニュームと同じように 化学は自然界に存在しない物質を組み合わせた有機薬品を開発している その目的は自分本位の都合に合わせた邪魔者を駆除することだ その邪魔者は自然界のサイクルで一駒を演じているわけで 結局その一部でしかない人間にも廻って来る 逃げれば逃げるほど先延ばしされたその不渡り手形は増殖するばかりだ 地球の裏側に行くには海流や気流に合わせて行くのが最も近道だし 山越えするより裾野を回る方がエネルギーの消費も時間も少なくて済む

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    投稿日: 2012.03.08
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    化学物質によって、いかに我々の生活に見えない危機が迫ってきているのかを説いた本。1960年に書かれたってことに価値がある。高評価をつけたけれども、著者の考え方は間違えていると思う。一言で本書のコンセプトを表すと「化学物質で自然を支配することは人類にとって危険である。ゆえに代替手段を考案すべきである」となる。キリスト教的(一神教的)発想なんだな、これが。人間はヒエラルキーの頂点に君臨し、統治すべきだということだ。統治する方法について論じることは、問題の解決にはつながらない。これは結局、世界貿易センタービルの跡地にもっとでかいビルを建設するっていう発想と同じなのだ。安藤忠雄が世界貿易センタービルの跡地にはビルではなく墓を建てるのだ、と提案したけれども却下された。安藤忠雄が好きというわけではないが、あのときの安藤の提案は間違っていなかったと思う。

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    投稿日: 2012.02.27
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    DDT。自然を破壊し、人体を蝕む化学薬品。 自然破壊について、のべた問題作だ。 2012年は特に自然について考えた年。 自然の怖さを一番知っている日本人として、何ができるだろうか。 身近な環境保全から、できることをやっていこう。

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    投稿日: 2012.02.03
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    古い本とはいえ現在にも問題の多くが未解決、どころか酷くなる一途を辿っているようです。 世に危険性の警告を発する役割は大いに達成したらしい本書ですが、読み物として本文を愉しむとなると、サンプルの提示が何度も続くばかりで少々つまらなくも思いました。 読了後、部屋にGが発生し慌てて殺虫剤を振りまいて濡れたのはこの本だったというなんとも皮肉な出来事がありました…。

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    投稿日: 2011.12.09
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    化学薬品の散布による害虫の駆除によって生じた弊害を具体的に述べ、それを批判すると共に代替案を示している。 結論としては、人間は自然を「克服」する存在ではなく、「共存」するものであると念頭に置く必要があるということだろう。

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    投稿日: 2011.11.27
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    環境問題が問われるきっかけとなった本 レイチェルカーソンは他にも多数素晴らしい本があります。 僕は「センスオブワンダー」を読んですっかりとりこです。 読んでいると、不思議と子供のころの感覚が蘇るのです。 わずか60~70ページの本でしたが、1時間ほど本当に不思議な感覚、神秘的というか・・・・

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    投稿日: 2011.11.26
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    すでに出版されてから50年経っているとのこと。現在にも通じる主張はあると感じた。ただ、危機感はすごく伝わってくる。現在の当時とは違う主張や、科学的見解を比較している書籍などあれば読んでみたい。

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    投稿日: 2011.11.12
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    なんとなく、「沈黙の春」はいつか読んでみようと思っていたところ。思った以上に専門的な内容が多くて、半分以上は流し読み。 繰り返し繰り返し、農薬の怖さを訴えていた。 この本が書かれた時代から、今はさらに色んなことが分かっているのだろう。 いい方向にも進んでいるだろうし、一方で、想像もしなかったような影響も出ているのかもしれない。 今だと、やっぱり放射能のことと重ねて読んでしまう。 普段、危険性に気付かずに利用していたものが、突如、危険なものに変容する。 気づいたときにはもう遅いのか。 私が生まれる前に書かれた本なのに、現代でもその警鐘に耳を傾けるべき事柄はたくさんある。

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    投稿日: 2011.11.03
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    これから読むのだけど、この本を読もうと思ったのは、 原発の問題。それからTPPと農業の問題。軍事・経済的な競争力を身に付ける=生産性の向上によって破壊されるものに興味を持ったから。そして他の選択肢に興味を持ったから。 続く。

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    投稿日: 2011.10.29
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    二十世紀の発展の害悪。 ・自然と科学の二項対立 ・自然を支配しようとする思想への批判 ・自然を持って自然をコントロールすることを推している 原発しかり、テロしかり、悪意があろうとなかろうと科学はカタストロフを引き起こす可能性がある。 人為災害は、自然災害に勝るとも劣らぬ破壊力を持つ。それだけ科学が「力」をつけたということか。 筆者は生物学的に生物をコントロールする手段を推奨しているが、それとて完全なアセスメントは不可能である。 科学技術の発展は目覚ましい一方、それがもたらす影響の完全な予測は不可能であり、やってみないとわからないことが多い。 (最近、繁殖能力の無いカを放ちカを減らす試みがNatureに掲載されていた。生殖医療にも関わる倫理的議論が沸き起こるのかもしれない) では、どうすればよいのか。 何が起きても、時に大勢の市民を巻き込んで受け入れるしかない現状……。

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    投稿日: 2011.10.20
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    ◆「問いを学ぶ」 生活のスタートに◆ 「フクシマ」から多くのことを考えた。人知をもってすれば天災をも抑えこむことができるという欧米流の科学確信より、自然のもつ力には逆らえないという日本文化の諦観に心ひかれるというドナルド・キーン教授のことばが胸にしみた。  朝日新聞3/28の天声人語は、本書にふれていた。「質の違う暴力で自然が破壊されていく・・・」と。40年も前に出版された本書を思い浮かべた人は多いと思う。多くの書物やことばと出会ってほしい。

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    投稿日: 2011.10.07
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    2011/09/19読了 殺虫剤が人間の生活をより快適なものにしたか? …そんなことはなく、むしろその逆であった。 自然界をボロボロにするだけではなく、人間自身もだめになる。 読みながら思う。「アレ?これどこかで見たぞ」 言うまでもないと思うが、想起したのはあの福島原発だ。 便利さを求めて盲目的になって、自然界と人間や動植物、陸海空 もう元には戻らないくらいの悪影響を与えたこと。 健康被害、無能な役人、そんなとこもね。 人間のエゴはいつまでたっても治ることはなさそうだ。 カーソン女史のデータや訴えには、自然界の悲鳴も含まれているといってもいいと思う。 人間は自然を支配できるとか、したとか、そんなばかげた話はあるのかと。 中学生、高校生のときの現代社会(授業)で、覚える対象だった書物を実際に手にとって見たが、これは「覚える」というよりも「意識」するべき対象であると思う。読まなければならない一冊だろう。 古い本だが、自然、及び今の調子に乗っている人間への警鐘として、現代にも通じるものであると思う。

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    投稿日: 2011.09.19
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    化学系、生物系の人は必読だとは思う。 ただ、事実の羅列が長くて、ちょっと疲れる。 繰り返していることから、何が大切なのかはよくわかるんだけどね。。。

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    投稿日: 2011.09.03
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    【87/150】再読。ずいぶん昔に読んだ記憶があるのだが、本が手元になかった。古本屋にならんでたので、思わず購入。 まっ、ここでレビューしなくてもみなさんご存知の内容ですので特に何も言うことないでしょう。

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    投稿日: 2011.08.30
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    オーガニックや無農薬に関心のある人なら、一度は読んだことがあるだろう本。 読まなきゃと思いつつ、重そうだったので読んでいなかったのだけど、遂に読んでみました。 結論は、是非一人でも多くの人に読んで欲しい。生態系とはこういうものなのだと薄っすら思っていたことが、怖いほどに分かる。そして化学薬品の怖さが身に染みて分かる。最近の不妊やらガンの多さなどの原因もここにあるのでは?と思ったり。 書かれたのは大分前ですが、今もこの状況は変わっていない気がします。 ほんとに一人でも多くの人に是非読んで欲しい。

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    投稿日: 2011.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    化学物質による環境破壊・人体汚染・生物多様性の崩壊を説いた本。 最近「化学物質」による生体への影響が話題になり始めた。 ロハスとか、オーガニックとか、無農薬野菜を推奨する人たちが増えてきた気がする。農薬ってなんでいけないのって、素朴な疑問のようだけど、知れば知るほど、自分の知らないことが進んでるって実感。レイチェルの危惧が、現実になり始めてる今、こういう本が何十年も昔からあったこと、未来にある程度予測がついてたことをしっとくには良い本だと思う。政府のせいにも、だれのせいにも出来ないなら、せめて自分で知っておかないとと再考察。

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    投稿日: 2011.08.05
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    害虫駆除のための化学的方法=殺虫剤がどれだけ人間やその他の自然にとって危険で、考えていたほどには万能ではないことを十数章にわたって延々と説き続ける啓蒙の書。 確かに、この本が書かれた年代にそれだけのことを調べてまとめたことには価値があるのだろう。 しかし、最終章で書かれた別の道=生物学的な害虫駆除の方法を、あまりにも完全で万能なものだと褒めすぎていないか?それは科学的薬品を推進してきた人達の態度と一緒ではないか?外来生物の危険が騒がれる現在においては、科学的薬品の危険性についての啓蒙の書であることを理解しておけば、それほど頑張って読む必要はないだろう。

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    投稿日: 2011.07.27
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    環境問題・公害問題の先駆けともいうべき本だそうです。恥ずかしながら最近知り、読まなきゃなあ…と思っておりました。先日文庫で見かけたので買ってみました。 自分は20年くらい前にアメリカに居たことがあるのですがその時は夏には蛍は飛んでいるし、庭先にリスは来るし、ウサギは見かけるし(オポッサムやアライグマはよく車に轢かれて死んでいたし…)野鳥は遊びに来るしなのでああ、この国は自然と文明を上手に両立させている国なのかな、と思っておりました。(何せ土地が広いし。) 自分が暮らしていたのがどちらかといえば都市郊外だったので農村地域とは確かに違うんでしょうけれども。 薬品の身体に消化されず溜まっていく毒が次世代に濃度をあげて受け継がれていく、と言う事実に背筋が寒くなります。この頃アトピー性の児童とか増えていて可哀想だな、と思うのですがコレも大気や土壌を汚染したその結果なのだろうか、と思いました。それにしても新しい世代には何の罪も無いのですから酷い話です。 よくよく考えると虫や小動物が死ぬような薬を使って人間がまるっきりダメージを負わない訳が無いんですよねえ…  今まで地球が築き上げてきた生命の連鎖の輪。その一部分だけを切り取ろうとして更なる弊害が出てしまった、と言うことなのでしょうか。 最近他国から入ってしまった角カビも恐ろしいです。カエルが絶滅してしまったら…そんな日本は嫌だなあ。 (蚊なら絶滅しても良い、とか思ってましたがそういう人間の手前勝手が更なる弊害を引き起こすなら蚊取り線香を炊いて我慢します…)

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    投稿日: 2011.07.27
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    世界史に出てくるほどの名著。 自分は世界史で習って、一度読んでみたいと思っていた。 何度も繰り返し環境汚染について警告を鳴らしており、現在でこそ環境汚染についての取り組みは数多く行われているが、当時では革新的なことだったのではないかと思う。 色々と考えさせられる一冊であった。

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    投稿日: 2011.07.26
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    ある生物、植物が私たち人間の生活に害があるとみなし殺虫剤を振り撒く。また害があるものを見つけたら殺虫剤を使う。このようなことをし続けていると、あとあと私たち人間は自分達のすむ地球の自然を自ら壊してしまって大変なことになるよと警告をしてくれる本

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    投稿日: 2011.07.15
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    前から、いつかは読まなければと思っていた本。 60年代に、これだけの内容の詳細なレポートを書きあげたのはすごい。 人間も地球上で生きている以上、地球環境に影響を与えずに生きていくことはできない。 でもやはり過度の負担をかけてしまうのはやっぱり問題。 失ってしまった生態系を元に戻すのは困難。 温暖化問題にしても、取り返しのつかない事態を起こしてしまうような危険があるのなら、それを未然に防ぐために全力を尽くすべきだと思う。 これまでも、人類は沈黙の春にでてきたような困難を乗り越える努力を続けてきた。 少しずつでも、抵抗にあいながらも前進は続けている。 これからも人類の英知を少しでも地球環境に役立てるように使っていけたらいい。 自分たちの体験してきたもの、自分たちの見てこられたものを、 自分たちのエゴのせいで次の世代のひとたちが、見られなくなるのは、申し訳ない。 その感情が、自分が環境問題について考える原点なのだということを再確認した。

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    投稿日: 2011.04.24
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    人間と自然のバランス。やっぱり何処か心の中で人間様って気持ちがあったなぁ。と読み終えて思う。今の僕らの自然環境への興味も湧いた。出版当時とどれくらい変わったんだろう。

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    投稿日: 2011.04.20
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    地球上に益虫も害虫もいるはずがない。いるとすれば人間こそが唯一の害虫だろう。 50年近く前に書かれた本を読んで、人類はちっとも賢くもなっていないし進歩もしていないと考えさせられる。

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    投稿日: 2011.04.16
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     環境汚染問題についての評論。有名どころですが、少し古い本ですね。  戦時に開発された毒物がもととなって発展した殺虫剤の技術。そうした薬剤によって、害虫を駆除しようとやっきになった人類が、いかに後先を省みず水や土を汚染し、野鳥や獣や魚を無差別に殺し、自分たちの体のなかに汚染物質を蓄えていったのか、ということ。そういう公害問題を、非常にわかりやすい文体で訴えかけてあります。  内容は漠然と知っていたので、てっきりもっと固くて読みにくい本なんだと思い込んでいたのですが、読みやすいと教えてもらったので、買ってみました。そしたらほんとに読みやすかった。  読みやすい、伝わりやすい、わかりやすいということは、すごく強い武器だなと思います。(ものごとを一方的な見方から劇的に誇張して報道するようなメディアを、擁護するわけではないのだけれども)  もしこの本がもっと難解だったり、あるいは単調で退屈だったりしたら、こんなに読まれなかったんじゃないかと。歴史を変えた一冊といわれる意味がよくわかります。これが世に出なかったら、環境汚染の危険性を人々が理解するまでに、きっともっと時間がかかったでしょう。  資源に乏しい日本に住んでいると、エコ、ということは、資源の節約というイメージが占めるところが大きいけれど、本当はそれだけじゃないですね。わたしたちが生活の中で汚す水が、浄化されてきれいになるまでに、どれだけの時間とコストがかかっているのか、ということ。  ふだん何の気なしに使っている洗剤や除草剤、殺虫剤、土に沁み、下水に流れていくそれらが、回りまわってわたしたちにどう帰ってくるのか。  ついつい便利さに負けて、なにかと洗剤や除草剤に頼ってしまうし、それらをすべて排除して生活するのは、すごく大変なことです。そういうものを社会から駆逐する、というのは現実的ではないけれど、でも、いつも意識は持っていたほうがいい。自戒を込めて。

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    投稿日: 2011.04.09
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    東北地方太平洋沖地震前から読んでいたこの本。 農薬や殺虫剤による環境破壊がテーマです。 地震が起きて、原発がおかしくなって、俄然臨場感が出てきました。 農薬や殺虫剤に耐性のある虫は出てきていますが、放射能に耐性のある人間って出てこないかなと、ふとおバカなことを考えてしまいました。 感動したっ!以上!!(毎度お馴染み、小泉元総理のパクリ)

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    投稿日: 2011.03.28
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    日刊工業新聞2011年1月14日朝刊にて、東京大学・小島憲道副学長が、インタープリターの養成について語るとき、例に挙げた本。従来は、「たぐいまれな能力を持つ翻訳者個人の力に負うところが大きかった」とし、ある程度システマティックにハイレベルなインタープリターを世に出していく姿勢を示したもの。

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    投稿日: 2011.01.19
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    1962年に生物ジャーナリストであるレイチェルカーソンにより執筆され、化学物質による自然破壊や環境汚染に警鐘をならした先駆的な作品。 化学物質の恐ろしさは、たとえそれ自体が法律で定められた基準値以下であっても、食物や餌の連鎖によって有機体から有機体に移動していく中でどんどん濃縮されていくこととなり、ある種を、あるいはその地域に存在するすべての動植物をこの地球上から駆逐してしまう危険性を含んでいること。そしてさらに、土壌や、植物、動物の組織のなかに入った化学物質同士が化学反応して、科学者が想定していなかったような恐ろしい物質に変化する。 生命は、人間の理解を超える奇跡であり、自然に対する尊敬の念を忘れてはいけない。自然の力をうまく利用すればもっとうまく対処できるはずなのに、科学者のうぬぼれや新しい物質の発見に対する欲がこの地球環境を危機に陥れていることを嘆く。 現代の姿はカーソンの目にどのように映るのだろう。

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    投稿日: 2011.01.15
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    あとがきのみを読む。以下まとめ。 農薬問題(環境問題)は人間が牧畜・農耕を発明し、自然を破壊しはじめたときから運命づけられていたジレンマ。 現代はそれが顕在化しつつある時代といえる。 土地あたりの生産高が高いということは、ほんらいの自然から言えば、より異常状態にあるということ。しかし遅い・はやいの差はあるものの、帰結は同じ「沈黙の春」である。 気休めでない解決策は未だ暗中模索のさなか。

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    投稿日: 2011.01.06
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    同じような内容が何度も何度も出てくるのは、人間が同じ愚を何度も何度も繰り返してきたからに他ならない。 そしてそれは未だに繰り返されているのだろう。

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    投稿日: 2010.12.26
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    殺虫剤、除草剤に頼ってもいいことなし! いずれ虫に耐性がつくし、土や川を汚染し、生き物を殺し、他の害虫を呼び寄せる羽目になる。 殺虫剤の使用は最低限にし、駆除したい虫や植物の天敵を連れてくるなど、自然に即したやり方の方が効率もいいしコストもかからない! …と、いうことを、鐘を叩き割らんばかりにしつこく叙述。 そんぐらいしないと、本気のメッセージは伝わらないってことか。

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    投稿日: 2010.10.24
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    本当に大好きな本。 読書感想文の為に買った本だが気に入りすぎて何度も読んでいる。 環境問題を心に留めるのに一番良い本だと思う。 言葉のインパクトが大きくて好き。

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    投稿日: 2010.09.08
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    特に大学で化学を専攻する友人には必ず読んでいただきたい!!と思います。もちろんこの見解が全てではないにしろ、ことあるごとにこの本に戻ってくるくらいはしてみてもいい気がします。化学に対しての人間の責任を教えてくれる教科書。

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    投稿日: 2010.08.30
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    一九五〇年代にアメリカにおいて、大量の農薬や殺虫剤をまくという暴力的な化学的防除策が惹き起こした生態系破壊、人体への悪影響を克明にレポートし、全世界に警告を発することで環境汚染問題を先駆的に取り上げた書です。人類が自然の摂理に逆らい、自らに都合の良い自然を創ろうと思い上がった行動に出ても、人類に都合の良い環境どころか自らの生存に危険が迫るという好まざる結果を生んでしまうという皮肉。それは自然は人類の浅知恵など及びもしない複雑で精緻なバランスを持っており、人類がその一部を無理矢理変えようとすると、その変化は一部にとどまらず次々と別の変化を連鎖的に惹き起こすからである。 本書が書かれたのは一九六二年。それから五〇年近く経った今、本書を読むと、後世に如何に意味のある書であったかをあらためて思い知る。

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    投稿日: 2010.07.31
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     1962年に出版されたレイチェル・カーソンの著書『沈黙の春』は、「殺虫剤などの合成化学物質の無分別な大量散布は、生態系を乱し、生物環境の大規模な破壊をもたらし、ひいては人間の生命をも危うくする」と、化学薬品による自然破壊、環境破壊の恐ろしさを世に先駆けて告発して社会に大きなインパクトを与えた。『沈黙の春』は世界が環境問題に目を向けるきっかけとなった名著であり、後に「歴史を変えることができた数少ない本の一冊」と称された。

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    投稿日: 2010.07.14
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    自然破壊にとどまらず、人間の生命の核、遺伝子にまで影響が及ぶ環境問題が、加速度的に複雑化・深刻化するその危機を、50年以上前にいち早く指摘し、孤立無援のうちに出版された「生と死の妙薬」(64年刊)の新装版。 環境問題の歴史を語るうえで必ず登場する1冊なので、一度は眼を通しておきたい本。 ちなみにEco検定にもこの書名は、定番として何回も登場しているが、農薬や殺虫剤の話が延々と続くので、読破するのがつらい人は、あとがきをとりあえず読むという手がお薦め。

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    投稿日: 2010.05.13
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    途中まで。生物学者が書いてるだけあって、詳しい。 知らなきゃ行けない事実。 しっかり読まなきゃ。

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    投稿日: 2010.04.23
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    環境を考える上で読むべき鉄板書。 今でこそ化学物質の環境に与える影響や問題について 提唱する学者はたくさんいるけれど、カーソンは何十年も前から 警鐘を鳴らしてきた。 そして問題提示とそれを裏付ける膨大な事例。 圧倒される。 小さな行動でもどこかしらで何かに変化を与えている。 すべてはつながっている。

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    投稿日: 2010.02.17
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    この本は「明日のための寓話」の章がすべてといっていいかもしれない。詩的に、淡々と描かれたある春の世界。 この章だけでいいのかもしれないとまで思った。

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    投稿日: 2010.02.16
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    P.20 コントロールは、現実から遊離してはならない。 P.25 あと何センチかで、環境の破滅という海に溺れてしまうのに、やっと何とか頭だけ水の上に出してその場をしのぐ生活がいいのだ。なぜまた、少しずつ我々を蝕んでいく毒をあてがわれて黙っていなければならないのか。ぬるま湯のような環境の中我が家、我々の敵でもない、見方でもないような知り合いのサークル、もう少しで気が狂いそうなエンジンの音を我慢しなければならないのか。今にも破滅しそうで滅びない世界に住みたいなどと思う人がいるだろうか。 P.27 不安は耐えねばならぬとすれば、私たちには知る権利がある。 P.259 生物学者ジョージ・ウォールドは、目の資格色素という極めて特殊な研究をしたが、自分のやっていることは、「狭い窓」のようなものだと言っている。窓といっても「ちょっと離れると、ただ光の漏れる小さな裂け目にすぎない。だが、近くへ寄れば寄るほど視界がひらけ、ぴたりと目を付ければ、他ならぬこの狭い窓から全世界が看取できる」。

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    投稿日: 2010.01.04
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    農薬や殺虫剤が有害なのは当たり前。 当然,我々もその事実は知っている。 しかし,『便利だから』と特に何も考えずに使われてしまう。 自然だけでなく,人間にまで与える多大な悪影響のことなど何も考えず… 各地で鳥や動物が大量死したニュースをこの間見たが,この本でもそういう内容が盛り込まれていたりする。 何より凄いのは,この本が最初に出版されたのは50年以上昔だということ。 政府・大企業を敵に回してまで,彼女が唱えた考えが今なお引き継がれていること。 しかし,なかなか実践されない。彼女が現代を見れば何と言うだろうか。 一読の価値あり。

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    投稿日: 2009.12.01
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    途中リタイアです。。ごめんなさい なんかの教科書に載ってたのでトライしてみました。 彼の環境に対する真剣すぎる姿勢はひしひしと伝わってきたのですが…内容的に難しいとかじゃなくて環境1色で飽きちゃったというか…将来また読み返すことがあれば…

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    投稿日: 2009.11.28
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    興味のある方には一冊丸ごとがエッセンスなのでしょうが 素人目には、途中から、挙げられる物質の区別がつかないので、へぇー・・・、という感じでしょうか。 現在は、だいぶ科学情報が古くなってしまっているという話も聞きます。 レイチェル氏の映像を2度ほど見たことがあります。 内分泌攪乱物質の存在を否定する当時の社会に対し、頑として引かなかった、というので、バリバリのキャリアウーマンのような容貌の方かと思っていたら、おっとりした感じの小さなおばあちゃまでした。 そういえば、邦訳第一回のタイトル、『生と死の妙薬』だったそうです。 ・・・『沈黙の春』、に、一票。

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    投稿日: 2009.09.19
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    殺虫剤や除草剤を散布する事で生じる自然破壊について、土壌・水・生物・細胞など様々な視点から論述し、化学薬品に依存する事の危険を提唱する。 生物は自然界ではそれぞれつながりを持ち、それらがある一定の均衡を保つことで成立しており、化学薬品の使用はその均衡を様々な形で破壊するという形で話をすすめていく。 化学薬品は駄目だ!生物的解決こそ完全なる対策法なのだ!というよくも悪くもアメリカ的な記述が気に入らない。

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    投稿日: 2009.09.18
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     今や環境問題は当たり前のありふれたものとなった。しかし、勿論そんなものが 無視されてきたときもあった。そんなとき、アメリカで一人警鐘を発した女性、それがレイチェル・カーソン であった。今更内容を読んでも当たり前な内容しか書かれていない。しかし、時代に戦うということの重みを感じるには十分な1冊であった。

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    投稿日: 2009.08.31
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    表紙が秀逸。 人間の勝手さが身にしみた。 今こそ読まれるべきではないかと。 文学というよりも理系の論文読んでるようだった。悪しからず。

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    投稿日: 2009.08.07
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    農薬等を用いることで自然破壊をすすめてきた人間の事例を数多く扱い、安易な化学物質使用の危険性を訴えています。当時そのことに気付くことができ、著したことが凄いと思いました。

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    投稿日: 2009.08.01
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    自然を破壊し、人体を蝕む化学薬品。その乱用の恐ろしさを最初に告発し、かけがえなき地球のために生涯をかけて闘ったレイチェル・カーソンが贈る魂の一冊。 タイトルにある通り、化学薬品の過剰な使用によって自然界のバランスが崩れ、春は沈黙してしまった。その事実をあますところなく描き、現代に生きる私たちに大きな示唆を与えてくれる。 「自然」と「科学」とが共存するためには、「人間が一番偉い」という考え方を改めるべきだとする筆者の警告が心に迫る。 環境問題に関心のある人はもちろんのこと、国際開発や国際協力に携わる人も必ず読むべき本であると思う。

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    投稿日: 2009.07.02
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    内容はいいけど、事例がおおすぎるのと まとまりが悪くて、読むと飽きてくる。 冗長かな・・・。 歴史的な意義ははたしたかと。

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    投稿日: 2009.05.31
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    科学用語満載でなかなか読み進まなかったけれど、なんとか読了。具体的な部分はともかく、最後の解説にあったように人間本位の狭窄した視界での行動がもたらす悲劇が描かれていると思う。

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    投稿日: 2009.01.29
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    Readingの授業のために買ったペイパーバックを持っている。『大学新入生に薦める101冊の本(新版)』には、「原著は詩情に富んだきわめて美しい文章である。だから自然科学になじみがない人でも、十分理解できる。」と書いてあるけど、これはおかしい。前半と後半の論理関係が全くなってない。後半は「だから自然科学になじみがあろうとなかろうと、文章を理解し味わうには相当の英語による読解力が必要である。」とするべきだと思うくらい。だからきっと、原著を読みとおすのは無理だと思うけど、かといって、この翻訳を読む気もあまり起こらない。さきの授業を受けて、訳出してない文章があったり、訳が変なところがあるのを分かっているということもあるし、あと父親から借りたこの文庫が汚いのもほんのちょっとある。解説は筑波常治。関連リンク『大学新入生に薦める101冊の本(新版)』http://review.webdoku.jp/note/4390/12834/1?id=203061

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    投稿日: 2008.12.12
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    1962年に発行された本だけど、いまだに参考になるところが多い。 化学薬品の浸透、循環、蓄積のサイクルは目に見えないだけに、どこまで進行しているのかはっきりわからないのが怖い。

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    投稿日: 2008.08.06